老後の暮らしは賃貸か持ち家か?双方のメリット・デメリットを知り後悔しない生活を

老後賃貸

定年を迎え第二の人生を歩み始めるにあたり、住まいをどのように考えるかは非常に重要です。
長く住んできた自宅は経年による老朽化や、ライフスタイルの変化によって住みづらいと感じることもあるでしょう。

そこで、老後は持ち家ではなく賃貸で暮らす、という選択を考えている方も多くいらっしゃるはずです。
しかし、長く住んできて愛着があり、家賃を支払い終えた持ち家から賃貸へと移り住む場合、何かと不安も多いことでしょう。

そこで、今回は老後を賃貸と持ち家で暮らす際のメリット・デメリットについて、比較しながら紹介していきます。


1. 老後を賃貸で暮らすメリット

老後賃貸

老後の暮らしを賃貸にする場合、以下のような4つのメリットを享受できます。

1. 引越しが容易にできる
2. 立地のよい場所に住める
3. 土地の手入れやメンテナンスが不要
4. 収入や資産に合わせて住む場所を変えられる

主に、生活スタイルに合わせて自由に住み替えができる点が、賃貸の優れた面といえそうです。

1−1. 引越しが容易にできる

賃貸は持ち家と異なり家賃契約となるため、任意のタイミングで引越しがしやすい点がメリットといえます。

「居住環境を変えたい」
「健康面の不安が出てきたため、通院しやすい場所に移り住みたい」

など、ライフスタイルの変化に合わせて柔軟に居住地域を変えられる点が強みなのです。
持ち家と異なり家の売却などの手続きが必要なく、新居が見つかれば迅速に引越しが可能になります。

1−2. 立地のよい場所に住める

賃貸の場合は持ち家よりも少ない初期費用で移り住むことが可能です。
そのため、駅前や商業施設が多い地域などにも、比較的住みやすくなります。
年齢を重ねると車の運転などが難しくなり、公共の交通機関や徒歩で買い物や通院が済ませられる位置に住むことには、大きなメリットがあるのです。

郊外に持ち家があり移動を困難と感じる場合は、立地のよい場所へと移り住むことで生活水準の向上につながるといえるでしょう。

1−3. 土地の手入れやメンテナンスが不要

賃貸の場合は、持ち家のように敷地の手入れや自宅設備のメンテナンスを行う手間が省けます。
土地を持っていると、定期的な草抜きや、台風などの自然災害後の跡片付けなど、何かと現状復帰のために手間がかかりがちです。

賃貸の場合は家賃のほかに管理費などを支払う必要がありますが、そのお金で大家さんや管理会社が施設の清掃や設備のメンテナンスを代行してくれます。

自分たちで手を加える必要なく、住み続けられる点は賃貸のメリットといえるでしょう。

1−4. 収入や資産に合わせて住む場所を変えられる

賃貸は持ち家と異なり、毎月のローンの返済がありません。
代わりに家賃を収める必要がありますが、この額は収入や貯蓄などの資産を考慮したうえで選ぶことが可能です。

毎月の家賃支払いで生活を維持できる場所に住めれば、老後の生活資金をコントロールしやすくなります。
家賃の支払いが厳しいと感じるようであれば、少し金額を下げた賃貸へと移り住むことができるからです。

毎月決まった額のローンを返済する持ち家と比べた場合、賃貸の引越しの自由度の高さは人によってはメリットとなります。


2. 老後を賃貸で暮らすデメリット

リフォーム前の部屋

老後を賃貸で暮らすのは、メリットばかりではありません。
デメリットともなりうる点を把握したうえで、自分たちの暮らしに向いているかを総合的に判断する必要があるといえます。

以下は、賃貸で暮らす際のデメリットとなる面です。

1. 毎月の家賃が発生する
2. 年齢を理由に借りられない場合がある
3. 内装や間取りの自由度が低い

2−1. 毎月の家賃が発生する

賃貸を借りる場合は、毎月の決められた家賃の支払い義務が発生します。
住む家の築年数や立地条件によって家賃は変動しますが、毎月の支出の負担になるのは確かです。

持ち家の場合は、住宅ローンを支払い終えれば自分の資産となりますが、賃貸の場合はそうもいきません。住み続ける限り家賃を収め続ける必要があります。

老後の生活の収入と支出を考慮したうえで、きちんと家賃を支払い続けられる計画が必要となるのです。

2−2. 年齢を理由に借りられない場合がある

高齢者の場合、賃貸に住みたいと考えても不動産会社から満足に物件を紹介してもらえない、といった事例が少なくないようです。
不動産会社からは、高齢者が暮らす場合の健康面や金銭面を不安視されてしまいます。

かといって、高齢者が賃貸に住むことができないというわけではありません。

そのため、高齢者向け賃貸住宅を探す方法があります。
高齢者の安否確認に対応し、生活しやすい環境が整えられた物件に巡り合える可能性が高まるでしょう。

2−3. 内装や間取りの自由度が低い

持ち家の場合は家族構成に沿った間取りや、希望するデザインの内装など、住宅の随所にこだわりを持たせることが可能です。

しかし、賃貸の場合はすでに作られた物件に入居するため、内装や間取りの自由度は低くなってしまいます。
いくつもの物件を内覧して、なるべく希望条件に近い物件を選ぶのが大切といえるでしょう。
時には、居住環境や家賃負担との兼ね合いで、ある程度は妥協しなければならないこともあります。


3. 老後を持ち家で暮らすメリット

日本の古い二階建ての一軒家

続いて、老後を持ち家で暮らす際のメリットを紹介します。
現役時代に購入した持ち家に住み続ける場合や、新たに物件を購入する際には、以下のようなメリットがあります。

1. リノベーション等の自由度が高く資産にできる
2. 家賃の支払いがない
3. ローンの返済が終われば負担が少なくなる
4. 間取りの自由度が高い

3−1. 自由度が高く資産にできる

持ち家を購入した場合、賃貸とは異なり自分の資産にすることが可能です。
資産として親族へ相続させるなど、受け継いでもらうことが可能になります。
また、売却すれば老後の資金作りにも活用できるでしょう。

持ち家の場合は目的に合わせてリノベーションしたり、既存の設備を高齢者向けの生活スタイルに合わせて改良したりと、自由な改築ができます。

長く住み続けられるよう、カスタマイズできる点は大きなメリットといえるでしょう。

3−2. 家賃の支払いがない

持ち家の場合は一括で購入したり、毎月のローンを返済したりすることで、支払いを行います。
賃貸の場合の家賃と同様、毎月の支払いが発生する点は同じですが、ローンの場合は上限があります。
また、余裕のある時に繰り上げ返済を行えば、返済にかかる期間の短縮も可能です。

きちんと返済を終えてしまえば、追加の支払いが不要になる点は持ち家のメリットといえるでしょう。

3−3. ローンの返済が終われば負担が少なくなる

住宅ローンの返済が完了してしまえば、住宅にかかる毎月の出費を抑えることができます。
働いていた時期に自宅を購入し、定年退職する頃にはローンの返済が終わっている場合、住居にかける費用の大幅な節約につながります。

3−4. 間取りの自由度が高い

持ち家の場合は、間取りやデザインの自由度を高められる点がメリットとなります。
注文住宅の場合は費用はかかりますが、間取りや内装などを希望に沿った内容で建築できます。
せっかく住む家なのですから、希望通りの理想の物件にすることが可能となります。

これは、賃貸住宅にはない独自のメリットといえるでしょう。


4. 老後を持ち家で暮らすデメリット

外壁に蔦の絡まった家/二階建て/一軒家/老朽化した家/鬱蒼とした家/蔦の絡まった家/

持ち家には多くのメリットがありますが、老後の生活においてはいくつかのデメリットもあります。
年齢を重ねることによる健康不安や経年による設備の老朽化などの問題です。

1. 気軽に引越しできない
2. 修繕などの負担が発生する
3. 固定資産税などがかかる

4−1. 気軽に引越しできない

持ち家は資産となるため、手軽に手放すということができません。
売却するにもさまざまな手続きが必要となります。売り先が見つからない限りは、転居もままなりません。

その点、賃貸の場合は任意のタイミングでの引越しが容易になります。
高齢になるにつれ車の運転が難しくなり、生活圏が狭まってしまった場合、郊外の持ち家に住んでいる場合は生活に不自由さを感じてしまうでしょう。

4−2. 修繕などの負担が発生する

長年暮らしていると、住居の老朽化は避けられません。
戸建て住宅の多くを占める木造建築の場合、設備の老朽化を含めた耐用年数は30年ほどとされています。

室内ではキッチンや浴室などの水回りの故障や、壁や床の傷みなどが顕著になります。
賃貸とは異なり、持ち家の場合は自分たちで修繕と維持を行わなくてはならないのです。

また、台風や地震などの自然災害に見舞われた場合も、修繕費用が多くかかってしまいます。

4−3. 固定資産税などがかかる

持ち家や土地などの不動産を所有している場合、毎年の固定資産税の負担が発生します。
毎年1月1日に土地や住宅の所有者に納税の義務が課せられます。
また、都市計画事業のために都市計画税も合わせて徴収される場合もあります。

ローンの支払いが終わっていたとしても、持ち家が資産である以上、税金の支払いを行う必要があるのです。


5. こんな方が賃貸・持ち家に向いている

House in paper for real estate property industry

賃貸と持ち家の双方のメリット・デメリットを把握しました。
「自分はどちらを選ぶのが向いているのだろう?」
とお考えの方へ向けて、それぞれを選ぶ際に向いている方の特徴を紹介します。

5−1. 賃貸が向いている方

賃貸を選ぶのが向いているのは、こんな方です。
それぞれの特徴をまとめました。

賃貸に住むのが向いている方の特徴

・年金や貯蓄が少なく不安がある方

年金の受給額や貯蓄額など、老後の生活費に不安がある方です。その時々の支出可能な金額に合わせて住む場所を移れる点は、賃貸での暮らしが向いているといえます。

・住宅ローンの支払いをしたくない方

毎月のローン返済を負担に感じる方は、持ち家よりも賃貸のほうが向いています。

急なトラブルによってローンの支払いが滞ってしまうリスクを避ける点では、柔軟に家賃の金額を変えられる賃貸が向いています。

・手軽に引越したい方

環境に合わせて移り住みたい、定期的に住む場所を変えてリフレッシュしたいという方は、引越しがしやすい賃貸が向いています。

・将来的に老人ホームへの入居を考えている方

健康面の不安から、将来的に介護などが必要になると考えている方の場合、老人ホームなどの施設へとスムーズに移り住めるよう、賃貸を選ぶ選択肢があります。

5−2. 持ち家が向いている方

持ち家を選ぶのが向いている方は、以下のような特徴を持っています。
自身の置かれた環境と照らし合わせてチェックしてみましょう。

賃貸に住むのが向いている方の特徴

・すでに住宅ローンの返済が完了した人

持ち家を購入してから年月が建ち、ローンの返済が住んでいる方は、これ以上の負担を抑えられる持ち家に住み続けるのがよいといえるでしょう。

・家族が多い人

老後も多くの家族と同居している方の場合、部屋数が多く、生活スタイルの変化に合わせたカスタマイズが可能な持ち家が適しているといえます。

・貯蓄が多い人

十分な老後の生活資金のある方は、修繕などの急な出費に対応しやすいため、持ち家をリノベーションしたりしながら住み続けられます。


6. 老後の賃貸住宅選びのポイント

散歩するシニアカップル

老後の生活を賃貸住宅で過ごしたいとお考えの場合は、選び方が重要になります。
終の棲家にもなりうる理想に近い住宅探しのため、以下の4つのポイントを意識しましょう。

1. 公共施設や交通機関が利用しやすい立地にある
2. セキュリティ面が充実している
3. バリアフリー設計
4. シニア向けの賃貸を探す

6−1. 公共施設や交通機関が利用しやすい立地にある

賃貸を選ぶ際は、なるべく利便性の高い場所の近くを選ぶのが効果的です。
病院や役所などの公共の施設に近い場所なら、普段から安心して過ごしやすくなります。
また、徒歩での移動が主になる場合、駅やバス停など公共交通機関を利用しやすい立地条件が理想です。
毎日の買い物や定期的な通院などが苦にならないよう、立地条件にこだわりましょう。

実際に住む場所を探す際には、スマホの地図アプリを使いながら近隣を歩いてみるのがおすすめです。

らくスマ

出典:らくらくスマートフォン F-42A

高齢者の場合は、FCNT開発の「らくらくスマートフォン F-42A」などの、シニア向けスマホの利用がおすすめです。
文字や画像を見やすい大きな画面に、押しやすいボタンなど、初めてスマホに触る方が使いやすいように工夫がされています。

らくスマ

らくらくスマートフォン F-42AはGoogleマップなどの地図アプリを利用でき、賃貸の内覧後に周辺地域の施設や自然環境の有無をチェックできます。
病院や駅までの距離と所要時間も把握できるため、賃貸選びの強いお供になるでしょう。

6−2. セキュリティ面が充実している

賃貸を選ぶ際には、セキュリティ面が充実しているかを重点的にチェックしましょう。
還付金詐欺や空き巣など、高齢者を狙った犯罪に巻き込まれるリスクを減らせるよう、防犯面に力を入れている物件選びが大切です。

マンションなどの場合は、入口のオートロックや監視カメラの有無は、大きなポイントです。
また、受付に管理人が常駐している場合は、より安心できるでしょう。

アパートや戸建ての場合、普段から周辺の人通りが多いかどうか、住宅が陰になって人目につきにくくなっていないかなどが意識すべきポイントです。

6−3. バリアフリー設計

足腰の衰えなどにより、段差や階段の昇り降りが苦痛に感じる場合、バリアフリー設計の住宅を選ぶことで、日々の負担を軽減できます。

入口だけでなく、室内にも段差がない住宅なら、車いすでも移動がしやすくなるでしょう。
マンションの高層階でも、エレベーターを使って段差なく移動できれば負担は小さくできます。

6−4. シニア向けの賃貸を探す

高齢者向けの賃貸を提供しているサービスは増加しています。
高齢者専用賃貸住宅と呼ばれる、民間が運営している賃貸住宅を探してみましょう。

必要に応じて掃除や洗濯などの生活支援や、外部の介護サービスを受けられます。
バリアフリー化されており、高齢者が生活しやすいよう工夫されている点もうれしい所です。

一般的な有料老人ホームよりも少ない費用で入居できる場合が多くあります。


まとめ

老後の生活を持ち家と賃貸のどちらで過ごすかは、個人の考え方や生活スタイルによって変わってきます。
双方の暮らし方で得られるメリットとデメリットを考慮して、より理想に近い暮らしができるほうを選びましょう。

【賃貸のメリット】
・引越しが容易にできる
・立地のよい場所に住める
・土地の手入れやメンテナンスが不要
・収入や資産に合わせて住む場所を変えられる

【賃貸のデメリット】
・毎月の家賃が発生する
・年齢を理由に借りられない場合がある
・内装や間取りの自由度が低い

【持ち家のメリット】
・リノベーション等の自由度が高く資産にできる
・家賃の支払いがない
・ローンの返済が終われば負担が少なくなる
・間取りの自由度が高い

【持ち家のデメリット】
・気軽に引越しできない
・修繕費などの負担が発生する
・固定資産税などがかかる

賃貸には老後の暮らしを柔軟にできるメリットが、持ち家には家賃を払わずに済む安定感があるといったメリットがあります。
老後の生活水準をどの程度に置くかによっても、住む場所を選ぶ際の参考にできそうです。

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