
「Facebookって中高年からでも始められるかな?」
「いま中高年のFacebook事情ってどんな感じなのだろう」
モバイル社会研究所が2020年1月に全国15歳から79歳の男女に行ったSNS利用率調査によると、LINEをのぞいて、3大SNSといわれるTwitter、Facebook、Instagramの利用者は、Twitterが36.4%で1位、続いてInstagramが28.3%、Facebookは26.3%でした。
しかしながら年代別の調査を見ると、ご覧のように50代以降の中高年の利用者が一番多いのはFacebookです。
出典:モバイル社会研究所
本記事では、なぜ中高年にFacebookの人気が高いのか?その理由を解説します。
・実名で登録しているので相手を信頼できる
・交流相手が知り合い中心なので安心
・字数制限がない
また、中高年がFacebookを利用するメリットもご紹介します。
これを読めば、他のSNSとFacebookの違いが定かでなかった方も理解できて、きっと興味を持っていただけるでしょう。
さらに、中高年に特におすすめのSNS「らくらくコミュニティ」についても解説しますので、これから新しいことを始めたいと思っているシニアの方々は参考にしてくださいね。
この記事を、あなたの充実したセカンドライフにぜひ役立てて頂けたらと思います。
目次
1.中高年がFacebookを好む3つの理由
3大SNSの中でFacebookが特に中高年に人気があるのはどうしてなのか?
その理由は3つ挙げられます。
・実名で登録しているので相手を信頼できる
・交流相手が知り合い中心なので安心
・字数制限がない
それぞれ他の2大SNSであるTwitter、Instagramと比較しながら説明しますので、「FacebookとTwitterやInstagramの違いがよくわからない」とおっしゃる方は、よく読んで把握しておいてくださいね。
1-1.実名で登録しているので相手を信頼できる
中高年にFacebookの人気が高い理由として、実名で登録するルールが挙げられます。
交流相手が、どこの誰かがわかっているので信頼感があるのです。
TwitterやInstagramは匿名で登録、投稿ができます。
言ってしまえば、相手がどこの誰なのか、出自もわからなければ投稿の真偽も定かではありません。
ネット世界で知り合いを作ることに慣れていない中高年の中には、そこに不安を感じる人も少なくないでしょう。
Facebookは実名での登録が決められているので、相手が誰なのかがわかってその点、信頼できます。
1-2.交流相手が知り合い中心なので安心
Facebookでは交流の相手が現実世界でのリアルな知人中心であるところが、中高年にとっては安心です。
シニアは若い世代よりも、面識のない未知の人とネットで交流することに抵抗を覚えがちなのです。
一方、TwitterやInstagramの魅力の1つが、考えや趣味の合う面識のない未知の人とつながることです。
前述したようにネット世界での交流を広げることに抵抗のある中高年の中には、だからこそ足を踏み入れづらいと思う人もいるでしょう。
Facebookでは友達になって交流する人は元々知っている人で、範囲が広がるとしても知人の知人くらいです。
その安心感が中高年のFacebook人気の理由の1つになっているといえます。
1-3.字数制限がない
Facebookの投稿に字数制限がないのも、中高年が使いやすいと感じる要因です。
シニア世代では、短い言葉で思いをつぶやくことに慣れていない人が少なくありません。
Twitterの日本語での投稿は140字までです。Instagramは基本写真中心で、文字は150字までとなっています。
原稿用紙の半分が200字ですから、この文字数は、言葉を尽くして状況や思いを語ったり、心を込めてお知らせなどをしたい中高年には、少々物足りないかもしれません。
パッと思いついてつぶやくというよりは、しっかり考えて言葉を紡ぐ人の多い中高年には、他の2大SNSよりも字数制限のないFacebookが向いているのでしょう。
2.中高年がFacebookを活用する3つのメリット
中高年がFacebookを好む理由がご理解いただけましたでしょうか。
でも今から始めてどんな良いことがあるんだろう…」
そんな疑問を持たれている方に、Facebookを活用するメリットをわかりやすくご紹介します。
・友人知人と再会!旧交を温められる
・新しい出会い!同じ趣味の仲間と出会える
・出来事をみんなに1度に知らせることができる
ひとつずつ具体的に解説していきましょう!
2-1.友人知人と再会!旧交を温められる
Facebookでは長く連絡を取っていない旧友や知人と交流することができます。
出身地や出身学校、職歴を登録しておくと「知り合いかも」に候補が表示される仕組みになっていて、相手が見つけて「友達申請」をしてくれるのです。
もちろん自分で検索することもできます。
長く音信不通だった学生時代の友達や、会社の同期、古い知人とFacebookで再会!
今の状況もわかって、Facebookを通して昔より親しく深くつながり合うといったこともあります。
こうしたつながりを持つためには、Facebookのプロフィールはできるだけ詳細に登録するのがおすすめです。※ただし、個人情報の流出には十分にご注意ください。詳しくは3章に解説しています。
2-2.新しい出会い!同じ趣味の仲間と出会える
Facebookでは、趣味や目的の合う人たちと交流して新たなつながりを見つけることができます。
検索ボックスに趣味や地域など気になるワードを入れるだけで、それに関連したグループやイベントが表示され、そこから参加したいものが選べます。
たとえば、「犬好き」と入力すると、ワンちゃん関連の趣味を持つグループやイベントが沢山出てきます。
「〇〇高校」と入力すると、プロフィールに出身校として〇〇高校を登録しているさまざまな年代の人たち、その高校の同窓会やサークルなどが表示されます。
Facebookでの交流は知人中心と述べましたが、こうして共通の会話が楽しめる新しい友達を増やして楽しむこともできるのです。
2-3.出来事をみんなに1度に知らせることができる
Facebookでは、あなたの日々の出来事や、宣伝したいことを1度に友達みんなに知らせることができます。
「道端で素敵な花を見つけました」「今日はホテルみたいな朝食を作りました」といった些細な日常の出来事は、誰かと共有したくても、個人宛にメールで送るとなると少し気がひけますよね。
「孫が生まれました!」「写真が入選して展覧会があります」といった嬉しい報告や宣伝も、ひとりひとりに連絡するのは大変ですし、また、どこまでの知り合いに連絡すればいいのか線引きに悩むときもあるでしょう。
そうしたことをFacebookに投稿することで、つながっている友達みんなに一斉に伝えることができるのです。
友達が記事をシェア(※)してくれたら、あなたのニュースが友達の友達にも広がります。
伝えたいことを1度に友達やその友達にまで知らせられるのは、Facebookの大きなメリットです。
(※)シェア:誰かの投稿を自分の投稿として再掲すること。投稿をシェアするとその人のタイムラインや記事に表示されます。
3.中高年のFacebookで押さえておくべき5つの注意点
Facebookの魅力的なメリットを知ったあなたは、今すぐ始めたいと思われたかもしれません。
でもちょっと待ってください!
この章では、中高年世代がFacebookを始める前に押さえておくべき5つの注意点を解説します。
・個人情報の流出
・1日に何回も投稿しない
・自慢話は控える
・いきすぎた長文は控える
・「いいね!」の強要や連発はNG
楽しくて良いことがいっぱいのFacebookも、使い方を間違えると、かえって友達を減らしてしまうような事態が起きないとも限りません。
注意点をよく読んで、しっかり把握しておきましょう。
3-1.個人情報の流出
Facebookを活用する際は、個人情報の流出に注意してください。
投稿した記事から自宅の場所が特定されたり、何の気なしに載せた写真で友達のプライバシーを侵害してしまうことがあります。
Facebookでは投稿やプロフィールを「公開」設定にしていると、友達としてつながっていない人でもあなたの投稿をみることができます。
住所や電話番号さえ載せていなければ大丈夫だと思っている方がいますが、それは大間違いです。
図書館で借りた本の写真から「〇〇図書館なら〇〇区民なんだな」とわかります。
近所の〇〇公園で…という表現だけで、「ってことはあのあたりに住んでるんだな」と察する人がいないとは限りません。
また、食事やイベントの写真に友人や、友人の友人が映っていた場合、無断で投稿すると相手に迷惑をかけることがあります。あなた以外の誰かは、そこにいた事を他人に知られたくない事情を抱えている場合もあるのです。
Facebookに投稿するときには、個人情報の流出につながるような表現や写真ではないかを、くれぐれも注意するようにしてください。
3-2.1日に何回も投稿しない
Facebookは楽しいですが、1日にあまり何回も投稿するのはやめておきましょう。
「またあの人か」「暇なの?」と引かれてしまう可能性があります。
たとえば、読む立場で考えてみてください。
本を読むのとは違って、つながっている人の投稿は選ばなくても目に入ってきてしまいます。
何度も同じ人の投稿を目にしていると、飽きてしまいませんか?
どんなに仲良しの好きな友達でも、会い過ぎたら慣れて新鮮でなくなるのと同じです。
Facebookへの投稿の頻度はほどほどを心がけましょう。
3-3.自慢話は控える
投稿する記事で、人から“自慢”と受け取られる書き込みに注意しましょう。
自分ではそのつもりがなくても、「自慢話ばかりしてる」と反感を持たれてしまうことがあります。
たとえば、美味しい食べ歩き画像を多数投稿していると、「いつも高級なものばかり食べて自慢している」と感じる人もいます。
夫婦仲や家族との絆をアピールする記事ばかりだと、「しあわせ自慢よね」と引かれることもあります。
環境や政治に対する発言も度が過ぎると「意識が高いアピール」などと嫌われたりします。
もちろん、言葉の表現や投稿の頻度、受け取る側の気分によっても違うので一概にはいえないのですが、投稿する前に読み返して『自慢に聞こえないかな?ちょっとアピールしすぎかな?』とチェックする習慣をつけましょう。
交流したり共有できるのがFacebookの楽しみなので、ひとりよがりにならないよう、自慢話と受け取られそうな内容は注意して投稿するようにしてください。
3-4.いきすぎた長文は控える
文章の長すぎる投稿は控えるようにしましょう。
字数制限がないのがFacebookの良さではありますが、あまりの長文は嫌われがちです。
スマホで読む人が多いことを考えると、細かい字を長く追うのは疲れますし、時間もかかります。
よほど面白い文章でもない限り、敬遠してスルーされてしまう可能性があります。
あなたの投稿を多くの人に楽しんでもらうために、読みやすく程よい長さの記事になるよう工夫しましょう。
3-5.「いいね!」の強要や連発はNG
記事に「いいね!」やコメントがつくと嬉しいものですが、それを強要してはいけません。
人にはそれぞれ事情があって、しばらくFacebookは休んでいるという場合もあります。
スタンスもそれぞれで、しっかり読むまでは「いいね!」をつけない人、本当にいいと思わない記事には読んでも「いいね!」はつけない主義の人もいます。
「Facebookに投稿したけど反応がない」と、相手に連絡したりして強要するのはルール違反になります。
また、人の投稿に「いいね!」をつけるのは勿論良いことですが、それも過度になると話は別です。
過度というのは、まるで見張っていたかのように投稿したと思ったら瞬時につけるのが常だったり、
日常を書いただけの記事にハートマークの「超いいね!」を連発するといった行為です。
相手を喜ばせるためだったとしても、そういった「いいね!」のつけ方では引かれてしまう可能性が大きいです。
「いいね!」の強要や連発はやめておきましょう。
4.シニアが安心して使えるSNS!らくらくコミュニティ
ここまで読んで、「Facebookは楽しそうだけど、世代の違う人が多いから気後れしちゃうなあ」と迷っていらっしゃる方に、シニアのSNS『らくらくコミュニティ』をご紹介します!
「らくらくコミュニティ」は、50代以上のユーザー200万人(2020年12月時点)が集まる無料のSNS(ソーシャルネットワーキングサービス)です。
特に60代以上の利用者が多く、男女比は約5対5で男女問わず使われているコミュニティになります。
この章では、中高年に特におすすめしたいSNS「らくらくコミュニティ」で出来ることを解説します。
4-1.いろんな投稿が見られる
らくらくコミュニティに登録すると、皆さんのいろんな投稿が見られます。
SNS初体験でどんな風に投稿していいかわからない方は、無理やり投稿しなくても見るだけでも楽しめます。
※画像はイメージです。
タイトルを見て気になったものがあれば「もっとみる」をタップすると、写真の他に投稿文やコメントが見られます。
大きくて綺麗な写真を次々見ているだけでも時間を忘れます。
見ているうちに、自分も投稿してみたくなったら試してみましょう。
4-2.気楽に投稿できる
らくらくコミュニティへの投稿は気負わず、簡単に行えます。
SNSと聞くと、特別なことを書くのか…と尻込みしてしまう方も、世代の近い方が何気ない日常を投稿しているのを見たら、「こんな風に思いついたことを投稿すればいいんだ」と気楽になれます。
今日上手く作れた料理の写真、ペットのナイスショットなど、あなたの何気ない日常を切り取ってみましょう。
花の名前がわかるアプリを使って、散歩に行ったとき道端で目についた花を投稿するのも良いでしょう。
思いがけない共感や「いいね!」などの反響が得られると、アイデアも湧いてどんどん楽しくなってきますよ。
投稿をきっかけにコメントを送り合う友達も作れます。
「花の名前」アプリについて詳しく知りたい方はコチラをご覧ください |
4-3.投稿に「いいね!」やコメントがもらえる
らくらくコミュニティに投稿すると、たくさんの反応がもらえます。
投稿して「いいね!」やコメントがもらえると嬉しいですよね。
「でも私、知り合いも少ないし、特別おもしろいこと書ける気がしないし…」
いえいえ、そんな心配はいりません!
らくらくコミュニティではSNSに不慣れなシニアの投稿にもたくさんの反応があります。
その理由は大きく3つあります。
・たくさんの人に投稿が見てもらえる
・リアクションボタンがあるので簡単・気軽に押してもらえる
・近い世代の人たちが使っているSNSなので共感が得やすい
それぞれ説明します。
4-3-1.たくさんの人に投稿が見てもらえる
らくらくコミュニティではフォロワーがいなくてもたくさんの方に投稿が見てもらえる仕組みになっています。知り合いでない大勢の人にあなたの投稿が見てもらえるから、それだけ多くの反応も期待できます。
4-3-2.リアクションボタンがあるので簡単・気軽に押してもらえる
リアクションボタンの操作が使いやすいのも、らくらくコミュニティの魅力です。
・投稿の内容が「楽しい!素敵!」と感じたときは「いいネ!」
・投稿から元気をもらえたり応援したくなったときは「ファイト」
・投稿から感動や悲しみに共感したときは「涙」
というように、気持ちに合ったボタンを押すだけです。
押してもらうだけでなく、あなたも皆さんの投稿に気持ちを表してみましょう。
4-3-3.近い世代の人たちが使っているSNSなので共感が得やすい
FacebookやTwitterは様々な年代の方が利用しているので、どうしても会話や投稿の内容で合わないものが出てきやすくなります。
らくらくコミュニティは、主に50代以上の方が利用しているSNSなので共感が得やすいです。
4-4.365日投稿監視つきだから安心できる
らくらくコミュニティでは、全ての投稿を専門スタッフが24時間、1年365日しっかり監視しています。
他のSNSに比べて、利用者の安心安全にひときわ注意しているので安心できます。
SNSは不特定多数の方が自由に投稿できるものですので、詐欺や個人情報の抜き取りなど、何か悪いことをしようと書き込むこともできてしまいます。
もしくは、悪気はなくても自分の個人情報をうっかり投稿してしまった!といったこともあり得ます。
らくらくコミュニティでは、すべての投稿を専門スタッフが24時間投稿監視していますので、うっかり自分や他人の個人情報を書いてしまった投稿や、悪意のある投稿などは投稿されずに削除されます。また、悪質なアカウントの利用停止などの対応が為されるので安心です!
4-5.専門家の記事が面白い!
らくらくコミュニティでは、下記の専門家(コミュニティリーダー)や編集局の投稿が定期的にあります。
①「花・家庭菜園」コミュニティのコミュニティリーダー 園芸研究家 金子明人さん
②「料理・グルメ」コミュニティのコミュニティリーダー 料理家 祐成陽子さん
③「ファッション」コミュニティのコミュニティリーダー スタイリスト 野本しょうこさん
④「終活」コミュニティのコミュニティリーダー エンディングコンサルタント 佐々木悦子さん
その道のプロの投稿なので興味深く学べる内容が書かれています。
見るだけで新たな情報を得られるので、有意義に活用することができます。
いかがでしょうか。
「らくらくコミュニティ」は、投稿を通じて全国各地の仲間とつながり、友達の輪が広がるSNSです。
これから何か新しいことを始めたいと思っているシニアにおすすめです!
5.まとめ
Facebookを活用する主なメリットは3つあります。
・友人知人と再会!旧交を温められる
・新しい出会い!同じ趣味の仲間と出会える
・出来事をみんなに1度に知らせることができる
良いこといっぱいの魅力的なFacebookですが、使い方を間違えないよう、以下の5つの注意点をしっかり押さえておきましょう。
・個人情報の流出
・1日に何回も投稿しない
・自慢話は控える
・いきすぎた長文は控える
・「いいね!」の強要や連発はNG
記事を参考に、あなたのセカンドライフを豊かなものにするために、SNSを上手く活用して頂けたらと思います。
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