
「格安スマホもだいぶ知られるようになってきたけど、シニアが使える格安スマホってあるの?」
「シニア向けの格安スマホを使いたいけど、デメリットってあるの?」
「格安スマホ」とは、ドコモやソフトバンク、auなどの大手携帯電話会社(三大キャリア)と比べて、非常に安い料金でスマートフォンを使える通信サービスで、他に「MVNO」や「格安SIM」と呼ばれることもあります。」
月額の利用料金が安価なために人気も高いのですが、反面デメリットもあります。また、格安な料金に不安になる方もいるでしょう。
そこで、
2.シニアが利用する場合の格安スマホのメリット・デメリット
3.シニア向け格安スマホが向く人・向かない人
4.シニア向けのおすすめ格安スマホ5選
5.携帯電話から格安スマホへの乗り換え方5つのステップ
をご紹介します。
これを読めば、格安スマホにしようか悩んでいるシニアの方も自分が格安スマホに向いているかどうか判断でき、シニアにおすすめの格安スマホもわかります。
携帯電話から格安スマホへの乗り換え方も簡単なステップでご紹介しますので、ぜひご活用ください。
目次
1.必ず知っておきたい|なぜ格安スマホは「格安」なのか?
格安スマホは確かに安いのでお得だと思うが、なぜ安いのかわからないと不安という方もいるかもしれません。
そこで、大手キャリアの利用料金はなぜ高いのか、そして、格安スマホはなぜ「格安」で利用できるのか、その理由をご紹介します。
1-1.大手キャリアの料金が高い理由
まず初めに、大手キャリアとも呼ばれる、ドコモ(docomo)、ソフトバンク(softbank)、auの利用料金はなぜ高いのか、その理由をご紹介します。大手キャリアの料金が高い理由は2つあります。
①通信回線の設置とメンテナンスにかかる莫大なコスト
大手三大キャリアの料金が高くなる最大の理由の1つは、自社で通信回線を持っていることです。
新しい通信回線を作るには、莫大な初期投資が必要であり、回線を作った後にも基地局の整備やメンテナンスなど、年間で数千億円規模の維持費がかかるのです。
通信回線の設置や管理、研究開発にかかっている多額のコストは、わたしたちがスマホを利用する料金に反映されるため、割高の料金になっているのです。
②大容量プランを使ってもらうことを前提とした料金設定
大手キャリアの利用料金が高くなるもうひとつの理由は、無制限にネットが利用できるといった、いわゆるかけ放題、使い放題プラン等を用意していることからもわかるように、利用者にたくさん利用してもらうことが前提となった料金になっているということです。
③お客様サポートの充実
これは大手キャリアにするメリットでもありますが、大手キャリアは例えばドコモショップなどの専用のショップを全国各地に設けており、お客様サポートにも力をいれています。専門スタッフの教育等にも力を入れていますので、そのショップ維持費や人件費等のコストもかかってきます。
この3つの理由に加えて端末代金の分割支払いまで含めると、毎月の支払いは5,000円以上になってしまうのが普通で、人によっては毎月1万円以上支払っている方もいるかもしれません。
1-2.格安スマホが安く使える理由
格安スマホが安く使える理由は3つあります。
①自社で通信回線を持たず、通信回線をレンタル利用している
格安スマホは、自社で通信回線を持たず、三大キャリアの通信回線を借りているため、莫大な初期投資や高額な維持費が必要ありません。
こういった他社から通信設備を借り受けて、音声通信やデータ通信のサービスを提供する事業者は、MVNO(仮想移動体通信事業者)と呼ばれています。また、三大キャリアは、MNO(移動体通信事業者)と呼ばれています。
②実店舗を持たずネットで決済をおこなう格安スマホが多いので、店舗家賃や人件費が削減できる
格安スマホの場合、スマホの契約申し込みをネットショップのみで行なっていることが普通です。実店舗を持っている事業者もいますが少数です。そのため、店舗経営に必要な家賃や、お客様に対応するスタッフの人件費も不要になるので、利用料金を最小限に抑えることができるのです。
③安価な端末のみを取り扱い、使ったぶんだけ払えばいい最低限の料金プランが選べる
格安スマホで提供しているスマホ端末は、大手キャリアのようなハイスペックな高額端末ではなく、一括で購入しても2~3万円程度の海外製の端末ものが主流で、条件次第では端末代金が無料という格安スマホもあります。
料金プランにしても、電話のかけ放題の有無を自由に選べます。三大キャリアのプランでは、キャリアによってサービス内容は異なりますが、基本はかけ放題プランをオプションで付けることとなり、通話量に関わらず高めの料金になってしまいますが、格安スマホの基本プランなら、通話をあまりしない人は通話が少ない人向けのプラン(もしくは通話料金自体の基本料金がなく、通話した分だけ支払うもの)が選べるので安くすることができます。
以上のような3つの理由で、一般的な格安スマホの月額料金の相場は1,500円~2,500円ほどになります。(端末代金を除く)三大キャリアのプランと比べると、月額で3,000円から5,000円程度も安くなるのです。※選択するプランやオプション、通話頻度によっては高くなることもあります。
2.シニアが利用する場合の格安スマホのメリット・デメリット
シニアが格安スマホを利用する場合のメリット・デメリットをみていきましょう。
2-1. シニアが利用する場合の格安スマホのメリット
・利用料金が安く抑えられる
とにかくスマホの利用料金を安く済ませることができることがシニア層にとって最大のメリットです。
毎月、通話もネットもそれほど利用しないシニアは、料金の高い大容量プランを提供している大手キャリアでは、容量を使い切ることができず、結果的に損をすることになります。格安スマホでは、自分の利用状況に合わせた容量のプランを選ぶことができるので、利用料金は安く抑えることができます。
また、年金に頼った暮らしで、スマホの利用に毎月1万円近い出費がかかっていては、かなりの痛手になります。突然の病気など予期していない出費のために、月々の支出はできる限り抑えておきたいものです。
格安スマホにすれば、ほとんどの方が出費を抑えられます。
2-1. シニアが利用する場合の格安スマホのデメリット
・スマホ操作に困ったりトラブル時に相談できるサービスが少ない
シニアが格安スマホを利用する場合のデメリットは、スマホを使っていて操作方法がわからなくなったりしたときに、相談できるようなサービスが少ないことです。
大手キャリアなら、ショップは全国のいたるところにありますので、スマホのトラブルに困ったら、たとえ旅行の最中であっても、近くのショップに駆け込んで使い方を教えてもらうことができます。
しかし、格安スマホを扱う事業者の場合、実店舗があるのはごく一部の事業者です。もし、格安スマホを使っていて困ったら、自分で電話やメールを使って問い合わせをするほか、友人や親族など身近にいるスマホ操作にくわしい人に解決方法を聞くといった対処法になってしまいます。
この記事内では、シニアでも安心してスマホが使えるサービスを提供しているMVNOを厳選しましたので、ぜひ検討の際の参考にしてください。
3.シニア向け格安スマホが向く人・向かない人
シニア向け格安スマホが向く人・向かない人はどんな違いがあるのでしょうか。
3-1.シニア向け格安スマホが向く人
シニア向け格安スマホが向く人は、
・とにかくスマホの利用料金を節約したい人
・通話が短い・ほぼ着信のみの人
・普段あまりスマホを使わない人、ネット利用が少ない人
・ある程度スマホの操作に慣れていて、ちょっとしたトラブルなら自己解決できる人
・スマホの操作方法について教えてくれるような友人や親族が身近にいる人
となります。
スマホの料金を安くしたいという動機で格安スマホを使いたいと思う方がほとんどですが、基本的なスマホの操作方法についてある程度知っていることが必要になります。また、身近にスマホの操作について聞ける人がいると心強いでしょう。
3-2.シニア向け格安スマホが向かない人
シニア向け格安スマホが向かない人は
・スマホの細かな設定などを自分でするのが苦手な人
・長電話が多い人、通話が主体でネットはあまり利用するつもりがない人
・スマホの操作に困った時に相談できる環境が近くにないと不安な人
・身近にスマホの操作について聞くことができる人がいない人
・キャリア決済を利用している人
・相手も自分もキャリアメールを主な連絡手段に使っている人
スマホを操作した経験がない人には、スマホ購入後の設定なども自分で行うことになるので、あまりおすすめしません。
通話しかしない人は、携帯電話のほうがさらに安いプランが利用できる場合もあります。また、通話量が多い人は、キャリアのかけ放題プランを利用したほうが安くなる場合もあります。
スマホ操作のトラブルを相談できるような実店舗がないことが多いので、スマホ操作に不慣れな場合は、格安スマホを利用するのは慎重になったほうがいいでしょう。
すでにキャリア決済を利用している人は、格安スマホに乗り換えると使えなくなるのでご注意ください。
4.シニア向けのおすすめ格安スマホ5選
シニア向けのおすすめ格安スマホ事業者(MVNO)を5つ選んでご紹介します。
・トーンモバイル
・LINEモバイル
・ワイモバイル
・イオンモバイル
・minemo
シニア向けの機種やプランを用意していて、シニアでも安心して利用できるサービスが多いことを重視して選びました。
4-1. トーンモバイル
使用回線 | ドコモ |
月額基本料金 | 基本プラン/月額1,000円 |
通話(かけ放題料金) | 10分電話かけ放題/月額500円(オプション) |
実店舗数 | 約50店舗 |
総評 | 音楽・映像ソフトのレンタル店として有名なTSUTAYAが、ドコモから回線を借りて提供している。基本料金プランは1種類のみで、主に若年層やシニアの方が利用することを想定したサービスプランが特徴。速度制限はあるもののデータ容量無制限で使えるので安心。シニアが利用することを想定した手厚いサポートがたくさん用意されているので、初めてスマホを使う方も比較的安心して利用できる。 |
シニアにおすすめポイント | ・家族サポート 家族やオペレーターがスマホの設定や操作を遠隔でサポートできる ・置くだけサポート購入時の箱の上に置くだけで問題を検知して自動的に修復してくれる ・TONE見守りアプリ 家族のスマホからかんたんにプライバシーに考慮した大まかな居場所が確認できる ・端末画面がシンプルで大きく見やすい |
トーンモバイルが向く人 | ・初めてスマホを使う人 ・身近にスマホの操作について聞くことができる人がいない人 ・家族と離れて暮らしている人 ・とにかくスマホの利用料金を抑えたい人 ・家にWi-Fi環境がある人 |
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4-2. LINEモバイル
使用回線 | ドコモ、au、ソフトバンク |
月額基本料金 | LINEデータフリー(ベーシックプラン+0円)データ容量500MB 音声通話SIM/月額1,100円 |
通話料金(かけ放題料金) | 10分電話かけ放題/月額880円(オプション) |
実店舗数 | 約300店舗 |
総評 | 通話アプリとして若年層からシニア層まで、非常に人気があるLINEが提供している格安スマホ。LINEはもちろん、Fecebookやツイッターなど、主要SNS利用時のデータ通信量を気にせずに使える「データフリー」プランが人気。クレジットカードなしでも購入ができるので、クレジットカード払いをしたくない方も利用可能。 |
シニアにおすすめポイント | SNS好きなシニアにうれしいオプションが用意されている ・LINEデータフリー(基本料金+0円) LINE利用時のデータ通信量がゼロになる ・SNSデータフリー(基本料金+280円) LINE、Twitter、Facebook利用時のデータ通信量がゼロになる ・SNS音楽データフリー(基本料金+480円) LINE、Twitter、Facebook、Instagram、LINE MUSIC利用時のデータ通信量がゼロになる |
LINEモバイルが向く人 | ・家族や友人とLINEをすることが多い人 ・FacebookやTwitterなどSNSをやってみたい人 ・音楽の聴き放題サービスを楽しみたい人 |
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4-3. ワイモバイル
使用回線 | ソフトバンク |
月額基本料金 | スマホベーシックプラン/月額2,680円(3GB *1年目は4GB) |
通話(かけ放題料金) | 1回10分以内無料 |
実店舗数 | 4000店舗以上 |
総評 | ワイモバイル(Y!mobile)はソフトバンクのサブブランドで、ソフトバンクの自社回線を利用しているため、大手キャリアに劣らない安定した速度で快適に利用できる。実店舗は日本全国各地に約4,000店舗もあるので、大手キャリア並みのサービスを受けることが可能。家族割引サービス(同居でなくても利用可能)なども用意されており複数で利用することでさらに料金を安くできる。 |
シニアにおすすめポイント | ・60歳以上は国内電話かけ放題で通話無料 ・通話料無料の専用サポート窓口に相談できる ・スマホや家電の利用状況を離れて暮らす家族が確認できる「見守りサービス」アプリが使える(月額480円) ・かんたんスマホ 705KC / 京セラが使える |
ワイモバイルが向く人 | ・電話をするのが好きな人 ・家族と離れて暮らしている人 ・Yahoo!ショッピングやLOHACOで買い物することが多い人 ・PayPayを使ってみたい人(キャッシュバック率が高くなる) |
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4-4. イオンモバイル
使用回線 | ドコモ、au |
月額基本料金 | 60歳以上限定 やさしいプランmini.(音声200MB)/月額980円 |
通話(かけ放題料金) | 10分電話かけ放題/月額850円(オプション) |
実店舗数 | 約200店舗 |
総評 | 流通大手AEONが提供している格安スマホで、MVNOの中でも高いシェア率を誇り、オリコンなどの顧客満足度調査でも高い評価を得ている。プラン数が非常に多いので自分の利用状況に合わせたプラン選びが可能。使い方がわからなくなったら全国のイオン店舗で対応してもらうことができる。 |
シニアにおすすめポイント | ・使い方に困ったら全国200店舗以上あるイオンで相談できる ・各地のイオン店舗でスマホ勉強会も開催中(60歳以上向け) ・スマホ端末の設定はイオンが行うので購入したらすぐに使える ・あまり電話をしない方は、イオンモバイル公式無料アプリ「イオン でんわ」をダウンロードすることで通話料金を50%0FFにできる ・シニア向けの機種「AQUOS sense2 やさしいスマホ」が使える |
イオンモバイルが向く人 | ・対面で使い方を教えてもらいたい人 ・むずかしい設定は自分でしたくない人 ・電話をあまり利用しない人 ・イオンが近所にある人、イオンで買い物をすることが多い人 |
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4-5. minemo
使用回線 | ドコモ、au、ソフトバンク |
月額基本料金 | デュアルタイプ(音声通話+データ通信)プラン データ容量3GB/月額1,510円〜1,950円(使用回線によって異なる) |
通話(かけ放題料金) | 10分電話かけ放題/月額850円(オプション) |
実店舗数 | 約200店舗 |
総評 | 関西電力系企業「株式会社ケイ・オプティコム」が運営するMVNO。他のMVNOは、使える機種が限定されていることが多いが、mineoは50種類以上の機種が使えるほか、プランの種類も豊富。パケットシェア、パケットギフト、フリータンクといった、余ったデータを他の人とシェアしあえる独自のサービスがあり、助け合いができる。 |
シニアにおすすめポイント | ・「格安スマホ はじめてパッケージ」が用意されている ・家族でも、友達でも、恋人でも、余ったパケットを誰とでも分け合える「パケットギフト」が使える ・データ通信量をかしこく節約できる「mineoスイッチ」が使える ・オンラインチャットで専属オペレーターが質問にすぐに答えてくれる |
mineoが向く人 | ・初めてスマホを使う人 ・家族や友人と助け合うのが好きな人 |
5.携帯電話から格安スマホへの乗り換え方5つのステップ
携帯電話から格安スマホへの乗り換え方を5つのステップにわけてご紹介します。
2.申し込み手続きを行う
3.MNP切替え手続きをする
4.スマホ本体とSIMカードが届いたら、SIMカードをスマホに装着する
5.通信接続の設定を行う
この順番で行えば、どの格安スマホ事業者であっても格安スマホへの乗り換えが簡単にできますが、各事業者によって、手続きや設定方法が異なる場合もあるので、よく確認してからおこなってください。
5-1.購入する機種を決める
乗り換え先となる格安スマホ事業者を決定したら、事業者が販売しているスマホの中から使いたい機種を選びます。
機種によって価格が違うのはもちろんですが、大きさ、重さ、機能も違うので、よく確認してから購入しましょう。
使いたい機種にこだわりがある場合は、購入機種を先に決めてから、自分が使いたい機種を取り扱っている格安スマホ事業者を選ぶという方法もあります。
5-2.申し込み手続きを行う
購入するスマホを決定したら、申込み手続きを始めます。
申込み手続きでは、
・回線のタイプ(NTTドコモ・au・ソフトバンク)*固定の場合もあり
・SIMカードの種類(データSIMもしくは音声通話SIM)
・オプション
・データ容量
などを順に選択していきます。
また、MNP(Mobile Number Portability/携帯電話番号ポータビリティ)を利用するか否かも選択します。
MNP(Mobile Number Portability/携帯電話番号ポータビリティ)は、今まで使っていた携帯電話番号を引き続き使う場合のサービスです。(次の章でくわしくご紹介します)
サービス内容、機種を選んだあとは、個人情報の入力や支払い方法の選択、本人確認書類の送信などの手続きがありますので、適宜、必要な書類などを準備しましょう。
5-3.MNP切替え手続きをする
MNPを利用する場合には、乗換え先の事業者で「MNP切替え手続き」を行います。今まで使っていた携帯電話番号を使わず新規に登録する方は必要ありません。
手続き方法は、格安スマホ事業者のサイトに掲載されている手順に従って行ってください。
店頭での手続きの場合、切替えは通常30分ほどで完了しますが、その間に一時的に携帯電話回線が使えない時間が発生するので気をつけましょう。*MVNOによっては1時間以上かかる場合もあります
なお、オンラインで手続した場合、使えるようになるまでタイムラグがありますので、下記の点にご注意ください。
・MNP手続きしてからしばらくは現行回線を利用可能。
・MVNOが回線を開設したら現行回線が使えなくなる。(開設のタイミングはMVNO次第なので指定はできない)
・SIMカードが家に届くまで電話を使えない。
5-4.スマホ本体とSIMカードが届いたら、SIMカードをスマホに装着する
オンライン手続きの場合、申込みが完了すると1週間~10日間程度でスマホ本体とSIMカードが届きます。申込み内容と相違がないかを確認してください。
届いたSIMカードをスマホ本体に装着します。装着方法は各スマホの取扱説明書にくわしく書かれていますので、説明書を見ながら慎重に行なってください。SIMカードは非常に小さいので、取り付け作業中に失くさないように注意しましょう。
5-5.通信接続の設定を行う
スマホの電源を入れて通信接続の設定(APN設定)を行います。設定方法はMVNOや使用する回線タイプによって異なるので、各MVNOの解説ページなどで確認しながら行いましょう。
イオンモバイルのように、MVNOによっては、新規契約と同時にスマホを購入した場合、設定がすでに完了している場合もあります。
これで乗換え作業は全て完了です。
6.まとめ
格安スマホは、利用料金を低く抑えることができることが最大のメリットです。いままで携帯電話をつかっていたが、スマホを初めて使ってみたいと考えているシニアでも格安スマホを使うことはできます。
最後にシニア向け格安スマホが向く人と向かない人を復習しておきましょう。
シニア向け格安スマホが向く人は、
・できるだけスマホの利用料金を節約したい人
・通話が短い・ほぼ着信のみの人
・普段あまりスマホを使わない人、ネット利用が少ない人
・ある程度スマホの操作に慣れていて、ちょっとしたトラブルなら自己解決できる人
・スマホの操作方法について教えてくれるような友人や親族が身近にいる人
シニア向け格安スマホが向かない人は
・今までまったくスマホを操作した経験がない人
・スマホの細かな設定などを自分でするのが苦手な人
・長電話が多い人、通話が主体でネットはあまり利用するつもりがない人
・スマホの操作に困った時に相談できる環境が近くにないと不安な人
・身近にスマホの操作について聞くことができる人がいない人
・キャリア決済を利用している人
ご紹介した格安スマホの事業者は、シニアが安心して使えるサービスを用意していますので、ぜひご検討ください。
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