60歳からの働き方をしっかりイメージ!定年後の再就職・シニアの仕事探し10選

ジャケットを羽織るビジネスマン

60歳を目前に、「定年退職後はどのように過ごそうか」とお考えの方は多くいらっしゃるかと思います。

厚生労働省によると、平成292017)年の時点で男性の平均寿命は 81.09 年、女性の平均寿命は 87.26 年であると発表されています。

つまり、60歳で定年を迎えてからも、男女ともに平均して20年以上の余生があるということです。

定年後は趣味を謳歌したり、各地を旅行したりするなど、すでにいくつかのライフプランを思い浮かべていらっしゃる方もいるでしょう。

年金が支給される年齢には個人差がありますが、65歳の場合は5年間も待たねばなりません。
その間、退職金や貯蓄だけで過ごすというのは、なかなか大変という家庭も少なくないはず……

そこで、60歳で定年を迎えてからも、何かしらの仕事を続けたいという方へ。
当記事にて60歳からの働き方や、仕事探しの方法についてご紹介します!

老後の生活プランを考える際の、参考にしていただけると幸いです。

参考:厚生労働省・1 主な年齢の平均余命

1 60歳を過ぎても働くことが当たり前の世の中に

 現代社会では、60歳を過ぎても働き続けることが当たり前となっています。

内閣府のデータによると、平成282016)年の時点で、全就業者数(6,465万人)のうち、6064歳が占める割合は8.1%となっており、6569歳の6.8%、70歳以上の5.1%と合わせて高齢者の割合が増加傾向にあることがわかります。

1−1 60歳以上の半数が何らかの仕事をしている

 以下の表は平成292017)年における、60歳以上の男女別の就業者の割合です。

年齢別・就労者の割合

男性

女性

55~59

90.3%

69.0%

60~64

77.1%

50.8%

65~69

53.0%

33.3%

男性の場合、定年退職を迎えた60歳を過ぎてもなお、約77%が何らかの仕事をしています。
女性の場合は約50%が仕事をしています。
男女共に、60歳以上の50%以上が何らかの仕事を続けていることがわかりますね。

1−2 高齢者の40%以上が働き続けたいと思っている

 平成262014)年に行われた内閣府の調べによると、働いている高齢者の約42%が、「働けるうちはいつまでも」働きたいと答えています。

70歳くらいまで」とそれ以上の年齢を合わせると、約80%の高齢者が働き続けるのに高い意欲を持っていることがわかります。

何歳まで収入を伴う仕事をしたいか

年齢別の割合

65歳くらいまで

13.5%

70歳くらいまで

21.9%

75歳くらいまで

11.4%

80歳くらいまで

4.4%

働けるうちはいつまでも

42.0%

 1章参考:内閣府・平成29年版高齢社会白書(全体版)・高齢者の就業

2 60歳からの働き方はこう変わる!

60歳を過ぎてからの働き方は、それ以前とは大きく変わる場合があります。
多くの企業には定年退職の制度があるからです。

厚生労働省の調べによると、国内の企業の95.5%が定年制を定めており、60歳以上が79.3%65歳以上が17.8%となっています。

多くの方が60歳で定年を迎えますが、それ以降は以前と異なる雇用形態になるケースが多くあります。

以下の表は、非正規雇用で働く人の年齢別の割合を記載したものです。

年齢別・非正規雇用で働く割合

男性

女性

55~59

12.8%

60.2%

60~64

53.6%

76.0%

65~69

72.1%

81.5%

参考:厚生労働省・平成29年就労条件総合調査結果の概況

男性の場合は60歳を過ぎると、非正規雇用として働く割合が大幅に増えます。これは、定年退職後に正社員から契約社員やパート・アルバイトとして働いている方が多くいらっしゃることを示しています。

女性の場合は非正規雇用の割合が男性よりも多くなっています。結婚や出産を機に、正規雇用から非正規雇用へと働き方を変えるケースが多いためです。定年後の非正規率の上昇幅は低めとなっています。

このように、60歳で定年を迎えてからは、働き方が変化することを念頭においておかなくてはなりません。

定年後の主な働き方としては、以下の2つが想定されます。

・今の会社に残る、継続雇用制度の活用
・別の会社で働く、新しい仕事探し
 

2−1 今の職場に残る、継続雇用制度の活用

定年を60歳に定めている企業に所属している場合は、「継続雇用制度」の利用によって、同じ職場で65歳まで働き続けることができます。

継続雇用制度とは、本人の希望があれば会社側が定年後も引き続き雇用する、「再雇用制度」などの制度のことです。法律の改正によって、平成252013)年度以降は希望者の全員が対象になりました。

再雇用制度を利用して定年後も同じ職場に勤務し続けるのが一つ目の働き方です。
仕事内容や人間関係など、長年親しんできた職場で働き続けられるメリットがあります。

しかし、給与や週の労働時間などは定年前の条件と異なる場合が多く、給与額は大幅に下がってしまうケースが多いようです。

定年後の再雇用を希望する場合は事前に条件面などを確認し、納得した上で働くようにしたほうがよいでしょう。

継続雇用制度を利用するメリット

・長年務めてきた職場で働き続けられる
・慣れた仕事を続けられる

継続雇用制度を利用するデメリット

・雇用形態が変わり、給与額が下がる場合が多い
・管理職ではなく一般社員として働かなくてはならない

2−2 別の職場で働く、新しい仕事探し

 定年後に勤めていた職場を離れ、新しい仕事を始めるという働き方もあります。

その場合は正社員としてではなく、契約社員やパート・アルバイトなどの非正規で働く方が多いようです。

1章で説明した通り、60歳から64歳では男性の53.6%、女性の76.0%が非正規として働いているデータがあります。特に男性の場合は、長年正社員として働いてきたため、定年後に雇用形態が変わることに違和感や不安を覚えるという方も少なからずいらっしゃるでしょう。

雇用形態だけではなく、職場環境や仕事内容も大きく変化する場合があるため、あらかじめ心の準備をしておく必要がありますね。

別の職場で働くメリット

・新しい環境で仕事をスタートできる
・雇用形態によるが、勤務時間や出勤日を柔軟に調整できる

別の職場で働くデメリット

・非正規雇用になる場合が多い
・以前よりも給与額が下がる場合が多い

2−3 年金の受給額について把握しておく

60歳を過ぎて働く場合、年金の受給額についてもしっかりと把握しておかなくてはなりません。
働き方によりますが、場合によっては年金の受給額が少なくなってしまうことがあるからです。

60歳以降も厚生年金に加入しながら働き、受け取る老齢厚生年金を「在職老齢年金」といいます。
の在職老齢年金によって、毎月の収入次第で支給される年金の額が減らされるケースがあります。

在職老齢年金は年齢によって変わります。

月収と年金の受給額の合計が一定ラインを超えると、年金の支給額が減額されてしまうのです。
65歳未満の場合は28万円、65歳以上の場合は47万円以上が在職老齢年金の対象となります。

在職老齢年金の対象外になるためには、パートやアルバイト、嘱託社員など、厚生年金に加入しない働き方を選ぶ方法があります。

60歳を過ぎてからは、給与所得だけではなく年金のことも考えながら働かなくてはいけないものと意識しておくとよいでしょう。自分の年金が何歳から支給されるのかを把握しておくのも、今後の働き方を考えるうえで大切です。

参考:日本年金機構・在職中の年金 

年金を全額受給できる働き方

・パートなどで働き、毎月の給与と年金の受給額の合計が28万円を超えない場合

年金が減額される働き方

・継続雇用制度を利用して嘱託社員などで働き、毎月の給与と年金の受給額の合計が28万円を超えた場合

3 60歳からの新しい仕事探しの方法3

60歳から新しい仕事にチャレンジしようとした場合、どこで仕事を探せばよいのでしょうか?
主に以下の3つの方法で仕事を探すのがおすすめです。 

 

・ハローワーク

・シルバー人材センター

・シニア向け求人サイト

 

3−1 ハローワーク

 求人といえばハローワークを思い浮かべる方が多いかと思います。
全国各地に点在しているため、アクセスしやすいのも便利ですよね。

ハローワークではシニア向けにさまざまな求人が集まっていますが、定年前の経験を活かした管理的な仕事については、あまり多くは期待できないようです。

また、事務職よりも体を動かす仕事の方が多くなっています。

ハローワークでは、定年後の働き方へのアドバイスや、各種セミナーなども開催されており、心機一転、新たな仕事に就きたいという方にとって、貴重な情報源となるでしょう。

新卒で入った企業で定年まで務めたあげたため、転職の機会がなく、履歴書の書き方がよくわからないという方もいらっしゃるかと思います。その場合も、ハローワークにて気軽に相談できますよ。

求人はインターネットからも検索できるので、お手持ちのスマートフォンやパソコンなどで探すことができます。

ハローワークについてはこちら

3−2 シルバー人材センター

 シニア向けの仕事を紹介してくれるシルバー人材センター。ご存知の方も多いかと思います。
都道府県知事の指定を受けた社団法人による独立した運営が行われています。

全国の市町村に設置されており、ハローワーク同様にアクセスしやすいのが強みです。
シルバー人材センターには、60歳以上の健康な方であれば誰でも登録できます。

70代前半の登録者がもっとも多く、60歳よりも上の年代の方が多く所属しています。
シルバー人材センターで紹介してもらえる仕事内容は、臨時的なものや短期的で軽易な仕事が中心となっています。
定年前の経験や専門的な技術を活かした仕事を紹介してもらえるケースも増えているようです。

シルバー人材センターでの働き方は、「生きがいを得るための就業」を目的としているため、収入を重視した仕事を探すよりも、ライフスタイルに合わせた働き方をするのに向いているといえそうです。

 シルバー人材センターについてはこちら

3−3 シニア向け求人サイト

 多様な職種の求人が揃っている求人サイト。若者やハイクラスの人材が利用するものというイメージをお持ちではないでしょうか? シニア向けの求人を集めた求人サイトも多くあるため、登録してみるのがおすすめです。

「定年前までやっていた仕事の経験やスキルを活かす」「健康維持のため短時間だけ集中して勤務する」といった、条件に合わせた求人を探せます。もちろん、従来と同じくらい働き、収入を得たいという方向けの求人も見つかるでしょう。

パソコンやスマホから求人サイトにアクセスし、場所や時間を選ばずに職探しができる、利便性の高さが魅力です。

仕事内容や勤務先、勤務時間、給与など、希望する条件で検索できるため、新しい仕事探しをスムーズに進められます。複数の企業に対して同時に応募できるなど、効率よく仕事を探したい方に向いています。

 4 シニアに人気の仕事10

 定年した60歳以上のシニアの間では、どんな仕事が人気なのでしょうか?
ここからは、シニアに人気の高い仕事10選を紹介します。

・事務職
・施設管理
・ボイラー技士
・マンション管理
・看護師
・調理師
・清掃員
・軽作業
・小売業
・警備員

4−1 事務職

 デスクワークである事務職は、シニアから高い人気があります。座り仕事が中心なので、あまり体力に自信がないという方も 活躍できます。

事務職といってもさまざまな種類があり、

・一般事務
・営業事務
・医療事務

など、職場や部署によって仕事内容が異なります。

事務職はシニアに限らず全年代から人気の仕事です。シニアの場合でも求人数に対して応募者が多いため、希望の事務職に就くのはなかなか難しいといえるでしょう。

各種資格やパソコンの入力スキルなどの活かせる経験や知識があれば、選考を有利に進められる可能性が高まります。

こんな方におすすめ

・パソコンスキルをお持ちの方
・簿記などの資格を持っている方

4−2 施設管理

 オフィスビルやマンションなどの管理を仕事とする施設管理は、シニアから人気の仕事です。ビルメンという名称でも呼ばれており、そちらの方が耳にする機会も多いのではないでしょうか。

担当する施設内を快適な環境に保つのが施設管理の役割であり、施設内を巡回したり空調や電気機器など各設備に異常がないかをチェックしたりします。

施設の利用者との接点も多いため、機械への知識だけでなく、コミュニケーションのスキルも必要とされます。

こんな方におすすめ

・整理整頓が得意な方
・施設利用者とのコミュニケーションが取れる方

4−3 ボイラー技士

 ボイラー技士は、ボイラーの管理やメンテナンスを行う仕事を担当します。
ボイラー技士は国家資格であり、取得のためにはボイラーに関する知識と技術が必要です。

ボイラー技士の仕事はビル施設や病院、工場など幅広く、資格を取得すれば転職の幅が広がるメリットがあります。

ボイラー技士の資格には以下の3つの階級があります。

・特級ボイラー技士
・一級ボイラー技士
・二級ボイラー技士

特級ボイラー技士は規模が大きな工場などのボイラーを扱えるようになります。
二級ボイラー技士は小規模な施設のボイラーを扱えるようになります。資格取得を目指す場合は、まずは二級ボイラー技士からめざしていきましょう。

こんな方におすすめ

・資格取得のために集中して勉強できる方
・資格取得のための向上心のある方

4−4 マンション管理

 マンションの入居者の快適な暮らしをサポートする、マンション管理の仕事。
受付での対応や共有スペースの設備や備品の点検、清掃作業などを担当します。
管理組合のイベント準備なども仕事に含まれる場合があるようです。

清掃やゴミ出しの手伝いなど、適度に体を動かす仕事なため、健康維持に向いているといえます。

仕事では入居者と接する機会が多く、近隣トラブルなどの相談を寄せられる場合もあるため、コミュニケーション能力が重要です。問題解決の能力など、これまでの人生で培ってきた経験を活かせる仕事となっています。

こんな方におすすめ

・住人とのコミュニケーションを円滑に取れる方
・細かな気遣いのできる方

4−5 看護師

 看護師の仕事をしていた方は、定年後も引き続き看護師として働くケースがあります。60歳で定年を迎えても、再雇用の可能性が高い仕事でもあります。

看護師が人手不足ということもあり、多くの経験を積んできたシニアに働いてほしいというクリニックや病院を探してみましょう。

また、デイサービスを行う施設などで勤務する方もいらっしゃいます。利用者と年齢が近いため打ち解けやすく、豊富な経験を活かせる職場としておすすめです。

こんな方におすすめ

・看護師としての経験をお持ちの方
・若手の職員をリードできる方

4−6 調理師

 ホテルやレストランなどの調理場で働く調理師。学校給食や病院食などを作る仕事もあります。

調理師とは調理師免許を持っている人のことです。調理師免許は国家資格であり、取得していれば求人の幅が大きく広がるでしょう。

調理師免許は調理師養成施設である専門学校を卒業するか、飲食店や給食施設などで2年以上の経験を積んだうえで、調理師試験に合格する必要があります。

免許がなくても調理の仕事に就くことはできるので、外食産業に携わってきた方は、経験を活かせるでしょう。

「おいしい料理を振る舞いたい」とお考えの、料理が好きな方におすすめの仕事です。

こんな方におすすめ

・料理を作るのが得意な方
・調理師の資格をお持ちの方

 4−7 清掃員

 オフィスビルや駅、商業施設などの清掃を行う清掃員。施設のロビーやトイレなど、公共の場所の清掃や、ゴミの回収などを行う仕事です。

施設の従業員や利用者が気持ちよく過ごせるよう、清潔に保つ役割を担っています。
シニアの求人が多い仕事であり、未経験でも採用されやすい特徴があります。

長年の家事などの経験を活かせる仕事です。

こんな方におすすめ

・掃除が得意な方
・未経験から新しい仕事を探している方

4−8 軽作業

 未経験から始められる仕事として、軽作業があります。あまり重い荷物を扱わないため、シニアに向いている仕事といえるでしょう。

軽作業の内容としては主に、

・商品の検品作業
・商品の梱包作業
・商品のピッキング作業
・組み立て作業

などがあります。

コツコツと作業を繰り返せる方や、集中力がありミスなく作業を続けられる方に向いている仕事です。

適度に体を動かし、集中して作業できる環境を求める場合は、軽作業の中から気になる仕事を選ぶのがよいでしょう。

こんな方におすすめ

・適度に体を動かしたい方
・未経験から新しい仕事を探している方

4−9 小売業

 スーパーやデパートなどの小売業は、シニアを積極採用している業種です。シニアが積んできた経験は、小売業における接客の場面で活きて来るためです。

仕事や子育てなどの経験を活かし、お客さまとのコミュニケーションを円滑にできる点が、シニア採用に積極的な理由です。

即戦力としての活躍が求められることが多いですが、お客さまとの触れ合いにより、日常を充実したものにできるでしょう。求人も多く出されているため、定年後の再就職が比較的しやすいといえます。

こんな方におすすめ

・お客様とのコミュニケーションが円滑にできる方
・未経験から新しい仕事を探している方

4−10 警備員

未経験のシニア向け求人が多くある警備員。

工事現場での交通整理や施設の警備などの仕事を担当します。立ち仕事の場合は少し大変ですが、あまり激しい動きが要求されない場合が多いため、体力面で不安になることはあまりないでしょう。

シニアならではの人生経験を活かした対応力は、若手にはない魅力であると警備会社からも認識されているようです。

夜勤の方が給与が高い傾向にありますが、体調管理などの面を考えると、日勤のほうが長く続けられるでしょう。 

こんな方におすすめ

・立ち仕事の経験がある方
・未経験から新しい仕事を探している方

5 60歳からの仕事選びのポイント

60歳からチャレンジできる仕事はたくさんあることがわかりました。
定年を迎えてからも元気なうちは、働き続けたいですよね。

自分にマッチングした仕事を選ぶ際には、以下の3つのポイントがあります。 

・自分の経験を活かせる仕事を選ぶ 
・シニア歓迎の仕事を探す
・体力面と相談しながら決める

上記の内容について確認していきましょう。 

5−1 自分の経験を活かせる仕事を選ぶ 

 定年まで勤めていた職場での経験を活かした仕事選びがポイントです。

定年後の再雇用制度を活かして同じ職場で働き続ける選択肢があります。この場合、慣れ親しんだ職場で継続して働けるというメリットがありますが、多くの場合は役職がなくなり、かつての部下の下で仕事をすることになります。

そのため、部署内のメンバーに対しては上から目線で接するのではなく、あくまでも一人の同僚として接する習慣を心がけましょう。

定年後に新しい職場で働く場合は、経験が応用できる職種を探すのがよいでしょう。

営業のスキルがあればコミュニケーション能力を活かした接客業を、パソコンなどのスキルがあれば事務職などの仕事に応用できます。

未経験の仕事について新しいことを覚えるのには、多くの気力を使います。

未経験の仕事に応募する際には、自分の経験やスキルの棚卸しを行い、少しでも応用がきく業種への応募が効果的です。

もちろん、仕事内容によっては未経験歓迎のものも多くあるので、選択肢に入れていきましょう。

5−2 シニア歓迎の仕事を探す

 仕事を探す際には、シニアを積極採用している業種を意識してみるのがおすすめです。
施設管理や小売業、軽作業、清掃員、警備員などの仕事は、未経験のシニアを積極採用しています。

いずれの仕事も黙々と作業をこなしたり、人と適度に接する機会があったりと、定年後の生活にメリハリをつけられるでしょう。

これまでの人生で培ってきたコミュニケーションスキルなどを発揮できる仕事でもあります。 

5−3 体力面と相談しながら決める

 60歳を迎えると、以前のようにバリバリと働くということが難しくなってきます。どうしても体力面の衰えが出てしまうからです。

そのため仕事を選ぶ際には、ご自身の体力や体調の具合を意識することが重要になってきます。

フルタイムで働く選択肢もありますが、短い時間で週の半分ほど働いているシニアの方も多くいらっしゃいます。

普段から健康維持に努めることも忘れないようにしましょう。 

6 SNSでシニアの仲間と意見交換も

 定年前までは同じ職場の同僚や部下と頻繁に顔を合わせていましたが、定年後は従来のつながりが希薄になりがちです。自分の時間が増えたとしても、楽しみを共有する相手がいなければ寂しいと感じてしまうのではないでしょうか。

趣味を通じた仲間を作ることも、定年後の生活を彩るために大切です。シニアになってから新たに仲間を作るというのは大変なことですが、SNSを通して趣味でつながるという方法があります。

PCやスマートフォンからかんたんにアクセスできるSNSを活用し、同じ趣味を持っている人との交流を増やせます。同年代の相手になら定年後の働き方についても相談できるでしょう。

シニアにおすすめのSNS2つご紹介します。

Facebook(フェイスブック)

FB

 

SNSの中でも知名度が高い「Facebook」は、201812月の時点で、世界中で月に232000万人が利用しています。実名登録が基本なので、他のSNSよりも安心感があります。

生年月日や出身校などを登録できるため、学生時代の同級生などと再開できる可能性があります。

趣味の話や旅行に出かけた話などを投稿することで、投稿を見てくれた人とのつながりを深めていけるでしょう。

利用料などはかかりません。

ただし、SNS上に不要な個人情報を載せることは、情報漏えいや個人の特定につながるため注意が必要です。自身の詳細なプロフィールの開示や、最近の買い物や旅行の投稿などをする場合、個人情報を世界中に発信しているということを忘れないようにしましょう。

また、他人の誹謗中傷や過激な発言を控えるなど、発言内容と合わせて情報の発信については、慎重になったほうがよさそうです。

Facebookはこちら

らくらくコミュニティ

らくこみゅ

 パソコンやスマートフォンで利用できる「らくらくコミュティ」は、シニア向けのわかりやすいコミュニティです。

ドコモの「らくらくスマートフォン」に最初からインストールされており、ユーザーであればすぐに利用を開始できます。

旅やペット、健康などに関する掲示板があり、気になったら手軽に覗いてみたり、書き込んだりすることができます。写真や俳句などの趣味を披露することもでき、親しくなったユーザーとは個人サークルを作って情報交換などの交流を深めることができます。

専門のスタッフが24時間体制で投稿内容をチェックしているため、住所や電話番号などの個人情報の漏えいが行われないようになっており、安心して利用できます。無料で利用できます。

らくらくコミュニティはこちら

まとめ

 60歳からの働き方は実に多様性があることがわかりました。
定年退職を迎えても、60歳以上の方の多くが働き続けたいと考えています。

シニアの仕事探しでは、ハローワークやシルバー人材センター、シニア向け求人サイトなどを有効活用していきましょう。

シニアにおすすめの仕事内容としては、以下を参考にしてみてください。

・事務職

・施設管理

・ボイラー技士

・マンション管理

・看護師

・調理師

・清掃員

・軽作業

・小売業

・警備員

「どんな仕事ができるのか」「どんな働き方がしたいか」を軸にして、仕事探しを進めるとよいでしょう。

「定年前のように責任のある仕事を任されたい」「給与を多く稼ぎたい」とお思いの方もいると思います。

再雇用される場合も、新しい職場で働き続ける場合も、年齢に関係なく新人として、新しい気持ちでスタートさせることを忘れないようにしてくださいね。

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