
「最近、物忘れが多くなった……」
「友人との約束をすっかり忘れてしまっていた……」
年齢を重ねるにつれて、人は物忘れをしやすくなっていきます。
物忘れ自体は加齢により誰にでも起こることですが、脳の機能が低下すると認知症になる可能性が高まります。
大切なものを収納した場所や、約束そのものを忘れてしまう認知症。その予防には、実は脳トレが効果的なのです。
認知症を予防し、日頃から脳に刺激を与える習慣づけとして、脳トレを始めることをおすすめします。
今回の記事では、中高年が脳トレ習慣を身につけるために最適な、以下の4つのパターンの取り組み方を紹介。
- 脳トレに効果的な中高年向けの運動、遊び、レクリエーション
- 脳トレにおすすめな中高年向け書籍、ドリル
- 中高年の脳トレに効果的な日常習慣
- 認知症予防が期待できるス中高年向け脳トレアプリ、サイト
27種類の脳トレの選択肢の中から、気に入ったものをすぐに試せるようになっています。
目次
- 1. 認知症予防には脳トレが効果的
- 2. 脳トレに効果的な中高年向けの運動、遊び、レクリエーション5選
- 3. 脳トレにおすすめな中高年向け書籍、ドリル5選
- 4. 中高年の脳トレに効果的な日常習慣3選
- 5. 認知症予防が期待できる中高年向け脳トレアプリ10選
- 5−1. 脳にいいアプリ:無料でてきて簡単操作が可能
- 5−2. 単語パズル-文字をつなげて遊ぶ脳トレゲーム:パズルゲーム好きにおすすめ
- 5−3. 物忘れに脳トレ・中高年向け無料アプリ:隙間時間に楽しめる
- 5−4. 計算脳トレHAMARU 頭の体操:オフライン状態でも楽しめる
- 5−5. 認知症予防~高齢者向けアプリ:語彙力を鍛える
- 5−6. 最強の脳トレ:直感的に選びながら脳トレできる
- 5−7. 脳トレ!ひらめきひらがな:言葉を完成させるひらめきを得られる
- 5−8. PEAK(ピーク)-脳トレ:一流大学の協力で作られたアプリ
- 5−9. 認知症診断テスト 脳トレや脳年齢チェック診断にも:認知症の早期発見が期待できる
- 5−10. 認知症予防テスト~介護士が作る脳トレ・物忘れボケ防止のセルフチェック脳年齢診断:現場目線の脳トレ
- 6. ブラウザで楽しめる脳トレ4選
- 7.中高年向けの脳トレアプリを選ぶ3つのポイント
- 8. 脳トレアプリを使う際の注意点
- まとめ
1. 認知症予防には脳トレが効果的
厚生労働省が2015年に策定した「認知症施策推進総合戦略(新オレンジプラン)」によると、2012年の時点で国内の認知症高齢者は462万人と推計されています。
そして、2025年には約700万人に増加し、65 歳以上の高齢者の約5人に1人が認知症になるとされています。
社会の高齢化が進み認知症患者が増加し続ける中で、健康な状態をなるべく維持し続けることは、長い人生の充実につながります。
早い段階から認知症の予防策を講じる必要があるといえるでしょう。
1−1. 生活習慣に脳トレを組み込む
物忘れが多くなると、MCIと呼ばれる軽度認知障害になっている可能性があります。
軽度認知障害は認知症の前段階であるため、この段階からでも認知症予防に取り組むことで発症を防ぐことが期待できます。
認知症の予防には、バランスのよい食事や適度な運動が大切とされています。
加えて趣味などに打ち込み、好奇心を持つことも効果的です。
趣味の一環として頭を使う脳トレを取り入れれば、記憶力や思考力を駆使することが刺激となり、脳の機能低下の抑制が期待できます。
毎日脳トレに取り組む時間を設け、新しい課題にチャレンジし続ける習慣をつくりましょう。
課題の難易度を高めたり、さまざまなジャンルの脳トレに取り組むことで、脳への刺激を多く得られるようになります。
2. 脳トレに効果的な中高年向けの運動、遊び、レクリエーション5選
中高年向けの脳トレの方法として、最初は軽い運動を取り入れた遊びやレクリエーションを5つ紹介します。
手足を適度に動かすだけなので、室内の限られた空間でも実践が可能です。
- ドンパン体操:適度に身体を動かせる
- バタ足遊び:軽い運動へのきっかけづくりに
- 後出しじゃんけん:判断力を養える
- 都道府県名当てクイズ:日本地理を再確認
- 輪ゴムくぐり:指先の運動になる
2−1. ドンパン体操:適度に身体を動かせる
出典:小林洋子のドンパン体操(動画)
座ったままでも取り組める脳トレとして、ドンパン体操があります。
「ドンドンパンパン」と音を鳴らしながら行う体操で、「ドン」は膝を手で叩く音、「パン」は顔の前や頭上で手のひらを叩く音です。
2回目の「パン」の際には、額の上に両手で円をつくります。
単純な動作のくり返しながらもリズム感が必要とされ、手を動かす範囲が広いため多くの刺激を受けられます。
より複雑な踊りと組み合わせる場合は、「【みんなで一緒に盆踊り】ドンパン節」の動画が参考にできるでしょう。
座った状態でできるため中高年も手軽に始められ、場所を選ばず取り組める内容です。
遊ぶ場所:どこでもできる
難易度:誰でも簡単に取り組める
2−2. バタ足遊び:軽い運動へのきっかけづくりに
出典:デイサービスあすみる デイサービスあすみる本日のレク(動画)
足を積極的に動かせる遊びです。
段ボールの中に複数のカラーボールを入れて、いすに座った状態で中に足を入れます。
足先でボールを蹴ったり転がしたりと、プールの中でバタ足をするような感触を味わえます。
普段は感じられない特殊な感触により、脳に刺激を与えることができるでしょう。
ボールが転がり足の裏やふくらはぎに触れることで、マッサージ効果も期待できます。
座ったままで適度な足の運動ができておすすめです。
複数人で行う場合はボール入りの段ボールを複数用意するか、順番に回していきましょう。
遊ぶ場所:どこでもできる
難易度:誰でも簡単に取り組める
2−3. 後出しじゃんけん:判断力を養える
出典:知の種 デイサービスから生まれた認知症予防ch [脳トレ] 後出しジャンケンで認知症予防 楽しく頭の体操で脳を鍛えよう 勝つ&負けるの2パターン全20問(動画)
通常のじゃんけんのルールとは少し異なる、後出しじゃんけん。
代表者を一人決めて、参加者とじゃんけんを行います。
この時、司会者は「負けてください」「引き分けてください」と宣言し、「じゃんけん、ぽん、ぽん」と「ぽん」を2回いいます。
「負けてください」の場合は、1回目の「ぽん」で司会者がチョキを出すと、参加者は負けるために「パー」を出さなくてはなりません。
遊び方のコツは、上記の動画内で詳しく説明されているため参考にしてみてください。
瞬間的に通常とは真逆の手を出さなくてはならないため、想像以上に頭を使います。
2人以上の参加者がいれば場所を選ばず遊べます。
遊ぶ場所:どこでもできる
難易度:誰でも簡単に取り組める
2−4. 都道府県名当てクイズ:日本地理を再確認
出典:【都道府県名当てクイズ】高齢者向け!4つのヒントから答えを連想しよう【簡単】
学生時代に習った地理の授業の復習といえる脳トレです。
複数のヒントを聞いて、そこから連想される日本の47都道府県を当てるというもの。
例として、福岡県の場合は以下のようなヒントを出します。
- 祇園山笠という伝統的な祭りがある
- 芸能人を多く輩出している
- プロ野球の球団がある
- 屋台文化があり、豚骨ラーメンがおいしい
地図に詳しくない人でも県ごとの特色を聞くことで、自然と連想できる点が面白さにつながります。
旅行やグルメ好きな人はより楽しめる内容といえるでしょう。
都道府県名当てクイズのヒントは自分で調べて考えることもできますが、脳トレクイズラボが参考になります。
遊ぶ場所:どこでもできる
難易度:ある程度の知識と直感が必要
2−5. 輪ゴムくぐり:指先の運動になる
指先を器用に動かすことで、脳への刺激を得られる輪ゴムくぐり。
市販の輪ゴムが一つあれば、すぐに挑戦できます。
輪ゴムを左右どちらかの親指にかけた状態で固定し、人差し指や中指を伝って小指まで動かします。
小指まで届いたら、今度は薬指から親指へと輪ゴムを戻していきます。
シンプルながら指先の繊細な動きが要求されるため、集中力も鍛えられます。
遊ぶ場所:どこでもできる
難易度:誰でも簡単に取り組める
3. 脳トレにおすすめな中高年向け書籍、ドリル5選
頭を働かせる脳トレに取り組みたい人には、市販の脳トレ用の書籍やドリルを購入して解いていくことをおすすめします。
ページをめくりながら問題を解き、ペンや鉛筆で実際に書き込むことが脳への刺激につながります。
しばらく勉強の習慣を忘れていたという人は、学生時代を思い出して懐かしみながら取り組むとよいでしょう。
ここでは、脳トレにおすすめの書籍・ドリルを5冊紹介します。
- もの忘れ・認知症を防ぐ! 脳活ドリル 1日1ページ100日間:バランスよく出題
- 脳の老化予防に効く! 懐かしの昭和探し脳トレ:懐かしみながら楽しめる
- 一生ボケない脳になる! 1日1分「脳トレ」366:1年間楽しめる
- 脳を鍛えて、認知症を予防する!パズルで脳トレ大人のドリル記憶力アップ!:記憶力アップをめざす
- 1日1分でもの忘れ予防 毎日脳トレ! 漢字ドリル366日:漢字を思い出せる
3−1. もの忘れ・認知症を防ぐ! 脳活ドリル 1日1ページ100日間:バランスよく出題
出典:楽天市場 もの忘れ・認知症を防ぐ! 脳活ドリル 1日1ページ100日間
宝島社から出版された「もの忘れ・認知症を防ぐ! 脳活ドリル 1日1ページ100日間」は、1日1ページずつ取り組めて、100日間に渡って毎日楽しめる点が特徴です。
出題されるのは、人気の熟語問題、ダジャレことわざ問題、間違い探し、昭和懐かしのクロスワードなど、中高年向けの内容となっています。
1日1ページずつというゆったり目のペースで取り組めるため、最初の1冊としておすすめです。
難易度:誰でも簡単に取り組める
参考価格:836円
もの忘れ・認知症を防ぐ! 脳活ドリル 1日1ページ100日間の詳細はこちら
3−2. 脳の老化予防に効く! 懐かしの昭和探し脳トレ:懐かしみながら楽しめる
出典:楽天市場 脳の老化予防に効く! 懐かしの昭和探し脳トレ
扶桑社から出版されている「脳の老化予防に効く! 懐かしの昭和探し脳トレ」は、昭和を生きた中高年世代が懐かしむ内容でつくられています。
昔を懐かしむことで記憶が呼び覚まされ、楽しく感じられるようになり、脳内で記憶や感情をつかさどる大脳辺縁系が活性化。
昭和を経験した世代だからこそ分かる問題は、当時を懐かしみながら積極的に解くことができます。
自発的な脳トレ習慣を身につけるのに適した書籍といえるでしょう。
難易度:誰でも簡単に取り組める
参考価格:1,100円
3−3. 一生ボケない脳になる! 1日1分「脳トレ」366:1年間楽しめる
出典:楽天市場 PHP研究所 一生ボケない脳になる! 1日1分「脳トレ」366
PHP研究所から出版されている「一生ボケない脳になる! 1日1分「脳トレ」366」は、脳を鍛えられる問題を366日分収録しており、1冊で1年間楽しめる充実した内容です。
毎日1分以内を目標に問題を解いていくという手軽さゆえに、毎日の脳トレ習慣をつけたい人におすすめです。
難易度:誰でも簡単に取り組める
参考価格:1,300円
一生ボケない脳になる! 1日1分「脳トレ」366の詳細はこちら
3−4. 脳を鍛えて、認知症を予防する! パズルで脳トレ大人のドリル 記憶力アップ:記憶力アップをめざす
出典:楽天ブックス 脳を鍛えて、認知症を予防する! パズルで脳トレ大人のドリル 記憶力アップ
世界文化社から出版されている「脳を鍛えて、認知症を予防する! パズルで脳トレ大人のドリル 記憶力アップ」は、パズルに特化した脳トレドリルです。
市販のパズルは難易度が高めのものが多いですが、本書は難しすぎないシンプルな内容となっています。
記憶力アップにつながるようなパズルが豊富に掲載されており、ナンプレ、クロスワード、計算パズル、間違い探しなど、豊富なジャンルを収録しています。
難易度:誰でも簡単に取り組める
参考価格:990円
脳を鍛えて、認知症を予防する! パズルで脳トレ大人のドリル 記憶力アップの詳細はこちら
3−5. 1日1分でもの忘れ予防 毎日脳トレ! 漢字ドリル366日:漢字を思い出せる
出典:楽天ブックス 1日1分でもの忘れ予防 毎日脳トレ! 漢字ドリル366日
西東社から出版されている「1日1分でもの忘れ予防 毎日脳トレ! 漢字ドリル366日」は、漢字の問題に特化した脳トレドリルです。
誰もが一度は習ったことのある内容となっており、1日1分だけ取り組みながら脳を活性化していきましょう。
1年間続けられる容量となっています。
日頃はパソコンやスマホを使っており、漢字の読み書きを忘れがちな人におすすめです。
難易度:誰でも簡単に取り組める
参考価格:1,100円
1日1分でもの忘れ予防 毎日脳トレ! 漢字ドリル366日の詳細はこちら
4. 中高年の脳トレに効果的な日常習慣3選
脳トレは遊びやレクリエーション、書籍だけで楽しむものとは限りません。
日常生活の中にも、脳への刺激を与えられる行動は多くあるのです。
ここでは、普段の生活に脳トレとして取り入れられる、3つの日常習慣を紹介します。
- 考えながら運動する:脳と身体を同時に鍛える
- 手芸を楽しむ :指先を多く使う
- 会話を行う:コミュニケーションを欠かさない
4−1. 考えながら運動する:脳と身体を同時に鍛える
散歩や買い物、食事の用意など、普段何気なく身体を動かすタイミングに合わせ、頭でしっかりと考えるようにしてみましょう。
運動に知的な作業を組み合わせることでデュアルタスク(二重課題)となり、認知症の予防効果が期待できるとされています。
運動により脳の運動をつかさどる部分を活性化させながら、思考を働かせて脳の前頭葉を活性化させられるためです。
例えば、運動と合わせて以下のような思考を巡らせるとよいでしょう。
- 運動しながら数字の計算をする
- 散歩中に視界に入ったものから連想される言葉を考える
- 買い物際には合計金額やおつりの額を暗算してみる
日常生活に無理なく組み込めるため、おすすめの脳トレ習慣です。
難易度:誰でも簡単に取り組める
4−2. 手芸を楽しむ :指先を多く使う
出典:楽天市場 ユザワヤ 脳トレ手芸”で、 楽しく脳の健康維持を!
指先を動かすことで脳に刺激を与えられるため、手芸を趣味として取り組むことは効果的な脳トレといえます。
「脳トレ」の開発者である川島隆太博士監修による「脳トレ手芸シリーズ クロスステッチ刺繍キット」がユザワヤから発売されるなど、手芸が脳に与える好影響が注目されているのです。
指先を器用に動かしながら集中して取り組める手芸は、脳を活発に使う日常習慣です。
未経験の人もこれを機に、手芸に挑戦してみてはいかがでしょうか?
難易度:慣れるまでコツが必要
4−3. 会話を行う:コミュニケーションを欠かさない
人と話したりメッセージのやり取りをしたりするなど、積極的にコミュニケーションを取ることも、ある意味脳トレといえます。
話題を振るために日常的にアンテナを高くしたり、会話のキャッチボールを成立させるために返答を考えたりと、人とのやりとりにおいては脳を多く使う必要があるためです。
介護施設などに入居している人は、他の入居者との交流を積極的に行うとよいでしょう。
一人暮らしの人も、離れて暮らす家族や友人とコミュニケーションを欠かさないことが大切です。
4−3−1. メールやSNSの利用もコミュニケーションの一つ
コミュニケーションの手段は会話だけとは限りません。
メールやLINEなどを用いて文字によるやりとりも含まれます。
そして、インターネットを使える人はSNS(ソーシャルネットワーキングサービス)上での交流も視野に入れてみましょう。
SNSを始めるのに不安という人向けに、こちらの記事で安全な利用法や注意点をまとめています。
「らくらくスマートフォン」の開発元であるFCNT株式会社が運営する「らくらくコミュニティ」は、中高年向けのSNSです。
花やペット、旅行といったテーマごとに写真を投稿したりコメントしたりして、同年代のユーザーとの交流ができます。
らくらくコミュニティを使えば、全国の人々と趣味についてコミュニケーションが取れるため、多くの刺激を得られるでしょう。
難易度:インターネットへの知識が少し必要
5. 認知症予防が期待できる中高年向け脳トレアプリ10選
脳トレの手段として、さまざまな内容のゲームを楽しめるスマホアプリもおすすめできます。
中高年のスマホ普及率は大幅に増えており、LINEなどのアプリを使いこなす人も珍しくなくなりました。
スマホさえあれば多ジャンルの脳トレを楽しめるため、非常に合理的といえます。
ここでは、中高年の脳トレ用におすすめの、10のスマホアプリを紹介します。
- 脳にいいアプリ:無料でできて簡単操作が可能
- 単語パズル-文字をつなげて遊ぶ脳トレゲーム:パズルゲーム好きにおすすめ
- 物忘れに脳トレ・中高年向け無料アプリ:隙間時間に楽しめる
- 計算脳トレHAMARU 頭の体操:オフライン状態でも楽しめる
- 認知症予防~高齢者向けアプリ:語彙力を鍛える
- 最強の脳トレ:直感的に選びながら脳トレできる
- 脳トレ!ひらめきひらがな:言葉を完成させるひらめきを得られる
- PEAK(ピーク)-脳トレ:一流大学の協力で作られたアプリ
- 認知症診断テスト 脳トレや脳年齢チェック診断にも:認知症の早期発見が期待できる
- 認知症予防テスト~介護士が作る脳トレ・物忘れボケ防止のセルフチェック脳年齢診断:現場目線の脳トレ
5−1. 脳にいいアプリ:無料でてきて簡単操作が可能
脳科学に基づいた脳の健康維持アプリである「脳にいいアプリ」。
家族の認知症を経験した開発者により、認知症予防のためにつくられました。
運動、食事、脳刺激、ストレス緩和、社会参加の5要素に関連し、脳トレに加えて食事やウォーキングの管理も同時に行えます。
目標を達成すると評価される仕組みで、継続してアプリを続けたいと思えるモチベーションを維持しやすい点もポイントです。
こんな人におすすめ:運動や食事の管理をしたい人
利用料金:無料
5−2. 単語パズル-文字をつなげて遊ぶ脳トレゲーム:パズルゲーム好きにおすすめ
「単語パズル-文字をつなげて遊ぶ脳トレゲーム」は、簡単な操作性で思わずはまってしまうアプリゲームです。
画面上を指でなぞることで文字をつなぎ、単語をつくっていくというシンプルな内容です。
隙間時間を使っていつでもプレイできる手軽さがあり、継続して続けやすい脳トレアプリといえます。
インターネットに接続していない、オフラインの状態でも遊べます。
こんな人におすすめ:文字を連想するのが好きな人
利用料金:基本無料(アプリ内課金あり)
単語パズル-文字をつなげて遊ぶ脳トレゲームのダウンロードはこちら
5−3. 物忘れに脳トレ・中高年向け無料アプリ:隙間時間に楽しめる
隙間時間を使って気軽に取り組める、「物忘れに脳トレ・中高年向け無料アプリ」。
文字の色と同じ言葉を選んだり、漢字2文字の熟語を完成させたりと、適度に頭を働かせられる内容が盛りだくさんです。
図形の規則性を見つけるなど、直感的な回答が必要な問題もあります。
こんな人におすすめ:サクサクと問題を解きたい人
利用料金:無料
5−4. 計算脳トレHAMARU 頭の体操:オフライン状態でも楽しめる
「計算脳トレHAMARU 頭の体操」はテレビ番組で取り上げられたこともある人気の脳トレアプリです。
200万ダウンロードを突破するなど、多くのユーザーから高評価を受けています。
暗算や計算を必要とするもの、パズルゲーム、落ちものパズルなど、豊富なジャンルから好みのゲームを楽しめるようになっています。
グラフィックが美しくゲーム性もあるため、脳を刺激しながら楽しんでプレイできるでしょう。
こんな人におすすめ:ユーザー評価の高いアプリを選びたい人
利用料金:1か月は無料(アプリ内課金あり)
5−5. 認知症予防~高齢者向けアプリ:語彙力を鍛える
頭の体操感覚でプレイできる、「認知症予防~高齢者向けアプリ。
国語の問題を中心に出題されるため、語彙力を鍛えることができます。
一般常識クイズや写真を見て正解を選ぶなど、多様な出題形式が特徴です。
こんな人におすすめ:文字を使った脳トレに興味のある人
利用料金:無料
5−6. 最強の脳トレ:直感的に選びながら脳トレできる
新しい脳トレ体験を体験できるパズルゲームアプリ、「最強の脳トレ」。
数百問の問題が用意されており、視覚と文字情報を頼りに回答します。
手軽に答えられる問題だけでなく深い知識が必要な場合もあるなど、やり込み要素の多いアプリといえます。
操作は指先だけで直感的にできるため、リラックスしながら取り組んでみましょう。
こんな人におすすめ:直感的に脳を働かせたい人
利用料金:無料(アプリ内課金あり)
最強の脳トレ:直感的に選びながら脳トレできるのダウンロードはこちら
5−7. 脳トレ!ひらめきひらがな:言葉を完成させるひらめきを得られる
回答にひらめきを重視したい人におすすめの、「脳トレ!ひらめきひらがな」。
空欄に当てはまる文字を選んで言葉をつくり出すゲームです。
考えてもわからないこともあるし、直感で答えが思い浮かぶこともあるでしょう。
問題は難易度別に200問以上収録されており、隙間時間を使ってコツコツと楽しめます。
難しいと感じる場合は、ヒント機能を使えるなど新設設計です。
こんな人におすすめ:一瞬のひらめきを大切にしたい人
利用料金:無料
5−8. PEAK(ピーク)-脳トレ:一流大学の協力で作られたアプリ
ケンブリッジ大学やニューヨーク大学など、一流大学の協力を得て開発された、「PEAK(ピーク)-脳トレ」。
1,200万回以上のダウンロード数を誇る、人気アプリです。
大人向けの脳トレゲームが45種類あり、必要なプレイ時間は1日に10分と、少しずつ攻略できます。
毎日新しいゲーム内容ができるようになり、アプリは随時アップデートされます。
パズルを攻略しながら記憶力や語学能力を鍛えることが可能です。
こんな人におすすめ:毎日少しずつプレイし、継続したい人
利用料金:無料(アプリ内課金あり)
5−9. 認知症診断テスト 脳トレや脳年齢チェック診断にも:認知症の早期発見が期待できる
認知症の可能性を早期に見つけることを目的につくられた、「認知症診断テスト 脳トレや脳年齢チェック診断にも」。
数問のテストに答え、結果を見て自分が認知症かどうかを判断する手助けになります。
表示された絵を覚えて回答に臨むものや、数字や漢字、図形を分析するものまで、多様な問題が揃っている点が特徴です。
こんな人におすすめ:さまざまな問題にバランスよく取り組みたい人
利用料金:無料
認知症診断テスト 脳トレや脳年齢チェック診断にものダウンロードはこちら
5−10. 認知症予防テスト~介護士が作る脳トレ・物忘れボケ防止のセルフチェック脳年齢診断:現場目線の脳トレ
出典:認知症予防テスト~介護士が作る脳トレ・物忘れボケ防止のセルフチェック脳年齢診断
認知症のセルフチェックの参考になる、「認知症予防テスト~介護士が作る脳トレ・物忘れボケ防止のセルフチェック脳年齢診断」。
出題される問題は、一般常識やパズルなどの難易度の低いものから、イラスト問題、歴史など高難易度なものまで揃っています。
介護福祉士の監修による認知トレーニング問題が多い点が特徴です。
実際に介護の現場で活用されている、脳を鍛えるゲームに挑戦しましょう。
こんな人におすすめ:認知症のセルフチェックに役立てたい人
利用料金:無料
認知症予防テスト~介護士が作る脳トレ・物忘れボケ防止のセルフチェック脳年齢診断のダウンロードはこちら
6. ブラウザで楽しめる脳トレ4選
脳トレのゲームはスマホ用アプリだけではありません。
スマホやパソコンのインターネットブラウザ(Google ChromeやSafariなど)を開いて、そのページ内でプレイできるゲームもあります。
スマホへのアプリのダウンロードが不要な点は、アプリよりも手軽といえます。
- ダスキンヘルスレントの「脳のトレーニングにチャレンジ!」:クイズ形式で脳トレ
- Dr.脳トレ:脳の5つの部位を活性化できる
- 介護アンテナ:介護施設などで実践できる
- らくコミュゲーム:豊富なラインナップ
6−1. ダスキンヘルスレント:クイズ形式の問題が揃う
ダスキンヘルスレントの「脳のトレーニングにチャレンジ!」は、インターネットブラウザ上でパズルゲームなどが楽しめるWEBサイトです。
パズルやクロスワード、漢字・熟語、計算など、豊富な内容があるため、毎日少しずつ楽しめます。
回答はその場で入力でき、不正解の場合はヒントが出されるなど、親切な仕様になっています。
こんな人におすすめ:スマホやパソコンで楽しみたい人
利用料金:無料
ダスキンヘルスレント 「脳のトレーニングにチャレンジ!」はこちら
6−2. Dr.脳トレ:脳の5つの部位を活性化できる問題ができる
1日5分から取り組めるWEBサイト「Dr.脳トレ」。
金町駅前脳神経内科の院長である、内野勝行医師の監修を受けた内容となっています。
30種類以上の脳トレが利用でき、いずれもタップやクリックだけで簡単に操作可能です。
脳トレの結果を他のユーザーと比較したり、日々の変化をカレンダーに記録したりできます。
結果は家族などに共有できるため、状況の把握や継続のモチベーションアップにつなげられます。
こんな人におすすめ:結果を他のユーザーと比較したい人
利用料金:無料
6−3. 介護アンテナ:さまざまな脳トレゲームを印刷可能
「介護アンテナ」のWEBサイトでは、介護施設などで実践できるレクリエーションが紹介されています。
脳トレもピックアップされており、気になる問題を家庭用のプリンターなどで印刷できます。
印刷できる環境があれば、紙に書きながら問題が解けるため、中高年もスムーズに取り組めるでしょう。
脳トレ以外にも塗り絵や迷路など、脳の刺激が期待できる内容が充実しています。
こんな人におすすめ:問題を紙に印刷したい人
利用料金:無料の会員登録が必要
6−4. らくコミュゲーム:シニア向け交流サイトのゲームコーナー
らくコミュゲームは、先述の中高年向けSNS「らくらくコミュニティ」内でプレイできるブラウザゲームです。
麻雀や将棋など定番ゲームから、東北大学加齢医学研究所の川島隆太教授監修の脳力ストレッチングゲームまで、豊富なラインアップが魅力です。
文字や画像を見ながら直観的に回答できるものが多く、脳トレに役立つゲームが揃っています。
こんな人におすすめ:らくらくコミュニティを利用している人
利用料金:無料
7.中高年向けの脳トレアプリを選ぶ3つのポイント
中高年が楽しみながら打ち込めるスマホアプリは多くあることがわかりました。
しかし、「あまりに数が多すぎてどのアプリを選べばよいかわからない……」と感じる人もいるでしょう。
ここでは、以下の3つのポイントから中高年向けの脳トレアプリの選び方を考えます。
2. 適度な刺激を感じられること
3. 短時間で済み毎日続けられること
7−1. 操作が簡単に行えること
一つ目のポイントは、簡単な操作性のアプリであることです。
スマホ画面を指先で選んだりなぞったりするだけで回答できる、シンプルな操作だけで使えるアプリを選びましょう。
脳への刺激を与えるために考えを巡らせたり、一瞬のひらめきに頼ったりする場合、ストレスなく回答できることが重要といえます。
問題の難易度ではなく、手軽な操作性を意識して開発されたアプリがおすすめです。
7−2. 適度な刺激を感じられること
2つ目のポイントは、適度に刺激を感じながら遊べることです。
幾ら操作性に優れたアプリでも、単調になりすぎるとすぐに飽きてしまう恐れがあります。
グラフィック面で優れているものや、正解数を評価してもらえるものなど、刺激の受け方は人によって異なります。
そのため、遊ぶたびに新たな発見が得られるような刺激のあるアプリがおすすめです。
7−3. 短時間で済み毎日続けられること
3つ目のポイントは、手軽に取り組めることです。
なるべく短時間で答えられるものにしましょう。
あまりにボリュームの多いアプリの場合、毎日遊ぶのが負担に感じてしまいがちです。
毎日数分間だけ遊んで、翌日以降の問題を解くのが楽しみに感じられるようにすれば、長く継続できます。
複数の脳トレアプリを併用すれば、問題の数をこなしつつもかける時間の抑制が可能です。
上記のポイントをもとに、習慣化できる脳トレアプリを見つけてください。
アプリやSNSを含め、スマホ依存症にならないよう気をつけてください。
8. 脳トレアプリを使う際の注意点
最後に、スマホで脳トレアプリを使う際の注意点を3つ紹介します。
アプリに熱中していると、見落としてしまいかねない点をまとめました。
- 長時間の利用を避ける
- 無意識に課金していないかチェックする
- 電池の消耗に気を付ける
8−1. 長時間の利用を避ける
ついついアプリに熱中してしまいがちですが、節度を守って楽しむようにしましょう。
スマホの画面を長時間見続けると、疲れ目の原因になります。
集中するあまり瞬きの回数が減り、ドライアイになる可能性があるため、アプリの時間の上限を決めるか、適度に休憩を挟むようにしましょう。
アプリやSNSを含め、スマホ依存症にならないよう気をつけてください。
8−2. 無意識に課金していないかチェックする
スマホのアプリは基本無料で遊べるものが多く、手軽にダウンロードしてしまいがちです。
しかし、中には課金が必要な要素があったり、最初は無料でも一定期間が過ぎると有料プランに切り替わったりする場合があります。
iPhoneの場合は「スクリーンタイム」をオンに設定すれば、アプリ内で課金が発生した際にパスワードの入力画面になるため、不用意な課金を防げます。
AndroidOSのスマホも同様に、Google Playのアプリの画面から、「ユーザーコントロール」内の「購入時には認証を必要とする」で課金を防ぐことが可能です。
スマホの使用中に気づかずに課金してしまったというトラブルは多く発生しているため、事前に対策をしておきましょう。
8−3. 電池の消耗に気を付ける
スマホアプリを使いすぎると、スマホ本体の電池の消耗を早めてしまいます。
オンラインに接続するアプリの場合、起動中にデータ通信を行うため電池を消費します。
アプリを使っていない時でも、情報の更新などのために自動で通信するアプリもあるため、バックグラウンド通信の設定をオフにするのも試しましょう。
また、何かしらの不具合が発生しているアプリをダウンロードしていると、スマホ本体への負担がかかり、電池の消耗が早まるのです。
アプリで充電が切れてしまい、緊急時に連絡ができないような状況にならないよう、常に電池残量を意識しながらアプリを使いましょう。
まとめ
中高年向けの脳トレとして効果的な方法を、運動・遊び・レクリエーション、書籍・ドリル、日常習慣、スマホアプリの視点から紹介しました。
いずれも家庭内で手軽に取り組める内容であり、隙間時間を使って積極的に脳トレを行いましょう。
おすすめはスマホアプリを使った脳トレです。
場所や時間を気にせずに遊べ、無料で使えるものも多くあります。
スマホアプリは常に新しいものが開発されているため、今後はより実用的な内容のものが楽しめるかもしれません。
認知症予防に脳トレを取り入れつつ、生活習慣の見直しと合わせて実践してみてください。
コメント