
携帯電話といえば、スマートフォン(スマホ)をイメージする方が多いと思います。
街中ではスマホを使用する若者が多く見受けられ、家庭でも器用に使いこなしているシニア層がいるなど、幅広い年齢層に普及が進んでいます。
スマホを持つことが当たり前になっている現代社会でも、昔ながらの携帯電話であるガラパゴスケータイ(ガラケー)を使い続けている方もいらっしゃるでしょう。
折り畳み式のボディにボタン操作が簡単なガラケーですが、機能面ではスマホのほうが優れている面が多くあるのが実情です。
「そろそろガラケーからスマホに変えようかな」
とお考えの方へ、スマホに乗り換えるメリットとデメリットを解説します。
また、あえてガラケーを使い続けることのよさについても把握したうえで、自分はどちらをつかうのが向いているかを確認してみてください。
目次
1. スマホを使う10大メリット
スマホをもち、うまく使いこなすことによるメリットは多くありますが、その中でも代表的な10個を紹介します。
一度使いこなせるようになると、肌身離さず持ち歩く必需品となる要素が非常に多くあることがわかります。
- 画面が大きく文字が読みやすい
- ボタンが大きく押しやすい
- インターネットで調べものができる(ガラケーは一部のサイトのみ)
- 人気のアプリを楽しめる
- SNSで家族や友人とつながれる
- 高性能なカメラ機能
- 防水・防塵仕様なら清潔に保ちやすい
- 緊急時の連絡が取りやすい
- さまざまな機種から選べる
- 関連商品が豊富
1−1. 画面が大きく文字が読みやすい
スマホは大きな画面を持つ機種が多く、文字や画像を大きく表示できることから見やすい点がメリットといえます。また、一度に多くの情報を表示でき、ストレスなく内容を読み進めることが可能です。
画面上に指を触れることで任意の場所を拡大縮小でき、気になる情報を詳しく知ることができます。
また、40代を過ぎたころから老眼になる方が増えてきますが、文字を拡大表示することで、しっかりと認識しやすくなる点もスマホならではのメリットです。
1−2. ボタンが大きく押しやすい
スマホは画面上に表示されるボタンを操作することで、文字の入力やページ送りなどの動作を行います。
大画面な機種ほど表示できるボタンのサイズも大きくなるため、操作もしやすくなるのです。
メニュー画面のボタンを大きく表示すれば、すぐに見つけやすくなり、誤操作も防ぎやすくなります。
直接画面上にタッチするという直感的な操作感覚に慣れてしまえば、ストレスなく操作できるため、シニアも使いこなしやすいといえるでしょう。
1−3. インターネットで調べものができる
スマホでは、ガラケーと異なり、「googleChrome」や「Safari」といったパソコンとほぼ同じブラウザ環境でインターネットを閲覧できるため、ストレスなく自由に情報収集を楽しむことができます
明日の天気が気になった時にすぐに検索して調べられる点は、スマホならではの強みといえるでしょう。
また、ニュースなど時事性の高い情報を手軽に知れる点も優れています。
1−4. 人気のアプリを楽しめる
スマホには多くのアプリが提供されています。
アプリにはゲームを楽しんだり、地図を確認しながら移動できたりと、暇つぶしや生活を便利にしてくれる豊富なものが揃っています。
ニュース情報がリアルタイムで送られてきたり、健康管理に役立てたりと、自分のライフスタイルに合わせて便利なアプリを使いこなしましょう。
下記は、人気のアプリの一例です。
連絡用のアプリ |
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地図系アプリ |
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ゲーム系アプリ |
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健康管理系アプリ |
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防災用アプリ |
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1−5. SNSで家族や友人とつながれる
スマホを使って家族や友人、学校や職場の仲間と手軽にやりとりができるのが、SNSの特徴です。
SNSとはSocial Networking Service(ソーシャル ネットワーキング サービス)を略したもので、若者からシニアまで利用者が増加しています。
各SNSごとに特色があり、食べた料理の写真を投稿したり、気軽につぶやいたりと、目的に合わせて使いこなしましょう。
主なSNS |
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1−6. 高性能なカメラ機能
スマホのカメラ機能は日々進歩を続けており、日常の一コマを切り取るには、コンパクトなデジタルカメラを使わなくてもよいほどになりました。
機種によって1,200万画素~約1億800万画素など、非常に高い画素数を実現しています。
また、レンズの高性能化も進んでいて、望遠や広角の写真も美しく撮影できるようになってきました。
写真が好きな方は、カメラ機能にこだわったスマホを選ぶことで、日々の思い出を美しく残せるようになります。
1−7. 防水・防塵仕様なら清潔に保ちやすい
防水機能を持ったスマホを使えば、万が一のトラブルの際にも故障を防ぐことが可能です。
日常生活で水に濡らしてしまったり、アウトドアで過酷な環境に持ち込んだりする際には、防水・防塵機能を持った機種選びがポイントとなります。
スマホの防水・防塵性能の目安は、下記の数値をチェックすれば確認できます。
- 生活防水:IPX4までは突然の雨やキッチンでの水しぶきなどに耐える
- 完全防水:IPX5は強い水しぶきに触れても故障しない
- 完全防塵:IP6Xは小さな粉塵も機種内への侵入を防ぐ
本体ごと丸洗いに対応した機種なら、ウイルスや汚れを落として清潔に保てるメリットがあります。
ただし、完全防水を謳った機種でも、完全に水の侵入を防ぐ事を保証するものではないため、過信せずに使うことが大切です。
1−8. 緊急時の連絡が取りやすい
スマホのインターネット通信やSNSを活用することで、自然災害などに巻き込まれた際にも、外部と通信できる可能性があります。
災害時には電話回線が混雑する場合がありますが、インターネットはデータ通信を使用するため比較的つながりやすいと言われています。
電話以外の手段を使い、メッセージや通話のやり取りをすることで、安否確認や避難場所への移動をスムーズに行えるようになります。
アプリなどを活用して情報を集めつつ、適切な対応を取りやすくなるのはスマホならではのメリットです。
1−9. さまざまな機種から選べる
スマホは国内外多くのメーカーから多様な機種が販売されています。
デザインの好みや性能に合わせて選べる点は、使い勝手のよさや個性を引き立てられるメリットといえます。
スマホの機種は大きく分けると、「Apple」が発売しているiPhoneシリーズと、「Google」が開発したAndroid OSを搭載した機種があります。
iPhoneシリーズは毎年新機種が発表され、洗練されたデザインと機能性が人気です。
Android OS搭載の機種はさまざまなメーカーから展開されており、個性を出しやすい点が強みとなります。
1−10. 関連商品が豊富
スマホ単体で利用する場合、落下の際の破損や急な電池切れの不安があります。
そこで、多くのユーザーはスマホ用のケースや液晶保護フィルムを装着したり、充電用のバッテリーとケーブルを持ち歩いたりしています。
スマホの機種によって専用のケースが販売されており、色やデザインなどを選べます。
周囲とは異なる個性を出すうえでも、関連商品は差別化要素として人気です。
2. スマホを使う際のデメリット・注意点
大変便利なスマホですが、使う上でデメリットとなる部分も存在します。
ガラケーから移行する場合は、操作性に躓いたり、毎月の料金の高さに驚かれるかもしれません。
きちんと知識を持って活用しなければ、トラブルに発展する可能性もあります。
下記の7つのデメリットや注意点を把握しておきましょう。
2. 毎月の利用料金が割高になる
3. 知らないうちに課金する可能性がある
4. 電池の消耗が早い
5. 画面が割れやすい
6. 依存症の恐れがある
7. 長時間の利用は身体への悪影響がある
2−1. 独自の操作感覚に慣れる必要がある
スマホは画面上のボタンをタッチしながら操作しますが、ガラケーから移行した方の多くが戸惑うことになります。
何もない画面上に触れるため、ボタンを押すような感覚が得られず、困惑してしまうためです。
ガラケーのような機能的な操作から、スマホ特有の直感的な操作感覚に慣れるためには、少し時間がかかってしまうでしょう。
どうしても慣れないという方は、ガラケーを使い続けたり、外付けのキーボードを使って文字入力を行ったりするケースがあります。
スマホの基本操作については、こちらの記事でくわしく解説しています。
「使いこなせない」を脱却!スマホ初心者でもすぐわかる基本操作方法
2−2. 毎月の利用料金が割高になる
ガラケーは電話やメールの際に使用した通話料のみの負担でしたが、スマホの場合は加えてデータ通信料が発生します。
データ通信はインターネットやアプリの利用によって発生し、料金の負担が増します。
ついつい便利だからとデータ通信を使いすぎると、思わぬ使用料になったり、上限を超えて通信制限を受けたりするケースがあります。
また、スマホを分割で購入した場合、毎月の機種代金の支払いが発生します。
データ通信量と合わせて、毎月の利用料金が高くなってしまうのです。
2−3. 知らないうちに課金する可能性がある
スマホのアプリは基本利用料無料を謳っているケースが多くありますが、より便利な機能を使ったり、ゲームを有利に進めたりするためには、別途課金を行う必要があります。
多くの場合は課金が必要な際に同意を求められますが、中には一定の利用期間が過ぎたら無料から有料に切り替わるなど、利用規約をよく読まなければ気づけない場合があるのです。
特に、子供が保護者のスマホを使い、高額の課金を行ってしまうケースが度々問題視されています。
スマホアプリを利用する場合は適切な課金額を把握し、上限を設けて利用するようにしましょう。
2−4. 電池の消耗が早い
スマホはガラケーと比べて電池の消耗が早くなっています。
スマホは画面の表示やアプリの利用によって、常に電力を消費してしまうためです。
起動していないアプリもバックグラウンドで電力を消費する場合があります。
また、Wi-Fi機能を使っている場合はスマホ側で常に接続先を探すため、より電力消費量を増やしてしまう場合があります。
スマホに限らず、充電式の電池は経年劣化により充電量が少なくなってしまうため、使い続けることで自然と電池の持ちは悪くなっていきます。
2−5. 画面が割れやすい
スマホの本体は画面が占める面積が多く、常に傷や破損の危険に晒されています。
手のサイズに合っていないスマホを使っていると、不意に落下させてしまい画面を破損するケースがあるのです。
スマホの画面には割れにくく傷に強い素材が使用されていますが、万が一のトラブルを防ぐためには、専用のケースや液晶保護フィルム、ガラスを貼るなどの対策が効果的といえます。
2−6. 依存症の恐れがある
スマホは手軽に持ち歩けて、どこでも暇つぶしができるツールです。
インターネットやSNS、ゲーム、読書など、あらゆる娯楽を提供してくれます。
それゆえに、使いすぎて依存症になってしまう可能性があります。
「ゲームにログインしないとスコアが下がってしまう」
「友人からのメッセージに即返信しないと嫌われてしまう」
といった焦りは、気づかないうちにスマホへの依存度を高めてしまうのです。
スマホを使いすぎると睡眠時間が短くなり、学業や仕事に悪影響を及ぼす恐れがあります。
2−7. 長時間の利用は身体への悪影響がある
スマホを長時間使用し続けることで、身体への悪影響が多く発生します。
代表的なものは「スマホ老眼」と呼ばれ、スマホを見続けることで目のピント調節機能が低下してしまうというものです。
若年層にもスマホ老眼は起こりうる問題で、放置すると重症化する恐れがあります。
また、俯いた状態でスマホを見続けることで、首や肩のコリの原因にもなります。
姿勢の悪い状態で長時間過ごすことで、首に負担がかかりストレートネックと呼ばれる状態になるのです。頭痛や肩こりの原因になるため、適度に休憩を挟むなど使用のルールを設けることが大切といえます。
3. ガラケーを使い続ける4大メリット
スマホには多くのメリットがあり、生活を豊かにするための恩恵を受けられることがわかりました。
ただし、デメリットといえる部分がある点にも注意が必要です。
情報収集や利便性の面で優れるスマホですが、ガラケーにも使い勝手のよい面は多くあります。
長く親しんできたガラケーへの愛着を持つ方もいらっしゃるでしょう。
ここでは、ガラケーを使い続けることによるメリットを解説します。
2. 毎月の利用料金を割安にできる
3. 電池の持ちがよい
4. 画面が割れにくい
3−1. 物理ボタンなため押しやすい
ガラケーの特徴といえば、本体の下半分に設置されている物理ボタンです。
実際にボタンを押す感触を得られるため、しっくり来るという方も多いでしょう。
メールの文字を入力する際には、慣れている方にはガラケーのほうが入力しやすいといえます。
電源のオン・オフや電話の発信など、どのボタンを押せばよいか視覚的に把握できるメリットがあります。
3−2. 毎月の利用料金を割安にできる
ガラケーはスマホよりも使える機能が制限されている分、毎月の利用料金を抑えられるメリットがあります。
基本は電話やメールでのやりとりとなるため、契約時に無料通話などのオプションをつけておけば、長時間電話で話しても低価格で利用できます。
機種料金もスマホほど高額ではないため、分割で支払う場合も費用を抑えられる点が強みです。
3−3. 電池の持ちがよい
ガラケーの電池の持ちのよさはメリットといえます。
スマホのように画面の表示やアプリの利用で電池を消費することがなく、長時間の利用が可能です。
機種によっては一度の充電で最大1週間ほどの待受けに対応できるものもあります。
電池の持ちのよさは、緊急時に連絡を取りやすくなるというメリットもあります。
スマホのように詳細にインターネット経由での情報収集はできませんが、電池持ちのよさは安心感につながるでしょう。
3−4. 画面が割れにくい
ガラケーの多くは折り畳み式の本体となっており、畳んだ状態なら画面が保護されるため、スマホよりも傷ついたり割れたりしにくい点がポイントです。
故障しにくさは緊急時にも役立つといえるでしょう。
スマホのように別途カバーや液晶保護フィルムを購入する必要がないため、コストを抑えられます。
4. ガラケーを使い続けるデメリット・注意点
使い慣れたガラケーのよさは多くありますが、利便性という観点から見ると、スマホに水をあけられている点は否めません。
話題のアプリを利用したり、SNS映えするキレイな写真を撮ったりしようと思った場合、ガラケーの機能ではやや物足りなく感じる部分もあるでしょう。
以下は、ガラケーのデメリットといえる部分です。
2. 画面が小さく文字や画像が見づらい
3. カメラ機能が限定的
4. タッチパネルによる直感的な操作ができない
4−1. 人気のアプリが使えない場合がある
ガラケーの多くの機種は、最新のスマホアプリに対応していません。
インターネットへの接続に対応しておらず、アプリだけでなくブラウザ対応のサービスも利用できません。
話題に乗ったり便利なアプリを使ったりできない点は、大きなデメリットです。
しかし、Android OSを搭載した「ガラホ」を使えば、インターネットや一部のアプリが利用可能です。
ガラホはガラケーとスマホの中間的存在で、ガラケーに近い操作感覚が特徴。
とはいえ、スマホ用のアプリは操作方法が異なるため、快適に使うのは難しい場合があります。
4−2. 画面が小さく文字や画像が見づらい
ガラケーの画面はスマホと比べて小型であり、文字や写真が見づらい傾向にあります。
例として、ガラケーで大きな部類の3.4インチ画面と、スマホの一般的な6インチのサイズを比較してみましょう。
【スマホの画面】6インチ:13.26cm(縦幅) 7.47cm(横幅)
画面の縦・横幅ともにスマホのほうが圧倒的に大きいことがわかります。
一度に得られる情報量も画面サイズが大きいほど多くなります。
ガラケーを使い続ける場合、加齢による老眼などで文字が見えづらくなる問題も考慮しなくてはなりません。
4−3. カメラ機能が限定的
ガラケーの機種によっては800万画素ほどのカメラ機能を搭載している場合があります。
しかし、スマホの場合はiPhone XSが1.200万画素を誇るなど、差があります。
また、写真の美しさは画素数だけではなく、レンズの性能やAIによる補正によっても変わってきます。
AIで夜間でもキレイに撮影できる機能を持つスマホなど、カメラ機能については日々進化を続けているのです。
また、光学式のレンズを搭載しているスマホの場合、ある程度ズームしても画質が落ちないメリットがあります。
カメラの機能については、ガラケーを使い続けることはデメリットのほうが多いといえるでしょう。
4−4. タッチパネルによる直感的な操作ができない
最初は戸惑うスマホの操作も、慣れてくるとスムーズにできるようになります。
スマホは直感的な操作に対応しており、指で触れるだけで選択でき、拡大縮小ができます。
スマホの機種ごとに違いはありますが、基本の操作は共通しているため、一度マスターしてしまえば異なる機種に変えてもすぐに使いこなせるようになるでしょう。
ガラケーの場合はタッチパネルに対応しておらず、ボタン操作が主流になります。そのため、先述のようにスマホ用のアプリ操作に対応できないというデメリットがあるのです。
5. ガラケーからスマホへスムーズに移行するためのポイント
ここまで、スマホに乗り換えるメリットとデメリットを解説てきましたが、ガラケーとスマホを比較してみて、「そろそろスマホに変えたい」と考えられた方もいると思います。
スマホはガラケーとは異なる操作感覚を持つため、購入後すぐに使いこなすにはコツと慣れが必要です。
そこで、ガラケーからスマホにスムーズに移行するためのポイントをまとめました。
2. タッチパネル操作を習得する
3. ID・パスワードを記録しておく
4. 目的に合わせた機種を選ぶ
5−1. 操作感覚の違いに慣れる
ガラケーからスマホに変えた場合、操作感覚の違いにいち早く慣れることが大切です。
スマホ特有の操作方法を理解すれば、後は自然と動かせるようになるでしょう。
ガラケーはほぼすべての操作をボタンで行いますが、スマホは画面上の操作で解決する場合が多くあります。
とはいえ、電源の入れ方や音量の調節などは側面のボタンで行うため、基本の扱い方を覚えればOKです。
5−2. タッチパネル操作を習得する
スマホはガラケーのように物理ボタンがなく、画面上のタッチパネルを操作します。
実際に触っている感触がないため、最初は不思議に感じますが、慣れれば楽に操作可能です。
以下は、スマホの画面操作の基本動作です。
スマホ画面上の基本操作 | |
タップ・ダブルタップ | 指先で画面上のボタンなどを軽く押す。 ダブルタップは2回続けて押す。 |
ロングタップ(長押し) | 画面上のボタンなどを長押しする。 |
スワイプ | 画面上に指を載せて、左右に滑らせるように動かす。 |
ピンチ | 指を2本使って摘まむように操作する。 |
ピンチイン・ピンチアウト | 指を2本使って狭めたり広げたりする。 |
いずれも「ボタンを押す」「ページをめくる」といった直感的な動作に連動しているため、すぐに習得できるでしょう。
5−3. ID・パスワードを記録しておく
スマホを使う上で、多くの場面でIDとパスワードの管理が求められます。
スマホの画面ロック解除だけでなく、インターネット上のサービスやアプリを利用する際に、IDとパスワードの登録を求められるからです。
特に一度登録したパスワードを忘れてしまうと、ログインできなくなりいざという時に利用できません。
だからといって、誰にでもわかるような安易なパスワードを設定すると、アカウントの乗っ取りなどのトラブルに発展する恐れがあります。
IDとパスワードについては、セキュリティ面から他者にわからない内容にし、忘れる不安がある場合は紙にメモをして厳重に保管するなどの対策が必要です。
パスワードの管理方法とトラブルを未然に防ぐ方法は、こちらの記事で詳しく解説しています。
SNSは怖いを払拭!安全に利用するために知っておくリスクやルール
5−4. 目的に合わせた機種を選ぶ
スマホを選ぶ際には、どのような使い方をするかを考える必要があります。
通話やメールがほとんどで、あまりインターネットやアプリを使わないという方は、高性能な機種を選んでも持て余してしまうでしょう。
反対に、動画を見るなど積極的に活用したい方の場合は、性能のよい機種でなければ動作が重くストレスを感じるはずです。
初心者の方やシニアの方は、まずは性能よりも使いやすさを重視した機種を選ぶのがポイントです。
下記の3機種は使いやすさを重視しており、ガラケーから移行した方にもストレスなく使える要素を多く持っています。
5−4−1. らくらくスマートフォン F-42A
FCNTが開発したNTTドコモ向けのスマホ、「らくらくスマートフォン F-42A」は、初心者やシニア向けに特化した機能を持った機種です。
大きな画面は文字が見やすく、ボタンに触れる際には細かな振動が伝わるなど、実際に押し込んでいる感触を得られるため、ガラケーのような操作をイメージできます。
また、しっかりとボタンを押し込むことで反応するため、操作ミスが少なくなっています。
LINEなど便利なアプリに対応し、後から任意のものをインストール可能です。
高画質のカメラ機能や「血圧ノート」などの健康管理アプリが利用でき、日々の生活を豊かにしてくれます。
5−4−2. BASIO4
京セラが開発したau向けのスマホである「BASIO4」。
洗練されたシンプルなボディに見やすい画面など、シニア向けの要素が詰まっています。
かんたん文字入力など、メールなどの文章作成をアシストしてくれる機能が嬉しいところ。
シャンパンゴールドやロイヤルブルー、ワインレッドなど多彩な本体色が揃っており、性別を問わず利用できます。
5−4−3. シンプルスマホ4
SHARPが開発したSoftbank向けのスマホである「シンプルスマホ4」。
その名の通りシンプルなデザインと使いやすさが特徴の機種です。
通話やメール、ホームボタンへ戻る際に使用するボタンが下部に設置されており、よく使う項目としてすぐに押せる点が魅力。
画面が大きくて文字が見やすく、ボタンも大きく表示されるため入力しやすくなっています。
防水仕様のため、キッチンなどの水回りでも安心して利用できます。
5−5. 困った時の相談先を決めておく
スマホを使う際に、ショップの窓口や家族から使い方について一通り説明を受ける機会がありますが、しばらくすると忘れてしまうもの。
操作に迷った時は、すぐに頼れる相談先を決めておくのがポイントです。
家族や友人などに尋ねるのが気が楽ですが、何度も同じことを聞くのはためらわれるでしょう。
そこで、サポートセンターを活用するのが効果的です。
- NTTドコモ:あんしん遠隔サポート
- au:使い方サポート
- Softbank:ケータイなんでもサポート
利用には月額料金がかかりますが、詳細に使い方をレクチャーしてもらえます。
また、スマホの機種ごとに無料でサポートを受けられる場合もあるため、購入後にチェックするとよいでしょう。
6. まとめ
スマホには多くのメリットがあり、スピード感の求められる現代社会を快適に過ごすためには、欠かせない存在となっています。
大画面による情報収集の手軽さや、操作性の高さなど、スマホを使いこなすことで多くの恩恵を受けられるのです。
ただし、スマホに依存しすぎるなどのデメリットから目を背けてはいけません。
適切な使い方を心がけることで、便利に活用していきましょう。
それでも、ガラケーを使い続けたい場合は、ガラホの活用を検討してみてください。
アプリの使用は制限されますが、問題なく通話できインターネットによる調べものにも対応できます。
ガラケーの操作感覚がよいという方におすすめです。
スマホのメリット・デメリットを把握したうえで、自分にはどんな機種がふさわしいかを考えながら、機種選びを進めてみてください。
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