定年後アルバイト男女別人気職種ベスト5と仕事の探し方&注意点7つ

悩む男性

定年という言葉が現実味を帯びてきて、定年後の将来についていろいろ考える必要が出てきた。仕事は今後も続けたいから、企業再雇用の道以外であっても、アルバイトなどをしながら社会と通じていきたいと思っている。しかし、定年後に自分の年代が働かせてもらえるアルバイトなんてあるのだろうか? 働く気持ちは高くても雇ってくれるところがないのではお話にならない。本当に自分は、会社を辞めた後も働いていくことが出来るのかな?とお悩みですね。

そこで今回は、定年後のアルバイトに関した情報として

1.定年後シニアのアルバイトはたくさんある
2.定年後のアルバイト人気職種男女別ベスト5
3.定年後アルバイト先の探し方7タイプ 
4.定年後アルバイトに関して知っておくべき7つの注意点

をまとめました。最後までお読みいただければ、定年後には、想像以上に働いて活躍できる場所があることが実感でき、自信を持って定年後のアルバイト探しが出来ると思います。

1.定年後シニアのアルバイトはたくさんある

定年後にできるアルバイトは、実はとてもたくさんあります。本章では、定年後のシニア世代のアルバイトに関した情報を3つの角度からまとめました。

定年後シニア世代は全体的に勤労意欲が高く、その受け皿も整いつつあることがわかります。定年後のアルバイトや再雇用に関した選択の参考にしてください。

1-1.定年後シニアのアルバイト・再雇用の実情

高齢化社会化が進む日本では、シニア世代になっても働く意欲のある人が働ける社会にするため、政府主導でシニア世代が働きやすい社会に変革中です。令和3年に施行される高齢者雇用安定法の改正では、日本の企業は従来の定年退職者に達する年齢の層に対し

「継続雇用制度の導入」
65歳以上への定年引き上げ」
「定年制を廃止」

のいずれかの措置をとることが義務化されました。そのため、これからの日本社会では65歳以上でも今までと同じように働くのは普通のことになります。

企業に勤めてきた人は多くの場合、定年後は

・関連企業で再雇用
・それ以外の企業で再雇用
・アルバイトでセカンドライフをしながら働く
・起業する
・仕事はもうしない

などさまざまな選択肢がありますが、シニア世代全体を通して非常にアクティブであり、一昔前の「定年後は悠悠自適でノンビリ」というご隠居・現役引退のイメージは完全に払拭されていることがわかります。

加えて、2016年に成立した年金受給抑制法も追い風となり、企業で働く選択をしない人でも、年金だけでは将来が不安だからと、定年後もアルバイトをする人が目立つようになりました。

【参照:厚生労働省 高年齢者雇用安定法の改正~70歳までの就業機会確保
【参照:厚生労働省 年金制度改正の検討事項

1-2. シニア世代を雇用する企業側の実情

本項は採用する側がシニアのアルバイト採用をどう思っているかのまとめです。アルバイトと人材派遣の大手企業 株式会社マイナビ1500社を対象に行った「シニア採用に関する業種別企業調査」によれば

・非正規雇用のシニアを実際に採用している・・・63
・今後もシニア世代の採用をする・・・62%(積極的に採用したい・どちらかと言えば採用する)

*この調査でのシニアの定義は65歳以上です。

という回答が出ています。つまり、多くの企業はシニアのアルバイト採用を肯定的にとらえており、今後も年齢性別に関係なく、必要な仕事をしてくれる人材を探していることがわかりました。

また、シニアを採用する理由としては以下のグラフの通り、人材不足の解消と社会経験の長さに対しての信頼が大きな理由です。また、若年層を採用したくとも、シニアと若年層では人口が圧倒的に違うため、結果的にシニア層の採用が多くなるという背景もあります。

シニアのアルバイト

このように、採用側ではシニア世代のアルバイトを

・信頼できる
・長く働いてくれる

貴重な戦力として捉えていることから、定年後のアルバイトは今後も豊富にあることが推測できます。
【参照:株式会社マイナビ「シニア採用に関する業種別企業調査」 】

1-3. 日本国の統計データによる再雇用の実情

内閣府が作成した「令和元年版高齢社会白書」を元に、定年退職が視野に入る55歳以上のシニア世代の非正規雇用(アルバイト)就業者割合を表にまとめました。

シニアのアルバイト

【参照:内閣府 令和元年高齢社会白書

この数字から、定年を迎えたあとの男性シニアは、65歳以上であっても何らかのアルバイトをしていることがわかります。女性シニアは子育てが終わった年齢からアルバイトやパートを継続しますが、親の介護などが始まる年齢になると就業率が下がる背景が伺えます。

同白書の意識調査の結果でも、シニア世代のほとんどは「動けるうちは、いつまでも働きたい」という回答をしており、シニア~高齢期にかけても高い就労意欲があることがわかります。

2.定年後のアルバイト人気職種男女別ベスト5

本章では、定年後のアルバイトとして人気がある職種を男女別に5種、紹介します。

各職種の時給は価格ドットコムの運営する求人ボックス給料ナビと、アルバイト求人誌ananレポート」を参考にしています。交通費は就労先によって支給条件が違いますので割愛してあります。

2-1. 男性の定年後アルバイトベスト5

定年後の男性に人気のあるアルバイトは以下の5種です。

1 軽作業
2 事務職
3 専門性の高いアルバイト
4 清掃
5 警備

1 軽作業

・職務内容:
軽作業は、倉庫や物流センターなどで、段ボールや小さな貨物などの受け入れ~仕分けをする仕事です。ある程度の体力と筋力が必要なため、男性向きです。

実務経験と関係なく仕事が誰にでも覚えられること、軽い運動になることから「お金がもらえて運動にもなる」のが人気の理由です。また、企業によっては単発・日払い/週払いもあるため「ちょっと働くか」と思った時に、気軽に働ける点も人気の秘密のようです。

・時給目安:
派遣社員:平均1,0001,300

アルバイト:平均973

・労働時間:
実働8時間が基本です。

就労先の条件によって異なります。
仕分けと荷受整理が一緒になった半夜勤タイプもあります。

2 事務職

・職務内容:
事務職には一般事務のほかにかんたんな経理・受付・データ入力作業・かんたんなサイト更新作業など多岐にわたります。
ワード・エクセル・メールなどの基本的なオフィスソフトが使えることが前提の仕事です。前職でしていた仕事内容に近い方が、採用率が高くなります。

・時給目安:
派遣社員:平均1,299
アルバイト:平均946

・労働時間:
実働7-8時間が基本です。

就労先の条件によって異なります。

3 専門性の高いアルバイト

・職務内容:
経理事務・サイト作成・SE・法人営業・マーケティングなど専門職のアルバイトです。
前職で同じ仕事を3年以上経験していることが前提です。

・時給目安:
経理事務の場合
派遣社員:平均1,312
アルバイト:平均950

SEの場合

派遣社員:平均2,100
アルバイト:平均1,102

・労働時間

実働7~8時間が基本です。
就労先の条件によって異なります。

4 清掃

・職務内容:
倉庫内・百貨店・ビル・マンション・公共施設の清掃業務です。マンションの場合はマンション管理人業務としての業務も含まれます。

・時給目安:
派遣社員:平均1,102
アルバイト:平均969

・労働時間:
実働7-8時間が基本ですが、短時間シフトを掛け持ちするスタイルが多いようです。
指定された場所に行き、清掃指定場所を掃除します。早朝・深夜・常駐などの勤務もあります。

5 警備

・職務内容:
警備や交通誘導などの場内整備やセキュリティの仕事です。他業種と比較すると時給が高いこと、未経験でも採用されやすいことが人気の理由です。

・時給目安:
派遣社員:平均1,303
アルバイト:平均1,003

・労働時間:
実働8時間が基本です。
ビル警備の場合は24時間シフトから希望の労働時間を選択します。常駐スタイルもあります。
屋外での誘導は営業時間内での勤務になります。

2-2. 女性の定年後アルバイトベスト5

定年後の女性に人気のアルバイトは以下の5種です。

1 事務
2 医療・福祉・介護
3 キッチン・厨房・配膳
4 軽作業
5 清掃

1 事務

・職務内容:
一般事務以外にも、コールセンター・データ入力・受付も含まれます。デスクワーク(座り仕事)で採用人数が多いため、突然のシフトチェンジなどにも対応しやすく、家族を持つ女性のアルバイトとして人気があります。

・時給目安:
派遣社員:平均1,299
アルバイト:平均946

・労働時間:
実働78時間が基本です。

2 医療・福祉・介護

・職務内容:
世代的に介護経験がある人がいること、介護される人と年齢が近いため接しやすいなど、即戦力として求められています。常に人材不足の傾向があります。

アルバイト中に介護資格などを取得してプロの介護士デビューする人も多く、高齢化社会に向けてシニア~高齢者になっても働ける、将来性とやりがいのある仕事です。

・時給目安:
派遣社員:平均1,339
アルバイト:平均1,033

・労働時間:
実働78時間が基本です。
就労先の条件によって異なります。
施設によっては24時間のシフトの中から選択する場合もあります。

3 キッチン・厨房・配膳

・職務内容:
調理補助や配膳を含めた飲食店・ホテル・旅館などのサポートが仕事です。調理のあるスーパーなどでお惣菜を作るアルバイトもあります。

具体的な仕事は就業先によって違いますが、長年台所で主婦をしてきたシニア女性にとっては、慣れた仕事内容が多く、即戦力として期待されます。

・時給目安:
派遣社員:平均1,301
アルバイト:平均901

・労働時間:
就労先によって異なります。
土日祝勤務ができると採用の可能性が高くなります。
旅館や和食の場合は着物の着付けが必要な場合があります。

4 軽作業

・職務内容:
軽作業は、スーパーやドラッグストア、物流センターなどの裏方として商品の仕分け作業をする仕事です。男性の軽作業アルバイトと違い、取り扱うものが小さい・軽いものが多いのが特徴です。

商品のシール貼り・パッケージ作業などもここに含まれます。

就労経験などが無くても仕事がすぐに覚えられる、採用枠が大きいのでアルバイト仲間が多いなどが人気の理由です。

・時給目安:
派遣社員:1,0001,300
アルバイト:平均973

・労働時間:
就労先の条件によって異なります。

5 清掃

・職務内容:
ビル・公共施設などの清掃美化が仕事です。数人のチームで指定された場所に行き、指定された時間内に掃除をします。女性は早朝のみシフトがあります。(希望者のみ)

・時給目安:
派遣社員:平均1,102
アルバイト:平均969

・労働時間:
就労先の条件によって異なります。

【参照:anレポート
【参照:価格ドットコム 求人ボックス給料ナビ

.定年後アルバイト先の探し方7タイプ  

本章では、定年後にアルバイトをしようと思った時に、アルバイト先の探し方を7通り紹介します。

1  ハローワーク
2 シルバー人材センター
3 転職サイト
4 人材派遣サイト
5 シニア向けアルバイト情報誌
6 求人募集広告
7 ご紹介

1 ハローワーク

まずはハローワーク(公共職業安定所)で探してみましょう。
住民票のある地域のハローワークを利用します。

・応募方法:
会社から離職票をもらったらハローワークで求人カードを登録をします。

登録の際、職種・時給・勤務地などの希望条件をあらかじめ入力しておくと、適合する求人があった場合は表示されます。気になる求人を見つけたら自分で応募をします。

窓口で応募か、ネットのマイページからも応募出来ます。

・アルバイトのタイプ:
ハローワークに企業登録申請している企業から求人が来ます。

一般求人では出てこない公益財団法人や社団法人などの団体もあります。登録の際、ハローワーク基準で企業審査をしていますので、ブラック企業などに当たる確率は少ない傾向にあります。

アルバイト・パート案件も豊富ですが、時給は市場よりも若干低めに設定されています。代わりに、応募の際には給与交渉が出来ます。

ただし、ハローワークは全年代が活用する仕事探しの場所ですので、シニアに適した求人がいつもあるわけではありません。

2 シルバー人材センター   

シニアのアルバイト

シニア層に特化した仕事を望むなら、地域のシルバー人材センターをのぞいてみましょう。地元のシルバー人材センター情報は、町内の掲示板・地域広報誌などに掲載があります。

・応募方法:
会員登録をします。会員には年会費(年600円~3000円程度)が必要です。

シルバー人材センターが仕事を受注し、その仕事をシルバー人材センターが会員に紹介し、仕事内容(作業量・難易度)に見合った配分金を受け取ります。

・アルバイトのタイプ

地域により扱う仕事は少しずつ違いますが、基本的に軽作業の求人が中心です。

報酬は発生しますが、シルバー人材センターは仕事であると同時に「生き甲斐」のサポートでもあるため、案件によっては報酬が民間より低めのことがあります。

【参照:公益社団法人全国シルバー人材センター事業協会

3 転職サイト 

希望する転職サイトを探し、ネット登録をします。代表的なシニア世代向け転職サイトには以下2つがあります。

マイナビミドルシニア

シニアのアルバイト

アルバイト検索サイトマイナビの運営する、50代以上の中高年向けアルバイト専門の転職サイトです。

はたらいく

シニアのアルバイト

リクルートが運営する、地元中小企業に特化したシニア向け転職サイトです。地元で働きたい人たちと地元企業を繋ぐサイトです。アルバイトのほかに、正社員再雇用案件なども揃っています。

・応募方法:

まずは転職サイトに無料登録をして、職務履歴や希望条件を入力します。

・希望勤務地
・希望職種
・労働時間
・スキル 資格

などは、かなり細かく選択できます。条件にあった仕事が画面上で提案されますので、気になるものがあれば「応募」をします。

転職サイトが仲介となり、企業に応募者の個人情報がわからないように打診をしてくれます。企業が面談などを希望した場合は次の段階に進みます。採用となった場合でも、登録者が転職サイトに支払いをすることはありません。

・アルバイトのタイプ:

シニア向けの転職サイトには、本記事2章で紹介したような、シニアに人気ある職種が最初から揃っています。就業先には同じ転職サイトを使って働いている同年代が多いため、働きやすい職場であることが多いでしょう。

4 人材派遣サイト

最近では、どの派遣会社でもミドル・シニア枠がありますので、人材派遣会社の活用もおすすめです。ネット検索で人材派遣会社を探して、任意の派遣会社に登録します。

人材派遣会社をどこにすればいいかわからない場合は、派遣会社の求人をまとめて掲載するサイトがあるので、そこに登録し、そのサイトから、自分のやりたい仕事がある派遣会社に一括応募が出来ます。

派遣会社求人をまとめているサイトで有名なのは、以下の2つです。

en派遣

転職コンサルタント会社が運営する人材派遣会社の総合情報サイトです。2000年ごろから運用のある歴史の長いサイトのため、登録者数・登録企業数とも日本最大です。

 

仕事探しのこだわり条件欄に「ミドル・シニア活躍中」ボタンがあり、チェックしておくとシニア応募ができる仕事の一覧が表示されますので、気になるものを応募します。

はたらこねっと

アルバイト求人サイトのバイトルが運営する、人材派遣の求人情報総合サイトです。応募条件を設定したら、「こだわり」欄にあるシニア歓迎にもチェックを入れます。シニアのアルバイト

この画面では、シニア歓迎の横に(12,952)とありますので、12,952件のシニア向け求人情報があることになります。

 

 

・応募方法:

応募方法は下図の通り、2パターンあります。

パターン1:

 

①任意の人材派遣会社に登録をします。登録は無料です。
②登録センターでスキルチェックや一般常識テストを受けます。
③希望する職があった場合は、お仕事の紹介企業面談採用となります。

・パターン1のメリット:
登録が一回だけで簡単に済みます。

・パターン1のデメリット:
派遣会社にシニア向け求人がないと、アルバイトの紹介がありません。

シニアのアルバイト

パターン2:

①人材派遣のお仕事情報がまとめてあるサイトに登録します。登録は無料です。
②サイトから希望のお仕事を探して、サイト経由で応募をします。
③希望しているお仕事を取り扱っている派遣会社からメールなどで連絡が来ます。
④人材派遣会社に登録をし、スキルチェックや一般常識テストを受けます。
⑤希望のお仕事紹介が進んだ場合は、企業面談採用となります。

・パターン2のメリット:
人材派遣会社の求人が大量に掲載されているので、求人が見つからないことがない。

・パターン2のデメリット:
応募者も多いので、求められているスキルが高くないと勝率が悪くなる。

どのようなスタイルで応募しても、応募した職を紹介している人材派遣会社に登録する必要があります。

事務職の場合はオフィスソフトのスキルチェック、営業やコールセンター業務の場合は一般常識テストなどがあります。登録には2時間程度が必要です。

・アルバイトのタイプ
アルバイトではありますが、一般派遣なので、即戦力としてのスキルを求められます。また普通のアルバイトと比較すると時給が高い傾向にあります。派遣法により、週21時間の労働には雇用保険と社会保険の適用が義務付けられています。

家族と生計を共にしている場合、年間労働時間によっては自己負担額や税額が増してしまうこともありますので、就業条件について担当者とよく相談しましょう。

5 シニア向けアルバイト情報誌

タウンワーク 「シニア応援」
地元のスーパーやコンビニなどに無料求人雑誌として配布されています。地域周辺に根ざしたシニア向けの転職情報が掲載されています。

シニアのアルバイト

シニア向けには「シニア特集」「シニア応援」などと大きく記載があります。

・申請方法:
雑誌から応募の場合は、求人欄にある応募方法に従ってください。ネットから応募する場合は、

①タウンワークサイトに無料登録後
②気になるアルバイトを探して、ネット応募をします

・アルバイトのタイプ:
本記事2章で紹介したシニアに人気のアルバイトを中心に、ミドル・シニア世代向けのアルバイト情報が掲載されています。地域のエリアを限定して配布してありますので、徒歩圏内の地元アルバイト情報も掲載があります。

6 求人募集広告

お店の張り紙や、オフィスビルやテナントビルの情報掲示板にある求人情報から見つけます。

・申請方法:
張り紙や求人票に書かれている内容に沿って応募してください。

・アルバイトのタイプ:
実際に足を運んでいる場所のアルバイトですので、仕事内容や職場の雰囲気なども把握しており、働きやすいアルバイト先である可能性が高いでしょう。

7 ご紹介

・場所:
知人友人からの紹介。

・申請方法:
紹介者からの案内で、アルバイト先で面談をします。知り合い同士だったとしても、簡単な職務経歴などは持参しましょう。ご自分から「こういう職を探しているけど、どこかアルバイト先ないかな」と打診してみるのも良いでしょう。

・アルバイトのタイプ:
さまざまな職種が想定されます。自分に向いている職であれば楽しく続けられるでしょう。シニアであることは紹介者から説明を受けているので、年齢が原因で断られることはありません。

紹介者に迷惑が掛からないよう職務内容をよく聞いて、長く続けられなさそうであった場合は丁寧にお断りをしましょう。

4.定年後アルバイトに関して知っておくべき7つの注意点

本章では、定年後アルバイトを始める前に、知っておいた方がいい7つの注意点をまとめました。

4-1 注意点1. 退職後1年目の住民税に注意:

定年後の一年間は、アルバイトをしていても、税金支払い額などに注意をしましょう。中でも、注意すべきは住民税です。

住民税は所得をもとに計算しますが、課税対象期間が前年度6月~今年度5月までになるため、課税タイミングと退職後の支払いタイミングにズレが生じることがあります。例えば

201910月退社の場合

2019年度支払い分(20186月~20195月対象)住民税のうち

①2019年度支払い分のうち、10月分までは給与から差し引かれている
②2019年度分支払い残りの分(11月~5月に収める予定)の納付書が201912月に来る
③2020年度分(20196月~20205月)は2019年度分の所得を元に計算した納付書が7月に来る

というタイミングとなります。つまり、定年後1年目は、会社で働いていた時の所得をもとにした住民税を納付しなくてはなりません。

「アルバイトして収入あるから大丈夫」と思っていても、それは来年度に課税される分。定年後にはじめて払う住民税は、収入の多かった会社員時代の、退職金も含めた年収ベースであることを理解し、定年後のお財布とは別にしておきましょう。

【参照:東京都主税局 個人住民税

4-2 注意点2. 定年後の失業保険はどのくらいの期間もらえるのか

基本的に、60歳で定年した人は65歳まで失業手当の受給資格があります。65歳は年金支払い開始年齢ですので、それまでの間、再雇用をしない人は仕事を探しながら失業保険の受給ができます。

失業保険の受給資格条件は、離職日以前の2年間に12か月以上雇用保険に加入していた人が対象ですので、会社勤めの人はほとんどが対象です。

失業保険は「失業状態」であることが前提ですので、定年後に旅行などしながらノンビリしている場合は認められませんが、仕事を探していて健康で働く意思がある、お金が必要なので正規の仕事が見つかるまではアルバイトをするのであれば、受給対象になります。

【参照:ハローワーク 雇用保険手続き

4-3 注意点3. 失業保険を貰いながらアルバイトできるのか:

失業保険を貰いながらアルバイトはできます。

失業手当をもらっている期間にアルバイトをする場合は、ハローワークに申請が必要ですが、アルバイト自体はできます。アルバイトで稼いだ金額分は、失業手当から減額されます。

4-4 注意4. アルバイトしたときの確定申告は必要か

①アルバイトの確定申告が必要な人
アルバイト先がアルバイトとパートタイマーに対して年末調整を行っていない場合は、自分で確定申告が必要です。年明けに源泉徴収票を貰ったら315日までに確定申告をします。

年末調整をしているかどうかは、面接の際に確認しましょう。

②アルバイトの確定申告が不要な人
アルバイトの年収が103万円以下(月収85,500)は、確定申告をする必要がありません

年収103万円以下の場合、毎月の給与から所得税を差し引かなくても良いので、年末調整も不要で、還付金も発生しませんので、確定申告をする必要がありません。

また、アルバイト先で、アルバイトとパートに年末調整を行っている場合も、確定申告の必要がありません。

【参照:ハローワーク 基本手当について

4-5 注意5. シニア世代は何歳までアルバイトできるのか?

アルバイトを何歳まで続けられるのかは、雇う側の条件や受け入れ体制によります。独立行政法人労働政策研究・研修機構が実施した「高年齢者の雇用に関する調査」によれば、企業が65歳以上のシニアに求める雇用条件は

条件>
・働く意思と意欲があること
・健康上の支障がないこと
・会社が提示する労働条件に合意できること(給与の減少などを含む)

職種>
・専門的または技術的な仕事
・管理的な仕事
・事務的な仕事

となっています。つまり、意欲があって健康であれば、必要な職務に適性のある人材であれば雇用したいと考えている企業は多く、年齢に関係なくアルバイトは続けられます。

また、同団体の別調査*によれば、再雇用後の仕事内容は従前とほとんど変わらないケースが多いため、アルバイトを含む再雇用が継続できるかどうかは、技能よりも、健康確保がテーマになります。

アルバイト条件を年齢でくくるよりも、「働けるレベルで健康かどうか」が重要のようです。

*【独立行政法人労働政策研究・研修機構「60代後半層の雇用確保には、健康確保の取組みが必要」(高年齢者の雇用に関する調査(企業調査))

4-6 注意6. 年金を貰い始めてもアルバイトはできるのか?(公的年金・厚生年金)

公的年金が開始されても(前倒し含む)、アルバイトはできます。年金は非課税ですが、年金以外の収入が月額20万円を超えると確定申告が必要になり、アルバイト分は所得税などの課税がされます。

※会社勤めをしていた人は定年後、65歳から老齢厚生年金の支給が開始します。この老齢厚生年金を受給し始めた後にアルバイトをすると

老齢厚生年金とアルバイトの月収を足した金額が

6065歳:基準額28万円~
65歳~:基準額47万円~

を超えると、超えた分の金額の1/2が老齢厚生年金から減額されます。

例)

6065歳:月収35万円(老齢厚生年金25万円 アルバイト収入10万円)の場合

計算式:(月収35万円-老齢厚生年金28万円分=7万円)÷2=3.5万円

厚生年金月額25万円から3.5万円減額215,000円が支給額

65歳~:月収49万円(老齢厚生年金30万円 アルバイト収入19万円)の場合

(月収49万円-老齢厚生年金47万円分=2万円)÷2=1万円

厚生年金月額30万円から1万円減額29万円が支給額

となります。減額された金額と、アルバイトで働いた労働力が見合うかどうか、バランスを見ながら働く必要があります。*2021年からは60歳~65歳も基準額が47万円に引きあがる予定です。

仕事と収益のアンバランスを避けるために老齢厚生年金の受給開始を70歳に繰り下げると、70歳以降に貰える老齢厚生年金の月額はアップするのですが、65歳から開始した老齢厚生年金の総額を上回るのは81歳以降になります。

【参照:日本年金機構
【参照:老齢厚生年金の受給額

4-7 注意7. 夫の定年後、妻の所得はどこまでOK

夫の仕事状態によって変わります。

①夫が再雇用中(またはその予定がある)の場合

妻の年収130万円以内で社会保険料を支払わないでいる130万円の壁」の内側がトクです。夫の再雇用先で扶養枠に入り、扶養手当・控除を貰いながら保険料も夫婦2人分会社に支払ってもらいましょう。

夫が再雇用中に妻が「130万円の壁」を超えてしまうと、妻は扶養を外れて自分で社会保険(平均月額17千円前後)を支払う必要が出てきます。手取りが10万円だとすると1割以上も取られてしまいます。

130万円以内なら、アルバイト先で支払うのは雇用保険と所得税だけです。

②夫が失業中または無職(その状態が長引きそうである)の場合

夫の失業・無職期間が長くなるのであれば、妻がアルバイトで130万円以上稼いで、夫を暫定的に妻の扶養枠に入れるほうがトクです。

妻が夫を扶養家族に入れる条件として、夫の年収が年金を含めて180万円以下など規定はありますが、妻のアルバイト先で扶養手当と社会保険加入が両方適用できるので、一家の総支出を抑えることができます。これらの手続き条件に見合わない場合は、保険のみ国民保険に切り替えます。

【参照:日本FP協会 税金の壁

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【参照:らくらくコミュニティ

まとめ

いかがでしたでしょうか。定年後のアルバイトに関する情報を

1.定年後シニアのアルバイトはたくさんある
2.定年後のアルバイト人気職種男女別ベスト5
3.定年後アルバイト先の探し方7タイプ 
4.定年後アルバイトに関して知っておくべき7つの注意点

4つにまとめました。ここまでお読みになった方は、自分がやってみたい・出来そうなアルバイト職種なども具体的に見つかっているのではないでしょうか。定年後の新しい人生と、新しいお仕事としてのアルバイト探しの一助になればと思います。

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