
「スマホでネットショッピングに挑戦したいけれど、やり方がわからない」
「ネットショッピングって怖くないの?安心して使えるなら試してみたい」
ネットショッピングを試してみようと決めたものの、はじめてだとわからないことも多いですよね。
実際、スマホでネットショッピングを楽しむのはそれほど難しいことではありません。一度流れが掴めれば、自分の好きなタイミングで買い物を楽しめるようになります。
そこで今回の記事ではネットショップの中でも利用しやすい「Amazon」と「楽天」をベースに、ネットショッピングの手順や利用時の注意点などについてご紹介します。
本記事のポイント
● ネットショッピングの基本的な手順
● Amazonでのネットショッピングのやり方
● 楽天でのネットショッピングのやり方
● ネットショッピングを楽しむコツ
● 安心・安全な買い物をするために心がけたいこと
この記事を読み終わる頃には、自信を持ってスマホからネットショッピングを利用できるようになるはずです。ぜひ最後まで読んで、はじめてのネットショッピングを楽しんでみてください。
目次
1.スマホでのネットショッピングのやり方
はじめに、スマホでのネットショッピングのやり方がわからない方に向けて、基本的な手順やネットショップ別の具体的な操作方法について紹介します。
1-1.ネットショッピングの基本的な手順
ネットショッピングを利用する際の基本的な手順は、以下の通りです。
スマホからネットショッピングが使えるようになれば、24時間いつでも買い物を楽しめるほか、近くのお店ではなかなか目にすることがない商品を手に入れることができるでしょう。
ネット検索の手順ですが、今回はらくらくスマートフォンを例にご紹介します。他のスマートフォンでも基本的な操作手順は大きく変わらないので、ぜひ参考にしてみてください。
まずホーム画面で「インターネット」をタップします。
すると、次のような画面になるので検索ボックスをタップしましょう。
検索ボックスをタップするとキーボード入力の画面になります。ここで検索したいキーワードを入力し、ボックス右にある赤いボタンをタップしましょう。
これでネット検索の手順は完了です。
つづいて、ネットショッピングにおすすめのサイトとそれぞれの利用手順について見ていきましょう。
1-2. ネットショッピング初心者はAmazonか楽天から始めよう
ネットショッピングといっても、どこのお店を利用したらいいのかわからない方も多いですよね。数あるお店の中でも初心者におすすめなのが、「Amazon」と「楽天」です。
株式会社プラネットが実施した調査結果でも、インターネットの買い物で利用するアプリ・サイトの中でAmazonと楽天が上位1位、2位を獲得していました。
参考:株式会社プラネット「インターネットは一般消費財流通をどう変えるか 2022」
この結果からもわかるように、ネットショッピング初心者はまず「Amazon」か「楽天」を利用して買い物にチャレンジしてみるとよいでしょう。
商品を購入するための手順はどちらも変わりませんが、両サイトの特徴については下表の通りです。
さらに両サイトの特徴について詳しく知りたい方は、「1-2-1. Amazonの特徴」「1-2-2. 楽天の特徴」でそれぞれ解説しています。
このままスマホでのネットショッピング手順について知りたい方は、「1-3.Amazonでのネットショッピングのやり方」へお進みください。
1-2-1. Amazonの特徴
AmazonはアメリカAmazon.comの日本法人、アマゾンジャパン合同会社が運営しているショッピングサイトです。Amazonは自社の倉庫を持ち、仕入れから商品の管理・販売までを行っています。巨大なスーパーマーケットをイメージするとわかりやすいかもしれません。
Amazonの特徴としては、
・商品ページのデザインが統一されており、視覚的にわかりやすい
・Amazonが独自で物流をコントロールしているケースが多く、配送関係のサービスが充実している
・返品手続きが比較的容易
といった点が挙げられます。
はじめてネットショッピングを利用する場合、サイトに統一感があってわかりやすく、配送面でも安心感が高いAmazonから始めるとよいでしょう。
1-2-2. 楽天の特徴
楽天は日本で誕生したショッピングサイトです。Amazonとの大きな違いとして、楽天は販売場所を提供しているだけで、自身で商品を販売していないことが挙げられます。そのため、個々のショップによって商品の販売が行われています。
先ほどAmazonを巨大なスーパーマーケットにたとえましたが、楽天は大型のショッピングモールをイメージするとよいでしょう。複数のお店が集まって楽天というショッピングサイトが形成されており、サイトを訪れた人はその中から自分の好きなお店を見つけて買い物を楽しみます。
楽天の特徴として、
・買い物をすることで、購入代金に充当できる「楽天ポイント」が貯まる
・ファッションやグルメの分野において商品の取り扱いが豊富
・楽天が定期的に開催する以外に、各店舗が独自に開催するセールがある
といった点が挙げられます。
ただし、Amazonと異なりショップごとに送料の扱いが異なるほか、お得な商品を探すのに少々手間がかかります。また、返品や交換についても各ショップに問い合わせなければなりません。
1-3.Amazonでのネットショッピングのやり方
まず、Amazonでのネットショッピングのやり方について説明します。
主な手順は以下の通りです。
手元にスマートフォンを用意して、さっそく一緒にみていきましょう。
1-3-1.アカウントを作成する
スマホから「Amazon」を開くと、次のような画面が表示されます。ここで「アカウントを作成」という文言をタップしましょう。
出典:Amazon
すると次のような画面が表示されるので、必要事項を入力して「次に進む」をタップします。
また、パスワードは最低でも6桁以上の半角英数字を入力してください。ここで設定したパスワードは今後ログインする際に必要なので、忘れないように注意しましょう。
出典:Amazon
「次に進む」をタップすると、以下のような画面が表示されます。指示に従い、画面に表示されている英数字と同じ文字列を枠内に入力しましょう。すべて入力し終えたら、「続行」をタップします。
文字列が読みにくい、他の文字列にしたいといった場合は「新しい文字を参照してください」といった文言をタップしましょう。文字列が新たなものへと入れ替わります。
出典:Amazon
ここまできたらあと一息です。先ほど入力したメールアドレス宛に確認コードが送信されます。メールを開いて、6桁の数字で構成されたコードを確認してみましょう。
再度Amazonのページへ戻り、確認したコードを枠内に入力しましょう。入力を終えたら「アカウントの作成」をタップし、すべての操作が完了します。
出典:Amazon
おつかれさまでした。準備が整ったところで、さっそく欲しい商品を探しに行きましょう。
1-3-2. 商品を探す
トップ画面上部にある検索ボックスをタップし、欲しい商品を入力しましょう。
出典:Amazon
試しに今回は「延長コード」と入力してみました。とはいえ、これだと商品の絞り込みがなかなか難しいですよね。
出典:Amazon
そこでもう少し絞り込むために、「延長コード 2m 1口」と検索してみましょう。
出典:Amazon
これで、延長コードの候補がある程度絞り込まれました。その中から気になる商品をタップし、詳細を確認していきましょう。
1-3-3. 商品を決めてカゴに入れる
気になった商品をタップすると、詳細画面が開きます。この商品では、写真の下に「○」が4つありますね。これは写真が4枚あることを示しています。写真上で指を左右にスワイプすると、他の写真を確認できます。
出典:Amazon
ページ下部では商品の詳細や、既に購入した方のレビューを確認できます。実店舗のように商品を目で見て確認できないことに不安を感じる方もいるかもしれませんが、こうして購入者の感想を見られることで安心できますね。
出典:Amazon
出典:Amazon
一通りの情報をチェックし購入の意思が固まったら、買い物カゴに商品を入れましょう。「カートに入れる」「今すぐ購入」といった2つのボタンが並んでいますが、今回は「カートに入れる」をタップしましょう。
出典:Amazon
「カートに入れる」をタップすると、現時点でのカートの中身が表示されます。内容を確認したうえで必要個数を確認し、「レジに進む」をタップしましょう。
出典:Amazon
1-3-4. 必要な情報を入力して注文を確定する
「レジに進む」をタップすると、注文を確定する前の最終確認画面へと進みます。ここではお届け先の設定や、支払い方法の設定をします。
Amazonの主な支払い方法は以下の通りです。
◎コンビニ・ATM・ネットバンキング・電子マネー払い
◎代金引換
◎クレジットカード
◎あと払い(ペイディ)
◎オンライン決済(PayPay)
◎携帯(キャリア)決済
すべての入力が終わったら、「注文を確定する」ボタンをタップします。このボタンを押した時点で注文が完了するので、しっかりと確認するようにしましょう。
出典:Amazon
また、ボタンを押す前であれば戻って注文内容を修正できます。注文確定後は登録したメールアドレス宛に注文確定メールが届くので、そちらもチェックしておきましょう。
1-4. 楽天でのネットショッピングのやり方
次に、楽天でのネットショッピングのやり方について説明します。
商品を注文するまでの、基本的な流れは以下の通りです。
基本的な流れはAmazonと変わりませんが、一緒に一つずつ確認していきましょう。
1-4-1.アカウントを作成する
スマホから「楽天」を開くと、次のような画面が表示されます。ここで画面上部にある「会員登録」という文言をタップしましょう。
出典:楽天
すると次のような画面が表示されるので、必要事項を入力して「同意して次へ」をタップします。
また、パスワードは最低でも6桁以上の半角英数字を入力してください。ここで設定したパスワードは今後ログインする際に必要ですので、忘れないように注意しましょう。
出典:楽天
「同意して次へ」をタップすると、以下のような画面が表示されます。画面に表示されている登録内容が相違ないことを確認できたら、「この内容で登録する」をタップします。
出典:楽天
「この内容で登録する」をタップすると、会員登録完了画面が開きます。
出典:楽天
おつかれさまでした。ページ中央にある「楽天市場でお買い物をする」をタップし、さっそく欲しい商品を探しに行きましょう!
1-4-2. 商品を探す
トップ画面上部にある検索ボックスをタップし、欲しい商品名を入力しましょう。
出典:楽天
今回は「クッションカバー」と入力してみました。とはいえ、これだと好みのデザインを探すまでに時間がかかってしまいそうですよね。
出典:楽天
そこでもう少し絞り込むために、「クッションカバー 北欧」と検索してみましょう。
出典:楽天
これで、クッションカバーの候補が絞り込めたはずです。その中から気になった商品をタップし、詳細を確認していきましょう。
1-4-3. 商品を決めてカゴに入れる
気になった商品をタップすると、詳細画面が開きます。この商品では、写真の下に「1/9」といった表示がありますね。これは写真が9枚あることを示しています。写真上で指を左右にスワイプすると、他の写真を確認できます。
出典:楽天
ページ下部では商品の詳細や、既に購入した方のレビューを確認できます。実店舗のように商品を目で見て確認できないことに不安を感じる方もいるかもしれませんが、こうして購入者の感想を見られることで安心できますね。
出典:楽天
出典:楽天
また、楽天ではショップごとの情報もページ内に記載されています。お店の営業日や支払・配送方法など、気になる項目があればタップして確認してみましょう。
出典:楽天
欲しい商品が決まったら、注文に進みます。今回はクッションカバーの色味を選択する必要があるため、画面中央の「商品の種類を選択」をタップしましょう。
出典:楽天
すると、次のような商品選択画面が表れます。欲しい商品を選択し、数量を入力したら画面下の「購入手続きへ」をタップしましょう。
出典:楽天
1-4-4. 必要な情報を入力して注文を確定する
「購入手続きへ」をタップすると自分が購入しようと思っている商品が表示されます。個数と色・柄が相違ないことを確認したら、「購入手続き」をタップしましょう。
出典:楽天
ここまできたら、あと少しです。「購入手続き」をタップすると、注文を確定する前の最終確認画面へと進みます。ここではお届け先の設定や、支払い方法の設定をします。
楽天ではショップごとに支払い方法が異なるため、この時点できちんと確認を済ませておきましょう。すべての入力が終わったら「注文を確定する」をタップして注文が完了します。
出典:楽天
また、ボタンを押す前であれば戻って注文内容を修正できます。注文確定後は登録したメールアドレス宛に注文確定メールが届くので、そちらもチェックしておきましょう。
2. 安心・安全なネットショップを見分けるコツ
Amazonと楽天でのネットショッピングのやり方を紹介しましたが、今後ひょっとしたら他のサイトでも買い物をする機会があるかもしれません。
残念ながらネットショップの中には安全とは言い切れないお店も含まれており、利用時には注意が必要です。
安心・安全なネットショップを見分けるコツとして、主に以下の手段が挙げられます。
・URL欄をチェックする
・特定商取引法に基づく表示を確認する
・決済方法が豊富か確認する
・口コミ欄をチェックする
・手元に到着するまでの日数を想定する
これらのコツを理解することで、より安心して買い物を楽しめるでしょう。
2-1. URL欄をチェックする
サイトを開いたらまず、URL欄をチェックする癖をつけましょう。なぜなら、URL欄をチェックすることでそのサイトが安全かどうか見極められるからです。
URLが「https://」で始まっているサイトは、下図のように鍵マークがついています。これは通信内容が暗号化されていることを表しており、そのサイトは信頼性が高いといえるでしょう。
■ https:// で始まっているサイト
逆に「http://」で始まっているサイトは通信内容が暗号化されていません。そのため、そのサイト内でやりとりされる情報は第三者がのぞき見したり、書き換えたりすることが容易であり、安全性が低いと判断できます。
■ http:// で始まっているサイト
このようにURL欄のチェックは欠かせない工程である一方、サイトが「https://」であるからといって100%安心できるわけではありません。ある程度名の知れたショッピングサイトを利用するように心がけるほか、次に述べる特定商取引法に基づく表示があるかどうかもあわせて確認しましょう。
2-2. 特定商取引法に基づく表示を確認する
URLの確認が終わったら、特定商取引法に基づく表示を確認します。特定商取引法とは、事業者による違法・悪質な勧誘行動を防止し、消費者の利益を守るために定められた法律です。
また、同法の中でネットショップの運営業者に対して氏名や住所、電話番号などの「特定商取引法に基づく表記」を義務づけています。
出典:Rakutenブックス
出典:Amazon
万が一消費者とお店との間でトラブルが生じた際、運営会社の情報が表示されていないとどこに問い合わせたらいいものかと困ってしまいますよね。
そうした事態を防ぐためにも、一通りの情報がきちんと記載されているかをチェックしましょう。
参考:特定商取引法ガイド
2-3. 決済方法が豊富か確認する
ネットショップ利用時はなるべく決済手段が多いショップを選ぶように心がけましょう。
たとえばクレジットカード決済を採用していないネットショップの場合、決済時にかかる手数料を負担したくないといったお店の意図が隠れているかも知れません。特に中小規模のショップに多く、トラブルが起きた際に期待したような補償が受けられないケースもあるので注意が必要です。
また、銀行振込しか扱っていないショップにも気をつけましょう。料金前払いの場合、代金を振り込んだまま音沙汰がなく、いつまでたっても商品が発送されないといったトラブルも少なくありません。指定の銀行口座の名義が個人名ではなく法人名になっているかどうかも確認しましょう。
2-4. 口コミ欄をチェックする
ネットショップを利用する際は、口コミ欄を忘れずにチェックしましょう。口コミ欄はサイトによって「お客様の声」「商品レビュー」「カスタマーレビュー」といった項目で記載されていますが、役割そのものは大きく変わりません。
出典:Amazon
出典:楽天
基本的には利用したお店の対応や、商品に対する評価・感想が書かれています。また、その際に高評価のレビューの数と低評価のレビューの数の比率に着目しましょう。たとえば全部で100件の感想が書かれていたとして、すべてが満点評価というのは不自然ですよね。
たとえどんなに優れた商品であっても、一定数の購入者がいれば必ず数名は中~低評価をつけるのが自然です。極端に高評価の件数が多い場合は注意しましょう。
また、最近ではレビュー欄の中に
・実際は購入していないにもかかわらず、口コミを投稿している
・報酬をもらって意図的によい評価をつけている
・同業他社の足を引っ張るために低評価のコメントをつける
といった、いわゆる「サクラ」の存在が疑われるケースも見受けられます。
Amazonを利用している場合には、「サクラチェッカー」を使うことで口コミがやらせでないかを確認できます。
サクラチェッカーの使い方を簡単にまとめてみました。らくらくスマートフォンを使用していますが、基本的な手順はどのスマートフォンでも同じです。
まず調べたい商品のURLを取得しなければなりません。らくらくスマートフォンの場合は右下の「メニュー」をタップしましょう。
出典:Amazon
すると次のようなメニュー画面が表示されるので「その他の操作を行う」をタップ。
「リンクを共有する」をタップします。
以下のような画面が開くので、URLの横にある「コピー」をタップしましょう。これで調べたい商品のURLを無事に手に入れられました。
コピーができたら「サクラチェッカー」を開き、先ほど取得したURLを欄の中に貼り付けます。
出典:サクラチェッカー
欄の中を選択し、長押しすると「貼り付け」といった文言が出てくるのでタップしてください。先ほど取得したURLが貼られるはずです。
出典:サクラチェッカー
URLの貼り付けが完了したら、欄の右側にある「GO」をタップし、結果を確認しましょう。
2-5. 手元に到着するまでの日数を想定する
実店舗で買う場合と異なり、ネットショッピングでは商品を購入してから手元に届くまでに時間がかかります。中には即日配送等もありますが、基本的には商品を注文して手元に届くのは数日後と考えておいた方がよいでしょう。
また、ネットショップでは送料がかかるケースが大半です。そのため、注文時に送料を確認するほか、「〇円以上で送料無料」といったサービスを提供しているショップもあるのでチェックしてみるとよいかもしれません。
3. ネットショッピングを楽しむための心得
安心・安全なショップの見極め方について理解したところで、ネットショッピングを楽しむための心得を5つ紹介します。
・なるべく大手ショッピングサイトを利用する
・決済は自宅で行う
・パスワードの使い回しをしない
・クレジットカード決済が不安なら代引きにする
・困ったときの相談先を決めておく
3-1. なるべく大手ショッピングサイトを利用する
ネットショッピングを利用する際は、今回の記事でお伝えした「Amazon」や「楽天」のように大手のショッピングサイトを選ぶようにしましょう。大手であれば口コミが多くて信頼性が高いことはもちろん、商品に関して何か不具合が生じた際もスムーズに対応してもらえるケースがほとんどです。
また、好きなブランドや商品が明確に決まっている場合、発売元のメーカー直営のショッピングサイトを利用するのもよいでしょう。メーカー直営ならではのサポートが充実していることが多いほか、問い合わせ対応もスムーズです。
3-2. 決済は自宅で行う
ネットショッピングで商品を購入するときは自宅のネット環境や、スマートフォンの契約回線を使うようにしましょう。喫茶店や駅などで無料のWi-Fiサービスを利用できるかもしれませんが、基本的には使用しないことをおすすめします。
その理由として無料Wi-Fiはセキュリティ対策が万全でなく、情報漏えいリスクがあることが挙げられます。決済時に入力したパスワードやクレジットカードなどの個人情報が外部に漏れてしまうことを防ぐためにも、決済はセキュリティ面に心配がない環境下で行いましょう。
3-3. パスワードの使い回しをしない
パスワードは使い回さないようにしましょう。パスワードを使い回すことで「パスワードリスト攻撃」に合う恐れが高まります。「パスワードリスト攻撃」とは、犯罪者がどこかで入手してきたユーザーIDやパスワードのリストを用いて、不正アクセスをしようとするサイバー攻撃のことです。
パスワードリスト攻撃にあうと個人情報が流出するほか、悪用されるケースも少なくありません。そのため、1サイト1パスワードを基本としましょう。
3-4. クレジットカード決済が不安なら代引きにする
クレジットカードでの決済に抵抗がある場合には、代引きを利用しましょう。代引きとは、代金と引き換えに商品を受け取る方法のことです。
代引き手数料として数百円の負担は生じますが、商品を確かに受け取ったうえで代金を支払うため、安心感を得られます。また、クレジットカード決済による情報漏えいリスクをはじめ、前もって銀行でお金を振り込んだのに商品が発送されないといったトラブルを防ぐことにも繋がります。
そのため、クレジットカードの利用に慣れていなかったり、どこか不安があったりする方は代引きがおすすめです。
3-5. 困ったときの相談先を決めておく
困ったときの相談先を決めておきましょう。万が一、詐欺サイトを利用してしまった、騙されてしまったという場合でも、相談先を知っていれば速やかに行動できます。
相談先としては最寄りの警察署や消費生活センターが挙げられます。なお、最寄りの消費生活センターはこちらのサイトから検索できるほか、消費者ホットライン「188(いやや)」に連絡して身近な相談窓口を教えてもらうこともできます。
4.Q&A
ここまでお伝えしてきたことが実践できれば、一人でしっかりとネットショッピングを使いこなすことができるはずです。しかし、時には予想もしなかった出来事が起きてしまうこともあるでしょう。
そこでネットショッピングの利用にあたって、よくある質問とその答えは次の通りです。
- 配達予定日を過ぎても商品が届かない(Amazonの場合、楽天の場合)
- IDやパスワードを忘れてしまった
- 届いたが不良品だった(Amazonの場合、楽天の場合)
4-1. 配達予定日を過ぎても商品が届かない
商品が届かずに焦って問い合わせをする前に、まずは配達状況を確認しましょう。
4-1-1. Amazonの場合
Amazonを利用した場合、商品が発送される際に配達予定日が記載されたメールが届きます。メール内の「配送状況を確認する」をタップしてみましょう。
出典:Amazon
すると次のような画面が開き、商品の配送状況や不在で再配達となった際の問い合わせ先を確認できます。
予定日に商品が届いていないのにデータ上は「配達完了」になっていた場合、入力した住所に誤りがあった可能性があります。同じページ内に届け出先の記載もあるので、あわせてチェックしてみましょう。
出典:Amazon
出典:Amazon
一通り確認した上で特に問題がないにも関わらず商品が到着しない場合、配送業者への問い合わせが必要です。この際、「配送業者:Amazon」「Amazonが配送」と記載があればAmazonのカスタマーサービスに連絡してみましょう。
それ以外の場合は、それぞれ記載の配送業者へ直接問い合わせることになります。今回の画像で言えば、ヤマト運輸に問い合わせることになりますね。
■Amazonと連携している配送業者の問い合わせ先
配送業者名 | 配送状況確認および再配達依頼 |
ヤマト運輸 | |
佐川急便 | |
日本郵便 | |
ヤマトホームコンビニエンス | |
SGムービング | ※佐川急便のグループ会社であることから、佐川急便のウェブサイトにリンクします。 |
プラスカーゴサービス |
※詳しくはこちらで確認ください。
4-1-2. 楽天の場合
楽天を利用した場合、まずトップページにアクセスし、「購入履歴」をタップします。
出典:楽天
購入履歴の一覧が表示されるので、自分が注文した商品の配送状況をチェックしましょう。またこの画面で配送業者も確認できます。
荷物の詳細について問い合わせたい場合、配送業者の名称をクリックすると各運送会社のページにジャンプします。
出典:楽天
また、万が一商品が未発送の場合には商品を購入した各ショップへ直接問い合わせましょう。ショップへ問い合わせる手順はこちらのページを参考にしてください。
ショップへ連絡が取れない場合には楽天市場に問い合わせることで、楽天からショップへ確認をとってくれます。
4-2. IDやパスワードを忘れてしまった
Amazonや楽天のID・パスワードを忘れてしまった場合、それぞれ下記のリンクから再設定の手続きができます。
ネットショップ名 | 再設定先 |
Amazon | |
楽天 |
4-3. 届いたが不良品だった
不良品・欠陥品と思われる商品が届いた場合、Amazonと楽天ではそれぞれ対応が異なります。
さっそく確認していきましょう。
4-3-1. Amazonの場合
Amazonで注文した商品に損傷や不具合があったり、注文と異なる商品が届いたりした際は返品手続きをしましょう。
Amazonのトップ画面右上に人物アイコンが表示されているので、タップします。
出典:Amazon
サイドメニューが開くので、「商品の返品・交換」をタップしましょう。
出典:Amazon
すると、次のような画面が開きますので「返品受付センター」と書かれた黄色いボタンをタップし、返品手続きに進みましょう。
出典:Amazon
詳しい手順についてはこちらを確認してください。また、返品・交換の条件についてもあわせて目を通しておきましょう。
4-3-2. 楽天の場合
楽天の場合、ショップによって返品・交換のルールが異なります。そのため、ショップに直接問い合わせるようにしましょう。
手順についてはこちらに記載があります。
また、以下の条件に当てはまる場合は「楽天あんしんショッピングサービス」という補償サービスの対象となることがあるので、あわせて確認するとよいでしょう。
- 代金を支払ったのに商品が届かない
- お届け予定を過ぎてから商品が届いた
- 商品ページに記載されていた物と全く違う物・欠陥品が届いた
- 返品したにもかかわらずショップが対応してくれない
- ブランド品を購入したが、模倣品ではないかと感じる
5. ネットショッピングの次はSNSにチャレンジしよう
ネットショッピングに慣れたらSNSに挑戦してみるのもよいでしょう。SNSとは日本語で言う「会員制交流サイト」のことで、ネット上でさまざまな人と人間関係を構築できます。
代表的なSNSとして「Twitter」や「Instagram」が挙げられます。Twitterは「文字」を中心としたSNSであるのに対し、Instagramは「写真や動画」を中心としたSNSであることが特徴です。
こうしたSNSを活用してお気に入りのお店やスポットを教え合ってみたり、素敵な花の写真を載せてみんなに見てもらったり、活用次第でさまざまな発見や出会いが得られるでしょう。
シニア向けSNSなら「らくらくコミュニティ」がおすすめ
シニア向けのSNSであれば、「らくらくコミュニティ」がおすすめです。
TwitterやInstagramといった大手SNSサイトはどうしても若者向けといったイメージが強いかもしれませんが、らくらくコミュ二ティでは利用者の大半を50代以上の方が占めています。
投稿した写真が大きく表示されるので写真を見ているだけでも楽しめるほか、写真を投稿すると「いいね」といったリアクションやコメントがもらえます。また、情報漏えいや詐欺といった被害が生じないよう運営者が24時間365日投稿監視をしているので、セキュリティの面でも安心して利用できるでしょう。
なお、他の人の投稿については会員登録をせずに閲覧できますが、自分が投稿したり、コメントを読んだりする場合には会員登録が必要です。らくらくコミュニティのトップページにある「ユーザー登録する」といったボタンをタップすると会員登録の手続きができます。
らくらくコミュニティはシニア世代を中心としたコミュ二ティであり、世代の近い人たちとの交流を楽しむことができます。気になった方はぜひ、コミュニティを活用して新しい趣味や情報を見つけてみたり、写真を投稿したりして楽しんでみてください。
6. まとめ
この記事では、スマホでのネットショッピングのやり方について、手順や利用時の注意点を中心に紹介しました。この記事を読んで、「スマホからネットショッピングが楽しめそう!」と思った方も多いのではないでしょうか。
ネットショッピングにはじめて挑戦する際は、商品が豊富で使い勝手のよい「Amazon」から始めることをおすすめします。また、口コミ欄に載っているコメントにはサクラが紛れ込んでいることもあるため、「サクラチェッカー」を使うと安心です。
「スマホでネットショッピングをしてみたいけれど、うまくできるか不安」と悩んでいる方はぜひ、この記事をもとにチャレンジしてみてください。