定年後の再就職成功の為に知っておきたい現状と今から始める対策4つ

資料を読むシニア

「定年後は再就職を希望しているが、どんな仕事があるんだろう?年金は減らされてしまうのだろうか」

定年後に、自身が働いていた会社とは別の会社で働く事は「定年後の再就職」と呼ばれます。
この記事をご覧になっている方の中には、定年後の再雇用を経て再就職を考えている方もいれば、再雇用制度を利用せずにすぐ再就職を検討している方もいらっしゃるでしょう。

この記事では、定年退職後の再就職の状況から、再就職先の探し方、準備や対策についてなど、定年後の再就職についての悩みを払拭し、スムーズな再就職に向けて一歩踏み出す為の情報をご紹介します。

少々辛口の情報もありますが、最後まで読むことで、定年後の再就職の時期を迎えるまでにどう準備し、どう行動すればいいかがわかるので、きっと安心感を得ることができるはずです。

1.定年後の再就職は決して楽ではないことを知っておきましょう

就職活動イメージ

まず最初に、すでに定年退職した人の再就職の現状について知っておきましょう。

すでにご承知かと思いますが、年金支給年齢が65歳に引き上げられることが決定しています。将来的に年金支給年齢はさらに引き上げられる可能性があると言われているので、定年後の再就職の状況は今後変化していくことが考えられます。

またこれから先、超高齢化が進むことも予測されており、シニア世代の労働力に大きな期待が寄せられ始めています。将来的には、定年という区切りもかなり曖昧なものになっていくのかもしれません。

あくまでも、これまでの傾向ということで、参考にしていただきたいと思います。

1-1.条件や報酬面で満足できる再就職先を見つけるのはかなり大変

まず挙げられるのが、定年退職後は条件や報酬面で満足できる再就職先を見つけることはかなり難しいという現状です。

60歳以上の方向けの求人のほとんどが、アルバイト・パートなどの非正規の募集で、正社員として働ける会社は数少ないことや、仕事の内容もどちらかというと軽作業に分類されるものが多く、時給も低めに設定されているからです。

今までのキャリアや培った専門性を活かした仕事を見つけるのは、かなり難しいというのが現状です。

参考資料:厚生労働省 平成27年9月25日 職業安定分科会雇用保険部会(第104回) 高年齢者雇用の現状について 〜有業者の「就業形態」〜
https://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-12602000-Seisakutoukatsukan-Sanjikanshitsu_Roudouseisakutantou/0000098694.pdf

参考資料:2018年5月 株式会社リクルートジョブズジョブズリサーチセンター【基本報告書】シニア層の就業実態・意識調査 2018 ― 個人編 60~74歳 ― 

Part3 仕事探し経験「8. 仕事探しで感じたこと」
https://jbrc.recruitjobs.co.jp/data/pdf/pdf201805111233.pdf

1-2.定年後にブランクを空けるとさらに状況は厳しくなる

定年退職後、一定期間静養してから再就職しようと考えている方も多いでしょう。しかし、定年後すぐに再就職活動を行うのと、ある程度の期間ブランクを空けてから再就職活動を始めるのでは大きく差ができてしまい、ブランクを空けると再就職が困難になる傾向があります。

その理由は、いったん定年退職をして会社を離れ、社会生活から離れてしまうと、復帰することに対して抵抗を感じてしまうことが多いからです。

またブランクを空けることによって「年齢」が上がってしまうことも再就職にはネックとなります。60代のシニアであれば積極的に採用する会社であっても、70代以上のシニアの採用に対しては難色を示すことが多くなります。

年齢が上がるほど、体力その他の衰えが顕著になるのは自然の摂理で避けられないことと受け入れ、再就職のスタートはできる限り早くすることが大切です。

2.再就職を成功させるための準備と対策

お金の管理

1章では厳しい現状をお伝えしましたが、2章では再就職の成功の確率を高めるための準備と対策の方法をご紹介します。

ここでは4つの対策をご紹介します。

1.老後に必要な資金を把握する
2.年金制度や給付金制度についての基礎知識を得ておく
3.再就職に有利になる資格を取る
4.SNSなども利用して未来のための人脈を作っておく

この4つの対策を行えば成功の確率はグッと高まります。

再就職を成功させるためには、早めの準備と対策が必要です。定年が迫ってから準備をしたのでは間に合わない可能性もありますので、準備はできるだけ早くスタートしましょう。

2-1.老後に必要な資金を把握する

当たり前のことですが、老後に必要な資金の計算をしておき、しっかりと費用を蓄えておくようにしましょう。老後に必要な資金を予め把握しておくことで、再就職が成功しやすくなるからです。

老後に必要な金額を把握していないと「できるだけ給料が高いところ」という条件だけで仕事を探すことになってしまいがちになり、職選びの軸が絞れなかったり、妥協することが難しくなります。

老後の必要金額を把握しておけば、時給は最低1200円までといった具体的な指針を持って再就職先を探すことができるようになります。

2-2.年金制度や給付金制度についての基礎知識を得ておく

賢く年金や給付金をもらうためにも、しっかりと年金制度や給付金制度の基礎知識を得ておきましょう。知識がないと、せっかくもらえたはずの給付金をもらい損ねたり、年金を減らされてしまうことにもなります。

60歳で定年を迎えた後に、一定の条件を満たしていた場合、受給の申請をすることで「高年齢雇用継続基本給付金」「高年齢再就職給付金」「再就職手当」等が支給されます。これら全部がもらえるわけではなく、それぞれに細かく要件が設けられており、それに満たない場合は受給できません。

以下の表にそれぞれの受給資格をまとめましたのでご確認ください。

【高年齢雇用継続基本給付金】
基本手当(再就職手当など基本手当を支給したとみなされる給付を含みます。以下同じ。)を受給していない方を対象とする給付金で、原則として60歳時点の賃金と比較して、60歳以後の賃金(みなし賃金を含む)が60歳時点の75%未満となっている方で、以下の2つの要件を満たした方が対象となります。

1.60歳以上65歳未満の一般被保険者であること。
2.被保険者であった期間(※)が5年以上あること。

【高年齢再就職給付金】
基本手当を受給し再就職した方を対象とする給付金で、基本手当を受給した後、60歳以後に再就職して、再就職後の各月に支払われる賃金が基本手当の基準となった賃金日額を30倍した額の75%未満となった方で、以下の5つの要件を満たした方が対象となります。

1.60歳以上65歳未満の一般被保険者であること。
2.基本手当についての算定基礎期間が5年以上あること。
3.再就職した日の前日における基本手当の支給残日数が100日以上あること。
4.1年を超えて引き続き雇用されることが確実であると認められる安定した職業に就いたこと。
5.同一の就職について、再就職手当の支給を受けていないこと。

(※)「被保険者であった期間」とは、雇用保険の被保険者として雇用されていた期間の全てを指します。なお、離職等による被保険者資格の喪失から新たな被保険者資格の取得までの間が1年以内であること及びその間に求職者給付及び就業促進手当を受給していない場合、過去の「被保険者であった期間」として通算されます。

出典:厚生労働省 雇用保険制度 Q&A ~高年齢雇用継続給付~
「Q1 高年齢雇用継続給付の受給資格を教えてください。」
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000158464.html
【再就職手当】
再就職手当は、基本手当の受給資格がある方が安定した職業に就いた場合(雇用保険の被保険者となる場合や、事業主となって、雇用保険の被保険者を雇用する場合など)に基本手当の支給残日数(就職日の前日までの失業の認定を受けた後の残りの日数)が所定給付日数の3分の1以上あり、一定の要件に該当する場合に支給されます。

支給額は、所定給付日数の支給残日数×給付率×基本手当日額
((注意3) 一定の上限あり)となります。

給付率については以下のとおりとなります。
・基本手当の支給残日数が所定給付日数の3分の2以上の方は、
所定給付日数の支給残日数×70%(注意1)×基本手当日額((注意3)一定の上限あり)。
・基本手当の支給残日数が所定給付日数の3分の1以上の方は、
所定給付日数の支給残日数×60%(注意2)×基本手当日額((注意3)一定の上限あり)。

◎注意事項
注意1:就職日が平成29年1月1日前の場合は60%となります。
注意2:就職日が平成29年1月1日前の場合は50%となります。
注意3:基本手当日額の上限は、6,105円(60歳以上65歳未満は4,941円)となります。
(毎年8月1日以降に変更されることがあります。)

出典:ハローワークインターネットサービス  雇用保険手続きのご案内 〜就職促進給付〜
「再就職手当について」
https://www.hellowork.go.jp/insurance/insurance_stepup.html

「高年齢再就職給付金」と「再就職手当」は、受給要件を満たしていた場合どちらかを選択します。細かい条件によってそれぞれの支給額が異なるので、よく検討してから選択しないと損をしてしまうことがあります。

 

さらに在職老齢年金制度との兼ね合いで、もらえる年金額が調整されて減らされてしまうこともあります。在職老齢年金制度については、この後の4章でくわしく解説しますのでぜひお読みください。

2-3.再就職に有利になる資格を取る

絶対に有利になると断言はできませんが、定年後の再就職活動のために資格取得をする人は多くなっています。

資格取得のための勉強は、定期的に脳を使うことになるので、認知症の予防のために資格取得を行うシニアもいます。できれば再就職に有利になると言われている資格を取得するほうが、あとあと役に立てることができてお得です。

通信教育講座を行う(株)ユーキャンが行なったアンケートを元にした「60代で取得した資格」ランキングです。

◎60代で取得した資格ランキング

1位 11.9% 介護ヘルパー(※)
2位 9.5%  簿記
3位 5.2%   マンション管理士・管理業務主任者
4位 4.8%  宅地建物取引士(宅建)
5位 4.8%  ファイナンシャルプランナー(FP)
6位 4.6%  ボイラー技士
7位 3.8%  電気工事士

※「介護ヘルパー」とは正式な資格名称ではなく、ホームヘルパーや訪問介護員などを包括したものです。

出典:生涯学習のユーキャン「60代の人気資格ランキング!」
https://www.u-can.co.jp/topics/research/2014-09/

 

独立開業を目指して、税理士や中小企業診断士、社労士資格等の取得を目指す方もいますが、国家資格は難易度も高くしっかり勉強をしないと試験に合格できませんので、早めにスタートを切ることが大切です。

2-4.SNSなども利用して未来のための人脈を作っておく

ネットのSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)を利用すると、実際に定年後の再就職に成功した人の話を聞くことができます。

さらにSNS上で人脈を作っておくと、再就職に成功した人から就活関するアドバイスがもらえたり、励ましてもらえたりするので、再就職に対する不安が払拭できるかもしれません。

リアルなつながりでは得られない希少な情報を得ることもありますし、最近では、自宅でできる在宅ワークに関する求人も増えていて、SNSを利用するとネット上でしか募集をかけていない求人情報を見つけることができます。

シニア世代になると、人間関係の幅が狭くなったり、友人関係も疎遠になるものですが、インターネット上でつながりを持っておくと心強い味方になってもらえますから、ぜひ今からSNSを始めてみましょう。

 

◎シニア世代におすすめ!「らくらくコミュニティ」*無料で利用できます

SNSはやってみたいけどなんとなく怖いという方は、ぜひ「らくらくコミュニティ」を使ってSNSに慣れてみましょう。

圧倒的にシニア世代の利用者数が多いSNSが「らくらくコミュニティ」です。2012年8月にスマートフォン向けコミュニティサービスとしてスタートしましたが、日本国内での利用者数はすでに160万人を突破しています。

他のSNSにはみられない大きな特徴は、専門スタッフが24時間投稿された内容をチェックしていること。個人情報が漏洩していないか、公序良俗に反していないかなどをしっかり確認してから公開されるようになっています。 文字が大きく、煩わしい広告なども排除されていて、SNS初心者が安心して利用できます。

初心者に優しい設計になっていて、アカウント登録してすぐの初心者さんが自己紹介をする掲示板も用意されています。その他、ペットや旅、食(グルメ)などに関する掲示板が用意されており、自分が撮影した写真を見てもらうこともできますし、他のユーザーの写真を見たり投稿を読むことができます。

慣れてきたら、気になったユーザーと友達になったり、個人サークルを作ることもでき、同窓会の連絡をしたり地域活動する仲間と情報交換したりすることもできます。

公式サイト(アカウント作成画面)

 

3.定年後の再就職先の探し方4パターン

シニア女性

定年後、再就職先を探す4つのパターンをご紹介します。 基本的には現役時代に転職する際の探し方と変わりませんが、シニア向けの仕事を斡旋する機関を利用するという方法が加わります。

どれも一長一短があるので、個人個人の事情や、希望する働き方、健康状態や体力などを総合的に考えながら再就職先を探すようにしてください。

3-1.知人からの紹介

古くからある手法ですが、知人からの紹介で再就職先を見つけます。知人から紹介してもらうメリットは、仕事の内容や働く環境などをくわしく聞くことができることです。求人情報誌などを利用するよりも、自分に合うか合わないかの判断がしやすいので、入社後のギャップが少ない傾向があります。

まずは、自分が再就職先を探していることを広くアピールし、ある程度、働く条件なども事前に周知しておくことが重要です。なんらかのコネクションを持っている知人がいるのであれば、積極的に声をかけていきましょう。

3-2.人材紹介会社の活用

民間の人材紹介会社も利用してみましょう。最近ではシニア層(40〜60代)に特化した人材紹介会社も少しずつ増えてきました。

シニア専門の人材紹介会社では、管理職経験や専門性が高く求められる高給な職種が多い傾向があります。

ただし管理職としての経験、該当する職種・分野のキャリアや高いスキルが求められる為、就きたい仕事の過去の経験があまり豊富でない場合は、紹介を受けることは難しいでしょう。

自分の経験・スキルと企業側のニーズが不一致の場合は紹介自体受けることができないので、紹介会社だけを頼ることはせず、次に紹介する「シニア向け求人情報サイト」を利用するなど、他の探し方も併用するほうが再就職の確度が上がります。

3-3.シニア向け求人情報サイトの活用

かつては新聞の求人欄や求人雑誌を利用するのが仕事探しの主流でしたが、現在ではシニア世代も求人情報サイトを利用するのが普通です。

最近では、人手不足からシニア層の採用に積極的に乗り出す企業も増え、同時に定年退職後に働きたいシニアが増えている現状から、シニア専用の求人サイトが誕生しています。大手求人情報サイト内にも「シニア応援」カテゴリが作られるようになりました。

できるだけ、広い範囲の求人情報から自分に適した再就職先を見つけたいという方は、いくつかのサイトを併用してみるといいでしょう。下記に代表的なシニア向けサイトを掲載しましたのでご活用ください。

マイナビミドルシニア
https://mynavi-ms.jp

シフトワークス 〜シニア世代・60代以上積極採用バイト特集〜
https://sftworks.jp/p/senior

タウンワーク 〜シニア応援のアルバイト・バイト・求人〜
https://townwork.net/merit/prc_0029/?vos=dtwmprsc0000060019

オーバーエイジ〜日本最大級の50代60代向け求人検索エンジン〜
https://overage-job.jp

3-4.シルバー人材センターの活用

定年後の再就職先選びの特徴は、シルバー人材センターが利用できることです。シルバー人材センターは地域ごとに設置されていて、公益社団法人として運営されていることがほとんどです。

会員登録制となっていて、シルバー人材センターの会員になることで仕事を紹介してもらえますが、年会費が毎年3000円程度かかります。

紹介してもらえる仕事は、事務業務から営業職、軽作業まで幅広いのですが、エリアごとに必要とされる業務にはバラつきが出る傾向がありますので、やりたい仕事を紹介してもらえるかどうかは、お住いの地域の求人状況によって変わります。

また全体的に公園清掃、除草(草刈)、屋内清掃、工場内部分作業などの軽作業の募集が多い傾向がありますが、体力をあまり使わなくて済む事務職を希望するシニアが多いこともあって、求職者側と仕事が欲しい会員との間でミスマッチが起きることも多いようです。

ほとんどの業務は、配分金(報酬)の形式を取っているため、高い収入はあまり期待できません。生活のために働くというよりも、生きがいとして働きたい人向けだと考えたほうがいいかもしれません。

4.定年後に再就職するときに気をつけたいこと

年金手帳

最後に定年後、再就職するときに気をつけることをご紹介します。再就職と言っても、転職することには変わりがありません。長く働いて慣れ親しんだ会社から飛び出すわけですから、不安や戸惑いも多くなりますが、しっかりと下調べや準備をすることで不安は減らせます。

今から、心づもりをしておきましょう。

4-1.再就職の職場は広い目線で探さないと見つかりづらい

再就職先を見つける際には、仕事内容などにあまり強いこだわりを持たず、できるだけ広い目線で探すようにしましょう。シニアが求められる仕事の幅は狭いことが多く、選択肢もあまり多くないので、こだわり過ぎてしまうといつまでも職場が見つからないことになってしまうかもしれないからです。

定年後の再就職活動は、できるだけ新卒時の就活に近い気持ちで行ってみましょう。つまり自分は未経験の新人だと思ってみるのです。すると、「こんな仕事ならできるかもしれない、あの仕事は結構おもしろそうだ」と視点が変わり、選択の幅を増やすことができるようになります。

過去のキャリアに縛られ過ぎず、柔軟な視線で職場を探してみましょう。

4-2.過去の肩書き・ポストは再就職に有利にならないことを知っておく

自分が過去にどんな素晴らしい肩書きを持って仕事をしていたとしても、それは再就職の場では、ほとんど役に立たないということを知っておいてください。なぜなら、ほとんどのシニアの方が再就職で選ぶ仕事は、過去に業績を上げた仕事とは全く違う仕事であることが多いからです。

社長をしていた、年間◯◯億円を売り上げたトップセールスマンだった、と言った経歴を自慢したくなるかもしれませんが、新しい職場が求めているのは過去の輝かしい経歴ではないのです。

一度定年を迎えたことによって「人生をリセットした・生まれ変わった」と考え、フレッシュな気持ちで就職活動をしたほうが、入社後の人間関係もうまくいくようです。

4-3.稼ぎ過ぎると年金が減らされてしまう場合がある(在職老齢年金の調整)

できるだけ報酬の良い再就職先を見つけたいと思うものですが、あまり稼ぎ過ぎてしまうと年金が減らされてしまうことがありますので注意が必要です。

定年後に働いても年金は支給されますが、収入が一定額以上になった場合には「在職老齢年金」という制度によって年金の支給額が減らされたり、場合によっては年金の支給が停止してしまう場合もあります。

シニアの場合、再就職先での働き方はアルバイトやパートなどの非正規雇用が多く、週の勤務時間数も多くないと思われますが、気になる方は、あらかじめしっかりと計算しておき、年金が減らされてしまわないように勤務時間数を調整するようにしましょう。

在職老齢年金のシステムの概要は以下の通りです。

【60歳以上65歳未満の方】
ひと月に支給される年金の額と、ひと月の報酬額の合計が28万円以上になると、支給される年金額の調整が始まり、月間収入の合計額が47万円(平成31年度の場合・年度によって改定される可能性有)に達すると年金支給が停止となります。

【65歳以上の方】
65歳以上の方は、月額の年金と報酬額の合計が47万円(平成31年度の場合・年度によって改定される可能性有)を超えなければ年金は全額支給されます。

 

くわしい計算方法については以下のサイトをご覧ください。

在職老齢年金の支給停止の仕組み
https://www.nenkin.go.jp/pamphlet/kyufu.files/0000000011_0000027898.pdf

日本年金機構 在職老齢年金の支給停止基準額が平成31年4月1日より変更になりました
https://www.nenkin.go.jp/oshirase/topics/2019/2019040102.html

日本年金機構 「老齢年金ガイド 平成31年度版」
https://www.nenkin.go.jp/pamphlet/kyufu.files/LK03.pdf

ただし、この在職老齢年金制度がシニアの勤労意欲を削いでいる原因ではないかということで、政府は廃止や縮小の検討に入ったようです。(参考記事:在職老齢年金 政府、廃止視野に見直し 高齢者の労働意欲そぎ経済損失 https://www.sankeibiz.jp/macro/news/180618/mca1806180500002-n1.htm

将来的には、このような年金を調整する制度はなくなっていくのかもしれませんね。

5.まとめ

労働人口の減少により、ますますシニア世代の労働力は必要とされていくと予想されています。また、元気なうちにしっかり働いて老後を豊かに過ごしたいと考えるシニア世代も増え続けています。

そのような背景から、これまで定年退職後の再就職はかなり厳しい状況でしたが、今後は徐々に改善していくのではないかと思われます。

最後に、再就職を成功させるための準備と対策について復習をしておきましょう。

1.老後に必要な資金の計算をして、費用を蓄えておく
2.年金制度や給付金制度についての基礎知識を得ておく
3.再就職に有利になる資格を取る
4.SNSなども利用して未来のための人脈を作っておく

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