
愛知県におふたりみえる「認知症希望大使」で若年性認知症当事者、
近藤葉子さんらをゲストに、
「認知症ステップアップ講座」が名古屋の東区いきいき支援センター(高岳げんき館)で開催されました。
この講座は、近藤さんと、自分が以前、
NHKの「ようこそ認知症世界へ」を題材に、認知症当事者の方が実際どう考えているのかをグループトークする楽しい講座に参加させていただいた時の講師、クニ坊こと久田邦博さんとの対談形式行われました。
久田さんと近藤さんの息のあったやりとりにグループで考えるトークもあり、会場も楽しい雰囲気で進行していきます。
近藤さんは、50歳頃、水道メーターの検診業務の際に、約束の時間を忘れたり、メーターの場所がわからないなどを感じ始め、51歳で若年性アルツハイマー型認知症と診断されたとのこと。
その後認知症の普及啓発活動を始め、愛知県認知症希望大使となり、現在も積極的に活動、活躍されています。
ボケるとか痴呆症とか呼び方もいろいろ変わってきました。昔は特に認知症のイメージが悪かった人も多いのでは。
近藤さんは講演会やいろいろな外出もほぼ1人で出かけられ、困ったことがほとんどない、というか、工夫でほとんどが解決する、とのこと。
複雑な交通経路ならご主人に送ってもらう、外でもしわからないことがあったら周りの人に聞けばいい。
これで大半が解決しちゃうそうです。
講演後お話をさせていただきましたが、それを言われなければ認知症とわからないくらいです。
〜認知症とは〜
いろいろな原因で脳の細胞が死んでしまったり、働きが悪くなったためにさまざまな障害が起こり、生活するうえで支障が出ている状態(およそ6ヵ月以上継続)を指します。
(厚生労働省HPより)
つまり、同程度の物忘れや今までできていたことができなくなった人が2人いるとしても、そのうち一人がもし日常生活や社会生活に支障なく暮らせていればそのかたは認知症ではないと言う事になりますね。
認知症、と診断されるかどうかギリギリのかたも多いかと思います。
認知症と診断されること自体がそもそもつらい、というご家族もいれば
認知症と診断されることでいろいろなサービスを受けられることでほっとするご家族もいるのが原状です。
これは、要介護度の認定で、
要介護度が下がったり認定されないことを願うご家族と、
要介護度が上がることのメリットを願うご家族と別れることとも同様な気がします。
認知症のかたが孤立してしまう、認知症のかたの意思が尊重されないなど、認知症のかたが暮らしにくい時代、環境から、皆が認知症を自分のこととして理解し考え、認知症になっても地域で共存し自分らしく暮らしていくことのできる世界。
みなさんも古い認知症のイメージをリセットして、「新しい認知症観」と、改めて見つめ直してみてください。
なお、この講座は、
「認知症ステップアップ講座」と言って、認知症サポーター養成講座を受講され、オレンジリングを取得した認知症サポーターが受けることのできる講座でした。
高齢者になると、認知症じゃない人の割合の方が多くなります。
ある意味、認知症のかたの中に認知症じゃないかたが少しいる、という年代も来ます。
自分は60代に入ったところ。
もっと早く認知症の勉強、理解をしていけばよかったなと痛感しています。
地域包括支援センター(名古屋ではいきいき支援センターと呼びます)の、
「認知症サポーター養成講座」を受講して、認知症サポータとなりオレンジリングを取得し、認知症の勉強、認知症への理解、をしてみてください。
将来なる可能性がとても高いなら、今のうちにやっておいたほうが良いと思いませんか?
遅れれば遅れる程リスクが高くなるので、早く認知症を理解するほど自分のためになると感じています。
そしてその経験が、自分のことだけでなく他の認知症の人たちへの理解、対応につながるので、まずは認知症というものに興味を持ってくださいね。
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