老後に備え知っておきたい年金受取額の現状と4パターンで見る概算表

年金

「自分は将来、どのくらい年金を受け取れるのだろうか」「老後の生活は年金だけで大丈夫なのだろうか」と考えていませんか?

厚生労働省年金局の「平成29年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」によると、老齢厚生年金(第1号)受給者の平均月額は約14万7千円です。また、老齢基礎年金の平均月額は約5万5千円です。

また、老齢年金の支給額は、物価や日本の経済状況などを加味しながら、少なくとも5年ごとに見直されるので、生涯定額ではありません。また、公的年金を納めた年数など、個人個人の状況に応じて支給額が決定されるため大きな幅があります。

この記事では、まず老齢年金の基礎的な部分を確認し、次に「会社員と専業主婦(夫)」「夫婦ともに会社員」「夫婦ともに自営業」「シングルの会社員」の4パターンで現状の老齢年金受取額をみていきます。

さらに、「ねんきん定期便」や「ねんきんネット」を利用して老齢年金の見込額を知る詳しい方法や、ネットで解決できない場合の相談窓口も紹介します。

老齢年金についての理解が深まり、大まかな受取額を確認でき、老後について考えるきっかけになれば幸いです。

1.将来の老齢年金の受取額は正確には分からないが現状の受け取り概算額は推測が可能!

これから老齢年金を受け取る人も、すでに年金受給がはじまっている人も、将来的な年金受取額を正確に知ることはできません。

なぜなら、公的年金制度はこの先もずっと運営していく必要があるので、少子高齢化などの社会情勢や物価、今後の日本経済の見通しに合わせて、少なくとも5年ごとに見直して調整するようになっているのです。

詳細は、厚生労働省「いっしょに検証!公的年金」 でマンガやイラスト付きで説明されているので、参照してみてください。

次の章では、現状でどのくらい年金を受け取れているのか大まかに知ることは可能なので、みていきしょう。

老齢基礎年金とは
老齢基礎年金は、国民年金の加入者だった人の“老後の保障”として給付され、65歳になったときに支給されます。保険料納付済期間(厚生年金保険や共済組合の加入期間を含む)と保険料免除期間など合わせて10年以上あれば、終身に渡って受け取れます。

2019年6月現在、20~60歳(40年間)の保険料をすべて納めると、満額の77万9千3百円(月額約6万5千円)を受け取れます。国民年金保険料の免除期間などがある人は、支払っていない額が反映された額での支給となります。

希望すれば、60歳からの老齢年金受け取り(繰り上げ受給)も可能ですが、その分減額されます。例えば60歳から受け取ると、30%減額されます。また、66歳以降の老齢年金受け取り(繰り下げ受給)も可能で、この場合は増額されます。例えば70歳から受け取ると、42%増額されます。

老齢厚生年金とは
老齢厚生年金は、厚生年金の加入者だった人の“老後の保障”として給付され、65歳になったときに老齢基礎年金に上乗せする形で支給されます。

厚生老齢年金の受取額も、個人個人の条件に沿い複雑な計算がなされます。会社員や公務員として得ていた報酬に比例して支給される部分や、加入期間に応じて支給される部分もあり、支給される段階で配偶者・子どもがいるのかどうかでも条件が異なります。

また老齢厚生年金も、老齢基礎年金同様、繰り上げ受給や繰り下げ受給が可能です。

 

参照サイト:日本年金機構「老齢年金ガイド」

2.パターン別でみる大まかな年金受取額

年金

ここでは、現状での老齢年金受け取り額をみていきます。例として50代の方が該当する4パターンを想定し、三井住友銀行の「年金試算趣味レーション」で計算した結果です。

概算表

年金受取額

パターン1:会社員+専業主婦(夫)の場合
夫50歳(35年間会社員・現在の年収600万)、妻50歳(専業主婦)で、65歳から老齢年金を受け取る場合と仮定しました。

夫の老齢基礎年金6.4万円+老齢厚生年金:8万円
妻の老齢基礎年金6.4万円(老齢厚生年金なし)
合計:20万8千円

パターン2:どちらも会社員の夫婦の場合
夫50歳(35年間会社員・現在の年収600万)、妻50歳(30年間会社員・現在の年収400万)で、65歳から老齢年金を受け取る場合と仮定しました。

夫の老齢基礎年金6.4万円+老齢厚生年金:8万円
妻の老齢基礎年金6.4万円+老齢厚生年金:4万8千円
合計:25万6千円

パターン3:ずっと自営業の夫婦の場合
20代はアルバイトという形での修行期間、30代で独立して夫婦で飲食店を営んでいるなど、基本的に2人とも自営業で65歳から老齢年金を受け取るケースなど仮定しました。

夫の老齢基礎年金6.4万円(老齢厚生年金なし)
妻の老齢基礎年金6.4万円(老齢厚生年金なし)
合計:12万8千円

パターン4:会社員でシングルの場合
学業を終えてから、35年間会社員で、現在の年収が600万円である独身者が、65歳から老齢年金を受け取る場合を仮定しました。

老齢基礎年金6.4万円+老齢厚生年金:8万円
合計:14万4千円

あくまでも簡単な試算であり、このパターンに当てはまらない人も多いはずです。次の章では、ご自身の老齢年金の受け取り見込額を知る方法を紹介します。

3.現状の年金見込額をきちんと知る方法

年金

現在はライフスタイルが多様化しているので、2章で例に挙げたパターンに当てはまらない人が増えています。1章で触れた通り公的年金の受け取り額は定額ではないのですが、現状での老齢年金の受け取り見込額を知ることは可能です。

3-1.「ねんきん定期便」で現状を把握

平成21(2009)年以降、毎年誕生月に「ねんきん定期便」というハガキまたは封書が届きます。全期間の年金記録情報が封書で届くのは35歳、45歳、59歳の節目の年であり、それ以外は直近1年間の情報がハガキでチェックできます。

50歳以上の人に届くハガキには「老齢年棋院の種類と見込額」が記載されていますが、50歳未満の人へはこれまでの加入実績に応じた年金額が記されているので、実際に受給する額とはかなり異なります。50歳未満の方は、次に紹介する「ねんきんネット」の利用がおすすめです。

そのほか「ねんきん定期便」に関する詳細は、以下のサイトで確認できます。
https://www.nenkin.go.jp/service/nenkinkiroku/torikumi/teikibin/20150331-05.html

3-2.「ねんきんネット」でも確認可能

基礎年金番号を持っていれば、ユーザーIDを取得した上で「ねんきんネット」を利用できます。いつでもどこでも、パソコンやスマートフォンから年金情報を確認できるので便利です。また50歳未満の人も、この先の見通しを入力すれば、現状での老齢年金の見込額を知ることができます。

具体的には
● 年金記録の確認
● 年金見込額の確認・算出
● 電子版「ねんきん定期便」の閲覧
● 日本年金機構から郵送された各種通知書の確認
など行えます。

そのほか「ねんきんネット」に関する詳細は、以下のサイトで確認できます。
https://www.nenkin.go.jp/n_net/

3-3.「ねんきんダイヤル」や全国の年金相談窓口

「ねんきん定期便」や「ねんきんネット」を参照してもよく分からないことがあるとき、また老齢年金について直接問い合わせしたいことがあるときは、まず電話での相談が便利です。

「ねんきんダイヤル」 0570-05-1165(ナビダイヤル)
※050で始まる電話でかける場合は、03-6700-1165(一般電話)

電話での年金相談窓口に関する情報は、以下のサイトで確認できます。
https://www.nenkin.go.jp/section/tel/index.html

上記の「ねんきんダイヤル」で、最寄の年金事務所や年金相談センターでの相談予約も可能です。

4.まとめ

この記事では、老齢年金の受取額(見込額)についてみてきました。

まず、老齢年金の受取額は正確には分からないということを説明しました。その理由は「老齢年金の支給額は社会情勢や物価に応じて、少なくとも5年ごとに見直されるから」でした。

次に、「会社員と専業主婦(夫)」「夫婦ともに会社員」「夫婦ともに自営業」「シングルの会社員」の4パターンで、現状の老齢年金の大まかな受取額を参考程度にみました。

さらに、「ねんきん定期便」や「ねんきんネット」を利用して老齢年金の見込額を知る方法や、ネットで解決できない場合の相談窓口も紹介しました。

ご自身の年金見込額を調べ、老後の生活に対する不安が少しでも軽減されることを願っています。

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