【24選】70歳からの人生の楽しみ方!おすすめの趣味・娯楽・活動

70歳からの人生の楽しみ方

「70歳からの人生を楽しく過ごしたいけれど、いざとなると何をしていいか分からない」
「残りの人生を楽しく有意義に過ごしたいけれど、どんなことができるだろうか」

70歳からの生き方を模索して、そんなふうに考えていませんか?

人生100年時代の70歳は、まだまだ動けて時間もたくさんあり、有り余るパワーをどのように使ったら良いか迷う方も多いです。

70歳からの人生を楽しむ方法は、以下の2つに分けて考えることができます。

  •  日常生活を楽しむ
  •  新たな体験を楽しむ

その理由は、人生の楽しみ方は、「今の暮らしの延長上」か、「知らない知識や体験を得て刺激を受けること」に着目することで見つけやすくなるからです。

例えば、平成8年度に内閣府が行った、高齢者を対象にした「生きがいを感じる時」の調査によると、1位は「家族や孫との団らん」、2位は「趣味やスポーツをしている時」という結果でした。

70歳からの人生の楽しみ方人生の楽しみ方

引用:「生きがいを感じる時(内閣府 平成8年度 高齢者の健康に関する意識調査)

上記を見ると、団らんや趣味、食事などは「日常生活」で、旅行や勉強・教養は「新たな体験」という区別ができるでしょう。いつまでも若々しく過ごすには、自分なりの生きがいを見つけることが大切です。

そこで、この記事では以下の流れで70歳からの人生の楽しみ方を紹介していきます。

▼この記事で分かること

◎「70歳からの人生の楽しみ方」のポイント
◎70歳からの日常生活を楽しむおすすめの趣味・娯楽12選
◎70歳からの新たな体験を楽しむおすすめの趣味・娯楽12選
◎70歳からの人生の楽しみ方のコツ

最後まで読めば、たくさんの選択肢があることが分かり、ご自分にピッタリの人生の楽しみ方を見つけることができますよ。

70代はやりたいことを目一杯楽しめる最後の期間。人生の最期に「楽しい人生だった」と言えるためにも、ぜひ選択肢を広げていただきたいと思います。


1. 「70歳からの人生の楽しみ方」のポイントはこの2つ!

70歳からの人生の楽しみ方

70歳からの人生の楽しみ方のポイントは、以下の2つです。

  •  日常生活を楽しむ
  •  新たな体験を楽しむ

なぜなら、冒頭でもお伝えしたように、「日常の延長上」か「新しい体験をして刺激を受ける」のどちらかで考えると、楽しみを見つけやすいからです。

日常の延長上で楽しみを見つける場合は、生活を見直すことでちょっとした楽しみや喜びを見出すことができて、日常に深みや潤いが生まれます。

一方、何か新しいことにチャレンジすると、好奇心が刺激され、人生に新しい風が吹き出します。

どちらが良いとか優れているとかいうことはなく、自分に合った方で見つければよく、両方から1つずつ選んでやってみるのも良いでしょう。

本章では、以下について解説します。

  •  日常生活を楽しむポイント5つ
  •  新たな体験を楽しむポイント5つ

ひとつずつ説明していきます。

1-1. 日常生活を楽しむポイント5つ

日常生活を楽しむポイントは、以下の5つです。

70歳からの人生の楽しみ方

なぜなら、日常生活を楽しむには様々な角度から考える必要があるからです。

独りの時間を楽しみたい方もいれば、社会とのつながりを持ちたい方もいます。

他にも、感情に関することは脳への刺激に直結しますし、体力や経済面を考えると、時間的なことや無理なくできるかどうかというのも重要な視点です。

そこで、この後以下の5つのポイントについて解説します。

  •  独りの時間を楽しむ
  •  社会とのつながりを持つ
  •  感情が動くことをする
  •  短時間でできることをする
  •  無理なく続けられることをする

1-1-1. 独りの時間を楽しむ

まずは、独りの時間を楽しむということです。

高齢者を対象にした内閣府の調査「平成26年度 高齢者の日常生活に関する意識調査結果 日常の楽しみ」によると、以下のようになっています。

順位

楽しみ

割合

1位

テレビ、ラジオ

83.2%

2位

新聞、雑誌

55.0%

3位

仲間と集まったり、おしゃべりをすることや親しい友人、同じ趣味の人との交際

47.7%

4位

食事、飲食

47.5%

5位

旅行

41.2%

6位

家族との団らん、孫と遊ぶ

40.1%

7位

買い物・ウィンドウショッピング

22.3%

8位

散歩・ジョギング

25.0%

9位

ビデオ・CD(レコード)鑑賞

14.4%

10位

読書

18.1%

上記で分かるのは、一人で楽しむことが1位と2位を占めているということです。これを見ると、一人の時間を大切にしている方が多いことがわかります。

「独り」というと、孤独=寂しいと連想する方も多いと思います。

しかし、今までの人生では何かとしがらみや気遣いが多く、”独り”を満喫したくても、状況的に難しかったのではないでしょうか。

例えば、こんなことはありませんか?

  •  友人に誘われて入ったコーラスグループを辞められず、毎週練習に時間をとられている
  •  甘いものが大好きな男性が、喫茶店に入った時にパフェを注文したいのに、周りの目を気にしてコーヒーしか頼まない

といった具合です。

高齢になってくると、色々なことが面倒になってきます。人間関係もそのひとつ。70歳からは、自分のやりたいことを周囲に気兼ねなくやってみるだけでも、楽しみが増えますよ。

他人に迷惑をかけない範囲で、周囲を気にせずにやりたいことをやってみましょう。

今まで我慢していたことをやってみると、ちょっとしたことでも日常生活が豊かになります。

独りの時間を楽しむには、以下のようなものがあります。

独りの時間を楽しめることの例

読書、散歩やウォーキング、ガーデニング、水泳、音楽・映画鑑賞、美術館やカフェ巡り など

独りの時間を楽しめることの例
読書、散歩やウォーキング、ガーデニング、水泳、音楽・映画鑑賞、美術館やカフェ巡り など

独りの時間は、高齢になってからでないと本当の意味では難しいかもしれません。若い頃から独りの時間が必要だったという方は、今こそのびのびと楽しむチャンスです。

1-1-2. 社会とのつながりを持つ

独りの時間も大切ですが、社会とのつながりを持つということも、人生をより豊かにするのにおすすめです。

社会とつながりを持つと、自分も社会や人の役に立っている、独りではないと実感できます。

内閣府が発表している「平成29年版高齢者白書 高齢者の社会参加活動」によると、60歳以上の人が趣味などを含めたなんらかのグループ活動に参加しており、参加してよかった理由として、以下のように回答しています。

【高齢者のグループ活動参加による効果】

新しい友人を得ることができた

48.8%

生活に充実感ができた

46.0%

健康や体力に自信がついた

44.4%

参考:内閣府 平成29年版高齢者白書 高齢者の社会参加活動

人はいくつになっても、求められれば嬉しいもの。求められなくなると、孤独や寂しさを感じます。社会とつながりを持てば、活動日に外に出ることで日常にリズムも生まれ、誰かに会うことが楽しみにもなるでしょう。

人生を楽しむには健康であることも重要なので、健康や体力に自信がついたという人が多いのも見逃せませんね。

このように、独りの時間も大切にしながら、社会とのつながりを持つことも重要です。

社会とのつながりを持てる活動には、以下のようなものがあります。

社会とのつながりを持てることの例

地域の教室やサークル、チームスポーツ、ボランティア、アルバイト など

社会とのつながりを持つことは、いつまでもイキイキとする秘訣のひとつでもあります。

1-1-3. 感情が動くことをする

感情が動くということを意識するのもおすすめです。

感情が動くとは、「楽しい・嬉しい」の他にも、新しい発見や時には悔しがったり感動したりといったことです。

毎日同じことの繰り返しで変化がないと、だんだん無感動になっていきます。若い頃はそれでも体力があるので、エネルギーを発散したいという欲求から動きますが、高齢になると体力がなくなってくるので、そのような欲求から動く機会がなくなります。

そのため、自ら感情が動くことを意識して、楽しみや生きがいを見つけるのがおすすめです。

例えば、人と接することで、自分だけでは味わえない感情を味わうこともできます。誰かと一緒に映画などを見て感想を言い合うと、自分にはなかった感じ方や考え方を発見することができますし、グループでスポーツをすると、団結力や勝ったときの高揚感を味わうことができます。

動植物を育てると、ちょっとした変化や成長に心が弾んだり、自分がお世話をすることで愛情が湧いたりします。

このように、「感情が動く」ということを意識するだけで、日常にちょっとした変化がもたらされ、楽しみや生きがいにつながるのです。

感情が動くことには、以下のようなものがあります。

感情が動きやすいことの例

ペット、ガーデニング、音楽・映画鑑賞、チームスポーツ、おしゃべり、カメラ など

感情が動きやすいことの例
ペット、ガーデニング、音楽・映画鑑賞、チームスポーツ、おしゃべり、カメラ など

例えば、ペットを飼うと、お世話をしているうちに愛おしいという感情が生まれます。ガーデニングは新しい芽を発見したりすると嬉しいですし、土の匂いや外の気温で季節の移り変わりを感じることができます。音楽や映画鑑賞は、感情を大きく揺さぶられます。

チームスポーツは勝つために協力したり、共に勝ち負けを喜んだりできますし、人とおしゃべりすると自然と笑みがこぼれます。人の話を聞いて感心したり驚いたりすることも多いでしょう。カメラは、美しい風景などの被写体そのものへの感動や、思い通りに表現できたときの喜びが味わえます。

感情が動くことは、それに関わっていない時間も考えるだけで楽しい気分が倍増するので、日常が彩り豊かになりますよ。

1-1-4. 短時間でできることをする

日常の中で楽しみを見つけるなら、短時間でできることをするのがおすすめです。

日常生活の中で何かを楽しむには、短時間のほうが適しています。長時間かかることを始めるとなると、食事などの日常のリズムを変更しなければなりませんし、それなりの準備や時間も必要です。それ以前に、たくさんの時間が割かれると、もはや日常ではなくなってしまいます。

日常生活を楽しむなら、時間を区切ってできるものや中断できるような、楽しみをみつけましょう。

短時間でできることには、以下のようなものがあります。

短時間でできることの例

散歩やウォーキング、ガーデニングや庭いじり、将棋や囲碁、料理、俳句・短歌、読書 など

散歩やウォーキングは1日5分からでもできますし、毎日でなくとも週に2回などと、自分のペースで行うことが可能です。

ガーデニングや庭いじりは、「今日は伸びた枝を剪定するだけ」「水をやるだけ」などと決めれば数分〜数十分で完了できます。

囲碁や将棋は、相手と1〜2時間など時間を決めて行い、「続きは後日に」ということもできますし、一人将棋であれば自分のペースで行なえます。

俳句・短歌・詩作は頭の中で考える作業が多く、かえって何かをしながら考えたほうが、アイデアが浮かぶもの。実際に書く時間は数分〜1時間程度あればできるでしょう。

思い立ったときにすぐできる手軽なものは、日常を楽しむのにうってつけです。

1-1-5. 無理なく続けられることをする

無理なく続けられることをするということも大切です。

例えば、今までマラソンなどの習慣がない人が、いきなり1日10キロ以上走ることを目指しても体力が続きません。カメラなどの趣味は、腕前が上がればその都度欲しい物がでてくるので、経済的に余裕がなければ続けるのが困難です。

このように、自分の体力面や経済面を考えて、手軽で細く長く続けられるものを選びましょう。散歩や読書などのように、道具がなくてもできることもたくさんあります。

無理なく続けられることには、以下のようなものがあります。

無理なく続けられることの例

囲碁・将棋、読書、散歩やウォーキング、塗り絵、スマートフォンの脳トレアプリ など

囲碁や将棋は、座ってできる趣味や娯楽です。道具も盤と駒さえあればいつでもできるので、無理なく続けられます。サロンに行けば、色々な方とも楽しめますね。

読書はいつでもどこでもできますし、スマートフォンやタブレットで読める電子書籍なら、蔵書の置き場にも困らず、無理なく続けられるでしょう。散歩やウォーキングは天気さえよければ今すぐにでもできるので、気が向いた時にできて無理なく続けることができますよ。

気が向いた時にできるといえば、塗り絵やスマートフォンの脳トレアプリも同様です。塗り絵は100円ショップでも売っているし、インターネットで無料ダウンロードできるものもあり、経済的な負担もかかりません。脳トレアプリも無料のものがたくさんありますよ。

無理なく続けることは、楽しみだけでなく自信にもつながりますね。

1-2. 新たな体験を楽しむポイント5つ

70歳からの人生の楽しみ方

日常生活にはない刺激や変化を求める方は、新たな体験を楽しむのもおすすめです。新たな体験は、いくつになっても心と脳に刺激を与えてくれるので、若々しくハツラツとした人生を送ることができます。

70歳からは、今まで他人の目を気にしてできなかったこと、あるいは生活に追われてやりたくても諦めていたことなどをするチャンスです。

  •  時間を忘れて夢中になれることをする
  •  若い時にできなかった体験をする
  •  周囲に気を遣わずにできることをする
  •  健康寿命を伸ばせることをする
  •  周囲の負担にならないことをする

一つずつ解説します。

1-2-1. 時間を忘れて夢中になれることをする

時間を忘れて夢中になれることは、年齢に限らず生きがいになるものが多いです。

今そのようなものがなくても、若い頃に時間を忘れて夢中になるようなものを持っていませんでしたか?

プラモデル作りや編み物、DIYなど、没頭できるようなものです。読書や映画鑑賞などに没頭できるという方もいますね。

映画鑑賞も、今は映画館に出かけずに自宅のテレビで楽しむことが可能です。

時間を忘れて夢中になれることには、以下のようなものがあります。

時間を忘れて夢中になれることの例

読書、映画鑑賞、演劇鑑賞、プラモデルや模型作り、手芸、DIY、テレビゲーム など

読書や映画、演劇鑑賞は、ストーリーに引き込まれ、日常を忘れて世界観に浸ることができます。

プラモデルや模型作り、手芸、DIYは、作業が進むにつれて無心で取り組んでいることが多いため、気がついたら数時間経っていることも。テレビゲームも同様です。

歌手の加山雄三さんや俳優の笹野高史さんは、大のゲーム好きで知られています。お二人とも、年齢を感じさせない若さをお持ちですね。

時間を忘れて没頭するものを持つと、気分も若返りますよ。

1-2-2. 若い時にできなかった体験をする

若い時にできなかった体験をしてみるというのもおすすめです。

若い頃には時間や経済的な制限があり、やりたくても諦めてしまったものがある方もいるでしょう。しかし、70歳頃になると時間や経済にも余裕ができ、やりたかった夢の実現や、しまい込んでいた道具を出して再チャレンジするといったことが可能です。

自分一人でできることが理想的ですが、誰かの協力が必要な場合は、家族に相談する・インターネットでボランティアを募るなど協力者をみつけるという方法もあります。

若い時にできなかった体験は人それぞれだとは思いますが、例えば以下のようなものがあります。

若い時にできなかった体験の例

語学(英会話など)、水彩画、書道、楽器(ピアノやギター、サックスなど) など

人生に悔いを残さないためにも、時間が十分にある今、やりたかったことをやってみてはいかがでしょうか。

1-2-3. 周囲に気を遣わずにできることをする

周囲に気を遣わずにできることをするということも大事です。

例えば、いくらやりたいことだったからと言っても、大きな音が出る楽器演奏や日曜大工などは、早朝や夜にやると迷惑になり、同居する家族だけでなく、近所など周囲にも気を遣いながらになってしまうでしょう。

かといって、周囲に気を遣いすぎるのも窮屈です。大音量での音楽鑑賞を楽しみたい場合はヘッドフォンを使用する、楽器演奏はサイレント楽器や防音施設で練習するといった方法があります。カラオケルームを一人で借りて楽器練習する人もいますよ。

周囲に気を遣わずにできることには、以下のようなものがあります。

周囲に気を遣わずにできることの例

散歩、読書、映画鑑賞、演劇鑑賞、プラモデル作り、手芸、語学、水泳、楽器(防音施設で) など

人によって状況や環境が異なると思うので、何かを始める際には、同居している家族などに迷惑にならないかどうか確認してから始めるのがおすすめです。

1-2-4. 健康寿命を伸ばせることをする

健康寿命は、何かを楽しむ上で最低条件になることが多いですが、健康寿命を伸ばすということ自体を楽しみにするのもおすすめです。

厚生労働省によると健康寿命とは、以下のように定義されています。

平均寿命から寝たきりや認知症など介護状態の期間を差し引いた期間

引用:厚生労働省 e-ヘルスネット 健康寿命

つまり、健康上の問題などがなく、日常生活を制限なく送れる状態のことです。

いくら長生きでも、寝たきりや認知症などでは、「人生を楽しんでいる」とはいい難いですね。

健康寿命を伸ばせる活動を続けると、以前よりも体が動くようになったり、肩こりや腰痛が緩和されたりします。すると、不眠が改善されたり体や脳が鍛えられたりするので、寝たきり予防や認知症予防にもつながります。

身体は心にも反映するので、気分が良い時間が増え、心身ともに若々しくなることでしょう。

厚生労働省では、健康寿命を伸ばすには、以下の5つを意識すると良いとしています。

  1. 栄養・食生活
  2. 身体活動・運動
  3. 休養
  4. 飲酒
  5. 喫煙及び歯・口腔の健康

参考:第3章 健康寿命の延伸に向けた最近の取組み – 厚生労働省

日常でも健康寿命を伸ばすためにできることはありますが、「活動や娯楽」に関していうと、上記の中では2番が該当します。

健康寿命を伸ばせる身体活動・運動には、以下のようなものがあります。

健康寿命を伸ばせることの例

ヨガ、ストレッチ、散歩、太極拳、ダンス、ピラティス など

高齢者を対象にした自治体主催の教室や街中のジム、最近ではYou Tube動画などでも室内で無理せずできる運動を紹介しているものもあるので、自分に合ったものを見つけるのがおすすめです。

1-2-5. 周囲の負担にならないことをする

新たな体験をするといっても、周囲の負担にならないことを選ぶのも大切です。

「周囲の負担になる」とは、例えば習い事などをする際に、家族の送迎や付き添いなしでは教室に行けないなどです。

習い事の教室が遠方で、毎回家族に車を出してもらうという状態だと、家族は送迎の時間帯を必ず空けていなければならないため、その分の時間を拘束されてしまいます。近場であっても、習い事をする本人の足腰が弱く、付き添いが必要という場合も同じです。

時間的負担や経済的負担(家族に道具を購入してもらう、月謝を支払ってもらうなど)をかけるということは、「家族に負担をかけながらやっている」という気持ちがあるため、心から楽しむことができません。

家族や周囲に時間的・経済的負担にならずにできることを見つけるのがおすすめです。

周囲の負担にならないことには、以下のようなものがあります。

周囲の負担にならないことの例

●   自宅でできる趣味や娯楽

●   自分の経済範囲でできる趣味や娯楽

●   デイケアサービスなどの送迎がある趣味や娯楽 など

周囲に負担をかけずに何かをしたいと相談すれば、家族も相談に乗ってくれるはずです。一人で考えるのが難しい時は、家族や周囲に相談してみるのも良いでしょう。


2. 70歳からの日常生活を楽しむおすすめの趣味・娯楽12選

70歳からの人生の楽しみ方

ここまで読んで、自分は日常を楽しむことをしたいか、それとも新しいことをしたいかなどがなんとなくはっきりしたのではないでしょうか。

ここではまず、日常生活を楽しみたい方向けに、以下のおすすめの趣味や娯楽をご紹介します。

散歩・ウォーキング

カラオケ

読書・学習

料理・お菓子作り

映画・演劇・音楽・スポーツ鑑賞

園芸・ガーデニング・盆栽

俳句・短歌・詩作

手芸・ハンドメイド

DIY・日曜大工

脳トレ

ゲーム・e-スポーツ

パソコン

※各項目を選択すると飛ばし読みいただけます。

ひとつずつ説明します。
なお、項目ごとに評価を入れています。感じ方や価値観に個人差はあると思いますが、選ぶ際の参考にしていただければ幸いです(「感情が動く」に関しては、人によって個人差があるものは平均値★★★にしています)。

2-1. 散歩・ウォーキング

散歩やウォーキングは、道具なども不要なうえに、どこでもできるのでとても手軽です。普段着でも行えるので、始めるときのハードルも低いですね。

2019年に実施された「スポーツライフに関する調査」によると、60〜70代以上で散歩・ウォーキングをしている人の数は、1996年より約3倍も伸びています。

【60〜70代以上の散歩・ウォーキングに関する調査結果】

調査年

週1回以上行っている人の割合

1996年

16.3%

2019年

48.4%

参考:公益財団法人笹川スポーツ財団 スポーツライフに関する調査

2020年のコロナ以降の現在では、遠出することもできない時期があったため、上記よりも更に増えたと予想されます。

散歩やウォーキングは、無理のない範囲で行うのがおすすめです。体力に自信のない方は、5〜10分程度から始めましょう。友人や夫婦で時間を決めておしゃべりをしながら歩くのもストレス発散に良いでしょう。

季節の花や風景を楽しむこともでき、朝夕など時間を決めれば、日常生活にもリズムがつきますよ。

評価

独りの時間を楽しめる

★★★★★

社会とのつながりを持てる

★★

感情が動く

★★★

短時間でできる

★★★

無理なく続けられる

★★★★★

【散歩・ウォーキングを始めるためのワンステップ・アドバイス!】

  • 初めは5〜10分からはじめ、徐々に時間や距離を伸ばすのがおすすめ。
  • 動きやすい服装で始めよう!(ジーンズは不向き。トレーナーやジャージのズボンがおすすめ)
  • 帰りの距離も考えて、初めは自宅周辺や公園内から始めよう。

2-2. カラオケ

カラオケも人気の趣味です。

好きな歌を大声で歌うのは、ストレス発散になりますね。しかし、それだけではありません。カラオケは、身体機能の維持・向上にもつながります。

政府が出した統計によると、70代の場合、趣味や娯楽の時間は一人で過ごす方が多いことが分かります。

70歳からの人生の楽しみ方

参考:e-Stat 政府統計の窓口 8 男女,年齢,主な行動の種類,一緒にいた人別総平均時間-週全体

一人でいると誰かと話すことがなく、口や喉の筋肉が衰えるので、呼吸や嚥下の機能も下がってしまいます。

そのため、声を出すことは、ストレス発散だけでなく身体機能の向上にもつながるのです。

評価

独りの時間を楽しめる

★★★★

社会とのつながりを持てる

★★★

感情が動く

★★★★★

短時間でできる

★★★

無理なく続けられる

★★★★★

【カラオケを始めるためのワンステップ・アドバイス!】

  • 自宅にカラオケマシンがある方は、家族を誘ってみんなで楽しもう。
  • カラオケ店は1時間数百円からと低価格なのでおすすめ。近所のカラオケ店を「カラオケ店 ◯◯(地域名)」とインターネット検索してみよう!

2-3. 読書・学習

読書や学習は、日常でも気軽にできて、知的好奇心を満たしてくれます。

読書ならば、好きな作家や歴史もの・推理ものなどジャンル縛りで読むのも楽しいですし、資格取得の勉強をするのも脳が刺激されて楽しいものです。

読書は基本的に一人でするものですが、読書会などに参加すると自分とはまた違った感想を聞くことができます。学習も、教室などに通うと分からないところを教え合ったり、仲間がいることで励みになったりするでしょう。

読書会は、「◯◯(地域名) 読書会」と検索すると、読書会サークルなどが見つかりますよ。

評価

独りの時間を楽しめる

★★★★★

社会とのつながりを持てる

★★

感情が動く

★★★★★

短時間でできる

★★★★

無理なく続けられる

★★★★

【読書や学習を始めるためのワンステップ・アドバイス!】

  • 読書は、電子書籍アプリや書店、図書館でどんな本があるか調べてみよう。気になるタイトルや装丁で選ぶのもおすすめ
  • 学習なら、インターネットの学習サイトがおすすめ(趣味・ライトビジネス系の講座がみつかる「ストアカ」や、月額980円で様々な動画講座を視聴できる「schoo」など)
  • 地域の生涯学習センターやコミュニティセンターなどの講座を調べて見るのもおすすめ

2-4. 料理・お菓子作り

料理やお菓子作りは、日常の「食」の延長線上として楽しむことができます。

単に食の追求だけなら外食でも良いのですが、料理やお菓子作りは、「自分で作る」というところに醍醐味があります。

リタイアしてから料理やお菓子作りに挑戦する男性もいますし、女性でも家事の一環として行っていたこととは違い、美しい盛り付けや新しい方法などを知ることで、新たな楽しみが生まれますよ。使う道具やテーブルセッティングに凝るのも楽しいですね。

思い通りにできた時の達成感に加えて、人に食べてもらい、喜んでもらったり褒めてもらったりすると楽しさもより大きくなります。

料理やお菓子作りは、中〜上級者であれば本やインターネットのクッキングサイト、You Tube動画などを参考に自分で始めることができます。初級者ならば、教室に通うのがおすすめです。

評価

独りの時間を楽しめる

★★★★★

社会とのつながりを持てる

★★★

感情が動く

★★★★

短時間でできる

★★★★

無理なく続けられる

★★★★★

【料理やお菓子作りを始めるためのワンステップ・アドバイス!】

  • クックパッド」や「ナディア」「クラシル」などのインターネットの料理サイトを参考にするのがおすすめ
  • You Tube動画で、You Tubeのホームページで「料理」「お菓子作り」と検索!プロやアマチュアによる作り方動画がたくさんみつかります

2-5. 映画・演劇・音楽・スポーツ鑑賞

映画や演劇、音楽、スポーツ鑑賞は、感性が刺激されるため、おすすめの娯楽です。

映画や演劇や音楽は、その世界にどっぷりとつかることができるので、非日常を体験することができます。スポーツ鑑賞は、好きなものに熱中することでストレスが発散でき、応援する興奮や喜びも味わえますね。

いずれも、劇場やスタジアムなどに出かけなくても、今は自宅のテレビやパソコンなどで気軽に楽しむことができます。

映画や演劇であれば、U-NEXTやWOWWOW、観劇三昧といった動画配信サービスがおすすめです。これらはテレビでもパソコンやスマートフォンでも観ることが可能です。

音楽ならスマートフォンにAmazon MusicやApple Music、LINE Musicなどの音楽アプリをインストールすればいつでも聴くことができますし、経済的に余裕がある場合はオーディオセットを購入するのも良いでしょう。

評価

独りの時間を楽しめる

★★★★

社会とのつながりを持てる

★★★★

感情が動く

★★★★★

短時間でできる

★★★

無理なく続けられる

★★★★★

【映画や演劇、音楽、スポーツ鑑賞を始めるためのワンステップ・アドバイス!】

◆映画や演劇、音楽、スポーツをスマートフォンやパソコンで鑑賞できる動画配信サービス

※動画配信サービスをテレビで見るには、以下の方法があります

◆臨場感を楽しむなら、チケットを購入して劇場やスタジアムで見るのがおすすめ

2-6. 園芸・ガーデニング・盆栽

園芸やガーデニング、盆栽といった趣味は、昔からの定番ですが、いつの時代も一定した人気があります。

理由としては、植物を育てる楽しみだけでなく、思い通りのデザインに仕立て上げる楽しみや、インテリアの一部として楽しむといった多彩な楽しみ方があるからでしょう。

植物や土と触れることは、感情が動くきっかけにもなり、手を動かすことで認知症予防に、体全体を動かすことで運動不足解消にもつながります。

ただし、土や鉢は案外重いものもあるので、無理のない範囲で楽しみましょう。

評価

独りの時間を楽しめる

★★★★★

社会とのつながりを持てる

感情が動く

★★★★★

短時間でできる

★★

無理なく続けられる

★★★★

【園芸・ガーデニング・盆栽を始めるためのワンステップ・アドバイス!】

①いきなり園芸店に行かず、どんな植物を育てたいかを考える(室内・屋外、地植え、鉢植え、観葉植物、花、野菜など)
②インターネットで育てたい植物の特徴や育て方、育つのに向いている環境などを知る(参照:「LOVEGREEN」「みんなの趣味の園芸」など
③その植物を植えるのに必要な道具や土、肥料などを揃える
※道具や土、鉢などは、別の植物にチャレンジするたびに追加していく

2-7. 俳句・短歌・詩作

俳句や短歌・詩作はペンと紙さえあれば、どこでも楽しめる気軽な趣味です。スマートフォンの入力が得意であれば、スマートフォンのメモ機能を利用するのもいいでしょう。

俳句や短歌・詩作をはじめると、ネタを探そうとして日常の中でも五感を研ぎ澄ましますね。それが脳に刺激を与え、認知症予防になります。

サークルなどに入れば、他の方の読んだものと比較したりして刺激をもらうこともでき、出かける楽しみも増えます。

散歩やハイキングなどの趣味がある方は、出先で感じたことを詠むことができるので、楽しみが倍増しますよ。

評価

独りの時間を楽しめる

★★★★★

社会とのつながりを持てる

★★★★

感情が動く

★★★★★

短時間でできる

★★★

無理なく続けられる

★★★★★

【俳句・短歌・詩作を始めるためのワンステップ・アドバイス!】

  • 書店や電子書籍販売サイト(Amazon楽天koboApple BooksGoogle Play Books)などで俳句や短歌、詩などの作り方の本を買う
  • インターネットで作り方を調べる。例えば俳句なら「俳句 初心者」などで検索
  • インターネット上や本の、他の人の作品を参考にするのもおすすめ

2-8. 手芸・ハンドメイド

手芸やハンドメイドは、材料さえあれば自宅でもできる趣味です。

手芸やハンドメイドといっても種類は豊富。例えば、以下のようなものがあります。

  •  刺繍
  •  編み物
  •  つまみ細工
  •  着物リメイク
  •  パッチワーク・キルト
  •  ブリザードフラワー
  •  押し花
  •  絵手紙
  •  塗り絵
  •  カリグラフィー
  •  折り紙
  •  切り絵

何かを作る楽しみは、出来上がったときの達成感や満足感につながりますし、自分で作ったものを使う楽しみもありますね。

手芸やハンドメイドは、上手になると収入につながる可能性もありますよ。SNSで発信・販売したり教室を開いて人に教えたりすれば、収入を得られるだけでなく人とのつながりも広がるでしょう。

評価

独りの時間を楽しめる

★★★★★

社会とのつながりを持てる

★★★

感情が動く

★★★★★

短時間でできる

★★★

無理なく続けられる

★★★★★

【手芸・ハンドメイドを始めるためのワンステップ・アドバイス!】

  • You Tube動画で「手芸 ハンドメイド」と検索し、どんな種類があるか見てみる
  • 書店で色々な手芸やハンドメイド雑誌を見てみる
  • インターネット上や本の、他の人の作品を参考にするのもおすすめ!
  • やりたいことが見つかったら、やり方を本やインターネットなどで調べる
    (インターネットの場合は「◯◯(編みぐるみ、組紐など) 初心者 始め方」などで検索)
  • ハンドメイドのオンラインショップで、上級者の作品を参考にする(Creemaminneichiなど)

2-9. DIY・日曜大工

DIYや日曜大工は、近年男女関係なくブームになっている趣味です。

卓上で使えるミニ小物から、部屋を模様替えする際の本格的な棚の制作、家具などのインテリアのペンキの塗替えといった大掛かりなものまで様々です。

DIYや日曜大工は、「手や体を動かして集中する」「計画を立てて作る」「日常生活の雰囲気を変えられる」などの楽しさが味わえます。

100円ショップで売っているものを材料にした、ちょっとしたDIYであれば、経済的負担も大きくないでしょう。

ただし、DIYは大掛かりなものになると重たいものを運んだり全身を使ったりするため、自分の体力に合わせたことから始めるのがおすすめです。

評価

独りの時間を楽しめる

★★★★★

社会とのつながりを持てる

★★

感情が動く

★★★★★

短時間でできる

★★

無理なく続けられる

★★★★

【DIY・日曜大工を始めるためのワンステップ・アドバイス!】

①何を作りたいか決める(インターネットやYou Tube動画で「DIY」と検索するのがおすすめ)
②DIYコーナーのある大型ホームセンターで、完成品を見て、作りたいものの参考にする
②’作りたいものが見つかったら、やり方を本やYou Tube動画、インターネットなどで調べる
(You Tube動画、インターネットの場合は「◯◯(DIYの内容) 初心者」などで検索)

2-10. 脳トレ

脳トレ(脳トレーニング)は、座っていてもできる手軽な娯楽です。

脳トレには、以下のような種類があります。

  •  ジグソーパズル
  •  クイズ
  •  数独(ナンプレ)
  •  ボードゲーム
  •  クロスワード など

数独やクロスワードなどは、書店に行けば専用の雑誌が売っています。この他にも、スマートフォンの脳トレアプリには、間違い探しやことわざクイズ、ナンプレ、パズルゲームなど多様な種類があるのでおすすめですよ。

評価

独りの時間を楽しめる

★★★★★

社会とのつながりを持てる

感情が動く

★★★

短時間でできる

★★★★★

無理なく続けられる

★★★★★

【脳トレを始めるためのワンステップ・アドバイス!】

  • スマートフォンのアプリサイトで「脳トレ」と検索!
     Android:Google Play
     iPhone:App Store
  • 書店の雑誌コーナーで専用雑誌を探す

2-11. ゲーム・e-スポーツ

ゲームやe-スポーツは、近年高齢者でも愛好家が増えている趣味・娯楽です。

ここでいうゲームは、テレビゲームや専用ゲーム機、スマートフォンで行うゲームです。「時間を忘れて夢中になれることをする」でも触れたように、年齢関係なく熱中する人も多く、お孫さんとも一緒にできる趣味といえます。

e-スポーツはあまり耳慣れないことばかもしれませんが、賞金を巡って競技をするITゲームを指します。e-スポーツと言うくらいなので、アマチュアやプロの選手がおり、プロとして生計を立てている人もいます。

最近では、e-スポーツを取り入れている自治体も多く、「ハッピーブレイン」という会社では、自治体だけでなく個人向けのサブスクリプション(定期契約)を展開しており、機器のレンタルサービスも行っています。

神戸には会員資格が60歳以上という、日本初のシニア向けのe-スポーツ施設も誕生していますよ。

ハッピーブレイン
シニア専用 ISR e-Sports

評価

独りの時間を楽しめる

★★★★

社会とのつながりを持てる

★★★★

感情が動く

★★★★★

短時間でできる

★★

無理なく続けられる

★★★★★

【ゲームやe-スポーツを始めるためのワンステップ・アドバイス!】

①まずは好きなジャンルを探す
ジャンル例

  •  格闘技
  •  シューティング
  •  アドベンチャー
  •  ロールプレイング
  •  レース
  •  シミュレーション
  •  育成
  •  パズル
  •  音楽
  •  謎解き

<ゲームの場合>
スマートフォンのアプリサイトで「ゲーム」と検索する
 Android:Google Play
 iPhone:App Store 

<e-スポーツの場合>
インターネットで「e-スポーツ ジャンル」と検索する
(以下のサイトもおすすめ)
redbull eスポーツとは?:超初心者のための “はじめかた” ガイド

②好きなジャンルが分かったら
<ゲームの場合>
アプリサイトで好きなゲームをそのままダウンロードする
<e-スポーツの場合>
自治体に問い合わせる・専用施設に行ってみる
ハッピーブレイン
シニア専用 ISR e-Sports(神戸)

2-12. パソコン

パソコンができると、できることが一気に増えます。例えば、撮った写真をプリントアウトする、オリジナルの年賀状を作る、SNSで遠い地域の人と交流するなどです。

スマートフォンでもインターネットを使うことはできますが、パソコンなら大画面で見ることができるので、字を大きくしても全体が見やすくなります。

今までパソコンをやったことがない方は、自治体や地域センターなどが開催するパソコン教室などで習うのがおすすめです。

パソコンを多少なりともやったことがある方であれば、ブログ運営での発信やSNSでたくさんの人と交流するのも良いでしょう。

高齢者向けのSNSもあります。シニア向けのSNS「らくらくコミュニティ」もそのひとつ。

会員制のコミュニティなので、「SNSは怖いと聞いているので、不安」という方でも安心ですし、同年代の方々が参加しているので、話が合わないということもありません。

【らくらくコミュニティについて】

70歳からの人生の楽しみ方

らくらくコミュニティは、趣味やテーマごとのコミュニティがたくさんあり、ただ閲覧するだけでも楽しめます。

70歳からの人生の楽しみ方

自分で発信したい時は匿名で投稿することも可能です。投稿内容は日常であったこと、花やペットの写真など何でもOK。自分の投稿に「いいね」がつくと、毎日の楽しみが増えますよ。

70歳からの人生の楽しみ方

らくらくコミュニティは、基本的にはスマートフォンで見やすいように最適化されています。

しかし、らくらくフォンを持っていない方でも、会員登録をすればAndroid5.0以降、iOS11.0以降のスマートフォンや、パソコンからでも楽しむことができます。なお、会員登録・年会費は無料です。

SNSやオンライン・コミュニティが初めての方でも、使い方のステップガイドがあるので安心して使えますよ。

70歳からの人生の楽しみ方

評価

独りの時間を楽しめる

★★★★★

社会とのつながりを持てる

★★★★★

感情が動く

★★★

短時間でできる

★★

無理なく続けられる

★★★★

【パソコンを始めるためのワンステップ・アドバイス!】


3. 70歳からの新たな体験を楽しむおすすめの趣味・娯楽12選

70歳からの人生の楽しみ方

70歳からでも、新たな体験をすることは可能です。

新しいことへのチャレンジは、いくつになっても心踊るもの。自分の体力や経済に合わせて、年齢にこだわらずにチャレンジしてみましょう。

ここでは、新たな体験を楽しめるものとして、以下の計12個をご紹介します。

旅行>

カメラ(写真撮影)

カフェ・美術館・博物館巡り

麻雀

ヨガ

パークゴルフ

楽器演奏

社交ダンス

陶芸

書道・水墨画

水彩画・デッサン・油絵

アルバイトやボランティア活動

一つずつ説明します。

読みたいところだけ読みたい場合は、上の表のリンクをクリックすると移動します。

2. 70歳からの日常生活を楽しむおすすめの趣味・娯楽12選」と同様に評価を入れていますので、参考にしてみてくださいね。

3-1. 旅行

旅行は、高齢者の趣味・娯楽で常に上位に入るものです。

国内外の行ったことのない土地で、食べたことのない物や文化に触れることは、いつでも新しい発見があり、とてもワクワクしますね。憧れの観光地や、懐かしい土地を訪れてみるのも楽しいものです。

気が向いた時に行きたいところに行くのも良いですが、温泉巡りや神社・仏閣巡り、史跡巡り、ハイキングなど目的をもって旅行をするのもおすすめですよ。

評価

時間を忘れて夢中になれる

★★★★★

年齢を問わずできる

★★★★★

周囲に気を遣わずできる

★★★★

健康寿命を伸ばせる

★★★★★

経済的・身体的負担が少ない

★★★

3-2. カメラ(写真撮影)

カメラ(写真撮影)の世界はとても奥が深く、スキルが上がれば新たな道具が欲しくなる例えとして「カメラは一通り道具が揃えば始められるが、揃う試しがない」と言われるほど。

ただ、現在ではオートフォーカス機能や一眼レフ機能がついた初心者向けのデジタルカメラなどもあります。初心者ならば、その辺から始めるのもおすすめです。

ただし、経済的に難しい場合はスマートフォンのカメラでも楽しめます。最近では、スマートフォンメーカーのカメラ機能も充実していて、カメラ同様の本格的な機能がついているものが多いです。

日常の何気ない風景を切り取って写真に収めたり、お孫さんやペットの写真などを撮ったりするのも楽しいですね。

旅行に持っていけば、感動した風景をそのまま記録として留めておくこともでき、来年の年賀状用に加工したり引き伸ばしてパネルにして飾ったりすることもできます。

撮った写真をSNSにあげて発信すれば、たくさんの人に見てもらえて「いいね」やコメントをもらえる可能性もありますよ。

評価

時間を忘れて夢中になれる

★★★★★

年齢を問わずできる

★★★★★

周囲に気を遣わずできる

★★★★

健康寿命を伸ばせる

★★★★★

経済的・身体的負担が少ない

★★★

【カメラ(写真撮影)を始めるためのワンステップ・アドバイス!】

3-3. カフェ・美術館・博物館巡り

カフェや美術館・博物館巡りは、五感や知的好奇心を満たしてくれます。

一口にカフェといっても、古民家風やレトロ建築が楽しめるお店や、食べ物・飲み物にこだわりのあるお店などがあります。

インターネットで探して気になるカフェに行き、お気に入りのカフェを増やすのもいいですし、コーヒーや紅茶、スイーツの食べ比べなどをするのも楽しいですよ。

カフェ仲間を作って色々なカフェに行き、おしゃべりを楽しみながら過ごすのもストレス発散を兼ねられて良いですね。

美術館や博物館は、常設展の他に季節や月によって展示物が変わるため、こまめにチェックして足を運んでみると毎回違う発見があって面白いです。

素敵なカフェが隣接している美術館などもあるので、一度に両方楽しめる場合もありますよ。

評価

時間を忘れて夢中になれる

★★★★

年齢を問わずできる

★★★★★

周囲に気を遣わずできる

★★★

健康寿命を伸ばせる

★★★★★

経済的・身体的負担が少ない

★★★

【カフェ・美術館・博物館巡りを始めるためのワンステップ・アドバイス!】

<カフェ>
インターネットで以下のワードで検索する

  •  ◯◯(地域) 隠れ家カフェ
  •  ◯◯(地域) 穴場カフェ
  •  ◯◯(地域) 落ち着いた雰囲気のカフェ
  •  ◯◯(地域) 自然素材 カフェ など

地方紙や雑誌、本などで探す
おすすめ:喫茶時間、Casa BRUTUS(カーサ ブルータス)、#カフェ部日本全国 しあわせ喫茶&カフェ探訪、good design cafe など

<美術館、博物館>

3-4. 麻雀

麻雀は、勝敗までの駆け引きなどを楽しめる知的な娯楽です。

基本的に4人一組で行うものですが、一人で入れるお店や、スマートフォンやパソコンでAIを相手に楽しめるオンラインの麻雀ゲームなどもあり、手軽に始めることができます。

独りのほうが気楽という方は、オンライン麻雀がおすすめです。家族を巻き込んで行えば、家族との楽しい時間も増えるでしょう。

麻雀はただ楽しいだけでなく、手先と頭を使うので認知症予防にとても効果があり、高齢者施設でもレジャーやレクリエーションとして取り入れているところが多いです。

楽しみながら脳を鍛えられる麻雀は、70歳以上からはじめるものとして、イチオシの娯楽です。

評価

時間を忘れて夢中になれる

★★★★★

年齢を問わずできる

★★★★★

周囲に気を遣わずできる

★★★

健康寿命を伸ばせる

★★★★★

経済的・身体的負担が少ない

★★★★

【麻雀を始めるためのワンステップ・アドバイス!】

<複数人で>

  • 公民館やカルチャーセンターなどで開催される会に参加する
  • 麻雀教室に通う

<一人で>

3-5. ヨガ

ヨガもとてもおすすめです。

ヨガは、健康寿命を伸ばすのにとても適しています。

高齢になると、筋力や体のバランス機能が低下して、転倒しやすくなることは一般的によく知られていますが、ヨガはこれらにとても効果があります。

公益財団法人長寿科学振興財団の健康長寿ネットによると、高齢者に対するヨガの効果を以下のように挙げています。

  •    全身を動かしコリをほぐすことで、身体が柔軟になる
  •    筋力の低下を予防する
  •    持久力の低下を予防する
  •    バランス能力の低下を予防する
  •    認知症予防効果が期待できる

ヨガの一環である瞑想には、脳を休ませる効果があるとされているので、認知症予防も期待できるとのこと。

参考:
政府広報オンライン たった一度の転倒で寝たきりになることも。転倒事故の起こりやすい箇所は?
公益財団法人長寿科学振興財団 健康長寿ネット 高齢者向けヨガの健康効果とは

ヨガは、「1-2-4. 健康寿命を伸ばせることをする」をまさに実現できる優れたものです。自分のペースで無理なく体を動かせるというのもいいですね。

評価

時間を忘れて夢中になれる

★★★★★

年齢を問わずできる

★★★★★

周囲に気を遣わずできる

★★★★★

健康寿命を伸ばせる

★★★★★

経済的・身体的負担が少ない

★★★

【ヨガを始めるためのワンステップ・アドバイス!】

  • 自治体の高齢者向けの教室やカルチャーセンターのヨガ教室に参加してみよう
  • 街中のヨガスタジオに通う
  • 自宅で気軽に!(You Tube動画で「ヨガ 初心者向け」と検索)

3-6. パークゴルフ

パークゴルフは、近年ゲートボールに代わって人気が出てきたスポーツです。

年齢関係なく愛好者がいるため、お孫さんを含む家族全員と楽しめるほか、若者とも交流の機会を持つことができます。

パークゴルフはパークゴルフ用のクラブ1本とボール1個、ティーがあればできる気軽なスポーツです。

評価

時間を忘れて夢中になれる

★★★★★

年齢を問わずできる

★★★★★

周囲に気を遣わずできる

★★★

健康寿命を伸ばせる

★★★★★

経済的・身体的負担が少ない

★★

【パークゴルフを始めるためのワンステップ・アドバイス!】

3-7. 楽器演奏

高齢になってから、楽器演奏を楽しむ方も増えています。

特に、若い頃やってみたかった楽器や、憧れの楽器にチャレンジする方が多いです。楽器や手先や脳を使うので、認知症予防にもなります。

グループや大人数で演奏すれば、合奏でしか味わえない感動も体験することができますよ。

取り組みやすいものとしては、ピアノやギター、ウクレレ、大正琴、ヴァイオリンなどがあります。電子ピアノやサイレント・ギター(アコースティックもあり)、サイレント・ヴァイオリンなら、ヘッドフォンで使用できるので、自宅でも練習できるでしょう。

ヴァイオリンはちょっとハードルが高いのでは?と思うかもしれませんが、実は楽譜が読めなくても誰でも弾ける楽器です。

人生は一度きり。憧れていた楽器なら、チャレンジしてみてはいかがでしょうか。

教室に通うという方法が一般的ですが、近年ではe-ラーニングや、DVDや動画教材(楽器含む)とレッスンがセットになった商品も売っています。

評価

時間を忘れて夢中になれる

★★★★★

年齢を問わずできる

★★★★★

周囲に気を遣わずできる

★★★

健康寿命を伸ばせる

★★★★★

経済的・身体的負担が少ない

★★

【楽器演奏を始めるためのワンステップ・アドバイス!】

3-8. 社交ダンス

社交ダンスは年齢的に難しい」と思うかもしれませんが、70歳からでも社交ダンスを始めることは可能です。

イギリスの有名なオーディション公開番組「ブリテンズ・ゴット・タレント」では、79歳の女性がアクロバティックな社交ダンスを華麗に披露して話題となりました。

70歳からの人生の楽しみ方

引用:You Tube

ここまでとはいかなくても、社交ダンスは10代〜70代以上と幅広い年齢層に愛好者がいるので、70歳からでも十分に始めることが可能です。

70代でも入会できる社交ダンス教室は各地にありますので、以下のワンステップ・アドバイスを参考に探してみてくださいね。

評価

時間を忘れて夢中になれる

★★★★★

年齢を問わずできる

★★★★★

周囲に気を遣わずできる

★★★★

健康寿命を伸ばせる

★★★★★

経済的・身体的負担が少ない

★★

【社交ダンスを始めるためのワンステップ・アドバイス!】

  • インターネットで「社交ダンス教室 ◯◯(地域) シニア」と検索!
  • 地域や自治体の社交ダンスサークルに入る
  • カルチャーセンターなどの社交ダンスコースに通う

3-9. 陶芸

陶芸は高齢者におすすめの趣味・娯楽です。

世界にひとつだけの器を作るのは楽しいですし、焼き上がった時に思い描いたとおりの仕上がりになると、思った以上に嬉しいものです。

作った自分専用の器を暮らしの中で使う楽しみもありますね。

陶芸は手を使って土を捏ねる、叩く、つまむなど、手先をたくさん使う作業が多いので、認知症予防になります。

近所に陶芸教室などがあれば良いですが、なければ地域の学習センターやコミュニティセンターなどで開催しているか探してみましょう。

自宅でできる簡易的なキットなども売っています。「陶芸キット 自宅」などで検索してみてくださいね。

評価

時間を忘れて夢中になれる

★★★★★

年齢を問わずできる

★★★★★

周囲に気を遣わずできる

★★★★

健康寿命を伸ばせる

★★★★★

経済的・身体的負担が少ない

★★

【陶芸を始めるためのワンステップ・アドバイス!】

3-10. 書道・水墨画

書道や水墨画をずっとやってみたいと思っていた方も多いのではないでしょうか。

子どもの頃に学校で習うのとは違い、大人になってからの書道はとても自由。一口に書道といっても様々な分野があります。

【書道の分野の例】

臨書

お手本通りになぞらえて書く

前衛書道

創作書道

字の上手い下手に関わらず、アートのように書く

点と線の美を追求する

篆刻

ハンコを彫る

古典や文字の成り立ちなど、書や文字についての知識を学ぶこともでき、思った以上に奥深い趣味です。

水墨画は、墨だけで描く絵のことです。墨の濃淡を使い分けて様々なものを表現します。墨だけで描かれた風景は、まさに幽玄の世界。

墨の香りに包まれた中で集中して筆を持つ時間は、生活に潤いとリズムをもたらしてくれるでしょう。

個人でやっている教室や学習センターなど、書道教室は全国各地にあります。色々と探してみるのがおすすめです。

評価

時間を忘れて夢中になれる

★★★★★

年齢を問わずできる

★★★★★

周囲に気を遣わずできる

★★★★★

健康寿命を伸ばせる

★★★★★

経済的・身体的負担が少ない

★★★★

【書道・水墨画を始めるためのワンステップ・アドバイス!】

  • 書道用品を揃える。インターネットでも購入可能。(Amazon楽天ヤフーショッピング
  • 地域や自治体のコミュニティセンターなどの書道教室に通う
  • 臨書なら独学でも可能です。You Tube動画で「書道 大人 やり方」と検索!

3-11. 水彩画・デッサン・油絵

絵を描くのが好きな方は、水彩画・デッサン・油絵などの世界に飛び込んでみるのもいいでしょう。

子どもの頃と違い、大人になってからの絵の制作は、立体認識能力が向上し、ものを細かく正確に見る力が上がっているので、思った以上に楽しむことができます。

片岡鶴太郎さんやジミー大西さん、アンリ・ルソーなどは大人になってから絵を描き始めて有名になった方々です。

絵を描く時間は自分だけの時間。絵を描くことに没頭することで、リフレッシュもできますよ。

色々な美術館や展示会などで、タッチやなどを研究する楽しみも増えます。

油絵は道具も独特で、水彩画やデッサンに比べるとハードルが高いと思う方も多いでしょう。そういった方は、絵画教室で習うのがおすすめです。

絵画教室では、大人向けに開催している時間を設けているところも多いです。近隣の絵画教室を探し、大人向けに教えているかどうか聞いてみましょう。

評価

時間を忘れて夢中になれる

★★★★★

年齢を問わずできる

★★★★★

周囲に気を遣わずできる

★★★★

健康寿命を伸ばせる

★★★★★

経済的・身体的負担が少ない

★★★

【水彩画・デッサン・油絵を始めるためのワンステップ・アドバイス!】

独学におすすめのサイト
【初心者必見】水彩画の描き方と上達のコツを美術教師が解説
趣味で水彩画を始めるやり方とすぐに上達する方法を教えます
デッサン初心者は何から始めるべき?基本の練習法&揃えるべき画材

独学におすすめの通信講座
ユーキャンNHK学園通信講座など

You Tube動画(「水彩画(もしくはデッサン) 初心者」で検索!

3-12. アルバイトやボランティア活動

社会や地域に貢献したいということであれば、アルバイトやボランティア活動という選択肢もあります。

内閣府が発表した「令和3年版高齢社会白書(全体版)」によると、70歳以上の方の約5割が、仕事やボランティアを行っています。

70歳からの人生の楽しみ方

参照:令和3年版高齢社会白書(全体版)

社会とつながりを持つ活動は、人への貢献や働くことにこそ生きがいを見いだせるという方におすすめです。

アルバイトに関しては、70歳以上では雇ってくれるところはないのでは?と思うかもしれません。しかし、「70歳 アルバイト ◯◯(地域)」とインターネットで探してみると、思いの外たくさんあることが分かります。

例えば、東京都の場合は、以下のようなものが見つかりました。

  •  ナレーター
  •  エキストラ
  •  路上喫煙の巡回スタッフ
  •  血液の配送ドライバー
  •  ペットの葬儀ディレクター
  •  清掃スタッフ
  •  ホテルの設備スタッフ(受付など)
  •  高級マンションのコンシェルジュ

葬儀ディレクターやコンシェルジュなどは、高齢ゆえの信頼感が求められる仕事です。地域によって求人は変わりますが、他にも惣菜スタッフや生活相談員など、探してみると色々と見つかりますよ。

評価

時間を忘れて夢中になれる

★★★★

年齢を問わずできる

★★

周囲に気を遣わずできる

★★★

健康寿命を伸ばせる

★★★★★

経済的・身体的負担が少ない

★★★

【アルバイトやボランティアを始めるためのワンステップ・アドバイス!】

◆アルバイト

◆ボランティア


4. 70歳からの人生の楽しみ方を見つけるためのチェックシート

70歳からの人生の楽しみ方

色々な分野の趣味や娯楽、活動を紹介してきましたが、読んでいる内に気になるものがたくさんあって絞れない、あるいは自分は何が合っているか分からなくなってしまった方もいるのではないでしょうか。

そこで、70歳からの人生の楽しみ方を見つけるためのチェックシートを作りました。以下はテンプレートです。

【テンプレート】

70歳からの人生の楽しみ方

70歳からの人生の楽しみ方

印刷用はこちら→ダウンロード

このチェックシートを使えば、あなたが何をやりたいか、どんなことが向いているのかを整理することができます。

※「感動する」に関しては個人差がありますので、参考程度にお考えください。

ぜひ、印刷してご活用ください(ダウンロードリンクはチェックシートの下にあります)。

4-1. チェックシートの使い方

チェックシートの使い方について、ルール、使い方の説明、記入例を説明します。

【ルール】

  • 縦の項目には、目的やできること、したいことが記されています。横の項目には趣味・娯楽・活動が記されています。
  • 白い枠と薄いグレーの枠には記入できますが、濃いグレーの枠には記入できません。

【使い方】
①縦の項目の、当てはまるものには「2」を、薄いグレーの枠の場合には「1」を上から下に記入していきます。

例えば、あまりお金をかけずに始めたいと思った場合は、以下のように縦の項目の「経済的な負担が少ない」の下の、白または薄いグレーの枠に数字を入れていきます。

【記入例】

70歳からの人生の楽しみ方

白い枠は「2」、薄いグレーの枠は「1」と記入します。

70歳からの人生の楽しみ方

③すべて記入し終えたら、横列の数字をすべて足して、合計を出します。

70歳からの人生の楽しみ方

点数がより高いものが、あなたにおすすめの趣味・娯楽・活動となります(合計点は人によって異なります)。

【記入例】
Aさんは、「何か体を動かすことをしたいなあ。できれば仲間とやりたい」という希望があるとします。

この場合、縦の項目で数字を記入するのは以下の列です。

  •  複数人でできること
  •  体を動かす

記入例は、以下のようになります。

70歳からの人生の楽しみ方

70歳からの人生の楽しみ方

このうち、合計点が高いものがおすすめの趣味・娯楽・活動ということになります。

Aさんの場合、合計点の最高点は4点。4点がついているのは、以下の5つでした。

70歳からの人生の楽しみ方

70歳からの人生の楽しみ方

  •  散歩・ウォーキング
  •  旅行
  •  カフェ・美術館・博物館めぐり
  •  パークゴルフ
  •  社交ダンス

これが、Aさんにおすすめの趣味・娯楽・活動です。Aさんは、この中から自分がやってみたいものを選べばいいというわけです。

▶チェックシートを印刷する場合はこちら→ダウンロード


5. 70歳からの人生を楽しむための心がけ3つ

70歳からの人生の楽しみ方

これまで色々な70歳からの人生の楽しみ方について紹介してきましたが、実際行動に移すとなるとなんだか気後れしてしまい、はじめの一歩がなかなか踏み出せない、という方もいるでしょう。

そこで、ここでは今後の人生を楽しむための第一歩を踏み出すための心がけについて、以下の内容を詳しく紹介していきます。

  •  小さいこと、失敗を気にしない
  •  老いを否定しない
  •  自分のために生きると決める

一つずつ解説していきます。

5-1. 小さいこと、失敗を気にしない

1つ目は、小さいことを気にしないようにするということです。

高齢になると、若いときにはできたことができなくなることも多いです。しかし、気にしすぎるとストレスやうつの原因になってしまうため、「初めてやるのだから失敗して当たり前」と気にしないようにしましょう。

特に、一人暮らしの方の場合は気分転換が難しく、失敗すると何日も引きずってしまう可能性があります。

そういった場合には、あえてコミュニティやサークルに参加して人とのつながりを作ると、話を聞いてもらうなどで気分転換できるでしょう。

あくまでも「楽しむこと」が目的なので、失敗も笑いに変えるくらいの気持ちで始めましょう。

意外にも、同年代から習い事などを始める方も多いので、失敗するのはあなただけではありません。飛び込んでみると同じような方が多いので、気が楽になりますよ。

5-2. 老いを否定しない

2つ目は、老いを否定しないことです。

見た目や体の衰えは、誰にでも起こること。できないことを自責したり、不安になったりするのではなく、「できること」に目を向けてみましょう。

できないと思っていたことが意外とできると、発見が喜びに変わるはずです。

習い事などを始めると、先生から褒められる機会もあります。大人になるとほとんどの人は褒められる場面がなくなるので、誰かに褒められる経験はとても新鮮で嬉しいものですよ。

人や若い頃の自分と比べるのではなく、老いを否定せずに「今を楽しむこと」に専念しましょう。

5-3. 自分のために生きると決める

3つ目にお伝えしたいのは、自分のために生きると決めることです。

今までの人生は、男性であれば朝から晩まで仕事をして土日も接待ゴルフなどがあり、女性であれば家事や育児あるいは介護などに追われて毎日が終わるといった方が多いのではないでしょうか。

中には周囲と自分のバランスをうまくコントロールして、生きたいように生きてきたという方もいるでしょう。しかし、ほとんどは、男性なら組織人として会社を第一に考え、女性は家族や親戚・近所付き合いなどを優先し、自分自身の気持ちを後回しにしてきた方が多いと考えられます。

しかし、あなたは70歳から楽しみたいと考えています。それならば、これからは「自分のために生きる」「自分を最優先にする」と決めましょう。

これは、わがままをやりなさいと言っているのではなく、周囲の目を気にしたり、周囲の言うことに従ったりせずに、自分の気持ちを優先するということです。

「あの人に勧められたから」「家族に勧められたから」ではなく、「自分が何をしたいか」をよく考えてみましょう。

女性の場合は、高齢になっても「旦那さんの食事の支度があるから時間に制限がある」と思っている方もいます。しかし、たまには自分でなんとかしてもらうなど工夫して、自分のための時間を作りましょう。

今まであなたは頑張ってきました。これからは、自分にご褒美をあげる時間です。ほんの少しの勇気があれば、自分へのご褒美タイムを満喫できますよ。

やりたいことを、目一杯楽しみましょう!


5. まとめ

70歳からの人生の楽しみ方には、「日常を楽しむ」方法と「新たな体験を楽しむ」方法の2種類があります。

どちらにも共通するのは、「生きがいを見つけること」

日常生活の中にも生きがいを見出すことはできるし、新しい体験をして新たな生きがいを作ることも可能です。

日常生活を楽しむポイントは、以下の通りです。

70歳からの人生の楽しみ方

それに対して、新たな体験を楽しむポイントは、以下の通りです。

70歳からの人生の楽しみ方

日常で楽しめるものと新たな体験で楽しめるものを、それぞれ12個ずつ紹介しました。各章で、見つけ方を載せています。気になるものがあったら、ぜひチャレンジしてみましょう。

ダウンロードできるチェックシートも、ぜひご活用ください。

▶チェックシートを印刷する場合はこちら→ダウンロード

70歳からの人生を大いに楽しんでください!

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