
「女性は定年後、みんなどう過ごしていますか?定年後のおすすめの過ごし方は?」
定年後の女性たちがどうしているのか、調査で分かった統計的な過ごし方と、幸せに過ごすためのポイントを紹介します。
統計調査からわかった定年後の女性の過ごし方はこちらです。
定年後も働く人は? |
60歳から65歳までの方は7割 65歳から69歳までの方は5割 |
定年後も働く女性は、半数以上いるようです。しかし働く以外にも、趣味を充実させている人も多くいます。
定年後趣味を楽しんでいる人は? |
60歳から79歳までの8割 【具体的な活動】 ・スポーツや運動をしている人 6割(60歳から74歳まで) ・地域活動やボランティア活動をする人 4割(60歳以上) |
様々なことがひと段落し、時間にも余裕が生まれ趣味を楽しむ方も多くいることがわかります。
定年後の一般的な過ごし方だけでなく、複数のアンケート調査を見ていくと、より楽しく幸福に過ごすためのポイントもわかりました。
定年後の女性がより楽しく幸福に過ごすためには、次の4つのポイントを押えて行動することが大切なようです。
アンケート調査でわかった
幸せに過ごすポイント4つ
①健康が資本!体も心も健康維持に努める
②立ち話だけでも◎!人との関りを持つ
③楽しく取り組める趣味を複数持つ
④デジタルを上手く活用して新しい知識を取り入れる
60歳で仕事を辞めた場合、女性の平均寿命である87歳までは27年、65歳まで働いた場合は22年と20年以上の時間があります。
せっかく20年以上あるのなら、楽しく充実した生活を送りたくはありませんか?
そこでこの記事では、女性の定年後の過ごし方をより充実させ、幸福なものにするために知っておきたいことについて詳しく紹介します。
【この記事を読めばわかること】
- 統計調査から学ぶ!女性の定年からの過ごし方の実像
- 定年後の女性が楽しく過ごすためのポイント4つ
- 定年後の女性の健康維持のために気を付けたいポイント
- 定年後の女性が友人を増やすためにできること
- 定年後の女性におすすめの趣味
この記事を読み、女性の定年後の過ごし方の実像や、定年後の女性が楽しく過ごすためのポイントを知ることで、生活をより楽しく、充実させることに繋げるための行動を起こすことができるようになります。
生活を楽しく、充実させるための行動を起こすことで、これから20年以上続く人生を、より彩りある素敵なものにすることができるのです。
ぜひ最後までお読みいただき、定年後の生活をよりよいものにしてください。
参考:令和3年簡易生命表の概況
目次
1.統計調査から学ぶ!女性の定年後の過ごし方の実像
女性の定年後の過ごし方について、まずは多くの女性が一般的にどのように過ごしているのかを、統計調査を元に学んでいきましょう。
様々な統計調査を元にすると、女性の定年後の一般的な過ごし方は次のようなものが挙げられます。
女性の定年後の一般的な過ごし方
それぞれについて詳しくみていきましょう。
1-1.「働く」
女性の定年後の一般的な過ごし方のひとつめは「もう少し働く」です。
60歳以降も働く方は年々増加傾向にあり、内閣府が発表した令和4年度版高齢社会白書によれば、60歳から65歳までの方の71.5%、65歳から69歳までの方の50.3%が働いています。
さらに70歳から74歳の方の32.6%、3割以上が働いています。
出典:令和4年度版高齢社会白書
高年齢者雇用安定法の改正により、65歳までの雇用確保が義務化され、さらに70歳までの就業確保が努力目標となるなど、年齢が上がっても働ける環境が整っていることも、仕事をする方が増えている要因となっています。
元気で身体が動くうちは、仕事をすることで金銭的にも余裕を持ち、やりがいも感じられると考える方も多く、「もう少し働く」ことは定年後の女性の過ごし方の選択肢となっているようです。
参考:改正高年齢者雇用安定法が令和3年4月から施行されました
1-2.「趣味の活動を行う」
女性の定年後の一般的な過ごし方の2つめは、「趣味の活動を行う」です。
令和3年社会生活基本調査によれば、2021年に趣味・娯楽のために行動した女性の割合は、60~64歳で86.7%、65~69歳で83.7%、70~74歳で78.4%となっています。
これは、スポーツや旅行、ボランティアよりも多い割合となっており、定年後に趣味を楽しむ女性が多いことがわかります。
【女性の行動者率】
項目 | 60~64歳 | 65~69歳 | 70~74歳 |
趣味・娯楽 | 86.7% | 83.7% | 78.4% |
旅行・行楽 | 50.4% | 45.1% | 37.4% |
スポーツ | 62.5% | 65.7% | 63.8% |
ボランティア活動 | 21.6% | 21.6% | 20.8% |
※出典:令和3年社会生活基本調査 データセット
※行動者率とは行動者率とは10歳以上人口に占める行動者数の割合(%)のこと
また、平成29年度版高齢化社会白書によれば、60歳以上の方の6割以上は何らかの社会活動に参加しています。
そのなかで、どのような団体に参加しているかという質問では、21.3%の女性が「趣味のサークル・団体」に参加していると答えており、男性の15.0%よりも高くなっているのです。
さまざまな趣味を楽しむことで、毎日を充実させられるよう過ごす女性も多いようです。
参考:令和3年社会生活基本調査
令和3年社会生活基本調査 データセット
1-3.「健康維持のためスポーツや運動を行う」
女性の定年後の一般的な過ごし方の3つめは、「健康維持のためスポーツや運動を行う」です。
先ほど紹介した令和3年社会生活基本調査の結果でも、健康維持のためにスポーツを行う人の割合は高いという結果が出ていました。
【女性の行動者率】
項目 | 60~64歳 | 65~69歳 | 70~74歳 |
趣味・娯楽 | 86.7% | 83.7% | 78.4% |
旅行・行楽 | 50.4% | 45.1% | 37.4% |
スポーツ | 62.5% | 65.7% | 63.8% |
ボランティア活動 | 21.6% | 21.6% | 20.8% |
※出典:令和3年社会生活基本調査 データセット
※行動者率とは行動者率とは10歳以上人口に占める行動者数の割合(%)のこと
スポーツの中で人気なのは、「ゴルフ(練習場含む)」「卓球」「グラウンドゴルフ」などが挙げられます。
身体を動かすことで、健康を維持し、定年後を元気に過ごそうと考える女性が多いようです。
参考:令和3年社会生活基本調査
令和3年社会生活基本調査 データセット
1-4.「地域活動やボランティア活動に参加する」
女性の定年後の一般的な過ごし方の4つめは、「地域活動やボランティア活動に参加する」です。
内閣府が2011年に行った「高齢者の経済生活に関する意識調査」では、過去1年間に地域活動やボランティア活動に参加したと回答している60歳以上の女性は43.0%となっています。
どのような活動を行っているかを見ていくと、男女ともに最も多いのは「自治会等の役員・事務局活動」、次いで「地域の環境を美化する活動」となっています。
また、男性よりも女性が多い活動に、「見守りが必要な高齢者を支援する活動」、「障害のある人を支援する活動」、「子どもを育てている親を支援する活動」があります。
このような地域活動やボランティア活動を行う定年後の女性は、活動にとって欠かせないものとなってきており、NPOなどの市民活動団体のスタッフとして活動する方のうち、最も多い年齢層は60代以上となっています。
地域のため、社会のために何か活動をしてみるというのも定年後の女性の過ごし方として素敵な選択肢と言えるでしょう。
2.定年後も楽しく過ごしたい女性が行うべきポイント4つ
定年後も人生はまだまだ長いもの、楽しく過ごせるよう行動することが大切です。
例えば60歳で仕事を辞めた場合、女性の平均寿命である87歳までは27年、65歳まで働いた場合は22年と20年以上の時間があります。
これだけの時間を、
「することがなくて退屈」
「つまらない、生活に張りがない」
と感じて過ごすのはもったいないですよね。
もちろん、今の時点で定年後の過ごし方を充実したもの、楽しいものにしているのであればいいのですが、少しでも「もっと楽しく、充実した過ごし方を送りたい」と思っているのなら、すぐに行動に移しましょう。
女性の定年後の過ごし方は、行動に移すこととで、もっともっと充実したものにできるからです。
これからの20年、25年を「つまらない」と感じて過ごすのではなく、「楽しい」と思って過ごしてみませんか?
では、実際にはどのように行動すれば、より楽しく、充実した定年後の過ごし方となるのでしょうか?
複数のアンケート調査の結果を元にわかった、定年後の女性が楽しく、充実した生活を送るためのポイントは、次の4つです。
女性の定年後の過ごし方を楽しく充実させるポイント
どれも難しいことではなく、自分のペースで行動できるものとなっています。
それぞれについて詳しくみていきましょう。
参考:令和3年簡易生命表の概況
2-1.健康が資本!体も心も健康維持に努める
50代からの生き方・暮らしがテーマの雑誌「ハルメク」を発刊する株式会社ハルメクホールディングスが行った調査によれば、体の元気度と心の元気度、どちらもそれぞれ高い方が幸福度が高いという結果が出ています。
【幸福度(10点満点)身体の元気度別】
【幸福度(10点満点)心の元気度別】
※体と心の元気度は「とても元気」を10点、「まったく元気でない」を0点とした場合、現在の状態にあてはまる点数を整数で尋ねた。
出典:「シニア女性の幸福に関する意識実態調査」 をハルメク 生きかた上手研究所が発表
体と心が元気であればあるほど、幸福度が高くなっていることがわかります。
心と体の元気度がそれぞれ4点以下の人の幸福度が6点以下なのに対して、10点以上の人は幸福度が9点以上となっているのです。
ポイントとなるのは、体だけでなく心の健康も大切であることです。
体が元気でも、ストレスが多い環境では幸福度は下がってしまいます。
女性が定年後の過ごし方を楽しく充実させるには、まずは体と心の健康を大切に出来る暮らし方ができるようにしていきましょう。
2-2.立ち話でも◎!人との関わりを持つ
女性の定年後の過ごし方を楽しく充実させるポイントの2つめは、友人・知人など人との関わりをなるべく持つことです。
令和4年版高齢社会白書の調査によれば、親しくしている友人や仲間を持っている人ほど、生きがいを感じているという結果が出ています。
出典:令和4年版高齢社会白書
この調査によれば、親しくしている友人や仲間を沢山持っていると感じる人、普通に持っていると感じる人の8割は生きがいを感じているのに対して、親しくしている友人や仲間を持っていないと感じている人は3割程度しか生きがいを感じていないのです。
親しくしている友人や仲間を持つことは、女性の定年後の過ごし方を楽しく、生きがいのあるものにするためにとても重要なポイントとなるのです。
2-2-1.配偶者がいるかどうかには大差なし
友人や仲間の有無には大きな差がありましたが、配偶者がいるかどうかについてはあまり差がでないことがアンケート調査で判明しています。
株式会社ハルメクホールディングスが行った調査によれば、配偶者が有りと答えた人の方が無しと答えた人よりも幸福度が高い結果となっていますが、その差はわずか約0.67点です。
「シニア女性の幸福に関する意識実態調査」 をハルメク 生きかた上手研究所が発表
出典:「シニア女性の幸福に関する意識実態調査」 をハルメク 生きかた上手研究所が発表
先ほど紹介した友人や仲間がいるかどうかで見られた差よりも、ぐっと小さいのです。
株式会社アサツー・ディ・ケイが行った調査でも、幸福度の高い60代男性は幸せのよりどころが「配偶者」、幸福度が低い60代女性は「子ども」に集中しているのに対し、幸福度が高い60代の女性は、配偶者だけでなく、「子ども」や「孫」、「趣味や特技」、「健康や体力」、「友人」と幅広く挙げているという特徴が出ています。
配偶者がいなくても、友人や仲間を作ることができれば十分に生きがいや楽しみを持った定年後の過ごし方を送ることができそうです。
参考:最も “幸せ” を感じて生きているのは60代女性 ~ADKアラ☆ダン研究所調べ
2-2-2.少し立ち話をするご近所さんを作るのもおすすめ
配偶者の有り無しよりも大きな差が出たのは、ご近所の方との付き合い方です。
令和4年版高齢社会白書の調査によれば、ご近所の方とお付き合いがある方は、ないと答えた方よりも生きがいを感じているという結果が出ています。
趣味を一緒にする、お茶や食事を一緒にするといった親しいお付き合いはもちろん、外でちょっと立ち話をするだけでも生きがいを感じる度合いが26.2%も高くなっているのです。
出典:令和4年版高齢社会白書
いきなり親しい友だちを作るのは大変でも、ご近所の方と会ったら挨拶をして、少しお話をするだけでも定年後の過ごし方はぐっと楽しいものに変えられそうです。
3.楽しく取り組める趣味を複数持つ
女性の定年後の過ごし方を楽しく充実させるポイントの3つめは、楽しく取り組める趣味を複数持つということです。
株式会社ハルメクホールディングスが行った調査では、熱心に取り組んでいる趣味や活動が4個以上ある人は、平均よりも幸福度が高くなるという結果が出ています。
出典:「シニア女性の幸福に関する意識実態調査」 をハルメク 生きかた上手研究所が発表
同じ調査で「幸せを感じる時」について複数回答で質問したところ、3位に「趣味のことをしている時」が入っていることからも、女性の定年後の過ごし方には、趣味があるかどうかが大きく影響していることがわかります。
また、株式会社アサツー・ディ・ケイが行った調査でも幸福度が高い60代女性は、60代男女の仲でも趣味活動が活発であるという結果が出ています。
| 60代男性 | 60代女性 | ||
幸福度 6点以下 | 幸福度 7点以上 | 幸福度 6点以下 | 幸福度 7点以上 | |
一泊以上の国内旅行 | 35.3 | 46.1 | 35.6 | 58.5 |
散歩・散策・ウォーキング | 38 | 48.8 | 46 | 49.4 |
日帰りの国内旅行 | 27.3 | 34.5 | 35.5 | 47.4 |
園芸・ガーデニング | 22.5 | 29.4 | 38.7 | 45.6 |
料理・お菓子作り・パン作り | 11.2 | 12.6 | 32.5 | 43 |
海外旅行 | 13.9 | 24.6 | 20.2 | 37.4 |
映画館での映画鑑賞 | 18.7 | 24.9 | 23.3 | 33.3 |
食べ歩き | 9.1 | 19.5 | 17.2 | 31 |
美術館・博物館めぐり | 11.2 | 21.8 | 23.9 | 30.4 |
※<普段行っている趣味・スポーツ>(約100項目の複数回答) ※60代男性・女性で幸福度の高低による比較 「幸福度7点以上」の女性の上位20項目抜粋 単位:%
出典:最も “幸せ” を感じて生きているのは60代女性 ~ADKアラ☆ダン研究所調べ
60代女性の幸福度7点以上を見てみると、他を比較してより活発に活動しており、その種類も幅広いことが分かります。
女性の定年後の過ごし方を充実したものにするには、様々な趣味に取り組むことが効果的なのです。
具体的にどのような趣味を持つのがおすすめなのかは、「5.定年後の女性におすすめの趣味」で紹介しますので、ぜひ参考にして自分が楽しめる趣味を見つけてください。
参考:「シニア女性の幸福に関する意識実態調査」 をハルメク 生きかた上手研究所が発表
4.デジタルを上手く活用して新しい知識を取り入れる
女性の定年後の過ごし方を楽しく充実させるポイントの4つめは、デジタルを上手く活用して新しい知識を取り入れることです。
株式会社ハルメクホールディングスの調査では、「幸せを感じる時」について複数回答で質問したところ、2位に「新たな知識を得た時・自分の知識を深めた時」が入っており、年齢を重ねても新しいことを知ることが、幸福度を左右することがわかります。
新しい知識を得るために、ぜひ活用してほしいのがスマートフォンを始めとするデジタル機器です。
出典:令和4年版高齢社会白書
令和4年版高齢社会白書の調査では、デジタル機器をなんらかの形で活用している人は、活用していない人に比べて生きがいを感じていることがわかりました。
電子メールで家族や友人と連絡を取ることだけでなく、インターネットで情報を集めたり、ショッピングをしたり、SNSを利用することでも生きがいに繋がるのです。
感染症対策などで外出を控える場合でも、デジタル機器を使うことで、気軽に安心して新しい知識を得ることができます。
特にスマートフォンはシニア向けのものも発売されており、気軽に新しい情報を得るためのアイテムとしておすすめです。
女性の定年後の過ごし方をより充実したものにするために、スマートフォンを活用して新しい知識をいつでも手軽に身に着けていきましょう。
3.定年後の女性が体と心の健康維持のために気を付けたいポイント4つ
女性の定年後の過ごし方を充実した幸福度の高いものにするにはどうすればいいのか、4つのポイントを紹介しました。
ここからの章では、先ほど紹介した4つのポイントを実現するために具体的にそれぞれどうすればいいのかを解説していきます。
まずは体と心の健康を維持するための方法についてみていきましょう。
女性の定年後の過ごし方を充実させ、幸福度を高めるために重要な体と心の健康を保つには、次のポイントに注意するのが大切です。
定年後の女性が健康維持のために気を付けたいポイント
それぞれ詳しくみていきましょう。
3-1.生活リズムを規則正しく整える
女性の定年後の体と心の健康を保つためのポイントの1つめは、生活リズムを整えることです。
定年前は出勤時間が決まっていることが多く、仕事を中心とした生活リズムを送っていたのに、定年で仕事に行かなくなったことで、リズムが崩れてしまうことがあります。
次の日が仕事だと思えばほどほどにしていた夜更かしをしてしまったり、朝昼晩の食事の時間がバラバラになってしまったりするなど、生活リズムが乱れてしまう場合があるのです。
生活リズムが崩れてしまうと、体が睡眠で回復しきれず、疲労がたまってしまうことがあります。
さらに脳にも疲労がたまることで、うつ病、認知症などの病気に繋がってしまうこともあるのです。
定年後の過ごし方を健康的なものにするために、まずは、
- 朝決まった時間に起きて、夜はしっかり眠る
- 毎日3食をなるべく決まった時間に食べる
という2つのことを心がけましょう。
この2つを守ることで、生活リズムを整えることができます。
3-2.食生活に気を付けて栄養をしっかり摂る
女性の定年後の体と心の健康を保つためのポイントの2つめは、食生活に気を付けて栄養をしっかり摂ることです。
シニア世代の食生活は、暴飲暴食はもちろん避けるべきですが、もうひとつ低栄養にも注意しましょう。
歳を重ねると食が細くなる、料理が面倒、などの理由で品数も量も減りがちです。
「脂肪や糖の摂りすぎに注意」と考えて量を減らし過ぎることで、体が本当に必要な栄養やカロリーが足りず、低栄養状態を起こしてしまうこともあります。
低栄養状態が続くと、次のような問題が起こる場合があります。
【低栄養状態が続くと起こる問題】
- 血管の壁が脆くなり、脳内出血などのリスクが高まる
- ウイルスや菌に対する抵抗力が弱まり病気になりやすくなる
- 認知症を発症しやすくなる
- 体力が低下し動けなくなる
きちんとバランスよく食べて栄養をしっかり取ることが、健康維持には大切なのです。
参考:農林水産省 みんなの食育
3-2-1.痩せすぎないようにする
BMIが20以下の「細い人」は、「太い人」「少し太い人」「少し細い人」と比べても生存率が低いというデータも出ています。
BMIが22になるときの体重が標準体重で、最も病気になりにくい状態であるとされおり、25を超えると脂質異常症や糖尿病、高血圧などの生活習慣病のリスクが2倍以上となるため注意が必要とされています。
しかし、それよりも20以下の「痩せすぎ」の方が、生存率は下がってしまうというのです。
出典:農林水産省 みんなの食育
定年後、気付くと自然に痩せてしまったという人は、自分がしっかり食事をとっているか、痩せすぎではないかを確認しましょう。
自分が痩せすぎかどうかは、BIMを計算することで判断できます。
BMIは次の計算式で求めることができます。
【BMIの計算式】
体重(kg)÷身長 (メートル) x 身長(メートル))
例えば身長155㎝、体重52kgの場合、
52÷(1.55×1.55)=21.6
となり、BIMは21.6となります。
面倒な場合は、身長と体重を入力すれば自動でBMIを計算してくれるサイトもありますから、まずは今の自分のBMIを計算してみましょう。
3-2-2.65歳から75歳女性なら一日1,850カロリーは必要
低栄養にならないためには、65歳から75歳女性の必要カロリーである一日1,850カロリーを目安に食事で摂れるようにしていきましょう。
厚生労働省による65歳から75歳のシニア世代の女性の必要カロリーは、活動レベル別で以下のようになっています。
ほとんど動かない人 | 普通の人 | 活発に運動する人 |
1550 kcal | 1850 kcal | 2100 kcal |
出典:「日本人の食事摂取基準(2020年版)」 2-3 高齢者
自分の活動レベルに合わせたカロリーをしっかり摂るようにしましょう。
カロリーと言われてもわかりにくい、計算が面倒だと感じる方は、厚生労働省の作成したこちらの図を参考にしてみるのがおすすめです。
出典:実践食育ナビ食事バランスガイド早分かり一日に必要なエネルギー量と摂取の目安
主食、副菜、主菜などのそれぞれの個数などは、農林水産省が運営する実践食育ナビで調べることができます。
ぜひ参考にして、バランスよい献立の組み立てに役立てましょう。
3-3.毎日40分は必ず体を動かす
女性の定年後の体と心の健康を保つためのポイントの3つめは、毎日40分は必ず体を動かすことです。
運動不足は健康に大きな影響を与えることがわかっており、WHOは高血圧、喫煙、高血糖に次いで、身体活動不足を全世界の死亡に対する危険因子の第4位として位置づけているほどです。
積極的に体を動かすことは、生活習慣病を始めとする病気の予防や、認知機能低下の予防、生活機能低下の予防に役立つのです。
では具体的にどれくらい体を動かせばいいのでしょうか?
厚生労働省が提唱する基準では、横になるなど、座ったままにならない状態であればどんな動きでもよいので、毎日合計40分は体を動かすと良いとされています。
例えば次のようなものです。
【毎日体を動かす目安】
- 散歩をゆっくり、時々立ち止まりながらでも行う
- ショッピングモール、スーパー、商店街を歩きながら買い物する
- ストレッチをする
- ラジオ体操をする(座っていても◎)
- 立って洗い物をする
- 洗濯物を干す
- ガーデニングや水やりをする
- 動物の世話を行う
このようなことを、一日合計40分は必ず行うことが推奨されています。
中でもおすすめなのは、散歩やウォーキングです。
毎日歩くことで足腰を鍛えることができ、効果的な運動を行うことができますし、規則的な生活リズムを整えることにも役立ちます。
目安は一日1万歩ですが、例えば毎週10分ずつ歩く時間を長くすると無理なく運動量を増やすことが可能です。
準備するものもほとんどなく、気軽に始めることができますから、ぜひ試してみてください。
参考:運動基準・運動指針の改定に関する検討会 報告書
健康づくりのための身体活動基準2013
3-4.年に1度は必ず健康診断を受ける
女性の定年後の体と心の健康を保つためのポイントの4つめは、年に一度は必ず健康診断を受けることです。
定期的に健康診断を受けることは、自分の健康状態を知ることはもちろん、病気の早期発見にも繋がります。
会社員の場合、その会社の健康保険組合が主催する健康診断を年に一度受けることができます。
これは労働安全衛生法第44条で定められている企業の義務であり、従業員に健康診断を受けさせなかった場合は企業に罰金が科せられます。
会社で働いている間は健康診断の受診を会社から促されることで、きちんと受けている方が多いのですが、退職後は受診を促されることがなくなるため、健康診断を受けない人が増えてしまうのです。
厚生労働省の「令和元年度国民生活基礎調査」によれば、過去1年間の健診(健康診断や健康診査)や人間ドックの受診状況は次のようになっています。
【女性の年代別受診率】
年代 | 受診率 |
全体 | 65.6 |
40~49歳 | 71.5 |
50~59歳 | 73.2 |
60~69歳 | 67.4 |
70~79歳 | 63.5 |
80歳以上 | 51.6 |
定年前の年代である50~59歳が全体でも最も受診率が高く、60歳以降は受診率が下がってしまっています。
定年後も、年に1度は健康診断を受けましょう。
【定年後に健康診断を受けるには?】
①退職後2年間
所属していた企業の健康保険組合にそのまま加入し、働いていた時と同じ健康診断を受けられます。
費用は基本検査なら無料です。
②退職後3年目以降
国民健康保険に加入し、国民健康保険が主催する定期健診と特定健康診査を受けられます。
国民健康保険の定期健診と特定健康診査は、住んでいる自治体の国保又は国保組合から健診の案内(受診券などの送付)があります。
検診の案内を受け取ったら、記載されている施設や病院を受診して検診を受けましょう。
費用は無料から数千円で、自治体によって異なります。
4.定年後の女性が友人を増やすためにできること
「2-2.立ち話でも◎!人との関わりを持つ」で紹介したように、親しくしている友人や仲間を持っている人ほど生きがいを感じることができますが、女性が定年後に友人や仲間を作るにはどうすればいいのでしょうか?
女性が定年後に友人を作るには、次のような方法があります。
定年後の女性が友だちを作る方法
それぞれ詳しくみていきましょう。
4-1.趣味のサークルや団体に参加する
女性が定年後に友人を作る方法の1つめが、趣味のサークルや団体に参加することです。
平成29年版高齢社会白書でも、趣味のサークルや団体を始めとするコミュニティに参加したことで得られたことの第一位に「新しい友人を得ることができた」(48.8%)が挙げられています。
出典:平成29年版高齢社会白書
共通の趣味があることで話題となり、話が盛り上がりやすくなりますし、サークルで定期的に会う人の中から気の合う人を見つけやすくなります。
シニア向けの趣味サークルには次のようなものがあります。
【シニア向け趣味サークルの例】
- ダンスやゴルフなどのスポーツ系サークル
- 料理や手芸などのハンドメイドサークル
- 写真や俳句など文科系サークル
参加するサークルを探すには、住んでいる自治体の広報誌や地域のコミュニティセンターにあるチラシなどを見てみる方法があります。
さらにシニア向けサークルを検索できるサイトもありますから、自分の趣味や条件に合うものを探してみましょう。
シニア向けサークル検索サイトは次の記事で詳しく解説しています。
シニア向け趣味サークルを探せるサイト5選&おすすめサークル9選
ぜひ参考にしてください。
4-2.ボランティア活動に参加する
女性が定年後に友人を作る方法の2つめが、ボランティア活動に参加することです。
ボランティア活動は目的を同じとする人が集まるため、話題が盛り上がりやすく、フラットな関係を築きやすいというメリットがあります。
自分の住んでいる地域や社会のために貢献できる、達成感や人の役に立てるという満足感が得られるのもメリットです。
ボランティア活動には次のようなものがあります。
【ボランティア活動の例】
- 地域の清掃活動
- 子どもの見守り活動
- 子ども食堂のサポート
- 地域のイベントのお手伝い
- 子どもの学習支援
- 災害地域への支援
参加できるボランティア活動を探すには、地域のボランティア・市民活動センターに問い合わせたり、インターネットで検索したりすることもできます。
自分に合ったボランティア活動の探し方や選び方については、次の記事で詳しく紹介していますので参考にしてください。
4-3.インターネットを活用する
女性が定年後に友人を作る方法の3つめが、インターネットを活用することです。
SNSを通じて共通の趣味を持つ人とメッセージを送り合ったり、友達を募集したりすることができます。
住んでいる場所が遠くても、インターネットを活用することでコミュニケーションをとることができますから、実際に会えなくても大丈夫です。
令和4年版高齢社会白書の調査でも、インターネットを何らかの形で活用している人は、活用していない人に比べて生きがいを感じていることがわかっています。
出典:令和4年版高齢社会白書
こちらの調査でも、電子メールで家族や友人と連絡をとる人、SNSを利用する人はそれぞれ生きがいを感じやすくなっているという結果がでていますから、ぜひインターネット活用をおすすめします。
SNSの利用方法や、おすすめのSNSを知りたい方は以下の記事も参考にしてください。
5.定年後の女性におすすめの趣味
「3.楽しく取り組める趣味を複数持つ」で紹介したように、取り組める趣味がある、趣味の数が4つ以上ある方は幸福度が高まりますが、具体的にはどのような趣味に挑戦してみるのが良いのでしょうか?
女性の定年後の過ごし方を充実させてくれるおすすめの趣味は次の通りです。
それぞれ詳しくみていきましょう。
5-1.15分以上の散歩やウォーキング
おすすめの人 |
|
必要な物・準備する物 | 歩きやすい靴 |
費用の目安 | 無料 |
定年後の女性におすすめの趣味の1つめが、15分以上の散歩やウォーキングです。
散歩やウォーキングで足腰を動かすことは、楽しいだけでなく健康維持に役立ちます。
「3-3.毎日40分は必ず体を動かす」でも紹介したように、運動不足はWHOが全世界の死亡に対する危険因子の第4位に位置づけるほど体に悪影響です。
様々な運動がありますが、散歩やウォーキングにはさらにうれしい効果も期待できます。
例えば国立障害者リハビリテーションセンター研究所の研究によれば、ジョギングやウォーキングなどで脳に適度な衝撃を与えることで、脳機能を調節したり、維持したりする効果が期待できるとされています。
ウォーキングをすると、足が着地するたびに脳に軽い衝撃が加わります。
この衝撃が脳の神経細胞を刺激することで、脳の健康維持に役立つというのです。
また、東京都健康長寿医療センター研究所によれば、「よく歩く人ほど認知症になりにくい」という研究結果も出ています。
70~80歳の女性の認知機能テストの成績と日頃の運動習慣の関係を調べた研究によると、一週間に90分歩く人は、週に40分未満の人よりも認知機能が良いという結果がでているのです。
一週間に90分とは、一日あたりにすると15分程度です。
一日15分を目安に、散歩やウォーキングを行うことをおすすめします。
参考:“衝撃”の事実!ジョギング・ウォーキングの効果は、脳への“衝撃”によるものだった!!頭への適度な“衝撃”が脳機能を調節・維持することが明らかになった!!!
歩行は、なぜ認知症予防につながるのか?
5-2.家庭菜園やガーデニング
おすすめの人 |
|
必要な物・準備する物 | 園芸用の土、育てたい植物の苗や種、肥料、スコップ、プランターなど |
費用の目安 | 園芸用の土約1,000円程度、植物の苗や種100円~、肥料1,000円程度 |
定年後の女性におすすめの趣味の2つめは、家庭菜園やガーデニングです。
家庭菜園やガーデニングは、四季折々の花や野菜を楽しめるだけでなく、何かのお世話をして、それが育って行く姿を見られる楽しみもあります。
さらに家庭菜園やガーデニングは、水やりや土を耕すなど体を動かす必要もありますから、運動不足解消にも役立ちます。
日本ならではの四季を身近に感じられるのもメリットです。
アメリカのプリンストン大学の研究によれば、家庭菜園を行うことは幸福度をアップする効果があり、特に女性に対する効果が高いという結果が出ています。
自宅に庭がある方はもちろん、マンションなどの集合住宅でも、ベランダを利用してプランターで花や野菜を育てることも出来ます。
きれいな花を眺めて癒されたり、家庭菜園で育てた季節の野菜を食べたりすることも可能です。
毎日お水を上げたり、肥料を上げたりという世話をすることで、生きがいを感じてみてはいかがでしょうか?
【家庭菜園で幸福度が上がる】
アメリカのプリンストン大学の研究によれば、家庭菜園を行うことは幸福度をアップする効果があるという結果がでています。
ミネソタ州東部ミネアポリスに住む370人を対象とした調査で、15種類の活動を行った場合の“感情の幸福度”を測定したところ、家庭菜園を行うことで幸福度が上がったのだそうです。
参考:Princeton Environmental Institute
5-3.料理・お菓子・パン作り
おすすめの人 |
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必要な物・準備する物 | 材料、エプロン、調理器具 |
費用の目安 | 料理教室の場合1レッスン5,000~15,000円程度 |
定年後の女性におすすめの趣味の3つめが、料理・お菓子・パン作りです。
食べることが好きな人はもちろん、新しいことを学びたい人にも、今まで作ったことのない料理を作ることで学びに繋がりますからおすすめです。
シニア女性は「3-2.食生活に気を付けて栄養をしっかり摂る」でも紹介したように、食が細くなる、食事作りがおっくうになるなどの影響で、食べる量や品数が減ってしまって低栄養に陥ることもあります。
料理やお菓子、パンといった食べるものを自分で作ることを趣味にして楽しめば、作る楽しさだけでなく、食べる楽しさも得られ、栄養を摂ることに繋がるため健康維持にも役立つのです。
料理やお菓子、パン作りを趣味にする場合は、自分で本などを読んで新しいレシピに挑戦することもよいですし、料理教室などに通ってプロに教えてもらうのもよいでしょう。
教室に通うには費用はかかりますが、友だちを作るきっかけにもなりますし、新しいことを学べる楽しさを得ることも出来ます。
シニア女性向けの栄養バランスやおすすめ料理を教えてくれる教室もありますから、自分の興味が持てる教室を探してみると良いでしょう。
【料理で脳を活性化できる】
東北大学未来科学共同研究センターの川島隆太教授と大阪ガスネットワークの共同研究によれば、料理をすることで脳の血流が上がり、脳を活性化することができるということがわかりました。
夕食のメニューを考える、食材を切る、炒める、盛り付けるといった一連の動作を行うことで、脳が活性化するのだそうです。
5-4.美術館・博物館めぐり
おすすめの人 |
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必要な物・準備する物 | 特になし |
費用の目安 | 入場料1,000~1,800円 ※美術館・博物館によって異なる |
定年後の女性におすすめの趣味の4つめが、美術館や博物館めぐりです。
自分の好みの芸術作品を見たり、興味のある展示物を見たりすることは、心の癒しや新たな知識の獲得に繋がります。
株式会社ハルメクホールディングスの調査でも「新たな知識を得た時・自分の知識を深めた時」に、幸福を感じる方が多いという結果が出ていますから、美術館・博物館めぐりは定年後の女性の趣味としておすすめなのです。
美術館・博物館めぐりがおすすめな理由は、もう1つあります。
それは運動不足解消です。
美術館や博物館をめぐる時は、広い館内を歩いて回りますから、運動不足解消に役立つのです。ただ歩くよりも、芸術作品や展示物を眺めながら歩くことで、ぐっと楽しみも増えます。
【美術館や博物館に足を運ぶ人は長生きできる?】
イギリスのユニバーシティー・カレッジ・ロンドン(UCL)は、美術館・アートギャラリー・劇場などの文化施設に足を運ぶ習慣がある人は、そうでない人に比べて長生きできる可能性があるという結果を発表しています。
2~3ヶ月に1度、美術館など芸術鑑賞に訪れる人は、そうでない人に比べて31%早死にのリスクが低下するのだそうです。
年に1度か2度訪れる場合でも、そうでない人に比べて14%リスクが低下する結果となりました。
参考:美術館やギャラリーに通う人、早死にのリスク低い傾向 英研究
5-5.手芸・ハンドメイド
おすすめの人 |
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必要な物・準備する物 | 針、ハサミ、布、その他作りたい作品に必要な物 |
費用の目安 | 手芸キット数百円~ ※作品によって異なる |
定年後の女性におすすめの趣味の5つめが、手芸やハンドメイドです。
編み物、刺繍、裁縫など様々な種類があり、自分の好きなものを作ることができます。コツコツと作業を続けて作品が完成した後は、大きな達成感を感じることができるのもメリットです。
チクチクと針を使ったり、もくもくと編み物のために指を動かすことで、無心になり、気分が落ち着く癒し効果もあります。
もともと手芸を趣味にしていた人だけでなく、定年後に手芸を始める方にもチャレンジしやすいキットや簡単にできる種類もありますから、自分のレベルや好みに合ったものを始めてみましょう。
手芸教室に参加して教えてもらうのもいいですし、今はYoutubeなどの動画サイトで作り方を見ながら独学で学ぶことも可能です。
上達すれば、作品をSNSに投稿したり、ハンドメイド販売アプリで作品を売ったり、収入を得られる場合もあります。
6.デジタルを上手く活用したい女性におすすめの「らくらくスマートフォン F-52B」
デジタルを活用して新しい知識を得たい、SNSを活用して友だちを作りたいと考えている方には、使いやすいシニア向けのスマートフォン「らくらくスマートフォン F-52B」がおすすめです。
「4.デジタルを上手く活用して新しい知識を取り入れる」でも紹介したように、デジタル機器を活用する人は、していない人よりも生きがいを感じられるという結果がでています。
これからデジタル機器を新しく活用してみよう!と思う方におすすめできるのが、シニア向けのスマートフォンです。
パソコンよりも手軽で持ち歩きも出来ますし、操作も直感的に出来るため、定年後の女性でも簡単に使いこなせるようになります。
中でもおすすめなのが「らくらくスマートフォン F-52B」です。
- スマホの操作にはあまり詳しくない
- スマホは画面が小さくて苦手
という方でも安心して使っていただけるスマートフォンになっています。
6-1.誰でも使いやすい2つのモードでスムーズにスマホを操作できる
「らくらくスマートフォン F-52B」は、スマホの操作が簡単で誰でも使いやすい2つのモードを搭載しています。
スマートフォンの操作に不慣れという人向けの「らくらくタッチ」の“標準モード”がおすすめです。
押し込むとカチっ!と操作音が鳴り、画面操作しにくいのが特徴です。
スマホの操作に慣れている方には、一般的なスマホのように使える“スマホかんたんモード”もあり、お好みに合わせて使い分けができるのもうれしいポイントです。
6-2.5.0インチ大画面で見やすいからインターネット検索も楽しめる
年齢を重ねると小さな画面は見にくくなってきますが、「らくらくスマートフォン F-52B」なら5.0インチ大画面なので見やすく使いやすいから安心です。
さらに進化した「おまかせズーム」が搭載されており、画像やページも自分の見やすいサイズに自動で拡大調整もしてくれるから、より見やすく、より簡単にスマホを使うことができます。
大画面でも手に馴染むデザインで持ちやすいので、インターネット検索も簡単に楽しめるのがポイントです。
「らくらくスマートフォン F-52B」を活用して、新しい知識をインターネットで検索してみましょう!
7.まとめ
最後に、この記事の重要なポイントをおさらいしましょう。
女性の定年後の一般的な過ごし方は次の通りです。
【女性の定年後の一般的な過ごし方】
①もう少し働く
②趣味の活動を行う
③健康維持のためのスポーツや運動を行う
④地域活動やボランティア活動を行う
60歳で仕事を辞めた場合、女性の平均寿命である87歳までは27年、65歳まで働いた場合は22年と20年以上の時間があります。
その時間をより充実した楽しいものにするための4つのポイントが次の通りです。
女性の定年後の過ごし方を楽しく充実させるポイント
この4つのポイントを実行していくことで、定年後の過ごし方がぐっと素敵なものに変わっていきます。
健康維持のためのポイントやおすすめの趣味もぜひ参考にして、定年後の時間をよりよいものにしていきましょう。