
「定年後は何を生きがいにすればいいのだろう?」
「定年後には生きがいが大事だと言われても、これといったものが見つからないまま定年が刻々と近づいてきて、漠然と不安になる。」
「同年代や先輩が定年後にはどういうものを生きがいにして、どんな風なライフスタイルを送っているのかが知りたい」
こんな疑問をお持ちではないでしょうか?
そこで今回は、定年後の生きがいに関して
1.定年後の生きがいの見つけ方①人生の棚卸から生きがい候補を見つける
2.定年後の生きがいの見つけ方②分野別に生きがい候補を見つける
3.定年後の生きがいランキングTOP10
をまとめました。最後までお読みいただければ、定年後の生きがいの見つけ方・探し方がわかるだけでなく、多くの人が定年後に何を生きがいにしているのかもわかり、ご自身の定年後のライフスタイルの参考になります。
1. 定年後の生きがいの見つけ方①人生の棚卸から生きがい候補を見つける
本章では、子供時代や若い時にやろうと思って出来なかったことを書き出して人生の棚卸をし、生きがいの候補を見つけます。
これは過去から今の自分までの全てを含めてやってきたことを振り返り、自己分析をする作業です。
生きがいのヒントは、以下のようなモノの中に隠れている場合があります。
・昔、ちょっとかじっていたけどやめてしまったこと
・子供時代に習っていたこと
・実はあこがれていたこと
棚卸をしていくと、自分が興味を持って面白がるものや、好きなものの傾向が何となく浮かび上がってきます。
それぞれの項目を、メモや自分のノートなどに書き出してみましょう。
1-1.ちょっとかじっていたけどやめてしまったことの棚卸
興味があってちょっとかじってみたけど、何らかの理由で続けなかったことなどを思い出して、リストに書き出してみましょう。
例)
・小学校の時、合気道を習ったが、何回かサボったら叱られるのが怖くて行かなくなった。
・社会人になってから映画の影響で社交ダンスを始めたが、出張と残業続きで通えなくなった。
・学生のころからカフェの経営をしたいと思ってコーヒーの専門学校にも行き、カフェでアルバイ トをしていたが、妻が妊娠したので慌てて結婚して今の会社に就職した。若い時のカフェの夢が まだ消えていないことに気が付いた。
書き出して見ると忘れていたが、いつかやってみたかったことがいくつか見つかると思います。
その様なことを改めて初めてみると、残りの人生をかけてやっていきたいことが見つかるかもしれません。
1-2.子供の頃に習っていたことの棚卸
子供時代にやっていたこと、習っていたこと、友達と一緒に楽しんでやっていたこと、1人でもずっと遊んでいられたことなども思い出し、書き出してみましょう。
例)
・実は5歳からピアノを習っていた。中学受験で休んでいるうちに通わなくなってしまった。
・友達と一緒に少年サッカーに入っていたが、親の転勤が繰り返しあってやらなくなった。
・親友と一緒にやっていたマンガ研究会が楽しかった。絵には自信もあったし、将来はマンガ家に なりたいと思っていたが、結局、投稿もしないでそのままになってしまっている。
1-3.実はあこがれていたことの棚卸
実は密かにあこがれていた人生、こんな人になれたらいいな、あんな人生ならいいな、と思っていたことがあれば、それを書き出してみましょう。
例)
・ロックバンドを結成して人前で演奏したかった。恥ずかしくて誰にも言い出せなかった。
・映画スターに憧れて自分も船舶免許をとって大海原を運転してみたいと思っていた。
・子供の頃、バレリーナに憧れてバレエを習いたかったが、身体が固いとダメだと思っていた。
こうして具体的に人生の棚卸をしてみると、「やろうと思っていた」「あこがれていたこと」ことをストップしたきっかけは、些細なことであるケースが多いのに気が付くと思います。
これらは全て自分の中にあったものであり、このリストを作るときに「書こう」と思ったものですから、ご自分にとってはとても大切なものである可能性が高く、定年後の人生で「生きがい」になる可能性があります。
2.定年後の生きがいの見つけ方②分野別に生きがい候補を見つける
本章では、定年後の生きがいに関係の深い7分野から、それぞれ生きがいのヒントになるものがあるかを探っていきます。
1章は自分の内側から見つける方法でしたが、2章では生活や周りの人も含めた人生全般から見つけていきます。
「へえ、面白そうだな」
「ちょっと、やってみたいな」
と思ったことはすべて、定年後の生きがい候補です。
生きがいはいくつあっても構いませんので、気になるものがあったら生きがい候補として目印などをつけておきましょう。
7分野は以下の通りです。
<定年後 生きがいの7分野>
1.健康法を見つける
2.パートナーの存在
3.趣味
4.ボランティア
5.田舎暮らし・移住
6.仕事
7.自己啓発
2-1.健康法を見つける
自分に合った健康法を見つけると、年を重ねても健康維持ができて健康寿命が延びるため、幸せな定年後の生活が送るという生きがい(生きる喜びや楽しみ)につながっていきます。
つまり、健康を維持すること自体が生きがいとなるのです。
健康と健康維持の目的は、日本人の三大死因であるガン・心臓病・脳血管の罹患リスクを減らすと共に、ボケ(認知症)の原因にもなる高血圧・糖尿病・脂質異常症(コレストロール過多)の生活習慣病を予防し、ボケないで健康に質の良い長生きをすることです。
健康維持とボケ防止に直接的に役立つのは以下の4項目です。順番に解説していきますので、自分が定年後に取り入れる健康法として参考にしてください。
①運動
②食事
③心の健康
④その他健康法
【参照:厚生労働省 死因順位】
【参照:羽生春夫 生活習慣病と認知症 】
2-1-1.運動
定年後の運動は、通勤がなくなって減った分の運動量を補うところから始めます。
運動は季節・年齢を問わずにできることが理想なので、例えば
・ウォーキング(早歩きの散歩)
・ラジオ体操
などを基本とし、夏には水泳、運動量が少なくなる冬には自宅での自主トレーニングで筋力を維持するなど、出来る範囲でアレンジをしていくと良いでしょう。
ウォーキングで毎日どのくらい歩けばいいのか、自主トレーニング内容などは各市町村の福祉課または健康課で、トレーニングプランなどを無料で指導してくれるコースがあります。民間のフィットネスクラブなどに通っている人は、各施設での無料・有料プラン作成がありますので確認してみましょう。
また、健康のバロメーターとしての健康診断・人間ドック・予防接種なども定期的にスケジュールに入れ、具体的な数字で努力の結果がわかるようにしておくと励みになり、生きがいにもつながります。
【参照:東京都文京区 健康センター】
【参照:スポーツクラブNAS 基礎トレーニングプラン】
【参照:全国健康保険協会】
【参照:公益財団法人東京都予防医学協会】
2-1-2.食事
食事面での健康維持の基本は、
1)カロリー
2)栄養バランス
です。これらは管理栄養士という専門職が存在するほど奥の深い学問でもあるので、突き詰めて行くと、家族全体の健康にも貢献することになり、生きがいになる可能性があります。
1)カロリー
人間の基礎代謝は30歳から下降するため、若い時と同じように暮らしていても脂肪が蓄積しやすくなります。
お腹がぽっこりでお腹の脂肪がつまめる人はもちろんのこと、見た目がスリムでも内蔵の周りに脂肪がついたタイプもあり、どちらもメタボリックシンドロームと呼ばれ、3大成人病と痴呆症の予備軍になるほか、様々な病気の引き金になります。
肥満はカロリー計算で改善できることがわかっています。基本的に1日の摂取カロリーがエネルギー消費量以下であれば肥満にはなりません。成人1日の摂取カロリー目安は1800~2000kalです。
・消費量=食べる量 >>>現状維持
・消費量<食べる量 >>>太る
・消費量>食べる量 >>>やせる
今は手書きで記録をしなくても、スマホアプリで食べる前に写真を撮るだけでカロリー計算をしてくれるものがありますので、上手に活用しましょう。これらの管理結果も、健康診断などの数値でハッキリと出てきますので、やりがいがあります。
【参考:Foolog 食べる前に写真撮影するとカロリー計算してくれる無料アプリ】
【参照:カロミル 糖質制限にも対応できるカロリー計算アプリ iPhoneのみ】
【参照:下方 浩史 老化の進行 と基礎代謝並 びに栄養】
【参照:メタボリックシンドローム判定早見表】
【参照:メタボリックシンドロームの診断基準】
2)栄養バランス
栄養バランスの良い食事は、厚生労働省が科学的根拠に基づいて設定している「日本人の食事摂取基準」に沿って、必要な栄養素が摂れているかを見ます。基本は
主食:ご飯、パン、麺類など、主にエネルギー源になる料理
主菜:肉、魚、卵、大豆製品などを使った、主にタンパク質を多く含む料理
副菜:野菜、きのこ、海藻などを使った、ビタミン・ミネラル・食物繊維を多く含む料理
の組み合わせでバランスを取っていきます。
これらの栄養摂取基準を指標にして1週間ごとにに食べたもの・食べなかったものなどを記録していくと、我が家の栄養バランスがわかり、より健康的なライフスタイルに近づきます。1)で紹介したものと同じアプリで、栄養素の集計もしてくれます。
2-1-3.心の健康
見落としがちなことですが、健康維持とボケ防止には心の健康も関係しています。
定年後は今まで人生の中心を占めてきた仕事と家族を支えるという大きな役割が一度になくなった解放感と同時に、自分の将来・お金と健康への不安が湧いてきて、精神的に不安定になります。
不安であることを話せないままでいると軽いうつ状態(落ち込み)になり、このような状態が3日以上続くと人と会うのが面倒くさくなり、気が付いたら1日テレビの前でぼーっと過ごす日が増えていくこともあるでしょう。
人と話さない期間が長引くと、脳の認知機能(聞く・考える・話すなどの知的作業)が衰え始め、ボケの進行が早まる危険性があります。
定年後はできるだけ、人と会話をするなどして不安な気持ちを溜め込まないようにしましょう。
心の中にあるものを解放するには、以下のような方法があり、このような活動そのものも、生きがいになることがあります。
・家族や友人との会話
同じ境遇の友人と共感しあう。共に生活をする夫婦の会話を増やす。
・ホームページやブログで不特定多数に発信をする
発信するには様々な勉強が必要。ブログなどのやり方を覚えるのも脳に良い。
・カラオケ
大きな声で歌うことで発散をする
・将棋をする
将棋は感想戦という、打った手を1から解説する作業があり脳機能に非常に良い
・ドライブ
環境が変わったところに行けるので気分転換になる
・ボランティア活動・アルバイト
新しい人と出会い、今までとは全く違う環境を作っていく
・美術館・博物館巡り
人と話さなくても、名画や古典を見ることで感動して心が揺さぶられる
【参照:筑波大学 畑中美穂 会話場面における発言の抑制が精神的健康に及ぼす影響】
【参照:佐藤眞一 認知症ケアで大切なこと】
【参照:京都橘大学看護学部 西田厚子 定年退職者のアイデンティティ再構築】
2-1-4.その他健康法
健康に気を付けだすと、カロリーと食事内容以外にも、様々な健康法も気になります。
あくまでカロリーと栄養素の基本を押さえた上で、プラスαの要素として足すと、体調管理に良い結果をもたらします。
流行りすたりがあるので気分も変わって楽しめるでしょう。
例えば
・サプリメント:
健康食品やビタミンなどを含めた栄養補助食品全般です。ドラッグストアなどで売っているものから、病院で処方されるものまで幅広くあります。
サプリメントには分子栄養学(オーソモレキュラー)という栄養学から独立した学問があり、学問として勉強していくと家族と自分の健康を守れる上に、勉強という生きがいにもなります。
・食のスタイル:
食事は毎日するものなので、その中に楽しみや自分なりの流儀を見つけると、健康に毎日気を配ることが出来るので、生きがいにもなります。
食のスタイルには、ダイエット・食事療法として流行も含めて様々な桃のがあります。例えば
a:野菜中心スタイル:
肉量の3倍の野菜をとる、昭和時代から取り入れている人が多い日本人に合った健康法です。
【参照:自然治癒力が上がる食事 名医が明かす虫歯からがんまで消えていく仕組】
b:糖質制限スタイル:
穀物を食べない健康法。国際的テニスプレイヤーのジョコビッチ選手が取り入れて劇的に健康になったことで有名になりました。ジョコビッチ選手のように、食事をするとダルくなってしまうけども検査をしても持病がない人は一読後、試してみると良いでしょう。
【参照:ジョコビッチ生まれ変わる食事】
c:ビーガンスタイル(大豆と卵以外のタンパク質を取らない):
完全なる野菜食の健康法です。最近はお洒落な生き方としてのビーガンスタイルもあり、世界で多くの人が取り入れています。
国によっては宗教上の理由からこのような食スタイルをとる人たちもいます。仏教の修行僧などがする精進料理も含まれます。
太りにくく心が穏やかになると言われています。健康上、お肉を食べられない人は参考にしてみてください。また、週一ベジタリアンなどの方法で、生活習慣病予防のために実践する人もいます。
【参照:完全菜食があなたと地球を救う ヴィーガン】
【参照:キッチンで作る精進料理】
【参照:女子栄養大学 日本人菜食主義者における生活習慣病予防の観点から見た栄養状態の特徴 に関する研究】
今回紹介したもの以外にも、様々な健康法があるのでネット検索・本・雑誌・口コミなどでいろいろ試していくうちに、自分にぴったりものが見つかる可能性があります。
「健康を維持する」こと自体が生きがいになることもあることを知っておきましょう。
2-2.パートナーの存在
パートナーの存在は、定年後の生きがいに大きく関係します。
政府が行った高齢者の生活意識調査によれば、65歳以上の高齢者にとっては配偶者の存在そのものが生きがいであるという調査結果があり、特に男性にとって、パートナーの存在は生きがいに大きく影響しています。
同調査で男女別に行った「あなたは生きがい(喜びや楽しみ)を感じていますか」という質問に対し、女性は婚姻の有無に関係なく82%が「はい」と答えているのに対し、男性で「はい」と答えた人は
・配偶者がいる人 58%
・配偶者がいない人 84%
という回答結果でした。
男性にとって妻の存在は、定年後の生きがいを左右するほど大きな存在なことがわかりました。
また、男女とも配偶者がいる人の8割は生きがいを感じているわけですから、例えば、定年後に配偶者と離別や死別すればそれだけで、生きがいを感じにくくなることになります。
配偶者がいるのであれば、定年後にふたりの関係性を良くしていくとより「生きがい」を感じやすくなります。ひとりの人はパートナーとなる人に出会えることで、生きがいが一つ見つかることになります。
パートナーとの関係性を良くする方法は例えば、
・パートナー共通の「定番」を持つ
ふたりで共通して楽しむ・遊ぶ「定番」を作りましょう。
今まで夫婦の定番は「子供」と「生活」など家庭が中心(ひとりの人は自分が中心)でしたが、今後は例えば、
・ふたり共通の趣味をはじめる
・定期的な外食やお出かけをする(デート)
・一緒に旅行をする
・お互いの記念日は一緒に過ごす
など、2人で出来る「定番」を一緒に作っていきます。
このようなパートナー共通項をいくつか作って繰り返していくと、長い定年後の生活の中でふたりの絆を強まり、お互いの存在そのものが生きがいになっていきます。
【参照:関西大学 大和礼子「夫婦の絆」の過去・現在・未来 : 〈生活の共同〉と〈愛情〉の視点からPDF】
【参照:内閣府 高齢社会対策に関する調査 人間関係】
2-3.趣味
趣味は時間を忘れて楽しめるため、時間がたくさんある定年後の生きがいに適しており、とても人気があります。
これから趣味を見つける人は選択肢の幅が広いため、どれにしたいいか迷ってしまいますが、そういう方のために本記事の3章に人気趣味のランキングTOP5をまとめてあります。
ぜひ参考にしてみて下さい。
2-4.ボランティア活動
ボランティアとは、自分に出来ることを無償で提供して社会貢献することです。
「人に貢献している」ということに自分の価値を感じ、生きがいとなるケースも多いです。
ボランティアにも様々なタイプがあり、完全無償・一部有償・交通費のみ支給など規定も違います。
まずはボランティアをしようと思った団体の下調べを良くして、適正な団体であるかを判断し、納得してから登録しましょう。
ボランティアをする上で注意するべきなのは、メンバーになった時点で頭数に数えられて活動の期待をされる点です。
例えば、毎週水曜日に参加するボランティアに登録したら、現場では1人の要員として仕事を割り振りますので、安請け合いをしないように気を付けましょう。
ボランティアには以下のようなものがあります。
・学童保育
・老人福祉施設でのドライバー
・入浴サービス
・折り紙教室の先生
・日本語を教える
・古い切手仕分け
・朗読会
・子育て支援
・勉強支援
・国際交流支援
・空き缶ポイ捨てボランティア
・防災支援
【参照:ボラ市民web】
【参照:全国ボランティア検索 yahooボランティア】
2-5.田舎暮らし
定年後の田舎暮らしは、田舎の持つのんびりとしたイメージを定年後の自分の生き方に重ね、生き方を変えることによって、今までとは違う、全く新しいライフスタイルで生きることそのものを、生きがいとする考え方です。
具体的には
・今までのしがらみから解放されて自由になる
・自然の中でリラックスして生きる
・家庭菜園などをしながらプチ自給自足
・田舎のノンビリなペースがホントの自分には合っている
など、都会と組織の中で、お金を稼ぐためにあくせくと自分を消耗していた会社員時代とは別れを告げ、もっと、ゆっくりとした、ナチュラルで自分らしいペースで生きることを目指しています。
似たような定年後の生きがいには、ハワイやバリ島などの南国でのんびり暮らすロングステイなどがあり、定年後に新しい生き方を生きがいとしたい人たちに人気があります。
【参照:ブログ リタイヤ世代のハワイ暮らし】
【参照:一般社団法人ロングステイ財団】
定年後に田舎暮らしを検討している人は、以下のことに注意が必要です
①準備期間の必要性
田舎暮らしスタート前にかなり慎重な準備期間が必要です。特に田舎暮らしが本当に自分に合っているかは十分に確認しておく必要があります。
各都道府県に、UターンIターンを含めた移住者向けのおためしコースなどもありますので、十分に活用してから計画を進めましょう。
②田舎暮らしの目標を明確にしておく必要性
何のために田舎暮らしをするのかを明確にしておく必要があります。例えば、
・家庭菜園を満喫してセミ・自給自足をしたい
・人が少ない自然の中で暮らしたい
・温泉のついた田舎の家で、静かに読書をして暮らしたい
・海の近くでサーフィンと釣り三昧で暮らしたい
・山間部で犬を多頭飼いしながら、静かに暮らしたい
など、田舎で暮らし始めてからやることがハッキリしていないと、田舎暮らしの不便さと退屈さに負けてしまい「たまに来るだけで良かったかも………」と後悔する可能性が出てきます。
田舎暮らしには月刊誌や田舎暮らしを始めた人たちの体験記が著書になっているものがたくさんありますので、参考にしながら計画を進めましょう。
【参考:月刊誌 田舎暮らし】
【参考:田舎暮らしは甘くない】
③その他の確認事項の必要性
その他、田舎暮らしにあたって動く前に事前確認しておくべきことがあります。例えば、以下のようなことは子供世代も含めた家族でよく話し合っておく必要があります。
・夫婦で納得しての移動なのか
・家族の反対がないか
・本当の本当に再雇用しなくていいのか
・本当に田舎の人たちとやっていけるのか
・田舎暮らしできるだけの体力があるのか
・持病や病気になった場合はどうするのか
・車の運転はできるのか
・最期まで住むつもりなのか
・実家の処分はどうするのか
2-6.仕事
定年後は今までのような会社と家族のために働くのではなく「自分の生きがいとしてずっと仕事をしていく」という選択肢が生まれます。
再雇用の際、役時代からある程度の準備をしてきた人は、定年前とほとんど変わらない処遇で継続できることが多いでしょう。
しかし、定年までこれといって何もしてこなかった人は、「生きがいとしての仕事」であると割りきって、企業規模・業種・処遇にある程度の妥協点を見出す必要があります。
定年後も生きがいとして仕事を継続するための方法は、以下の通りです。
①継続雇用制度を活用
今働いている会社で継続雇用制度を使い、契約社員として全く同じ仕事を続けることが出来ます。給与のカットはありますが「過去の処遇は過去のこと」と割り切って制度を活用しましょう。
多くの場合は65歳までで再雇用が終わりますが、中には75歳くらいまで仕事をする人もいます。
【参照:厚生労働省 高齢者の雇用】
②資格を取っておく
現役時代にいくつか役に立つ資格をとっておくと良いでしょう。現在の企業に必要であれば①の継続雇用契約で採用される確率が高くなります。
定年後に再雇用する際でも資格は採用側の目安になります。定年前から準備して資格取得をしていたことが伝われば「仕事へのやる気」を評価してもらえ、再雇用への道が拓きやすくなります。
資格取得までには試験も含めて2年ほど見積もり、定年前に開始しているほうが良いでしょう。資格には例えば以下のようなものがあります。
・キャリアカウンセラー
国家資格です。就職支援企業などで歓迎されます。
【参照:キャリアコンサルタント試験】
・中小企業診断士
中小企業のコンサルタント・独立開業
【参照:中小企業診断士】
・介護福祉士
国家資格です。介護の現場で即採用される可能性が高い。上級資格まであれば実地の後は ケアマネージメントをすることが出来る。
【参照:介護福祉士】
・宅建資格
資格保持者であれば不動産業界で2年の事務と営業経験を積んだあと独立が可能。
【参照:宅地建物取引主任者】
③アルバイトをする
定年後は再雇用でフルタイムで働くほどではないが、生きがいとして週2-3日くらい仕事をしたい人もいます。そういう人は、アルバイトをすると良いでしょう。アルバイト先の探し方は
・地元で配布されているフリーペーパーで「シニアのバイト」特集などに掲載されているものに応募する。
・ビルなどに掲載のある求人募集で応募をする
ビルの掲示板などにある求人票を元に応募します。すでにお店や職場の様子がわかることが多いので、雰囲気を知った場所で仕事をしたい人に向いています。
・友達の紹介で応募をする
既にアルバイトをしている友人知人から紹介してもらいます。仕事内容などは紹介者から詳しく聞けるので、自分にも出来そうであれば紹介してもらいましょう。
・ネットの求人サイトから探して応募をする
ネットの求人サイトから仕事を探して応募をします。シニア向けの求人サイトでは、ミドル~シニア世代を歓迎する企業が人材募集をしています。
・アルバイトサイトに無料登録をして、気に入った応募先を探す
普通のアルバイト情報サイトです。カテゴリーに「シニアOK」などのチェック項目がありますので、検索時にチェックをしてから応募をします。
・シルバー人材センターから紹介を受けて働く
シルバー人材センターは高齢者が働くことを通じて生きがい得ると共に、地域貢献できることを目的としている組織です。市区町村ごとにセンターがあり、都道府県の認可を得た社団法人で、それぞれが独立した運営をしています。
臨時で短期の仕事が多いため、長期の仕事を希望している人には向きませんが、依頼が来たときに受けるというスタンスで良ければ、生きがいと収入が両方手に入るタイプの仕事です。有料の登録が必要です。(1000~3,000円)
【参照:公益社団法人シルバー人材センター】
・ハローワークの求人票から応募をする
職業安定所の求人票から応募します。職安が審査をした企業なのでブラックである可能性が低く、比較的安心な職場が多いのが特徴です。
【参照:ハローワーク】
2-7.自己啓発
「自分をさらに成熟させる」ことがテーマの生きがいになります。やっていることが趣味であっても、その中に「学び」「発見」「自己改革」などの要素が意識的に含まれると自己啓発となります。
自分目線ではありますが、何歳になっても自分の知性・感情・意思のすべてを成長させ続け、チャレンジする気持が湧き続けるので生き生きとした定年後が送れます。例えば、
①資格取得
国家資格から民間資格まで様々なものがあります。注意点は、単に自己啓発の目標として様々な資格取得に挑戦するであれば問題ありませんが、将来、再雇用や独立まで考える場合は、その資格が本当に将来の仕事に役に立つかどうかも調べましょう。
②自費出版
自分の人生を一冊の本にする作業です。
今までの日記をまとめる・自分の仕事での得意分野やノウハウをまとめる、など様々な自費出版の方法があり、筆者の数だけ書き方があります。
費用は出版社と出版冊数によってバラバラです。最近は、電子書籍でキンドル出版でも簡単に出来るようになりましたので、この方法だと出版そのものは無料です。
【参照:キンドルダイレクトパブリッシング】
③大学に通う(放送大学、大学院、聴講生)
定年後にも知性を大いに伸ばすという点で、大学に通いなおす人もいます。
・学位が取れて資格が発行してもらえる学校に入る
・自分の勉強のために大学院で修士号を取る
・語学習得や歴史の勉強など、自分の興味があることを勉強する
など、様々な学びの方法があります。
【参照:放送大学】
【参照:大学院 社会人入学】
【参照:聴講生制度は各大学にあります。大学 聴講生制度】
④研究をして論文発表をする
仕事時代から研究をしていたことなどをまとめて、論文として提出・発表が出来ます。
論文は大学に在籍していなくても提出でき、その論拠が正しければ学会で発表されることもあります。
【参照:論文の書き方と投稿方法 J-stage】
らくらくコミュニティ
定年後の生きがいは何だろう? ほかの人は何をしているのだろう?と気になったら、らくらくコミュニティをのぞいてみましょう。 らくらくコミュニティはNTTドコモから発売されているシニア世代向け携帯電話「らくらくスマートフォン」のユーザー向けの会員制掲示板です。会員数は200万人という日本最大の掲示板で、しかも会員の約8割が60歳以という、まさにシニア世代の暮らしがわかる掲示板です。 例えば、「旅行・登山」のページをクリックすると、そこは旅行や登山が好きな人たちが4.3万人も集まる掲示板になります。 今日はこんなところに行ったよ、という同世代の友達に話すようなブログがアップされています。 会員になっても書き込みをしなければならないわけではなく、閲覧だけでも大丈夫。例えば、コミュニティ掲示板の「趣味を語ろう」コーナーには、現在18種類の趣味に関した掲示板が立っており、中に入ると同じ趣味を持った同世代の人たちが、自分の何でもない毎日の暮らしををアップしています。 閲覧者はコメントもできますが、 「いいね」「ファイト」 などのボタンを使って自分の感想を伝えることもできます。そのほかにも、健康、暮らしの知恵、お買い物などの定年後の暮らしの生きがいに関連した項目がたくさんあります。 たくさん見ていく中で、同世代のシニアが定年後に毎日どんな暮らしをしているのか、どんなことを生きがいにしているかが、伝わってきて、自分は「こうしよう」と思えるきっかけが見つかるかもしれません。スマホ・PCのどちからでも閲覧ができます。 【参照:らくらくコミュニティ】 |
3.定年後の生きがいランキングTOP10
本章では定年後の人たちが、実際に生きがいとしているもの人気TOP10をまとめました。
定年後の生きがいとしている人が多いことは、あなたにとっても生きがいになる可能性が高いです。
このランキングを参考にぜひ定年後の生きがいを見つけてみて下さい。
ランキングは以下の通りです。
1位. 健康
2位. パートナーの存在
3位. 旅行
4位. 趣味習い事
5位. 自由きまま
6位. 孫や子供
7位. 友達 仲間
8位. 人の役に立つ
9位. 知識を蓄える 学ぶ
10位. グルメ
【データ参照元:何でも調査団】
3-1. 1位 健康
男女ともダントツの1位は健康です。ここで言う「健康」は、ただ長寿を目指すのではなく、定年後~老後までの生活習慣病やボケのリスクを減らし、いかに「心身共に健康な状態で長生きするか」をテーマにした取り組みのことです。
健康維持に必要なことは2章でも解説しましたが、健康でいるために具体的にやるべきことは以下の3つの管理です。
・栄養管理:
カロリーと栄養素の正しいバランスに気を付けた食事で肥満と栄養不足・過多を予防する
・運動管理:
家事や散歩も含めた一日の運動量を確保して筋力と持久力を維持する
・休養管理:
睡眠による疲労の回復と、趣味などで鋭気を養う「休・養」が両方必要
これらの管理を日々行うことが生きがいになるという人が最も多いという結果になりました。
3-1-1.健康維持の費用めやす
健康維持に必要な費用のめやすです。
| 一か月あたりの費用 |
サプリメント・健康食品 | ドラッグストア:1000円~ 通販など:4,000円~ |
スポーツクラブ会員 | 平日昼間会員:6000~8,000円 |
健康管理アプリ | iPhoneヘルスケア(無料)・Android グーグルfit(無料) |
食生活管理アプリ | |
運動サポートアプリ |
3-2. 2位 パートナー(異性)の存在
2位はパートナーの存在・または異性の存在に生きがいを感じています。基本的には家族への愛情という意味ですが、特に定年後は夫婦間の絆を深めパートナーシップを育てることが生きがいとなっています。
定年後は子供たちも成長し、にぎやかだった家庭も今は夫婦二人だけのことが多く、定年後から老後は夫婦でいつまでも夫婦仲良く暮らしたいと願う人が多いということです。
【参照:ソニー生命 シニアの意識調査】
3-3. 3位 旅行
3位は旅行です。今までは仕事と子育てが忙しくてゆっくり旅することもできませんでしたが、定年後はたっぷりある時間を使って、気力体力のあるうちに行きたいところへ行くことが出来ます。また、旅行に行くためには、健康と丈夫な足腰が必要ですから、自然と1位の健康維持も頑張るようになります。
3-3-1.旅行費用の目安
以下の表は各方面に7泊8日でホテル泊をした朝食付き・観光案内つき・往復交通費込のツアー値段です。
| 国内 京都旅行7泊8日 | アジア 香港 7泊8日 | 欧米 イタリア7泊8日 |
ツアー代金 | 10万円~18万円 | 5万9,000円~ | 22万円~24万円 |
【参照:JTB】
3-4. 4位 趣味・習い事
定年後は仕事のために何かを習う必要がないので、趣味は単に自分の
・ストレス発散
・プライベート時間の充実
・教養・知識を深めるため
など、気軽な気持ちで楽しめて、自分が大好きなことに浸るための時間という生きがいです。例えば
・健康目的も兼ねてフラダンスを始める
・二科展への入賞も目指して油絵
・学生時代から続けてきた切手コレクションを続ける
など自分が夢中になれるものなら何でも良く、今はこれといった趣味のない人は、定年後に人気の趣味ランキングなどを参考に「これから夢中になれるものを探していくのが趣味」なのでも良いでしょう。
3-4-1.定年後の習い事男女別ランキングTOP5
習い事やお稽古ごとの専門誌「ケイコとマナブ」のアンケートによれば、シニア世代が定年後にこれからやりたい習い事の人気TOP5は以下の表のとおりです。
男性 |
| 女性 |
英語 | 1位 | 英語 |
ゴルフ | 2位 | ヨガ・ピラティス |
中国語 | 3位 | フィットネス |
家庭料理 | 4位 | 書道 |
フィットネス | 5位 | ピアノ |
【参照:リクルートマーケティングリサーチパートナーズ ケイコとマナブ人気おけいこランキング2017】
・1位:
男女とも1位が英語です。定年後に海外旅行に行く機会が増え、現地で自分で英語で話せたら、外国人の友達が出来たならいいな、と思うのがきっかけに英語を習い始める人が目立ちます。それ以外には、映画を字幕なしで観たい人、教養のためにTOEICや英検のなどの資格を取るために英語を趣味にする人もいます。
・2位:
男性はゴルフ、女性はヨガ・ピラティスです。男性は接待ゴルフである程度の経験がある人も多いので、定年後はもっと気楽な趣味として楽しめます。
ヨガやピラティスは女性の間で流行っているというのもありますが、激しい運動をしなくても体幹が鍛えられシェイプアップにも繋がるのが魅力です。動きもゆっくりなので、腰痛などがあっても参加できるのも人気の秘密です。
・3位:
男性は中国語、女性はフィットネスです。中国語は、漢字を使う言語のため、実は日本人は中級からスタートが出来て上達が早いという特徴があります。また会社員時代の仕事場で、英語以外では中国語が堪能だとビジネスに有利なのを体感しているため、英語以外なら中国語となるようです。
女性のフィットネスは、会員制クラブに通うスタイルから、セルフ・ラン(ジョギング)などをするスタイルなども含まれています。健康維持とダイエットが両方できます。
・4位:
男性は家庭料理、女性は書道です。男性の家庭料理は、定年後に家にいる時間が長くなったため料理に興味を持つ人が増えるためです。書道は、実は文字ですが絵に近い部分の脳を(右脳)を使うためリラックスが出来てストレス解消にとても効果があります。また、姿勢が良くなり字もきれいになる上に、かなりの高齢になっても続けられる趣味として、人気があります。
・5位:
男性はフィットネス、女性はピアノです。フィットネスはシェイプアップや健康増進が目的なのは女性と同じですが、男性の場合は「定年後の居場所」としても人気があります。会員制のクラブに所属すると、朝から夕方まではクラブ内ですることがあり、だんだんと友人もでき、新しい自分だけの世界が出来てきます。そのような目的も兼ねての人気です。
ピアノは実は何歳から初めても上達できる習い事の一つで、子供の頃からやってみたかった人が定年後の楽しみとして始めるケースが見られます。また、ピアノには楽譜を見る・指で鍵盤をたたく・音楽を聴くという動作を一片にしなければならないため、脳機能をフルに使います。そのため、ピアノをしているとボケの防止にも効果があります。
3-4-2.趣味にかかる費用めやす
趣味にかかる費用のめやすです。
習い事 | 費用 1レッスンあたり |
語学(英語・中国語・ほか) | 2,000~2,500円 テキスト代1,000円・入会金別途 |
フィットネス・ヨガ・ピラティス | 3,000~4,000円 入会金がある場合は別途 |
ゴルフ(コース以外) | 2,000~3,000円 別途入会金 コーチ指名料 |
料理(初心者~) | 4,000~5,000円(材料費・飲食費込) |
書道 | 3,000~4,000円 入会金がある場合は別途 道具はレンタルあり |
ピアノ | グループ4,000円 個人6,000円 別途入会金 講師氏名料金 |
【参照:NHKカルチャーセンター】
【参照:全国ゴルフスクールガイド】
3-5. 5位 1人で自由きままに生きる
今まで仕事・家事・子育て・親戚付き合い・近所付き合いと頑張ってきたけれども、定年後は一旦すべて卒業し、今後は自由気ままに自分軸で生きていくことを「生きがい」にするという選択です。
人によって自由の尺度は様々なので、基本的には「家族のペースに合わせない」という方法で、自分の気の向いたときに好きなことをやるという意味合いも含まれています。また、定年後のタイミングで
・一人旅
・大人留学
・自分の部屋を持つ(家の中、または外部)
などの選択をする人もいます。
3-6. 6位 孫や子供と家族のだんらん
家族との絆を深めるのが生きがいという意味です。成長した子供たちが孫を連れて戻ってきたときには新しい家庭のスタイルを取り入れつつも、普段は夫婦2人の暮らしも楽しみます。
孫たちが大人になってしまえば、家族で集まる機会も減っていきますので、限られた時間の家族団らんを楽しむのは生きがいと言えます。
3-7. 7位 友達・仲間
55歳、60歳、65歳などの定年になる節目で同窓会が開かれることも多く、昔の友達付き合いが復活することがあります。定年すると肩書が無くなるので出世や競争にも関係なくなり、学生時代のような横並びの気楽な付き合いに戻るため、とても楽しく、友達や仲間との付き合いが生きがいになります。
中には、昔の仲間と一緒に活動グループやNPOなどを立ち上げて、定年後の生きがいとして活動していくこともあります。
3-8. 8位 人の役に立つ・働く
生活のために働くのではなく、自分が人の役に立つことを目的として気楽に働きます。あまり難しく考えなくても「誰かのために役に立つ」ことならば、何でも気持よくやるというスタンスです。
定年前のように収入を第一義に考えなくてもよいため、「好きを仕事に」することができます。例えば、
・仕事:
今までの仕事場に週3回程度の再雇用勤務で、自分の持っている技術やノウハウを後輩に伝えるために働いている。給与が下がっても、自分の存在が「人の役に立っている」ことが大切。
・アルバイト:
今までの仕事とは全く違う仕事場でアルバイトをして、新しいやりがいを探しつつ、自分が人のために役立てるように考えて働く。お客様からの「ありがとう」が励み。
・ボランティア:
小さなことでもよいので、自分の出来ることを、社会貢献という形で社会に提供している。
・NPO:
営利を追求しない形で、社会で必要とされているサポートをする団体に所属する。または、そのようなことが出来る団体を立ち上げる
などは特に「人の役に立つ」ということを経験できるため、生きがいとしては人気がある様です。
3-9. 9位 知識を蓄える・学ぶ
定年前は仕事に関する勉強が第一でしたが、定年後は自分のやりたい勉強を思う存分出来るようになります。
前から、時間があればやってみたいなと思っていたことなどを学び、楽しむことが生きがいになり、自己実現にも繋がっています。
・家庭の事情で諦めた大学資格を取るために大学に入学する
・アンティークの勉強など、専門性の高い勉強をする
・キャリアカウンセラーの資格を持っているが、もっと理解を深めるために心理学の勉強をする
3-9-1.学びのために必要な費用めやす
学びのために必要な費用のめやすです。
学びかた | 費用めやす |
大学進学(ネット大学managara) | 4年間で126万円 通信・大学卒業資格取得まで |
専門性の高い勉強やカルチャーセンター | 1講座につき4,000~5,000円 入会金・テキスト代別途 |
独学 | 必要な書籍代 2,000~数万円 図書館で借りるなら無料 |
ネット授業(放送大学) | 1科目 放送11,000円 オンライン5,500円 大学院あり |
3-10. 10位 グルメ・食べ歩き
美味しいものの食べ歩きも生きがいになります。会社員時代の接待やお付き合いとは違い、自分が食べたいものを食べたい人と食べたいときに自由に行けるので、純粋に楽しくて美味しい生きがいです。食べ歩きにもいろいろあり、
・星付きグルメ
・B級グルメ
・蕎麦、うどん、ラーメンなどの麺類
・スイーツとお菓子類
・スパイシー系
・コンビニの新作
・スーパーの総菜
など、自分が好きなタイプのグルメを食べ歩きをしながら、食べログなどの情報サイトへの口コミをしたり、自分のSNSやホームページに情報を上げる人もいます。どちらも「いいね」などの反応があるため人生にハリがでて楽しく活動ができます。
3-10-1. 食べ歩きグルメ費用のめやす
グルメ内容 | 一食の費用めやす |
三ツ星グルメ | ☆☆☆昼15,000~・夜30,000円~ ☆☆昼10,000~ 夜20,000~ ワイン別途 |
B級グルメ | 500~1,000円(屋体系は500円前後、肉料理系は1,000円前後) |
麺類 | うどん(600円)、1,000円(ラーメン)、蕎麦(1,000~3,000円) |
スイーツとお菓子 | ケーキ類1種類 350~500円 |
スパイシー系 | インドカレー一皿 1,000円前後 タイ料理一皿800円前後 |
コンビニの新作 | 1カップ200~400円 |
スーパーの総菜 | 1パック300~500円前後 |
【参照:ミシュランガイド公式】
【参照:食べログ】
【参照:西友ネットスーパー】
【参照:セブンイレブン】
【参照:ニフティ 定年(60歳以降の生活)についてのアンケート・ランキング】
【参照:ソニー生命 シニアの意識調査】
4.まとめ
いかがでしたでしょうか。定年後の生きがいに関して
1.定年後の生きがいの見つけ方①人生の棚卸から生きがい候補を見つける
2.定年後の生きがいの見つけ方②分野別に生きがい候補を見つける
3.定年後の生きがいランキングTOP10
をまとめました。生きがい分野とランキングには被っているものも多くみられることから、多くの人は特別なことをするのではなく、毎日の自然な暮らしの中に、たくさんの小さな生きがいをちりばめていることもご理解いただけたと思います。定年後の生きがいがみつかり、より良いセカンドライフのスタートできる一助になれば幸いです。
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