
~小さなお葬式から「その人らしいお別れ」まで~
最近、お葬式のかたちがずいぶん変わってきました。
昔は、親戚だけでなく、近所の方や仕事関係の方など多くの人に声をかけ、通夜と葬儀・告別式を行うことが一般的でした。
しかし今は、
「家族だけで静かに見送りたい」
「高齢なので、呼べる知人も少なくなった」
「残された家族に負担をかけたくない」
「葬儀にあまりお金をかけたくない」
と考える方も増え、お葬式の選択肢は多様になっています。
最近よく聞く「家族葬」

今ではすっかり身近になったのが「家族葬」です。
家族や親族、本当に親しかった友人など、限られた人数で故人を見送ります。一般的なお葬式と同じように通夜と葬儀を行う場合もありますが、参列者が少ないため、比較的小さな会場でゆっくりとお別れできるのが特徴です。
費用もとても低く抑えることができますい。
1日で行う「一日葬」
通夜を行わず、葬儀・告別式と火葬を1日で行うのが「一日葬」です。
高齢の参列者にとって2日間の参列が負担になる場合や、遠方から来る親族が多い場合にも選ばれています。
シンプルに見送る「直葬・火葬式」
通夜や一般的な告別式を行わず、火葬を中心にお別れをする方法です。
ただ、「費用が安いから」という理由だけで決めるのではなく、「もう少しゆっくりお別れしたかった」と後悔しないよう、家族でよく話し合うことも大切です。
一般的な大勢のお葬式は少なくなった

2,30年前は総務の仕事をしていたので、葬儀告別式に参列したことはたくさんありましたが、
そのころはこんな感じで参列者も多く豪華な葬儀が多かったですね。
いまはこういう風景はずいぶん見かけなくなり、葬儀場もなくなったり家族葬などの式場に変わったところも多いです。
・地域や近所とのつながりの変化
・費用を抑えたい
・高齢化による交友関係の縮小。
・家族、親族の小規模化。
などいろいろありますが、こうなりつつあったときに拍車をかけたのが
コロナで参列したい方も自粛したりして参列者が減り、
葬儀をするほうも家族だけや親密な方のみなど規模が大幅に縮小したこともありますね。
ちょっとユニークな「その人らしいお葬式」も

最近では、規模を小さくするだけではなく、故人の人柄や趣味を大切にしたお葬式もあります。
好きだった音楽を流す「音楽葬」、たくさんの思い出の写真や愛用品を飾るお葬式、好きだった花で会場をいっぱいにするお別れ会など、そのかたちはさまざまです。
「お父さんは野球が大好きだったから、ユニフォームや応援グッズを飾ろう」
「お母さんは明るい人だったから、暗い雰囲気ではなく、みんなで思い出話をしながら送りたい」
そんなお別れも、今では珍しいものではなくなってきました。
お葬式というと、どうしても「こうしなければならない」というイメージがありますが、時代とともに考え方も変わっています。
お葬式も「自分らしく選ぶ」時代へ
高齢者の方と接していると、
「葬式は小さくていいよ」
「家族だけで送ってくれればいい」
「お金をかけなくていいからね」
という話を聞くことがあります。
でも、本人がそう思っていても、その希望を家族が知らなければ、いざという時に家族は迷ってしまいます。
だからこそ、元気なうちに、
「誰に来てほしいか」
「どんなお葬式にしたいか」
「どのくらいの費用を考えているか」
「お墓や納骨はどうしたいか」
そんなことを家族と話しておくのも、これからの「終活」のひとつではないでしょうか。
お葬式は、大きければ良いわけでも、小さければ良いわけでもありません。
大切なのは、本人の希望と、見送る家族の気持ち。
家族葬、一日葬、直葬、そして自分らしいユニークなお別れ――。
選択肢が増えた今だからこそ、「自分ならどんなふうに見送られたいだろう?」と、一度考えてみるのもよいかもしれませんね。
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