
「フォトコンテストに出品してみたい!フォトコンテスト情報はどうやってみつければいい?」
「写真は初心者だけど、フォトコンテストに入賞する方法ってないの?」
日本国内に限っても一年中、さまざまなジャンルで多くのフォトコンテストが行われています。コンテストのレベルもクオリティの高さを競うハイレベルなものから、初心者でも応募できるコンテストまでさまざま。
ベストショットをフォトコンテストに出品するのですから、できれば入賞を狙いたいですよね!
そこで、
1.初心者でも入賞できるかも?おすすめフォトコンテスト
2.フォトコンテストの情報を得る4つの方法
3.フォトコンテストを選ぶ注意点
をご紹介します。
初心者であっても、フォトコンテスト入賞は夢ではありませんがコツがあります。フォトコンテスト入賞を目指して、撮影技術をアップしていきましょう。
*各章にフォトコンテストの主催者サイトのリンクを貼っていますが、フォトコンテストの募集期間は短いものが多く、すでに締め切りが過ぎているものもありますのでご了承ください。
1.初心者でも入賞できるかも?おすすめフォトコンテスト
最初に、初心者でも入賞できる可能性の高いフォトコンテストをご紹介します。
1.初めて開催されるコンテスト
2.データで応募できるコンテスト
3.地域限定のご当地コンテスト
4.ワンコ・ニャンコ写真のコンテスト
5.風景写真のコンテスト
6.乗り物写真のコンテスト
ここでご紹介するフォトコンテストがなぜ初心者でも入賞できるかというと、
・ベテラン勢が応募してくる確率が低い
・同じジャンルのコンテストが毎年、非常に数多く開催されている
・作品に求められるクオリティがそれほど高くない
・募集要項なども初心者向けでハードルが低い
という特徴があるコンテストだからです。
「一度はフォトコンテストで入賞してみたい!」と狙っている方はぜひ参考にしてください。
1-1.初めて開催されるコンテスト
開催1回目というフォトコンテストは、非常に狙い目です。なぜなら、知名度が低いからです。ジャンルはさまざまなので、2章でご紹介するフォトコンテストを探す方法をお読みになり、「第1回」と表題に入ったフォトコンテストを探してみてください。
*残念ながら、2020年春以降行われる予定だった第1回目のフォトコンテストは、新型コロナウィルスの影響から、いくつか中止となっています。今後の参考として中止もしくは終了となったコンテストもリンクを貼りますので、来年以降の開催を期待しましょう。
開催(5/30締め切り済):
中止:
美ヶ原|一里花桃の里写真コンテスト |hanamomofot
2020年春以降は、「STAY HOME」をテーマにしたフォトコンテストが増えつつありますので、今から家の中でテーマを探して撮影を始めておくといいかもしれません。
参考: パロマ 110周年プロジェクト 第5回フォトコンテスト「その笑顔にありがとう」
1-2.データで応募できるコンテスト
フォトコンテストの応募方法には、プリントして応募するタイプとデータで応募するタイプのものがあります。ふたつのうち、データで応募するほうが入賞しやすいと言われています。プリントして応募するフォトコンテストはハードルが高いからです。
なぜプリント応募のほうがハードルが高いかというと、写真をプリントするのにも技術が必要で、プリントのテクニック次第で写真のクオリティは大きく変わるからです。プリントテクニックが身についていない初心者が、プリントテクニックを身につけたベテラン勢のクオリティに勝つのは至難の技です。
◉データ応募とプリント応募の違い
応募方法 | データ応募 | プリント応募 |
作品の提出方法 | デジタルデータの状態で作品を提出 | 規定の大きさの紙にプリントして提出 |
難易度 | 易 | プリントのテクニックが必要 |
注意点 | ・容量が大きすぎると送信できない場合がある(規定の容量以下にサイズダウンすること) | ・加工の可不可を確認しておくこと。 ・入賞した場合は、オリジナルデータやフィルムの提出が求められる場合が多い |
プリントの技術がまだ未熟な時期には、データで応募できるフォトコンテストに挑戦してみましょう。
データ応募ができるフォトコンテスト
参考:わぉ!な生きものフォトコンテスト吉備津神社 四季写真・動画コンテスト第2回「COOL JAPAN VIDEOSフォトコンテスト –日本のグルメ-」
1-3.地域限定のご当地コンテスト
地域限定で行われるいわゆるご当地フォトコンテストも穴場です。やはり、応募する人が少ないというのが、初心者におすすめの理由となります。
おすまいの地域で行われているフォトコンテストを探してみましょう。大々的に募集をかけていないことが多く、情報が得られるのは、県や市が発行している広報紙やタウン誌というケースが多いので、よくチェックしてみましょう。県や市町村のホームページに募集要項が掲載されていることもあります。
1-4.ワンコ・ニャンコ写真のコンテスト
犬や猫などペットを飼っているのであれば、ぜひ応募したいのがワンコ・ニャンコのフォトコンテストです。なぜワンコ・ニャンコのフォトコンテストは入賞しやすいのかというと、とにかくコンテストの開催数が多いからです。また、募集要項なども特に難しい規定は設けていないものが多いのも魅力です。
高度なテクニックは必要ではなく、愛くるしいペットの一瞬見せる「おもしろい表情・しぐさ」や「傑作な瞬間」を撮影できればいいので、気負いなく撮影も応募もできます。
ノラ猫などでも応募可能な場合もあるので、ペットを飼っていない方も挑戦してみてはいかがでしょうか。
参考:あーすぷらざにゃんコン【MOW★2021】年賀状コスプレフォトコンテスト
1-5.風景写真のコンテスト
風景写真のコンテストも初心者に人気があります。スナップ写真と呼ばれる、思いついた瞬間に撮影したような気軽な風景がテーマのコンテストなら、初心者でも入賞が狙えます。
本格的に三脚を用意して構図を考えて撮影しなくてはならないような風景写真はベテランの応募が多いので、初心者は、散歩の途中や行楽地に行った際に気軽に撮影したような写真でも応募できるフォトコンテストを選びましょう。
参考:しんじ湖サンセットなび「第3回 自慢の宍道湖写真コンテスト」旅とあなたの推しもみじフォトコンテスト
1-6.乗り物写真のコンテスト
車や電車、バイク、航空機など乗り物をテーマにした写真も初心者が応募しやすいフォトコンテストです。テクニックよりも被写体に対する愛情があればいいので、鉄道ファンの方や特定の車種やバイクに思い入れのある方にはおすすめです。
特に鉄道の写真は非常に人気があり、全国の各鉄道会社が定期的にコンテストを行っています。車はクラシックカーからスポーツカーまでテーマがさまざまなので、ご自身が好きなジャンルのフォトコンテストを探してみてください。
参考:第4回名鉄写真コンテスト「鉄道のまち白山」 インスタフォトコンテスト
〜コラム〜 人気のSNS「らくらくコミュニティ」では定期的にフォトコンテストを開催中!
画像共有SNSで有名なインスタグラム(Instagram)では、さまざまフォトコンテストが行われていますが、シニア層に大人気のSNS「らくらくコミュニティ」でも、本格的なフォトコンテストが行われているのでご紹介します。
まず、「らくらくコミュニティ」についてご紹介しましょう。
2012年8月にスマートフォン向けコミュニティサービスとしてスタートしたのが「らくらくコミュニティ」です。「らくらくホン」「らくらくスマートフォン」にはあらかじめ搭載されているため、圧倒的にシニアの利用者数が多いコミュニティとなっており、SNSの初心者が多いシニアが使いやすく、とても簡単に利用できる設計になっています。もちろん、利用は無料です。
大きな特徴は以下の4つです。
◉専門スタッフが24時間、投稿された内容をチェックしているので安心
らくらくコミュニティでは、専門スタッフが24時間投稿された内容をチェックしていて、個人情報が漏洩していないか、公序良俗に反していないかなどを確認してから公開されます。他のSNSとは違って、書き込みの直後に発言が他人の目に触れることはなく、専門のスタッフが「漏れてはいけない情報」が書かれていないか、他人を誹謗中傷した内容でないか等をチェックしてから掲載されます。
◉全くの初心者が参加できる「自己紹介用の掲示板」が用意されている
らくらくコミュニティには、そんな人も優しく迎え入れてくれる「自己紹介用の掲示板・はじめまして」が用意されています。趣味のこと、飼っているペットのことなどなんでもかまわないので、自己紹介してみてください。先輩のユーザーがコメントをくれたり、たくさんの人が「拍手ボタン」を押して応援してくれます。
◉慣れてきたら、自分で撮影した写真、絵画や俳句などをアップして皆に見てもらえる
らくらくコミュニティには、旅、食、ペット等についての掲示板が用意されていて、自分が撮影した写真を他のユーザーに見てもらったり、他のユーザーの写真を見たり、コメントをもらったりして交流することができます。自作の俳句や川柳、絵画や工作などを披露する掲示板もあります。
◉プライバシーがしっかりと守られたファミリーページも作れる
ファミリーページとは、ユーザー登録した家族間で写真やメッセージを送り合うことができるページです。完全非公開で利用することができ、プライバシーが守られた状態で写真やメッセージが送れるのでとても安心です。
らくらくコミュニティでは、定期的に写真コンテストが行われており、こちらも大人気です。
・撮影はスマホでも一眼レフでもどちらでもOK!
・応募方法は、SNS内のフォトコンテスト専用掲示板に投稿するだけ!
・プロの写真家が選考する本格的なフォトコンテストです!
ほぼ毎月開催されており、テーマはその月によって変わります。
2020年1〜5月のテーマをご紹介します。
1月/見つけた ! 気づいた ! 新発見 ! !
2月/わたしの好きな「日本」
3月/令和はじめての春
4月/我が家のお楽しみ
5月/とっておきの一枚
現在行われているフォトコンテストの内容は、らくらくコミュニティのアカウントを登録して、ログインをすると閲覧することができます。
こちらは、らくらくコミュニティ内で開催されているフォトコンテストの概要です。参考にしてください。
2.フォトコンテストの情報を得る4つの方法
フォトコンテストの情報を得る4つの方法をご紹介します。
1.ネットのポータルサイト(情報をまとめたサイト)
2.カメラメーカー、プリンタメーカー等開催のフォトコンテスト
3.カメラや写真の専門誌
4.住んでいる地域の広報紙やタウン誌等
フォトコンテストは告知から3ヶ月程度の短い期間で応募を締め切る傾向があり、アンテナを立てておかないと、情報を得ることが難しいものです。しかし、毎年のように行われる定番のフォトコンテストもありますから、「このフォトコンテストに入賞するぞ!」と目標を設定して、来年の募集時期までに腕を上げておくといったこともできます。
ぜひ、あなたに適したフォトコンテストを見つけてください。
2-1.ネットのポータルサイト(情報をまとめたサイト)
一番手軽に情報を得ることができるのが、インターネットのポータルサイト(情報をまとめたサイト)で探すことです。
気をつけたいのは、ポータルサイトに載っている情報はほんの一部ということです。実際には、インターネット上に情報が出ないフォトコンテストもたくさんありますので、小規模なフォトコンテストの情報に知りたい方は、新聞・雑誌などに掲載される情報をチェックしたり、この後の章「2-4. 住んでいる地域の広報紙やタウン誌」を参考にしてください。
全国フォトコンテスト情報ポータル|Picru[ピクる]
写真 フォトコンテスト情報サイト フォトコンめぐり|全国の 写真 フォトコンテスト 開催一覧 登録
フォトコンテスト|NPO法人フォトカルチャー倶楽部
2-2.カメラメーカー、プリンタメーカー等開催のフォトコンテスト
カメラメーカーやプリンタメーカーが主催のフォトコンテストは伝統があり長年行われています。プロを目指しているのであれば、ぜひ挑戦したいコンテストです。どちらかというとベテラン勢が応募するコンテストなので、初心者は過去の入賞作品などを見て研究し、自分の腕を上げる参考にしましょう。
ニコンフォトコンテスト
キヤノン:キヤノンフォトコンテスト
エプソンのコンテストポータル | エプソンのフォトポータル
フォトコンテスト|カメラのキタムラ
2-3.カメラや写真の専門誌
カメラ専門誌や写真雑誌主催のフォトコンテストも長年行われています。専門誌ですから、全国で行われているフォトコンテストの情報も多く掲載されています。
ネット上でも情報は得られますが、雑誌本体を購入することもおすすめします。なぜなら、プリントされている写真を見ることは非常に勉強になるからです。ネット上で見ている写真(画像)の見え方は、今使っているパソコンやスマホの性能に左右されますので、本来の写真の良さが再現できていない可能性もあります。プリント技術の腕を上げたいのであれば、紙にプリントされた写真を研究しましょう。
フォトコンテストの情報収集とともに、写真の腕を上げるための知識も得られるので、ぜひ写真雑誌を購入してみてください。
日本写真企画 フォトコン
フォトコンテスト情報 | CAPA CAMERA WEB
日本カメラフォトコンテスト:日本カメラ社
第5回 岩合光昭さんが審査する アサヒカメラ ネコ写真コンテスト
2-4.住んでいる地域の広報紙やタウン誌等
穴場のフォトコンテストを見つけたいのであれば、お住いの地域の広報紙やタウン誌などに掲載されている情報をチェックしましょう。
市区町村のホームページなどにもご当地フォトコンテストの情報が掲載されていることもあります。また近所のカメラショップや、大手スーパーの掲示板などにもコンテスト告知のポスターが張り出されていることがあります。
小規模のフォトコンテストは一部のカメラ好きの間でしか知られていなかったりするので、カメラ仲間などに聞いてみるのも一つの手段です。
3.フォトコンテストを選ぶ際の注意点
フォトコンテストを選ぶ際の注意点をご紹介します。基本的なことですが、いい写真が撮影できたからといって、どんな写真でも応募ができるわけではありません。フォトコンテストごとに応募の条件が定められているので、それをしっかり確認することが大切です。
1.応募要項・応募の規定を必ずチェックする
2.締め切りに間に合うコンテストを選ぶ
3.自分が応募できる方法のコンテストを選ぶ
4.以前も出展した写真である場合は、再応募可能かを確認する
応募要項に反した作品は、どんなに素晴らしい出来映えでも入賞することはありませんから注意してください。
3-1.応募要項・応募の規定を必ずチェックする
一番の基本ですが、応募要項、応募の規定は必ず確認しましょう。調べてみて応募の条件から外れているのであれば、残念ながら出品はあきらめましょう。
チェックしたい主な項目は以下になります。
・コンテストのテーマ
・応募点数(複数出品が可能なコンテストもある)
・画像加工の可・不可
・画像のサイズ(データ応募でも容量が決められている場合がある)
・使用カメラの種類(スマホカメラ不可といった場合もある)
・応募の方法(データとプリントでは異なることが多い)
・撮影期間(決められた撮影期間から外れている)
・締め切り日
プリント応募の場合は、厳密に大きさが指定されている場合もあります。せっかくのベストショットが規定のサイズから外れているといった理由で落選したら悲しいですよね。しっかりとサイズを測って規定を守って応募しましょう。
3-2.締め切りに間に合うコンテストを選ぶ
締め切りの確認も大切です。フォトコンテストの作品募集期間は最長でも1年程度です。ほとんどのフォトコンテストは、3ヶ月程度で締め切られます。
コンテストの作品募集の告知がスタートしたタイミングに作品がなければ締め切りまでに撮影し、プリント応募なら、プリントまで終わらせなくてはいけません。締め切り間近にバタバタと撮影したものは、プロの目には見抜かれてしまうと思っていたほうがいいでしょう。
毎年恒例のフォトコンテストもあります。そういったフォトコンテストの場合は、応募に間に合うように前の年から撮影の計画しておきましょう。
野外の撮影などは、季節や天候に左右されるので、ベストショットは運任せとなってしまいがちです。狙っているフォトコンテストがあるなら、早めに撮影をスタートすることでたくさん撮影することができ、ベストショットの確率が高まります。締め切り日から逆算して、早めに撮影を開始しましょう。
3-3.自分が応募できる方法のコンテストを選ぶ
フォトコンテストは種々多様なので、自分が応募できるレベル、方法のコンテストを選ぶことが大切です。
フォトコンテストのジャンルはさまざまですし、応募の条件もさまざまです。写真の提出方法もデータ応募のみ、逆にプリント応募のみの場合もあれば、どちらでもOKの場合もあります。
画像のレタッチ(加工や修正)をしてはいけないコンテスト、画像加工がOKのコンテストもあります。
今の自分の撮影のレベルでは応募できないというコンテストもあるはずです。ハイレベルなフォトコンテストは、入賞を目指して自分の腕を磨く目標としましょう。写真を続けるモチベーションになってくれます。
3-4.過去に出品した写真は、再応募可能かを確認する
過去出品した写真は、再応募可能かを必ず確認するようにしましょう。コンテストごとに応募の条件は異なるので一概に言えませんが、一度でも他のフォトコンテストに出品した作品は受け付けないというフォトコンテストもありますし、他のフォトコンテストの落選作品でもOKのフォトコンテストもあります。
ベストショットが撮れると、なんとしても入賞したいという欲が出てくることがあります。落選してもあきらめきれないという場合もあるかもしれませんが、この悔しさを、腕を上げるバネとして使いましょう。
また一度入賞した作品を複数のフォトコンテストに再出品するのはマナー違反となります。
フォトコンテストの応募のルールについては以下のサイトも参考にしてください。
参考:一般社団法人 日本フォトコンテスト協会(JPO)公式サイト
4.まとめ
全国各地で、さまざまなジャンルのフォトコンテストが定期的に行われています。初心者でも入賞したいのであれば、情報収集は大切な第一歩です。
ここで、フォトコンテストの情報を得る4つの方法を復習しておきましょう。
1.ネットのポータルサイト(情報をまとめたサイト)
2.カメラメーカー、プリンタメーカー等開催のフォトコンテスト
3.カメラや写真の専門誌
4.住んでいる地域の広報紙やタウン誌等
らくらくコミュニティで行われているフォトコンテストもおすすめです。毎月開催していて、プロが選考してくれるという本格派のフォトコンテストです。気軽に応募できますので、ぜひらくらくコミュニティに登録して、フォトコンテストに挑戦してみてください。
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