お薬手帳の使い方4つのポイント|意外と知らない緊急時の活用方法

お薬手帳 使い方

「お薬手帳って、どうやって使ったら良いのかな?」
「お薬手帳の使い方には、何かポイントはあるのかな?」と思ったことはありませんか。

お薬手帳は、以下のポイントを意識して使っていきましょう。

おくすり手帳 使い方

冊子版のお薬手帳は全国どこの薬局でも無料でもらえますが、紙のお薬手帳を持ち歩くのを忘れてしまう人もいるでしょう。その場合は、スマホで利用できるお薬手帳アプリを利用すると便利です。

本記事では、お薬手帳の使い方や、利用者が増えているアプリ版お薬手帳のメリットやデメリットについて解説していきます。


1. お薬手帳の使い方4つのポイント

おくすり手帳 使い方

薬は、飲み方を間違えると健康に悪影響を及ぼすことがありますが、お薬手帳を正しく使うことで間違いを防ぐことに繋がります。

以下の点に注意して、お薬手帳を使っていきましょう。

  • 病院で医師に見せる
  • 薬局で薬剤師に見せる
  • 薬に関する情報を記録する
  • 一冊のお薬手帳にすべて必要な情報をまとめる

それでは、以下でひとつずつ解説していきます。

1-1. 病院で医師に見せる

お薬手帳は、病院で診察を受ける際に医師に見せると薬の処方がスムーズに進みます。お薬手帳の内容を確認することで、過去にどのような薬がどのような症状に対して処方されたのかを確認できるからです。

「どんな薬を処方されたか覚えているので、手帳がなくても問題ない」と思うかもしれませんが、過去に処方された薬の名前や量を正確に覚えておくことはなかなか難しいものです。医師から適切な診断と処方を受けるためにも、お薬手帳を忘れずに持参してください。

1-2. 薬局で薬剤師に見せる

病院で処方箋をもらったら、薬局でお薬手帳も合わせて提示しましょう。薬剤師がほかの薬との飲み合わせに問題がないか、あるいは重複している処方がないかなどを確認してくれます。

紙のお薬手帳を利用している場合は、お薬シールが配られるので、そのシールを手帳に貼りましょう。シールには通常、薬の名前や用法、用量、診察を受けた日や医療機関の名前が記されています。

また、2016年4月に診療報酬改定が行われ、お薬手帳を薬局に持参すると薬代が安くなるようになりました。現在では、3か月以内に同じ薬局で薬を処方してもらった場合、お薬手帳を持参しなかった人と比べると40円会計が安くなります。

注意点としては「同じ薬局」で「3か月以内に」処方が必要なため、会計を安くしたい場合は、あちこちの薬局に行くのではなく、かかりつけの薬局を持つようにしてください。

1-3. 薬に関する情報を記録する

お薬手帳には、病院で処方された薬だけではなく、ドラッグストアなどで購入した市販薬やサプリメントについても情報を記入しましょう。

また、薬を飲んだことで副作用やアレルギー反応が出た場合は、どの薬を飲んでどのような症状が出たのかを合わせて記録しておくことが重要です。医師や薬剤師にお薬手帳を見せる際、薬の処方記録だけではなく市販薬や副作用、アレルギーの情報が分かると、より具体的なアドバイスが受けられます。

可能であれば、健康診断の結果を貼っておくのもおすすめです。薬とは関係ないように感じるかもしれませんが、血液検査の結果によっては推奨されない薬剤もあるため、医師がより正確な処方を行うために役立ちます。

1-4. 一冊のお薬手帳にすべて必要な情報をまとめる

複数の病院や薬局を利用している場合でも、お薬手帳は一冊にまとめて管理しましょう。薬には飲み合わせが悪いものもあるため、医師や薬剤師は、ほかの病院で処方された薬との相性を確認する必要があるからです。

また、一冊のお薬手帳にはひとり分の情報のみをまとめてください。家族の分も一緒にまとめてしまうと、どの情報が誰のものなのかをひと目で判断できないため、医師や薬剤師が見間違えてしまう可能性があり危険だからです。


2. お薬手帳を常に持ち歩くことで緊急時に役に立つ

おくすり手帳 使い方

お薬手帳は常に持ち歩くことで、災害や突然の事故などの緊急時にも役立ちます。

糖尿病や高血圧など、慢性的な疾患があり毎日の薬が欠かせない人にとっては、薬の処方が切れてしまうと命に関わる場合がありますが、突然の災害でかかりつけ医の診察を受けられなくなった状況を想像してみましょう。

2011年に発生した東日本大震災では、避難所で医師の診察を受ける際に、持病の薬やお薬手帳が手元になかったため、適切な薬の処方が難しくなったケースが多く見られました。

医師が問診や診察を行い薬の処方を行う際に、複数の疾患がある患者は多くの薬を併用している場合があります。そういったケースでは、飲み合わせを考えながら安全な処方を行うのはとても難しいからです。

お薬手帳が手元にあれば、初めての医師に診察を受けた場合でも、これまでの経緯や飲んでいる薬の確認ができるため、スムーズに治療を受けることができるでしょう。

もちろん災害時だけではなく、以下のようなケースでもお薬手帳が役立ちます。

おくすり手帳 使い方

普段はお薬手帳の大切さを認識することはあまりないかもしれませんが、緊急時にこそ役立ちます。常に持ち歩く習慣をつけて、自分や家族の命を守っていきましょう。


3. 利用が増えているアプリ版お薬手帳

おくすり手帳 アプリ

最近、情報を電子化してクラウド上のサーバーに保存する、アプリ版のお薬手帳を利用する人が増えてきています。

MMD研究所が2020年に行った「お薬手帳アプリに関する利用実態調査」によると、お薬手帳アプリを知っていると答えた人は半数を超える57.2%、実際に使用したことがある人は半数近くの47.2%でした。

以下で、アプリ版のお薬手帳の使い方や、代表的なアプリについて解説していきます。

3-1. アプリ版お薬手帳の使い方

アプリ版のお薬手帳は、以下のように利用します。

おくすり手帳 使い方

紙のお薬手帳の時は、お薬シールを薬剤師が手帳に貼って返してくれていましたが、アプリ版では薬剤の情報が記されたQRコードをスマホで読み込むことで登録できます。

3-2. 代表的なアプリ版お薬手帳3つ

各社がさまざまなアプリ版お薬手帳を提供していますが、以下で代表的な3つのアプリについて簡単に紹介していきます。

  • EPARKお薬手帳
  • おくすり手帳Link
  • お薬手帳プラス

3-2-1. EPARKお薬手帳

EPARKお薬手帳は、対応薬局数が7万店以上と多く、全国どこでも利用しやすいのが特徴です。

血圧や体温管理はもちろん、予防接種やワクチンの接種記録も残せるため、乳幼児など接種機会の多い場合には便利です。病院や薬局の検索や予約機能も付属しているため、旅先などでかかりつけ医以外に突然行く場合でも安心と言えるでしょう。

【EPARKお薬手帳の機能】

対応薬局数

7万店以上

処方箋の事前送信

複数人登録

その他

気分や体調を管理する「気分日記」も搭載

3-2-2. おくすり手帳Link

おくすり手帳Linkは、薬を飲み忘れないようにアラームを設定することができます。もし、決めた時間に薬を飲んでいなければお知らせが来るため安心です。

また、市販薬の登録も簡単にできるため、普段からよく市販薬を飲む人にとっても使いやすいアプリと言えるでしょう。

【おくすり手帳Linkの機能】

対応薬局数

非公表

処方箋の事前送信

複数人登録

その他

2023年10月からオンライン診療・服薬指導アプリ「CLINICS」と統合

3-2-3. お薬手帳プラス

お薬手帳プラスは、日本調剤の薬局に対応しているアプリです。

処方箋の事前送信や複数人の登録はもちろん、体温や血圧なども登録できるため、薬に限らず健康管理を合わせて行いたい場合におすすめです。

【お薬手帳プラスの機能】

対応薬局数

日本調剤の薬局(20229月現在716店舗)

処方箋の事前送信

複数人登録

その他

パソコンでブラウザ版の利用が可能


4. アプリ版お薬手帳のメリット4つ

お薬手帳  使い方

スマホで利用できるアプリ版お薬手帳には、紙の手帳にはない、次のようなメリットがあります。

  • お薬手帳の持参し忘れがなくなる
  • 市販薬や処方薬の登録がまとめて行える
  • 調剤予約で薬局での待ち時間を短縮できる
  • 複数人のデータを登録できる

それでは、以下でひとつずつ解説していきます。

4-1. お薬手帳の持参し忘れがなくなる

アプリ版のお薬手帳を利用すると、薬局や病院に持参し忘れたということがまずなくなります。その理由は、外出する際にスマホを持たずに出かける人はとても少ないからです。

紙のお薬手帳の場合、うっかり自宅に置き忘れてしまったという経験がある人も少なくないでしょう。

アプリ版お薬手帳であれば、自宅への置き忘れを心配する必要もなく、外出先で突然受診することになった場合でも安心です。

4-2. 市販薬や処方薬の登録がまとめて行える

お薬手帳アプリには、病院で処方された薬はもちろん、ドラッグストアなどで購入した市販薬の登録もまとめて行えます。そのため、今までに服用した薬が一元管理出来て便利です。

処方薬は薬局でお薬手帳アプリを利用する旨を伝えると、読み込み用のQRコードを渡してくれるので、コードをアプリで読み込むだけで登録完了です。

市販薬については手動で登録することになりますが、登録画面から薬品名の候補が出てくるため、登録にわずらわしさはほとんどありません。候補として登録されていない薬であれば、手で入力する必要があります。

このように服薬記録を管理したい人にとっては、処方薬だけではなく市販薬の登録も簡単にできるアプリは便利と言えるでしょう。

4-3. 調剤予約で薬局での待ち時間を短縮できる

お薬手帳アプリによっては、病院で受け取った処方箋をスマホカメラで撮影し薬局に送信することで、薬局での待ち時間を短縮することができます。

アプリによっては受け取り日時の予約をすることもできるため、以下のような場合に便利です。

  • 薬局が混雑する時間帯を避けて受け取りたい
  • 買い物など用事を済ませてから薬を受け取りたい
  • 高熱などで辛いため、薬局で待ちたくない
  • 取り寄せが必要な薬があるので、薬の用意ができた段階で受け取りに行きたい

受け取り時間の予約ができないアプリでも事前に処方箋を薬局に送信しておくことで、薬局に着いてからの待ち時間を短縮できるのは大きなメリットと言えるでしょう。

注意点としては、アプリが調剤予約に対応していても、薬局側が対応していない場合もあります。初めて利用する薬局の場合は、事前に調剤予約に対応しているか確認するようにしてください。

4-4. 複数人のデータを管理できる

アプリ版お薬手帳を使うと、スマホ一台で複数人のデータをまとめて登録・管理することができます。

紙のお薬手帳の場合は一人につき一冊ずつ用意されているため、たとえば子どもが複数いてそのうちのひとりが受診する場合、間違えてほかの子どものお薬手帳を持参してしまったり、何冊もあるお薬手帳から必要なものを探し出すのに時間がかかったりするかもしれません。

しかしアプリ版を利用することで、いつも持ち歩いているスマホの中に自分以外のデータも保管しておくことができるため、複数のお薬手帳の管理に悩むこともなくなるでしょう。


5. アプリ版お薬手帳のデメリット3つ

お薬手帳 使い方

前章でアプリ版お薬手帳のメリットについてお伝えしましたが、逆に不便な点もあります。以下のデメリットも理解したうえで、利用するようにしましょう。

  • スマホを使えない状況では利用できない
  • スマホの操作がよくわからない場合は使えない
  • 利用しているアプリが薬局で非対応のことがある

それでは、以下でひとつずつ解説していきます。

5-1. スマホを使えない状況では利用できない

アプリ版お薬手帳は、スマホが使えない状況では利用できないため注意が必要です。

たとえば充電が切れてしまったり、電波が届かない場所だったりするとアプリが開けません。また、事故や急病で倒れて意識不明になってしまった場合、スマホにロックがかかっていると第三者がアプリを開くことができないため、お薬手帳の中身を確認できなくなってしまいます。

このように、常に携帯を持ち歩いていたとしても、使えない状況があることを知っておきましょう。

5-2. スマホの操作がよくわからない場合は使えない

高齢者などスマホの利用に慣れていない場合は、アプリ版お薬手帳をインストールして設定する作業が難しいため、利用するのは現実的ではありません。

もちろん、家族などが代わりにアプリ版お薬手帳をインストールすることもできますが、その場合は、実際に使えるようになるまで繰り返し練習する必要があるでしょう。紙のお薬手帳のようにページを開けば良いわけではないので、スマホの操作が苦手な人にとっては敷居が高いかもしれません。

5-3. 利用しているアプリが薬局で非対応のことがある

紙のお薬手帳とは異なり、日本全国ですべての薬局がアプリ版お薬手帳に対応しているわけではありません。また、さまざまなお薬手帳アプリがあるため、薬局によって対応しているアプリが異なります。

そのため、利用しているアプリが薬局で対応しておらず使えない場合があるので注意が必要です。もちろん、手入力で薬のデータをアプリに登録することが可能ですが、せっかくアプリ版を利用しているのに手動で作業するのは不便でしょう。

よく利用する薬局で使われているアプリを確認する必要がありますが、それを手間に感じる人にとってはデメリットになると言えます。


6. まとめ

本記事では、お薬手帳の使い方を4つのポイントに分けて解説しました。

おくすり手帳 使い方

病院や薬局で医師や薬剤師に見せるほか、市販薬を含む薬の情報をお薬手帳にまとめておくことが大切です。

また、お薬手帳は常に持ち歩くことで、災害時や以下のケースで役立ちます。

おくすり手帳 使い方

最近では、紙のお薬手帳の代わりに、スマホで使えるアプリ版のお薬手帳を利用する人が増えてきています。

MMD研究所が2020年に行った「お薬手帳アプリに関する利用実態調査」によると、お薬手帳アプリを知っていると答えた人は半数を超える57.2%、実際に使用したことがある人は半数近くの47.2%でした。

各社がさまざまなアプリを提供していますが、主なものは以下の通りです。

  • EPARKお薬手帳
  • おくすり手帳Link
  • お薬手帳プラス

アプリ版のお薬手帳には、以下のようなメリットとデメリットがあることを確認しておきましょう。

◎メリット

  • お薬手帳の持参し忘れがなくなる
  • 市販薬や処方薬の登録がまとめて行える
  • 調剤予約で薬局での待ち時間を短縮できる
  • 複数人のデータを登録できる

◎デメリット

  • スマホを使えない状況では利用できない
  • スマホの操作がよくわからない場合は使えない
  • 利用しているアプリが薬局で非対応のことがある

 

紙でもアプリでも構いませんが、お薬手帳を常に持ち歩き、薬の情報や体温・血圧などを記録し、健康管理に役立てていってください。

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