
「今さらかもしれないけれどSNSを始めたい。50代に人気のSNSってどれなの?」
「最近は50代以上でもSNSを使っているって聞くけど、危険なことってないの?」
SNSは、もはや若年層だけが使うものではなくなりました。50歳を超えてからSNSを始める人も少なくありません。確かに一番利用している層は20〜30代ですが、60代、70代のユーザーも健在です。
せっかくなら同年代とつながりたいから、50代のSNSの利用状況が知りたいという方も多いはずです。
そこで、
・50代のSNSの利用状況
・50代に人気のSNSは、Facebook、Instagram、LINE
・50代は要注意!SNSのトラブルを回避して安全に利用するポイント
をご紹介します。
SNSユーザーが年々増加している状況で、トラブルに巻き込まれる50代も増えているといいます。壮年のユーザーがSNSで巻き込まれるトラブルは、若年層のトラブルとは少々異なりますので、ぜひこの記事を読んで、気を引き締めてからSNSをスタートしてください。
目次
1.50代のSNSの利用状況
最初に、50代の最近のSNS利用状況をみてみましょう。
総務省情報通信政策研究所:平成30年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書 <概要> 令和元年9月 からご紹介します。
この調査結果では、主要SNSとして、Facebook、Twitter、LINE、mixi、Mobage、GREE、Instagramの7つが挙げられていますが、Mobage、GREE、mixiについてはこの記事では扱いません。
理由としては、Mobage、GREEは主にソーシャルゲーム(略してソシャゲと呼ばれている)を中心にして交流するSNSで、近年ではFacebookなどと比べて2割にも満たない利用率となっていること、mixiは、過去日本国内のSNSの先駆者的存在でしたが、Facebookが海外から入ってきたタイミングで利用者が激減してしまったので省きました。
平成30年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書 <概要> 令和元年9月のデータを元に、50代の主要SNS利用率の推移をグラフにしてみました。なお、Instagramは2015年から調査に追加されていますので、それ以前のデータはありません。
出典:総務省情報通信政策研究所:平成30年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書 <概要> 令和元年9月 16ページ「主なソーシャルメディア系サービス/アプリ等の利用率(年代別)」を元にグラフを作成
主要SNSの利用率すべてが上昇傾向にあるのがわかります。特にLINEはメールなどを利用するよりも即時にメッセージやりとりすることができるため、家族間の連絡に利用する方が増加したことが50代の利用率急増の一因だと思われます。また、女性に人気のInstagramの利用率の伸びがよく、このままいけば、Facebookと利用率で肩を並べる日がくるのは確実でしょう。
もうひとつ調査結果をご紹介します。同じく総務省情報通信政策研究所:平成30年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書 <概要> 令和元年9月からですが、50代の「平成30年度主なソーシャルメディア系サービス/アプリ等の利用率」をご紹介します。
ここでも、Mobage、GREE、mixiは省略します。その他、利用率が10%に満たないSNSも省きました。
出典:平成30年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書 <概要> 令和元年9月15ページ「平成30年度主なソーシャルメディア系サービス/アプリ等の利用率(全年代・年代別)」を元にグラフを作成
ここでもLINEが人気ですが、YouTubeも7割以上と高い利用率が出ています。同じ動画系SNSのニコニコ動画も11.1%ありました。ちなみにニコニコ動画の利用率が一番多い年代は、20代で35.4%となっています。
YouTubeの人気が高い理由として、スマホやタブレットの所有率が高くなり、移動の途中の空いた時間に動画を視聴する人が増加したからでしょう。YouTubeの利用率は年代に差はなく、全体の利用率も75.7%と高くなっています。
調査結果には10代から60代まで年代別にSNSの利用率が出ていますが、50代は20代や30代に比べれば、利用率は少し落ちるものの、facebookやInstagramは20%を超える利用率があり、積極的にSNSを利用している世代であると言ってもいい結果でした。
2.50代に人気のSNSは、Facebook、Instagram、LINE、YouTube
1章では、50代のSNS全体の利用状況についてご紹介しましたので、2章では1章でも取り上げた人気の高いSNSのそれぞれの利用状況についてご紹介します。
興味を持った方がすぐに利用できるように、スマートフォンやタブレット用アプリのダウンロード用リンクも載せましたので、ぜひ気になったSNSをのぞいてみてください。この章でご紹介しているSNSはすべて無料で利用できます。
2-1.facebook(フェイスブック)
ユーザー数 | 2,600万人(国内/2020年4月時点) |
ユーザー層 | 20〜50代/一番活発に使っている年齢層は高め。60代以上も利用者が増えている |
特徴 | ・複数アカウント登録は原則不可 ・原則的に実名登録が必須 ・プロフィール写真掲載が推奨されている ・出身地、出身校、所属組織などを登録して公開(範囲設定は可能) ・ビジネスやサークルなどでの利用も可能 |
「友達や同僚,同級生,仲間たちと交流を深めること」を目的としたSNSで、SNSと聞いたら誰もが真っ先に思い浮かべるくらい知名度の高さを誇ります。利用者数は全世界で25億人(2019年時点)を突破していて、日本国内の利用者数は2,600万人(2020年4月時点)となっています。
国内において、フェイスブック全ユーザーの最大のボリュームゾーンが30代で36.7%、ついで50代が36.2%と、50代がアクティブに利用していることがわかっています。
出典:2020年8月更新! 12のソーシャルメディア最新動向データまとめ « SNSマーケティングの情報ならガイアックス ソーシャルメディアラボ
フェイスブックは実名登録が推奨されており、顔写真も入れるように促され、ひとりで複数のアカウント登録をすることは原則禁止されているのが特徴。
登録できる個人情報の内容は、生年月日から、性別、出身校、出身地、所属している団体や勤務先など。
これらの個人情報を公開することによって、小学生・中学生時代の懐かしい友人に再会して、ふたたび交流が始まったりします。50代に人気があるのは、こういった「過去の友人関係の復活」ができることも要因のひとつといわれています。
また、50代は自分語りの場としてフェイスブックを活用していることが多いと言われています。若い世代のように、きらびやかな私生活を披露して自慢したり自己主張をするというよりも、ふだんの生活の中で自分が大切にしている人間関係や家族関係、趣味などを静かに披露する場としてフェイスブックを活用しています。
フェイスブックは毎日新しい情報を投稿して更新することができるので、日記を書くように気楽に利用を開始できます。なつかしい再会も期待できるSNSなので、50代からSNSをスタートしたいと考えているのであれば、安心しておすすめできます。
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2-2.Instagram(インスタグラム)
ユーザー数 | 3,300万人(国内/2019年3月時点) |
ユーザー層 | 20〜50代と幅広く、女性のユーザーが多い |
特徴 | ・画像を使ったコミュニケーションができる ・画像加工フィルターが数種類用意されており、プロ級の画像に加工できる ・Facebookとの連携が容易で、SNS内で使われる機能や言葉もFacebookと共通 ・画像から直接買い物ができる「ショッピング機能」がある ・24時間限定で動画を公開できる「ストーリー機能」もある |
インスタグラムは画像を共有するコミュニティサービスで、写真だけでなく動画も投稿できます。2019年3月時点で国内のユーザー数は3,300万人を超えていて、女性の利用率が高いことが特徴です。
インスタグラムを一番利用している年代は20代で48.8%、次いで30代が39.9%、40代30.4%と続き、50代の利用率は、29.3%となっています。
出典:2020年8月更新! 12のソーシャルメディア最新動向データまとめ « SNSマーケティングの情報ならガイアックス ソーシャルメディアラボ
インスタグラムの特徴は、ただ画像を投稿するだけでなく、画像を投稿する前にプロが撮影したような画像に加工ができるフィルターが多数揃っていることです。このフィルター機能によって、インスタグラムは爆発的な人気となり、「インスタ映え」といった流行語まで生み出しました。
では、50代のインスタグラムユーザーはどんな使い方をしているかというと、セレブやモデルの素敵なプライベートを覗き見するだけでは飽き足らず、フィルター機能をつかって、自撮り写真を美しく加工して「美魔女」として人気をあつめたり、海外旅行の写真や友人たちとの楽しい食事の写真などを精力的にアップしています。
今人気を集めている24時間限定で動画が公開できる「ストーリー機能」に挑戦する50代もいますし、使い方としては、若年層とそれほど変わりはありません。
文章を書いて交流するほかのSNSと違って、画像をアップすればいいだけなので、気軽に始めることができるのがインスタグラムの良さです。
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2-3.LINE(ライン)
ユーザー数 | 8,300万人(国内/2019年12月時点) |
ユーザー層 | 全年代で利用者数が多く、シニア層からも非常に人気が高い |
特徴 | ・チャット機能により、ライブ感が感じられる会話ができる ・ビデオ電話ができる(お互いの顔を見ながら通話できるテレビ電話機能) ・ラインニュース、ラインミュージック、ラインチケット、ラインペイなど、トーク以外の連携サービスも充実している |
ラインはもともとSNSではありません。ラインの基本的な機能は1対1で行う会話(トーク)機能で、当初は「インスタントメッセンジャー」と呼ばれていました。しかし、グループなど複数でも利用できるため、今ではSNSとして認識されるようになりました。
ラインの利用率は年代によってほとんど差がなく、10代から50代まですべて70%台で、非常に高い利用率となっています。
出典:2020年8月更新! 12のソーシャルメディア最新動向データまとめ « SNSマーケティングの情報ならガイアックス ソーシャルメディアラボ
ラインは文字による会話(チャット)が主体ですが、画像や動画、スタンプも投稿できます。スタンプは無料のものから有料(1種類が200円程度で購入可能)まで膨大な種類が揃っており、かわいいイラストで今の気分や感情を伝えることができるので特に若年層から絶大な人気を得ています。このスタンプが話題となり、ライン自体の人気にも火がついて爆発的に利用率が上がりました。
50代の利用率も近年急激に伸びていますが、家族間や友人との間で、気軽に連絡が取り合えることがライン人気の要因でしょう。
ラインがリリースされる前は、家族間で連絡を取り合う手段となると、メールや電話が主流でした。メールではタイムラグが発生しますし、電話はタイミングが合わないと出てもらえなかったりします。
しかしラインならメッセージが届けば通知してくれるのですぐに気づきますし、お互いにラインのトーク画面を開いている状態であれば、まるでその場で会話しているかのように瞬時にメッセージのやりとりができます。
この手軽さは経験してみないとわからないかもしれませんので、ぜひアプリをダウンロードして、ストレスのない文字による会話を体験してみてください。
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2-4.YouTube(ユーチューブ)
ユーザー数 | 6,200万人(国内/2018年) |
ユーザー層 | 男女差はほとんどなく10〜50代まで幅広く使われ、60代以上のユーザーも多い |
特徴 | ・動画にコメントを入れることができる ・動画を観るだけでなく、自分が配信することもできる ・動画配信によって広告収入が得られる |
動画を投稿したり視聴できるのがユーチューブです。ユーチューブも厳密にはSNSではありませんが、コメント欄があり、おもしろい動画には多くのコメントや応援メッセージが書かれ、ライブ配信ではチャットを介して配信者と視聴者でコミュニケーションを取ることもできるので、SNSと認識されています。
ユーチューブの利用率も10代から50代まで全ての年代で70%台という高い利用率で、50代の利用率は、73.4%となっています。
出典:2020年8月更新! 12のソーシャルメディア最新動向データまとめ « SNSマーケティングの情報ならガイアックス ソーシャルメディアラボ
50代のユーチューブユーザーはどんな使い方をしているかというと、男性の場合は、ビジネスに利用している人が多い傾向があります。ユーチューブは世界中で使われているので、語学の勉強などにも使えますし、新たなビジネスチャンスを求めて、世界中の動画をチェックしている経営者もいます。
ユーチューブに独自編集した動画を継続的に投稿して大量のファンを獲得し、広告収入等で稼いでいる人をユーチューバーと呼びます。ユーチューバーの中でもヒカキンさんは非常に有名なので知っている方も多いでしょう。
ユーチューバーは基本的に、動画に顔を出してしゃべったり踊ったり歌ったり、なんらかのアクションしたものを配信するため、かなりハードルが高いのですが、ユーチューバーに果敢に挑戦する50代も増えています。
50代の女性のユーチューバーもたくさんいます。動画の内容は、アンチエイジング、若く見えるメイク術など。今まで培ったキャリアや高い専門性を動画上で披露できれば、50代だからとあきらめることなく、十分楽しみながらファンを増やすことは可能です。
まずは気軽に動画を観ることからスタートできますので、今すぐユーチューブにアクセスしてみてください。
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〜コラム〜 50代でSNSデビューするなら、らくらくコミュニティがおすすめ
SNSデビューしてみたいけれど少し怖い。SNSは初めてだから安全で簡単に使えるSNSがいいと考えているのであれば、「らくらくコミュニティ」から始めることをおすすめします。
2012年8月にスマートフォン向けコミュニティサービスとしてスタートしたのが「らくらくコミュニティ」です。「らくらくホン」「らくらくスマートフォン」にはあらかじめ搭載されているため、圧倒的にシニアの利用者数が多いコミュニティとなっており、SNSの初心者が多いシニアが使いやすく、とても簡単に利用できる設計になっています。
シニア向けに設計されたSNSなので、とにかく安心・安全に使えます。他のSNSを使う前のお試しとして使ってみるのもおすすめです。 会員登録制のSNSなので、アカウント登録していない人は利用することができませんから、「プライバシーが知らないうちに漏れてしまうかも」といった不安を感じることなく利用することができます。
ここで「らくらくコミュニティ」をおすすめする3つの理由をご紹介します。
①専門スタッフが24時間、投稿された内容をチェックしているので安心
「らくらくコミュニティ」の一番の特徴は、専門スタッフが24時間投稿された内容をチェックしていて、個人情報が漏洩していないか、公序良俗に反していないかなどを確認してから公開されるようになっていることでしょう。
らくらくコミュニティでは、他のSNSとは違って、書き込みの直後に発言が他人の目に触れることはなく、専門のスタッフが「漏れてはいけない情報」が書かれていないか、他人を誹謗中傷した内容でないか等をチェックしてから掲載されます。
他のSNSに挑戦する前に、らくらくコミュニティを利用して、SNSの使い方に慣れておくと他のSNSに挑戦するときも安心できます。
②沢山の人に投稿を見てもらえる
らくらくコミュニティではフォロワーがいなくてもたくさんの方に投稿を見てもらえる仕組みになっていますので、まだ知り合いではない人でも投稿を見ることができます。
③リアクションボタンがあるので簡単・気軽に押してもらえる
リアクションボタンが簡単で使いやすい点も大きなポイントです。
誤クリックをしてしまいやすい広告宣伝の類も一切なく、とにかく安心・安全に利用できるのが1番の魅力です。
人生の先輩であるシニア層の利用者が多いので、ゆったりリラックスした空気が流れるおだやかなSNSです。会員登録したからといって、いきなりなにか発言しなくてもいいので、まずは中をのぞいて見てください。今すぐ、らくらくコミュニティに登録して、SNSデビューしましょう。
3.50代は要注意!SNSのトラブルを回避して安全に利用するポイント
SNSは、リアルな生活空間とは大きく違い、普段顔を見合わせてはできないような、攻撃的な発言や秘密の打ち明け話などができてしまう少し特別な場です。そんなSNSの特性を悪用して、人を貶めようとする人が残念ながらいるのが現状です。
特に、40〜50代からSNSを始めた人は、SNSに潜んでいる怖さを知らずに、トラブルに遭遇してしまうことも多いのです。
そこで、特に最近50代に増えているというSNS上のトラブルをご紹介します。しっかりと読んで気を引き締め、トラブルを未然に防ぎましょう。
本来SNSは、安全に楽しく、人と人とのつながりをひろげていくツールです。ぜひ、「自分は大丈夫」と思わずに、慎重な行動を心がけてください。
3-1.うまい儲け話に注意する
壮年世代のSNSユーザーが一番気をつけなくてはいけないのが、怪しい儲け話です。お金をあまり持っていない若年層が遭遇するトラブルとは大きく異なり、50代はある程度のお金の蓄えがあるので、「うまい儲け話」をエサにして近づいてくる人が多くいて、ひっかかってしまう50代も多いのです。
SNSは私生活を他人にオープンに見せる場でもあるため、ブランド品を自慢したり、豪華な暮らしをしていることを公開している人もいます。海外旅行の写真や毎日のように更新されるグルメ料理の写真……
実は、これはお金儲けに興味がある人を惹きつけるための「囮(おとり)」で、友だちになると、セミナーに誘われたり高額な情報商材を売りつけてきたりします。
情報商材とは、高額な収入を得るためのノウハウを商品として販売しているもので、10万〜30万と高額で販売されているものです。ノウハウ通りのことをすればあなたも億万長者になれますよと、情報商材の購入を勧めてくるのですが、ノウハウの中身はほとんど儲けが出ないような陳腐なものが多く、詐欺と言ってもいいものです。
情報商材を購入し、老後のために蓄えておいた大切なお金を失ってしまった50代が急増しています。誘いに乗ってしまうと、後々悔やんでも悔やみきれない後悔をすることになります。くれぐれも、簡単にお金を稼ぐ方法があるよ、といった誘いに乗らないように注意してください。
参考記事:SNS悪用の消費者トラブル 過去最多に 50代60代は急増 | 注目記事
3-2.アダルト情報サイト、出会い系サイトへの誘いには乗らない
SNS経由でアダルト情報サイトや出会い系サイトへ誘導し、そのアクセス履歴から脅迫してお金を巻き上げたりするトラブルも増えています。
アダルト情報サイトなどでトラブルに遭遇した場合、妻(夫)や子供など家族に知られたくないという気持ちが働きます。そこを犯人は突いてくるので、「このことをバラされたくなかったらお金を払え」と迫るのです。
アダルト情報サイトも、出会い系サイトも、きちんと運営されているサイトはたくさんありますので、全てが利用してはいけないというわけではありません。しかし好奇心や出来心で運営者のよくわからないサイトを利用するとトラブルに遭遇しやすくなります。
SNS上の交友関係は、顔が見えなくて薄い関係であるぶん、《家族に秘密》の行動がしやすくなっています。友だち申請をしてもらうことはうれしいものですが、相手の素性がわからないうちは、軽々しく誘いにのったりしないように注意しましょう。
参考記事:SNSトラブル、中高年急増 50代相談、5年前の9倍
3-3.個人情報の流出に最大限の注意を払う
50代に限らず、SNSを利用する全ての人が気をつけなくてはいけないことですが、個人情報の流出には、最大限の注意を払いましょう。
フェイスブックなどでは、情報の公開範囲が設定できます。公開範囲を間違うと、見ず知らずの人にまで、自分のプロフィールが知られてしまいます。しかし公開範囲を狭くしすぎると、交友関係が広がらないので、どこまで公開するかは慎重に決める必要があります。
私は匿名でSNSをやっているから大丈夫、とは言えません。特にSNSに写真を載せるのは、大きなリスクを伴いますので、慎重に写真投稿を行うようにしてください。
多くの人はスマートフォンで写真を撮影し、即座にスマートフォンからSNSに写真を投稿します。しかし、最新のスマートフォン機種に搭載されているカメラは非常に高機能で画質も高画質となっており、なんでも鮮明に写してしまうことで、個人情報が漏れてしまう恐れがあるのです。
室内にも室外にも、意図せずに反射して写り込んでしまうものがたくさんあります。たとえば、窓ガラス、家電製品、ステンレス製品、車の車体などに周りの風景などが写り込んでしまうのです。画像が鮮明なぶん、こういったところから、どこで撮影したのかや時間帯などもわかってしまいます。
最近では、ピースサインをした手の指紋までが鮮明に写ってしまうということで問題になっています。
参考記事:ピースサインから指紋、瞳に写る最寄り駅 SNSから盗まれる個人情報
SNSは、個人情報を完全に漏らさずに使うことは不可能に近いものです。ある程度自己開示をしないと友人が作れないからです。しかし、不用意に漏らしてしまうと、犯罪やトラブルを呼び寄せます。特に写真から漏れることが多いので、画像を投稿する際には、なにが写っているかよく確認してからSNSに投稿するように心がけましょう。
4.まとめ
もう50代だから、と諦めなくても、すでにSNSを利用している同年代がたくさんいることがわかりましたね。ぜひ、気になったSNSを今すぐ始めてみてください。最初はこちらから情報を発信せずに、眺めているだけでもいいので気軽にスタートしてみましょう。
最後にSNSのトラブルを回避して安全に利用するポイントを復習しておきましょう。
1.怪しい儲け話に注意する
2.アダルト情報サイト、出会い系サイトへの誘いには乗らない
3.個人情報の流出に最大限の注意を払う
安全にSNSを利用して、楽しく友人関係を広げましょう。いきなり、フェイスブックやインスタグラムを使うのはちょっと怖いと感じている方は、らくらくコミュニティを利用してみてください。会員登録制なので、安心・安全なSNSとなっています。シニア向けSNSなので、肩肘張らずにリラックスしてSNSデビューできます。ぜひご利用ください。
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