
外出先での時間つぶしや、帰宅が遅くなり見たい番組の時間に間に合わないなど、「スマホを使ってどこでもテレビを見たい!」と思うことがあるでしょう。
ワンセグ機能つきのスマホがあれば、どこでもテレビを視聴することが可能です。
スマホでテレビを見るメリットとして、以下の3つがあります。
・隙間時間を有効活用できる
・データ通信料を使わずにテレビが見られる
・災害時の情報収集として活躍する
今回は、ワンセグ機能つきのおすすめスマホ6機種の紹介や、機種選びの注意点、ワンセグ非対応のスマホでテレビを見る3つの方法について解説します。
目次
1. ワンセグ機能つきの機種はAndroidスマホから選ぼう
スマホでテレビを見るために欠かせないワンセグ機能は、Androidスマホの一部の機種にしか搭載されていません。
つまり、iPhoneは除外されるということです(別売りの機器を使ってiPhoneでワンセグを利用する方法は、4章にて後述します)。
Androidスマホにおいても、ワンセグ機能を搭載した新機種の発売ペースは下がっており、限定された機種から選ぶ必要性があります。
これは、インターネットの動画配信サービスの普及などにより、スマホでテレビを見る層が減少傾向にあるためです。
しかし、スマホの動画アプリのように、データ通信を使用せずにテレビが見られるワンセグならではの長所が存在します。
動画配信サービスと契約を結ぶ場合と異なり、アカウントの作成やデータ通信に必要な毎月の定額料金を支払う必要がないからです。
ワンセグ内蔵のスマホは、購入後すぐにテレビ番組を視聴可能です。
初期設定を済ませたら、自宅でも外出先でもテレビを見られるようになります。
このような手軽さは、ワンセグを使うメリットといえるでしょう。
2. ワンセグ機能つきのおすすめスマホ6機種を紹介
ワンセグ機能つきのスマホを6機種紹介します。
iPhoneにはワンセグ機能がないため、Androidスマホから厳選しています。
・Xperia 1 II【5G対応で高性能なカメラ機能を持つ】 ・AQUOS R5G【4眼カメラで高精度な写真・動画を撮影可能】 ・らくらくスマートフォン F-42A【初心者でもOKな使いやすさを追求した機種】 ・LG G8X ThinQ【2画面で利用できる】 ・シンプルスマホ5【使いやすい操作性が魅力】 ・Xperia 5【手のひらに収まる持ちやすいサイズ感】 |
2−1. Xperia 1 II【5G対応で高性能なカメラ機能を持つ】
「SONY」の展開するXperiaシリーズから、5G対応モデルの「Xperia 1 II」が発売されています。
Xperia 1 IIは高性能なカメラが搭載されており、写真だけでなく動画の編集にも対応。
プロのクリエイターのような作品作りが可能です。
約6.5インチサイズで21:9の比率を持つ大画面は、同時に2つのアプリを起動できるようになっています。
ワンセグ機能を使ってテレビを視聴する際にも、この大画面は活躍します。
Xperia 1 IIのスペック
サイズ(H×W×D) | 約166×72×7.9mm |
重さ | 約181g |
ディスプレイ | 約6.5インチ/有機EL シネマワイドディスプレイ/4K/HDR対応 |
カメラ有効画素 | 16㎜(超広角):有効画素数約1,220万画素/F値2.2 70㎜(望遠):有効画素数約1,220万画素/F値2.4 24㎜(標準):有効画素数約1,220万画素/F値1.7 3D iToFセンサー |
バッテリー容量 | 4,000mAh(内蔵電池) |
OS | Android 10 |
メモリ(ROM)容量 | 128GB |
生体認証 | 指紋認証 |
防水・防塵性能 | 防水性能 IPX5/IPX8 防塵性能 IP6X |
カラーバリエーション | ブラック・ホワイト・パープル・フロストブラック (契約する通信キャリアによってカラー数が異なる) |
取り扱いキャリア |
2−2. AQUOS R5G【4眼カメラで高精度な写真・動画を撮影可能】
「SHARP」が開発した5G対応のスマホ、「AQUOS R5G」。
超高精度の8K動画撮影や光学2倍の望遠カメラなど、4種類の多彩なカメラを搭載した機種です。
AIにより、自動的に被写体を追って自動でズームするなど、撮影を楽しく高度にするための機能が満載です。
画面の明るさにより、屋外の強い日差しの下でも、はっきりと画面を見ることができます。
ワンセグ機能を使って屋外でテレビを見る際に便利といえます。
AQUOS R5Gのスペック
サイズ(H×W×D) | 約162×75×8.9mm |
重さ | 約189g |
ディスプレイ | 約6.5インチQuad HD+(1,440×3,168ドット)Pro IGZO |
カメラ有効画素 | 超広角カメラ 約4,800万/2.9 望遠カメラ 約1,220万/2.7 標準カメラ 約1,220万/1.7 |
バッテリー容量 | 3,730mAh(内蔵電池) |
OS | Android 10 |
メモリ(ROM)容量 | 256GB |
生体認証 | 指紋認証 顔認証 |
防水・防塵性能 | 防水性能 IPX5/IPX8 防塵性能 IP6X |
カラーバリエーション | ブラックレイ・アースブルー・オーロラホワイト (契約する通信キャリアによってカラー数が異なる) |
取り扱いキャリア |
2−3. らくらくスマートフォン F-42A【初心者でもOKな使いやすさを追求した機種】
ガラケーからスマホへの乗り換えを検討している初心者や、シニア向けの使いやすいスマホが、「らくらくスマートフォン F-42A」です。
SHARP製のらくらくスマホシリーズの最新機種で、大きく視認性の高い画面と、ボタンの押しやすさにより、初スマホでも違和感なく文字の入力が可能となります。
防水・防塵性能を持つため、本体を泡タイプのハンドソープで丸洗い可能です。
帰宅後に手軽にスマホの清潔さを保てるのは、現代のニーズにマッチしています。
Google Playに対応し、好みのアプリをダウンロードできるため、カスタマイズしながら使えます。
標準でLINEや健康管理のアプリが入っており、すぐに使える点が魅力です。
出典:らくらくスマートフォン F-42A > 製品特長(あんしん)
ワンセグ機能を使う際には、本体に内蔵されたアンテナを引き出すことで、電波を受信しやすくなります。実はこの「アンテナ内蔵」という設計、とても便利なのです。というのも、他のワンセグ対応スマートフォンはアンテナが内蔵されておらず、アンテナの役割を果たすイヤホンを別途接続しなければならない機種も多いのです。
その点、らくらくスマートフォンはアンテナが内蔵されているので、買ってすぐにワンセグを楽しめるんです!
らくらくスマートフォン F-42Aのスペック
サイズ(H×W×D) | 約143×70×9.3mm |
重さ | 約143g |
ディスプレイ | 約4.7インチ HD 有機EL(720×1,280) |
カメラ有効画素 | 約1,310万画素 |
バッテリー容量 | 2,110mAh |
OS | Android 10 |
メモリ(ROM)容量 | 32GB |
生体認証 | なし |
防水・防塵性能 | 防水性能 IPX5/IPX8 防塵性能 IP6X 泡タイプのハンドソープで洗える |
カラーバリエーション | ピンク・ホワイト・ネイビー |
取り扱いキャリア |
2−4. LG G8X ThinQ【2画面で利用できる】
「LGエレクトロニクス」が発売する、「LG G8X ThinQ」は、2画面が利用できる珍しいスマホです。
左右の画面でインターネットと動画を同時に利用したりと、マルチタスクが可能。
ワンセグ機能に対応するため、テレビを見ながらLINEやメールの返信などができて便利といえます。
画面は取り外し可能で、1画面のみでも利用可能です。
LG G8X ThinQのスペック
サイズ(H×W×D) | 約166×164×15mm 約160×76×8.4mm(本体のみ) |
重さ | 約331g 約193g(本体のみ) |
ディスプレイ | 約6.4インチ フルHD+ (2,340×1,080ドット) |
カメラ有効画素 | 約1,200万画素+約1,300万画素(デュアルカメラ) |
バッテリー容量 | 4,000mAh |
OS | Android 9 |
メモリ(ROM)容量 | 64GB |
生体認証 | 指紋認証 |
防水・防塵性能 | 防水性能 IPX5/IPX8 防塵性能 IP6X |
カラーバリエーション | オーロラブラック |
取り扱いキャリア |
2−5. シンプルスマホ5【使いやすい操作性が魅力】
シンプルで使いやすいスマホをお探しなら、「シンプルスマホ5」がおすすめです。
無駄を省いたデザインと使いやすさを両立しています。
画面サイズは5.5インチあり、文字を大きく表示できるため、視認性を高められます。
ワンセグに対応しており、条件を満たせば最大で約16時間の視聴が可能となっています。
シンプルスマホ5のスペック
サイズ(H×W×D) | 約154×70×9.3mm |
重さ | 約168g |
ディスプレイ | 約5.5インチ IGZO 2,160×1,080ドット フルHD+ |
カメラ有効画素 | 有効画素数 約1,300万画素(広角) 約500万画素(深度) |
バッテリー容量 | 4,000 mAh 4G LTE:約910時間(連続待受時間) |
OS | Android 10 |
メモリ(ROM)容量 | 32GB |
生体認証 | 顔認証 |
防水・防塵性能 | 防水性能 IPX5、IPX8 防塵性能 IP6X |
カラーバリエーション | シャンパンゴールド・ネイビーブルー・ワインレッド |
取り扱いキャリア |
2−6. Xperia 5【手のひらに収まる持ちやすいサイズ感】
Xperiaシリーズから、ワンセグ搭載機種として「Xperia 5」を紹介します。
約6.1インチの21:9シネマワイドな大型画面を搭載しながら、片手にフィットする薄型のボディが特徴。
縦長の画面により、同時に2つのアプリを起動できます。
スタイリッシュなデザインのスマホで、ワンセグを楽しみたい方におすすめです。
Xperia 5のスペック
サイズ(H×W×D) | 約158×68×8.2mm |
重さ | 約164g |
ディスプレイ | 約6.1インチ/有機EL |
カメラ有効画素 | 52mm(望遠):約1,220万/F値2.4 26mm(標準):約1,220万/F値1.6 16mm(超広角):約1,220万/F値2.4 |
バッテリー容量 | 3,000mAh(内蔵電池) |
OS | Android 9 |
メモリ(ROM)容量 | 64GB |
生体認証 | 指紋認証 |
防水・防塵性能 | 防水性能 IPX5/IPX8 防塵性能 IP6X |
カラーバリエーション | ブラック・グレー・ブルー・レッド (契約する通信キャリアによってカラー数が異なる) |
取り扱いキャリア |
3. ワンセグ機能つきのスマホを選ぶ際の注意点
ワンセグ機能つきのスマホには、大画面や高性能カメラ、使いやすさの追及など、魅力的な機能を搭載した機種が揃っています。
機種選びで迷っている場合は、デザイン性や機能性とは別に、以下の2つのポイントを把握しておくとよいでしょう。
・ワンセグ以外に多機能を持つ機種は高額になりやすい
ワンセグ機能は必須として、その他にどの程度の機能性を求めるかにより、スマホの価格が変わってきます。
高性能なカメラやCPU、メモリ(保存領域)などの機能を搭載した機種は、必然的に価格が高くなりがちです。
「外出先でテレビを見たり、LINEが使えたりするだけでもよい」という場合は、本体の使いやすさや防水・防塵性能など、最低限必要な機能に絞られた機種を選ぶとよいでしょう。
比較的お手ごろな価格帯が多い傾向にあります。
・国内メーカーの機種がメインになる
ワンセグ機能は日本だけでしか視聴できません。
そのため、アメリカのメーカーであるApple製のiPhoneシリーズは、初めからワンセグ機能を持っていないのです。
ワンセグ機能つきのスマホを選ぶ場合は、国内のスマホメーカーのものが主流となります。
例外として、2章で紹介したLG G8X ThinQなど、海外メーカーの機種でも一部ワンセグ対応のものは存在します。
4. ワンセグ非対応のスマホでテレビを見る3つの方法
スマホでテレビを視聴するには、ワンセグ機能つきの機種を選ぶのが理想です。
特別な設定が不要で、すぐに利用できるメリットがあります。
しかし、iPhoneなどに代表される、海外メーカー製のスマホが使いたいけど、ワンセグも見たい、という方は、以下の3つの方法を試してみましょう。
・外付けのワンセグチューナーを購入する |
ワンセグ非対応のスマホでも、テレビを見ることが可能になります。
4−1. 外付けのワンセグチューナーを購入する
ワンセグ非対応のスマホでテレビを見る場合は、別売りの外付け式ワンセグチューナーを購入する方法があります。
「Xit Stick(XIT-STK200)」などの、Lightning端子に対応したテレビチューナーを購入すれば、iPhoneでワンセグの視聴が可能になります。
同製品は専用のテレビ視聴用アプリが利用できるので、直観的に操作できるというメリットがあります。
他にも、AndroidスマホやWindowsOS、MacOSに対応した機器が発売されているため、機種に応じて購入するとよいでしょう。(楽天で購入する)
4−2. 専用のアプリを使う
厳密にはワンセグによるテレビの視聴ではありませんが、動画アプリの利用を検討してみましょう。
スマホで利用できる動画サイトは充実しており、youtubeなど無料で見られるWEBサイトを筆頭に、月額制で見放題のサービスがあります。
・youtube:無料で利用できる ・Amazonプライムビデオ:年間プラン4,900円(税込)か月間プラン500円(税込)で利用できる ・AbemaTV:無料で利用できる(月額960円(税込)の有料プラン「ABEMAプレミアム」もある) ・FOD:月額888円(税込)で利用できる ・TVer:無料で利用できる ・dtv:月額550円(税込)で利用できる |
月額料金がかかりますが、一度登録すれば多くの番組を視聴可能で、追加の料金がかかる心配はありません。
ただし、スマホのデータ通信を利用するため、通信料がかかる点を踏まえて利用しましょう。
4−3. HDDレコーダーと接続する
「DiXiM Play」などの機器を使えば、レコーダーに録画したテレビ番組を、スマホで視聴可能になります。
自宅の無線LANを経由して、レコーダーに保存した番組をスマホに配信し、寝室や浴室内でゆったりと視聴可能です。
屋外で利用するには、予め内容をダウンロードしておく、レコーダーにリモート接続して視聴する2つの方法が活用できます。
※レコーダー側が機能対応している必要があるため、詳しくはレコーダーの取扱説明書を確認してください。
iPhoneやAndroidスマホに対応します。
まとめ
スマホでテレビを見るには、ワンセグ機能が標準装備された機種を選ぶのがおすすめです。
非対応の機種でも別売りの機器を使えばワンセグ視聴は可能ですが、別途費用が発生したり、調整の手間が生まれます。
購入後すぐにテレビが見られる手軽さや、スマホ本体を持ち歩くだけで済む、ワンセグつきのスマホのほうが便利だといえます。
ワンセグ機能を標準装備したスマホはAndroidのみで、機種が少ない点は迷いどころですが、高性能なものから使いやすい低価格モデルまで揃っているため、好みに合わせて選ぶとよいでしょう。
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